エアコンを壁掛けから天井埋め込み・天井カセットに変更する費用と工事のすべて【穴埋め・リフォームも解説】
[!NOTE] この記事を読むと分かること
- 壁掛けから天井埋め込み・天井カセットへの変更工事費用の相場(本体+工事で30〜50万円が目安)
- 壁掛け撤去後の穴埋め・天井補修が必要なケースと具体的な費用感
- 変更を後悔しないための事前確認ポイントと業者選びの注意点
「リビングのエアコンを天井埋め込みにしたら部屋がすっきりするのに」と考えたことはありませんか?確かに天井から涼しい風が届くスタイリッシュな空間は魅力的です。しかし実際には、壁掛けから天井カセットへの変更工事は費用・工事難易度・後悔リスクのいずれも高く、「やってみたら想像以上に大変だった」という声が少なくありません。
この記事では、エアコンを壁掛けから天井埋め込み・天井カセット型に変更する際の費用相場、工事の流れ、壁の穴埋めや天井補修の実態、そして変更前に必ず確認すべきポイントを詳しく解説します。
エアコンの種類を整理する|壁掛け・天井カセット・天井埋め込みの違い
まず種類の整理から始めましょう。「天井カセット」と「天井埋め込み」は似た言葉ですが、住宅の文脈では主に以下のように使われます。
壁掛けエアコン(ルームエアコン)
最も一般的なタイプ。壁に専用の取り付け板(据付板)をビスで固定し、その上にエアコン本体を引っ掛けます。工事が比較的シンプルで費用も安く、取り外し・交換もしやすい。
天井カセット形(天井埋め込みカセット)
天井に開口部(ホール)を設けて本体を天井裏に収め、室内側には吹き出しグリルのみが見えるタイプ。業務用(店舗・オフィス)に多く使われますが、住宅向け「ハウジングエアコン」として家庭用も存在します。吹き出し方向が1方向・2方向・4方向と種類があります。
天井埋め込み形(ビルトインエアコン)
天井裏に本体を横向きで格納し、吹き出し口を壁面寄りに設けるタイプ。天カセとは異なりダクトを通じて風を送る場合もあります。マンションの共用廊下沿いの部屋などで見られます。
この記事では主に「天井カセット型(天カセ)」への変更工事について解説します。
壁掛けから天井カセットへの変更、そもそも可能?
変更が可能かどうかは、主に天井裏(懐)の空間によって決まります。天井カセット型のエアコンは本体を天井裏に収めるため、本体の厚み(通常25〜35cm程度)+取り付け金具分の空間が必要です。
一般的な木造住宅の天井裏空間が確保できていれば可能なケースが多いですが、次のような場合は施工が難しくなります。梁(はり)が邪魔で開口できない場所、断熱材の位置や種類によっては工事が複雑になるケース、マンションでスラブ(コンクリートの床)に接している天井などが該当します。
また、ドレン(排水)の勾配が取れるかどうかも重要な判断基準です。天カセ本体から出た結露水を排水するためのドレン管に適切な勾配がないと、水漏れの原因になります。
まずは専門業者に「自宅の天井裏を確認してほしい」と相談することが最初のステップです。
壁掛けから天井カセットへの変更工事の費用相場
変更工事にかかる費用は大きく「本体代」「工事費」「既存エアコン撤去・穴埋め費用」の3つに分かれます。
本体代(天井カセット型エアコン)
家庭用の天井カセット型エアコン本体は、6畳〜8畳向けの1方向タイプで15〜25万円程度、リビング向けの2方向・4方向タイプになると25〜50万円以上になることもあります。壁掛け型と比較すると本体だけで2〜3倍以上の金額になります。
工事費
天井カセット型の新規設置工事費は、一般的な壁掛け型(2〜5万円程度)と比較して大幅に高くなります。天井の開口、本体の吊り込み、配管・ドレン工事、電気工事など複数の作業が必要なため、10〜20万円が相場です。さらに天井の補強が必要な場合や配管ルートが複雑な場合は追加費用が発生します。
既存の壁掛けエアコン撤去・穴埋め費用
壁掛けエアコンの撤去(取り外し)費用は5,000〜1万円程度が相場ですが、問題は撤去後の壁の「配管穴」の処理です。壁掛けエアコンの配管穴(直径60〜70mm)はパテで埋めるだけでは済まないことがあり、壁紙の張り替えや壁材の補修が必要なケースもあります。費用は1〜5万円程度です。
トータルコスト
壁掛けから天井カセットへの変更工事の合計費用は、条件によりますが30〜70万円程度が現実的な目安です。「思ったより高くて諦めた」という声も多く聞かれます。
壁掛けエアコン撤去後の「穴埋め」費用と方法
壁掛けエアコンを取り外すと、壁に配管穴(スリーブ)が残ります。この穴の処理は意外と費用と手間がかかります。
一般的な穴埋め方法
最もシンプルな方法は「スリーブキャップ」を使用することです。配管穴を専用のプラスチック製キャップで塞ぐだけで費用も数百円〜千円程度と安価ですが、見た目に穴があったことが分かります。
より見栄えよく仕上げるには「パテ埋め+クロス(壁紙)張り直し」が必要です。パテで穴を埋め、その上から壁紙を張り替えます。費用は範囲によって異なりますが、1〜5万円が目安です。
なお、穴の位置によっては壁の強度に影響することもあるため、専門業者に依頼するのが安心です。
賃貸の場合は原状回復義務がある
賃貸住宅でエアコンを交換・撤去する場合、退去時に穴埋めを含めた原状回復が求められることが多いです。ビス穴程度なら通常の消耗として認められることもありますが、大きなスリーブ穴は借主負担になるケースがあります。賃貸での工事は必ず事前に管理会社・大家に確認しましょう。
天井カセットのメリット|見た目と空調効率
それでも天井カセットを選ぶ方の最大の理由は「見た目」です。部屋に壁掛けエアコンの存在感がなくなり、すっきりとした空間を実現できます。インテリアにこだわる方、来客の多い空間、ホテルライクな雰囲気を目指すリノベーションには特に効果的です。
また、2方向・4方向タイプであれば室内全体に均一に風を届けることができ、温度ムラが少なくなるというメリットもあります。天井の中央付近に設置すれば、広いリビングでも部屋全体を効率よく冷暖房できます。
天井カセットのデメリット|費用・メンテナンス・後悔リスク
しかし実際に天井カセット型を設置した方からは、デメリットを指摘する声も多く聞かれます。
費用が壁掛けの2〜3倍以上
先述の通り、本体代・工事費・関連リフォーム費を合計すると、壁掛け型の2〜3倍以上の費用になります。「予算内で収まらなかった」「見積もり後に追加費用が発生した」という声はよく聞かれます。
メンテナンスが大変
フィルター清掃のたびに脚立が必要になります。業者によるクリーニング費用も壁掛け型より高くなる傾向があります。また、故障時の修理も壁掛けより複雑で費用がかかることが多いです。
Yahoo!知恵袋には、このような声が投稿されています:
「20年前に設置した天井埋め込みエアコンが故障し、交換工事の見積もりをしてもらったところ100万円近い金額になりました。壁掛けエアコンへの変更を検討しています」
— Yahoo!知恵袋より
「新築で天井埋め込みにしましたが、後になってフィルター掃除が大変なことに気づきました。高齢になったらもっと大変になると思い、今では壁掛けに変えておけば良かったと後悔しています」
— Yahoo!知恵袋より
「天井埋め込みエアコンが壊れて交換しようとしたら、新しい機種の配管が太くなっていて既存のダクトを通せないと言われた。配管の引き直しで追加費用が発生して困っています」
— Yahoo!知恵袋より
「元に戻す」のも大工事になる
天井カセット型に変更した後、再び壁掛けに戻したいと思っても、天井の開口部を塞ぐリフォームが必要になります。これもまた費用がかかる「大工事」です。つまり天井カセットへの変更は実質的に一方通行に近い選択です。
施工できる業者が限られる
壁掛け型は多くの電器店・エアコン工事業者が対応できますが、天井カセット型に対応できる業者は限られます。施工の質にも差が出やすく、施工不良による水漏れや異音のトラブルも報告されています。
変更前に確認すべき5つのポイント
天井カセット型への変更を検討している方は、事前に以下の5点を必ず確認しましょう。
① 天井裏に十分な空間(懐)があるか
本体の厚み(25〜35cm以上)を収める空間が天井裏にあることが前提です。事前に業者に調査してもらいましょう。
② ドレン配管の勾配が確保できるか
結露水を排水するための勾配が適切に取れるかを確認します。勾配不足は水漏れの原因になります。
③ 電気容量は足りているか
天井カセット型は消費電力が大きい場合があります。分電盤の容量確認と、場合によっては200V回路の増設工事が必要です。
④ 既存の壁掛けエアコンの穴埋め費用は含まれているか
見積もりに「既存エアコン撤去後の壁穴処理費用」が含まれているかを確認しましょう。別途請求されるケースがあります。
⑤ 業者の実績と資格を確認する
天井カセット型の施工には高度な技術が必要です。業者の実績(施工写真・口コミ)と、第二種電気工事士・冷媒フロン類取扱技術者の資格を持っているかを確認してください。
天井埋め込みに変更するより、壁掛け型の上位機種に交換する方がコスパが高い場合も
「部屋をすっきりさせたい」「空調効率を上げたい」という目的であれば、天井カセット型に変更せずとも、壁掛けエアコンの最新機種に交換することで多くの問題が解決するケースも多いです。
最新の壁掛け型エアコンは静音性が高く、AI制御や気流制御機能によって温度ムラも少なくなっています。フィルター自動清掃機能搭載モデルであればメンテナンスの手間も大幅に減ります。費用的にも10〜20万円程度で済むことが多く、天井カセット型変更の30〜70万円と比べて大幅に安価です。
「見た目へのこだわり」が最優先でなければ、壁掛けの最新機種への交換を先に検討することをおすすめします。
東京ガスの機器交換が第一推薦の理由
エアコンの変更・交換を検討する際、特に関東圏(東京ガスのガス供給エリア)にお住まいの方には東京ガスの機器交換を最も強くお勧めします。
東京ガスは東証プライム上場の大手インフラ企業で、10年後も確実に存続している信頼性があります。認定施工会社制度により、施工資格の保有が組織として担保されています。壁掛けエアコンの交換から、天井カセット型への変更まで、豊富な施工実績を持つ認定業者が担当します。
見積もり時の「追加費用の透明性」も東京ガスの安心感のひとつです。大手企業ならではの明確な料金体系で、後から大幅な追加費用が発生するリスクを抑えられます。
「どのタイプのエアコンが自分の部屋に合うか」という段階からでも相談できます。壁掛け型と天井カセット型を比較した上で、最適な選択ができるようサポートしてもらいましょう。
まとめ|変更は慎重に、後悔しない選択を
壁掛けエアコンから天井カセット型への変更は、インテリア上の魅力がある一方で、費用・メンテナンス・施工難易度のいずれも壁掛け型より高くなります。変更したら「元に戻すのも大工事」という点が最大のリスクです。
変更を検討する場合は、天井裏の空間確認・ドレン勾配・電気容量の3点を専門業者に調査してもらった上で、複数業者から見積もりを取ることが必須です。穴埋め・補修費用が見積もりに含まれているかも必ず確認しましょう。
「見た目よりコスパを優先するなら壁掛け型の最新機種を、スタイリッシュさにこだわるなら天井カセット型を」というのが現実的な判断基準です。どちらを選ぶにしても、信頼できる専門業者に相談することが後悔しない選択への第一歩です。
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