パロマ クレアとフェイシスグランドの違いを徹底比較【2026年版】どちらを選ぶべきか

この記事を読むと分かること
  • クレアとフェイシスグランドの機能面での具体的な違い(鍋なし検知・ヒートカットグリル扉など)
  • フェイシスグランドが全型番にラ・クックグランを付属する理由と、価格差5万円の正体
  • コンロ交換に必要な資格と、信頼できる施工業者の選び方

パロマのコンロシリーズを整理する:クレアとフェイシスグランドの位置づけ

パロマ(株式会社パロマ)は、ガスコンロ市場において数多くの機種を展開するメーカーです。その中でも、キッチンリフォームや設備交換を検討している方が特に悩むのが、フラッグシップモデルの「クレア(CREA)」とハイグレードモデルの「フェイシスグランド(FACEIS GRAND)」のどちらを選ぶか、という問いです。
パロマのビルトインコンロは、大きく「ハイグレード」と「ミドルグレード」に分類されます。ハイグレードには「クレア」「フェイシスグランド」「ブリリオ」などが含まれ、ミドルグレードには「ウィズナ(WITHNA)」などが位置しています。
このうち「クレア」はパロマのフラッグシップ(最上位クラス)モデルです。フラッグシップとはブランドが誇る最高峰の製品を指す言葉であり、クレアはパロマの技術とデザインの集大成として位置づけられています。一方、「フェイシスグランド」はクレアに次ぐハイグレードモデルとして、機能性・デザイン性・価格のバランスが良い機種として人気を集めています。
この2機種の違いを正確に理解することで、「自分はどちらを選べばよいか」という答えが自然に導き出されます。一緒に確認していきましょう。

クレアとフェイシスグランド:機能面の違いを正確に把握する

多くの比較記事が「クレアとフェイシスはほぼ同じ機能」と書いています。確かに共通する機能は多いのですが、実際にはいくつかの重要な差異があります。それぞれ正確に確認しましょう。

クレア(CREA)のみに搭載される機能

鍋なし検知機能:鍋がコンロのゴトクから離れた状態になると、自動でガスを止める安全機能です。子どもがいる家庭や、料理中に鍋をよく動かす方にとっては、安全面での安心感につながります。
ヒートカットグリル扉:グリルを使用中にガラス扉が高温になりにくい設計です。グリル扉のガラス温度を通常の半分以下に抑えることで、誤って触れてしまったときのやけどリスクが低減されます。お子さんや高齢の方と同居しているご家庭に嬉しい機能です。
また、クレアはグリルの取っ手デザインにも独自のこだわりがあります。「かがまず取っ手」と呼ばれる上付きタイプのグリル取っ手を採用しており、背が高めの方でも自然な姿勢でグリルを引き出せる設計です。

フェイシスグランド(FACEIS GRAND)のみにある特徴

低荷重温度センサー:軽い鍋(薄いフライパンや軽量アルミ鍋など)でも、温度センサーが正しく機能するよう設計された機能です。鍋の種類を選ばず安定した自動調理ができます。
ラ・クックグランが全型番に付属:これが最も重要な違いです。フェイシスグランドは全ての型番でグリル調理器具「ラ・クックグラン」が付属しています。別途購入や一部グレードだけの特典ではなく、フェイシスグランドを選べば必ずラ・クックグランが手に入ります。
レンジフード連動機能を標準搭載:コンロの点火・消火に合わせてレンジフードが自動で連動するこの機能も、フェイシスグランドには標準で搭載されています。換気のし忘れや消し忘れを防げる便利な機能で、対応するレンジフードとの組み合わせで効果を発揮します。

両機種に共通する主な機能

「自動調理」「炊飯機能」「揚げ物温度キープ」などの主要な調理補助機能は、クレア・フェイシスグランドともに共通して搭載されています。グリルの基本的な自動機能(両面自動調理など)も同様です。

デザインで選ぶ:カラーと外観の違い

機能面の差異に加えて、デザインの違いも選択の重要な要素です。
クレア(CREA)のカラーラインナップは基本3色展開です。ただし、クレア限定として「グロスミラー」という鏡面のような光沢仕上げのカラーが用意されています。高級感あるキッチンを演出したい方や、インテリアにこだわりがある方にはこの仕上げが魅力的に映ります。
フェイシスグランド(FACEIS GRAND)のカラーラインナップは4色展開と、クレアよりも選択肢が多くなっています。「シルキーピンク」や「クリアパールブラック」といったカラーはフェイシスグランドだけのラインナップです。ピンク系やブラック系のキッチンをお好みの方はフェイシスグランドを選ぶ必要があります。
天板のデザインはどちらもガラストップ(フラットなガラス面)が基本です。フラットな天板はゴトクを外した際の拭き掃除がしやすく、水や油が溜まりにくい構造になっています。キッチンをすっきり見せることができる設計という点では、両機種とも共通しています。
実際に購入したユーザーからも、デザインへの満足度は高い評価が寄せられています。
「ツルンとしていて光沢がキレイ。実機を見たら欲しくなった。機能的でデザインもよく満足しています」
— リノコより(フェイシス購入者)
「デザインに透明感があって上品な印象に惹かれました。かなり機能が詰まっていて見た目の高級感と個性が素晴らしい」
— リノコより(クレア購入者)

価格差5万円の正体:ラ・クックグランの価値を考える

ここが多くの方が見落としているポイントです。クレアとフェイシスグランドは、60cm幅で比較した場合に約5万円の価格差があります(クレアの方が高い)。
「5万円高いクレアの方が良い製品では?」と思う方も多いと思いますが、ここで重要な事実を確認してください。
フェイシスグランドにはラ・クックグランが全型番で付属しています。
ラ・クックグランはパロマのグリル専用調理器具で、単体購入するとそれなりの価格がかかります。フェイシスグランドを選べばこれが最初から付属してくるため、実質的なコストパフォーマンスは非常に高いといえます。
つまり「クレアよりフェイシスグランドの方が5万円安い」という単純な比較ではなく、「ラ・クックグランが付属した状態で、クレアより5万円安い」という理解が正確です。
「そうは言っても、5万円の差くらいなら上位機種を選びたい」と感じる方もいますよね。その場合、クレアの独自機能(鍋なし検知・ヒートカットグリル扉・かがまず取っ手)のうち、どれか一つでも「自分には必要だ」と感じるかどうかが判断基準になります。必要と感じる機能があればクレアを選ぶ価値があり、そうでなければフェイシスグランドが合理的な選択です。
ここで一点重要な補足をします。ラ・クックグランとラ・クックグランポットは別物です。
  • ラ・クックグラン(本体):グリル専用の焼き型容器。パエリアのような焼き飯系の調理が得意で、グリル内での平面調理に向いています。
  • ラ・クックグランポット:なべ型の容器で、炊飯にも活用できます(コンロ・グリルどちらでも使用可)。
フェイシスグランドに付属するのはラ・クックグラン(本体)です。炊飯ができる「ラ・クックグランポット」は別売りとなっています。「コンロでご飯を炊きたい」という目的がある場合は、別途ラ・クックグランポットを用意する必要があります(パロマには炊飯専用鍋PRN-32:1〜3合対応もあります)。この点を混同すると「グリルで炊飯できると思っていたのに付属品では無理だった」という誤解につながるため、事前に確認しておきましょう。

レンジフード連動機能:見落とされがちなフェイシスグランドの標準機能

コンロとレンジフードが連動する機能は、「あったら嬉しい機能」ではなく、日々の料理体験を大きく変える実用的な機能です。フェイシスグランドにはこのレンジフード連動機能が標準搭載されています。
対応するレンジフードと組み合わせると、コンロを点火した瞬間にレンジフードが自動で運転を開始し、コンロを消すと一定時間後にレンジフードも自動で止まります。この機能のメリットは、換気のし忘れがなくなることです。料理に集中しているとレンジフードのスイッチを入れ忘れることは珍しくありません。自動連動なら「換気していたかな?」という不安がなく、キッチンに煙や臭いがこもりにくくなります。
ただし、この機能はレンジフードとの適合確認が必要です。すべてのレンジフードと連動するわけではないため、フェイシスグランドへの交換時には「現在のレンジフードが連動に対応しているか」を事前に確認しましょう。

実際のユーザーの声:口コミから見える両機種の実態

実際に購入したユーザーの声も確認しましょう。
フェイシスに関する口コミ(ポジティブ):
「比較的お手頃な値段でコンロが買えた。安かろう悪かろうかと思えばそういうことではなかった。フラットになっているのでゴトクを外して簡単に拭いて手入れできる」
— リノコより(フェイシス購入者)
クレアに関する口コミ(ポジティブ):
「かなり機能が詰まっていて見た目の高級感と個性が素晴らしい。汚れやすくても掃除が手軽にできるので気になりません」
— リノコより(クレア購入者)
フェイシスグランドに関する口コミ(ネガティブ):
「弱火にしていると、勝手に消えていることが何度かあった」
— 生活堂より(フェイシスグランド購入者)
この「弱火で消える」という声については、ガスコンロ全般に共通する立ち消え安全装置の作動や、ガス圧の問題、バーナーの汚れなど複数の要因が考えられます。フェイシスグランド固有のトラブルとは断定できませんが、弱火料理を多用する方は念頭に置いておくとよいでしょう。
全体的に見ると、両機種ともに使用者の満足度は高い傾向にあります。フェイシスグランドは「価格と機能のバランスが良い」という評価が多く、コストパフォーマンス重視の選択として人気が高いことが分かります。

クレアを選ぶべき人・フェイシスグランドを選ぶべき人の判断基準

ここまでの比較を踏まえて、選択の基準を整理します。
クレアが向いている人
最高級の質感と高い安全性を求める方にはクレアが向いています。グロスミラー仕上げの天板はフェイシスグランドには用意がなく、キッチン全体を高級感ある空間に演出したい場合の選択肢はクレアだけです。また、鍋なし検知機能やヒートカットグリル扉は、幼い子どもや高齢の親御さんと同居しているご家庭で安心感を高める機能です。背が高く「かがまず取っ手」の快適さを実感したい方にも、クレアが快適です。
フェイシスグランドが向いている人
ラ・クックグランをすぐに試してみたい方は、全型番付属のフェイシスグランドが最適な選択です。好みのカラーがシルキーピンクまたはクリアパールブラックの方も、フェイシスグランド一択となります。また、コストを抑えながら高い機能性を求める方にも有力な選択肢です。「クレアとの価格差分だけ、クレアの独自機能に価値を感じるか」と自問したとき、多くの方はフェイシスグランドで十分と感じるでしょう。
ウィズナとの違いについての補足
「フェイシスグランドよりさらに価格を下げたい」という方が検討するのが「ウィズナ(WITHNA)」です。ウィズナも感震停止機能やレンジフード連動への対応(対応条件要確認)などを搭載していますが、ラ・クックグランの付属や一部の上位機能については異なります。予算と必要機能を天秤にかけて選択してください。

ガスコンロ交換に必要な資格と安全な業者の選び方

ビルトインガスコンロの交換は、家電製品を買い替えるような気軽さではできません。資格を持つ専門業者による工事が法律上必要です。この点を知らずに安い業者に依頼してしまうと、後から重大なトラブルに発展することがあります。
設置に必要な資格は、ガスの種類によって異なります。都市ガスの場合は「ガス可とう管接続工事監督者」プロパンガス(LPガス)の場合は「液化石油ガス設備士」が最低限必要な資格です。
「ガス可とう管接続工事監督者」は座学中心で取得できる資格ですが、既存のガス配管を切断・延長・短縮する場合は「簡易内管施工士」の資格に加えて所轄のガス会社の認可が必要になります。
資格の有無は、業者のウェブサイトや見積もり時に確認できます。「資格を持っている業者かどうか」は業者選びの最低限の条件として必ず確認しましょう。
「10年保証」に頼りすぎないために
業者選びで目にする「10年保証」というキーワードについても、正確に理解しておきましょう。ビルトインガスコンロが本格的に不具合を起こしやすい時期は、使用開始から10年以降が多いとされています。保証期間が終わったころから実際のリスクが高まるわけです。
さらに、業者が10年後も同じ会社として存続しているかどうかの保証は、誰にもできません。特に小規模なインターネット専業業者の場合、倒産や廃業のリスクは決して低くありません。保証書があっても、業者が存在しなければ意味をなしません。
だからこそ、「10年保証の有無」よりも「10年後も確実に存続できる会社かどうか」を重視することが、コンロ交換後の長期的な安心につながります。

東京ガスの機器交換が第一候補になる理由

関東圏(東京ガスのガス供給エリア内)にお住まいの方には、コンロ交換の依頼先として「東京ガスの機器交換」を第一候補として検討することをお勧めします。
東京ガスは東証プライム上場のインフラ大手です。ガス供給という公共インフラを担う企業として、10年後・20年後も確実に事業を継続している信頼性は、他の業者と比較になりません。東京ガスが工事を委託する施工会社は、東京ガスが定める厳格な審査と基準をクリアした認定業者に限られており、施工に必要な資格の保有が組織的に担保されています。
コンロ交換においてガス配管周りの調整が必要になった場合でも、ガス会社として一貫した対応が期待できます。ウェブ専用サービスとして価格競争力も確保されており、大手の安心感と価格のバランスが取れた選択肢です。
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なお、東京ガスの供給エリア外にお住まいの方は、各地域のガス会社や施工資格を明示している信頼性の高い業者に相談することをお勧めします。

まとめ:クレアかフェイシスグランドか、あなたの選択基準はここにある

クレアとフェイシスグランドの違いをまとめます。
クレアはパロマの最上位フラッグシップモデルとして、鍋なし検知・ヒートカットグリル扉・かがまず取っ手という独自機能を備えており、最高級の安全性と使い心地を求める方に向いています。価格はフェイシスグランドより約5万円高いですが、それに見合うプレミアム性があります。
フェイシスグランドはラ・クックグランが全型番付属で、レンジフード連動機能も標準搭載。低荷重温度センサーも搭載し、カラーバリエーションも豊富です。価格差の分だけ実質的なコストパフォーマンスが高く、多くの方に選ばれる理由があります。
選択の核心は次の問いです。「鍋なし検知・ヒートカットグリル扉・かがまず取っ手という3つのクレア独自機能に、価格差分の価値を感じるか」。感じるならクレア、感じないならフェイシスグランドが合理的な選択です。
どちらの機種を選んだとしても、コンロ交換は必ず資格を持つ信頼できる業者に依頼してください。施工の品質が、コンロの性能を最大限に引き出す前提条件です。関東圏にお住まいなら、東京ガスの機器交換が最も安心できる選択肢です。

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