TOTO GGとGG-800の違いを徹底解説【2026年版】GG1・GG2・GG3のグレード差も比較
この記事を読むと分かること
- TOTO GGとGG-800の違い(手洗いの有無と、選べる排水方式)と、GG1・GG2・GG3のグレード差
- 2026年8月3日のモデルチェンジで変わったこと(貯湯式から瞬間式へ、小洗浄3.4Lへ)と、現行9品番の希望小売価格
- タンクレス風デザインを低コストで実現できるGGシリーズのコスパと、一体型トイレならではのデメリット
- トイレ交換業者選びで確認すべき資格と、失敗しない依頼先の選び方
TOTO GGとGG-800とは?まず「手洗いの有無」から理解する
TOTOのウォシュレット一体形トイレ「GGシリーズ」は、タンクレストイレのようなスタイリッシュなシルエットと、タンク式トイレならではの使い勝手の良さを両立した人気製品です。しかし「GG」と「GG-800」の違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。
まず基本的な違いから整理します。GGシリーズの「GG」と「GG-800」の最大の違いは、タンク上部に手洗いが付いているかどうかです。
- GG(手洗いなし):タンク部分がよりコンパクトで、ローシルエットなデザイン。タンクレストイレに近いすっきりとした見た目が特徴です。
- GG-800(手洗いあり):タンク上部に「深ひろボウル」と呼ばれる大きなボウル型の手洗い部を備えています。高さ800mmの洗いやすい設計で、子どもから高齢者まで使いやすい形状です。
GGは生産終了していません。TOTOは2026年6月10日に、GG-800とマンションリモデル用の「GG(壁排水タイプ)」をモデルチェンジすると発表し、2026年8月3日に発売しました(TOTO公式ニュースリリース/2026年9月13日確認)。「GGは終わった」という説明を見かけたら、それは2026年8月より前の情報です。
ただし、選べる排水方式は同じではありません。GG-800は床排水と壁排水の両方があり、GGは壁排水タイプのみです(TOTO公式の商品ページ/2026年9月13日確認)。壁から配管が出ているマンションならどちらも候補になりますが、戸建てに多い床排水ではGG-800しか選べません。
価格差は、同じグレード・同じ配管条件で比べると6,600円(税込)です。TOTO公式の希望小売価格で、GG3-800の壁排水リモデルタイプ(CES9336PX)が407,220円、GG3(CES9436PX)が400,620円。手洗いが付くぶんGG-800のほうが高い、という関係になります。
2026年8月3日のモデルチェンジで、GG-800とGGは「瞬間式」になりました
2026年8月3日に発売されたGG-800とGGは、お湯をつくる方式が「貯湯式」から「瞬間式」に変わりました。TOTOはこの発売をもって、すべての住宅用ウォシュレットの瞬間式への切り替えが完了したと発表しています(2026年6月10日付ニュースリリース/2026年9月13日確認)。
貯湯式は、内蔵タンクにためたお湯を使う方式です。瞬間式は、使うときに水を瞬間的に沸かします。TOTOが挙げている瞬間式の利点は2つで、連続して使っても湯切れの心配がないこと、お湯を保温するための待機電力が不要になり消費電力量を抑えられることです。
あわせて便器の洗浄水量も変わりました。現行モデルは大4.8L/小3.4Lで、小洗浄のほうがさらに絞られています。
現行ラインアップと希望小売価格(2026年8月発売)
TOTO公式の商品ページに載っている品番と価格です(2026年9月13日確認)。価格は税込で、工事費は含みません。グレードの差は温風乾燥とオート開閉の2点だけで、洗浄水量も湯沸かし方式もすべて共通です。
| タイプ | 品番 | 希望小売価格(税込) | そのグレードで付く機能 |
|---|---|---|---|
| GG3-800(床排水) | CES9336 | 391,490円 | オート開閉/リモコン便座・便ふた開閉/温風乾燥/便ふた閉止後洗浄モード |
| GG2-800(床排水) | CES9326 | 341,990円 | 便座・便ふたソフト閉止/温風乾燥 |
| GG1-800(床排水) | CES9316 | 315,590円 | 便座・便ふたソフト閉止 |
| GG3-800(壁排水) | CES9336P | 394,020円 | オート開閉/リモコン便座・便ふた開閉/温風乾燥/便ふた閉止後洗浄モード |
| GG2-800(壁排水) | CES9326P | 344,520円 | 便座・便ふたソフト閉止/温風乾燥 |
| GG1-800(壁排水) | CES9316P | 318,120円 | 便座・便ふたソフト閉止 |
| GG3(壁排水タイプのみ) | CES9436PX | 400,620円 | オート開閉/リモコン便座・便ふた開閉/温風乾燥/便ふた閉止後洗浄モード |
| GG2(壁排水タイプのみ) | CES9426PX | 351,120円 | 便座・便ふたソフト閉止/温風乾燥 |
| GG1(壁排水タイプのみ) | CES9416PX | 324,720円 | 便座・便ふたソフト閉止 |
※ リモデルタイプ(既存の配管位置に合わせるタイプ)は別価格です。TOTO公式は、床排水リモデルが+13,420円(税込)、壁排水リモデルが+13,200円(税込)と記載しています。2026年9月13日確認。
なお、TOTOは2026年12月1日に希望小売価格を改定すると発表しています(2026年7月31日発表)。改定率は衛生陶器が13%、ウォシュレットが10%です。上の表は改定前の価格なので、12月以降は変わります。値上げの全体像はトイレの値上げは15か月で5回にまとめています。
GG1・GG2・GG3の違いを整理する:グレードが3段階ある理由
「GG-800」という表記の前に付く数字(1・2・3)はグレードを表します。数字が大きいほど機能が多く、価格も高くなります。
GG1(GG1-800):スタンダードグレード
GGシリーズの中でもっともシンプルなモデルです。節水機能、きれい除菌水などの基本機能はすべて搭載していますが、温風乾燥機能はありません。温水洗浄後は自分でタオルやトイレットペーパーで拭く方には十分な選択肢です。
GG2(GG2-800):ミドルグレード
GG1の機能に加えて、「温風乾燥機能」が搭載されます。使用後に温風で乾かすことができるため、拭き取りの手間が省けます。トイレットペーパーの使用量を減らしたい方や、使い心地の快適さを重視する方におすすめのグレードです。
GG3(GG3-800):ハイグレード
GG2の機能に加えて、「オート開閉機能」が搭載されます。人の動きをセンサーで検知して、便ふたが自動で開閉する便利な機能です。手を触れずにフタが開くため、衛生面への配慮も高くなります。また「オートeco小機能」も搭載されており、用途に応じた自動的な水量調整が可能です。
迷ったときの決め方はこうです。GG1とGG2の差は温風乾燥の有無で、価格差は26,400円(税込・床排水)。GG2とGG3の差はオート開閉で、価格差は49,500円(税込・同)。温風乾燥を使うかどうかは好みが分かれますが、オート開閉は使わなくても困らない機能なので、迷ったらGG2で足ります。
GGシリーズ最大の魅力:タンクレス風デザインが低コストで実現できる
「タンクレストイレにしたいけれど、価格が高くて・・・」と感じたことはありませんか?GGシリーズはまさにそのニーズに応える製品です。
タンクレストイレはスタイリッシュで人気がありますが、一般的に価格が高く、水圧が低い環境では設置が難しい場合もあります。停電時に手動で水を流せないという制約もあります。
一方、GGシリーズはタンク式でありながら、タンク部分の高さを抑えたローシルエットデザインを採用しています。見た目はタンクレストイレに近いすっきりした印象を与えながら、タンク式のメリット(水圧を選ばない・停電時も手動で流せる・価格がリーズナブル)を享受できます。
値段だけを見ればタンクレスのほうが高いとは限りませんが、GGシリーズが有利になるのは「タンク式の利点を手放さずに済む」ことのほうです。水圧の制約を受けにくく、停電時も手動レバーで流せて、ウォシュレット一体形なので便座を別に買う必要もありません。見た目のためにタンクレスを選ぶと、この3つを同時に手放すことになります。
節水性能も優秀です。2026年8月発売の現行モデルの洗浄水量は大4.8L/小3.4Lで、TOTOは13L便器(1987〜2001年商品)と比べて年間の使用水量を約71%削減できるとしています(2026年6月10日付ニュースリリース/2026年9月13日確認)。
TOTOは同じ条件で、年間の水道代が約20,100円から約5,800円になるという試算も公表しています。ただしこれは年間365日・4人家族(大1回/人・日、小3回/人・日)・水道使用料金265円/立方メートル(税込)という前提を置いた、TOTOの試算です。水道料金の単価は自治体で違うので、金額そのものはお住まいには当てはまりません。目安にするなら削減率のほうです。
また、TOTOのウォシュレット一体形トイレには「きれい除菌水」機能が搭載されています。電気分解で生成した除菌成分を含む水でノズルや便器ボウル面を洗浄・除菌するため、トイレ掃除の手間が大幅に減ると評判です。
仕組みはこうです。水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解して次亜塩素酸を作り、その水でノズルと便器のボウル面を洗います。洗剤を補充する必要はなく、一定時間で元の水に戻るため、使ったあとに成分が残りません。掃除そのものが不要になるわけではなく、汚れが定着するまでの時間を延ばす機能だと考えてください。
節水機能の実態:大4.8L・小3.4Lで本当に困らないのか?
「大4.8L」という節水設計は非常に優れた省水量ですが、実際のところ「一回で全部流れるのか」が気になる方も多いです。
率直に言うと、使用する量やトイレットペーパーの使用量によっては、1回では完全に流れ切らないケースがあります。これはGGシリーズに限らず、高度な節水トイレ全般に共通する傾向です。
ただし、TOTOのトルネード洗浄(渦巻き状の水流でボウル全体を洗う方式)は、少ない水量でボウル全体に水を行き渡らせる設計です。詰まりやすいかどうかは、便器の性能よりも排水管の勾配と、流すものの量で決まります。築年数の古い建物で心配な場合は、工事のときに排水管の状態も見てもらってください。
一方、タンク式トイレであるため、連続して何度も流す場合にはタンクに水がたまるまで少し待つ必要があります。複数人が続けてトイレを使う場面では、この点を念頭に置いておきましょう。
一体型トイレのデメリット:故障したときのリスクを正確に理解する
GGシリーズを検討する上で必ず確認しておきたいのが、「一体型トイレ」ならではのデメリットです。これを事前に理解しておくことで、購入後の後悔を防ぐことができます。
最大のデメリットは、ウォシュレット(温水洗浄機能)が故障した際の対応コストです。
通常のタンク式トイレ+ウォシュレット別付けの場合、ウォシュレット部分が故障しても、ウォシュレット単体を交換するだけで済みます。市販の汎用品を使えば数万円で交換できます。
しかし、GGシリーズのような一体型トイレでは、ウォシュレット機能が便器本体と一体化しています。そのため、ウォシュレット部分が故障した場合に市販の汎用品には交換できず、TOTOの純正部品での修理が必要です。保証期間内であれば無償対応になりますが、保証期間が過ぎると修理費が高額になるケースがあります。最悪の場合、修理部品の供給が終了していると、便器本体ごとの交換が必要になることもあります。
確かめておくべきなのは2点です。ひとつは保証の対象範囲で、便器本体とウォシュレット部で年数が違うことがあります。もうひとつは補修用部品の保有期間で、これは買った日からではなく、その品番の製造が打ち切られた日から数えます。購入前にこの2つをメーカーか販売店に確認しておくと、故障したときに「直せるのか、本体ごと替えるのか」を自分で判断できます。
これは多くの購入者が「事前に知っておきたかった」と感じる点です。一体型トイレの故障リスクを心配する方には、タンク式トイレにウォシュレットを別途付けたタイプの製品も検討してみることをお勧めします。
TOTO GGを選ぶべき人・慎重に検討すべき人
ここまでの情報を踏まえて、判断基準を整理します。
TOTO GGシリーズが向いている人:
タンクレストイレのスタイリッシュなデザインを希望しているが、タンクレスの価格に抵抗がある方。現在のトイレをリニューアルしてスッキリした空間を作りたい方。節水性能を重視し、毎月の水道代を減らしたい方。TOTOブランドへの信頼を重視する方。
慎重に検討すべき人:
一体型トイレの故障リスクを考えると、「便器とウォシュレットを分けておきたい」という方は別製品を検討した方がよいでしょう。また、家族が多く頻繁にトイレを連続使用する環境では、タンクへの水補充待ちが気になる場合があります。水圧が極端に低い環境での使用は、専門業者に事前に確認することをお勧めします。
GGかGG-800か: どちらも現行商品です(2026年8月3日発売・2026年9月13日確認)。決め手になるのは排水方式で、床排水ならGG-800だけ、壁排水ならどちらも選べます。壁排水で両方選べる場合は、手洗いを付けるかどうかで決めることになります。なお使用感に効くのは、手洗いの有無よりグレード(GG1・GG2・GG3)の選択のほうです。
トイレ交換に必要な資格と業者の選び方
トイレの交換は必ず水道への接続工事を伴うため、施工業者が「指定給水装置工事事業者」として水道事業者(多くは市区町村)の指定を受けていることが必須条件です。ガス機器の交換では工事の中身によって必要な資格が変わりますが、トイレの場合はこの指定が例外なく前提になります。
この指定は自治体ごとに行われており、たとえば東京都内でトイレ交換工事を行う場合、東京都が指定した給水装置工事事業者であることが必要です。「全国どこでも工事OK」とうたう業者でも、実際には各自治体の指定を受けているかどうかの確認が必要です。
指定給水装置工事事業者には原則として「給水装置工事主任技術者」という国家資格保有者の配置が求められています。この技術者がいることで、適切な水道工事の監督・管理が担保されます。
業者選びで「資格を持っているかどうか」を確認することは、特にトイレ工事では非常に重要です。無資格業者による工事は違法であるだけでなく、漏水など深刻な問題を引き起こす可能性があります。
東京ガスの機器交換でトイレ交換も依頼できる
「東京ガスといえば給湯器やコンロ」というイメージを持つ方も多いと思いますが、東京ガスの機器交換サービスはトイレの交換にも対応しています。
東京ガスは東証プライム上場の都市ガス事業者で、首都圏に都市ガスを供給しています。申し込みから工事まで一社で完結します。 工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。トイレの交換は給水装置工事にあたるため、指定給水装置工事事業者の要件を満たした会社が施工します。
Web専用のオンライン販売に窓口を絞ったサービスです。対応エリアは商品ごとに決まっているため、申し込み前に郵便番号で確認してください。
トイレの交換はこちら
なお、東京ガスのトイレ交換は、ガスの供給エリアではなく商品ごとの対応エリアで決まります。対応エリアに入っていない場合は、お住まいの自治体に指定給水装置工事事業者として登録されている業者への依頼を検討してください。
まとめ:TOTO GGとGG-800、あなたに合った選択をするために
TOTO GGシリーズとGG-800の違い、およびGG1・GG2・GG3のグレード差をまとめます。
GGとGG-800の違いは「手洗いの有無」と「選べる排水方式」の2つです。どちらも2026年8月3日にモデルチェンジした現行商品で、GG-800は床排水と壁排水の両方、GGは壁排水タイプのみが用意されています。グレードはGG1(スタンダード)・GG2(温風乾燥追加)・GG3(オート開閉追加)の3段階で、多くの方にはGG2がバランスの良い選択です。
GGシリーズの強みは「タンクレス風デザインをリーズナブルに実現できること」「高い節水性能」「きれい除菌水による清潔さ」にあります。一方、一体型トイレならではの「ウォシュレット故障時の修理費リスク」は事前に理解しておく必要があります。
トイレ交換工事は「指定給水装置工事事業者」への依頼が必要です。依頼先を決める前に、その会社がお住まいの自治体の指定を受けているかを確認してください。業者の探し方と確認の手順はトイレリフォーム業者おすすめ3選にまとめています。
よくある質問
GGとGG-800は、どちらが新しいモデルですか。
同じです。どちらも2026年8月3日にモデルチェンジしています(TOTO公式ニュースリリース・2026年6月10日付)。新しい・古いではなく、手洗いが付くかどうかと、選べる排水方式で分かれます。
瞬間式に変わると、電気代はどうなりますか。
TOTOは「お湯を保温するための待機電力が不要となるため、従来の貯湯式モデルと比較して消費電力量を抑える」と説明しています。ただし電気代の金額は契約している電気料金プランと使い方で変わるので、当サイトでは金額を出していません。
賃貸や分譲のマンションでも設置できますか。
壁排水タイプがあるので、配管が壁から出ているマンションでも候補になります。ただしTOTOは「マンションリモデル用便器(排水心高さ155mm)のGG-800(CES93*6PX系)は形状が異なります」と注記しています。排水心の高さは現地で測らないと確定しません。賃貸の場合は、工事の前に管理会社やオーナーの許可が要ります。
停電したときに水は流せますか。
流せます。TOTOはGG・GG-800について「便器に向かって右横奥の手動レバーを約4秒以上引っ張ってください。電池は使用しません」と案内しています(TOTO公式の商品ページ・2026年9月13日確認)。
GG1・GG2・GG3は、どれを選べばよいですか。
3つの差は温風乾燥とオート開閉の2点だけです。GG1は両方なし、GG2は温風乾燥あり、GG3は両方あり。洗浄水量も湯沸かし方式もきれい除菌水も共通なので、この2つの機能に価格差ぶんの価値を感じるかで決められます。
トイレ交換おすすめサービス一覧
東京ガスの機器交換
首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。
トイレの交換はこちら