内窓を付けたら結露が悪化した?原因と今すぐできる対策を徹底解説
この記事を読むと分かること
- 内窓を付けたあとに外窓の結露が増える仕組みと主な原因
- 換気・カーテン・湿度管理など今すぐできる結露悪化の対処法
- 根本的に解決するための工事と業者選びのポイント
「内窓を付けたのに、なぜか窓の結露がひどくなった気がする」と感じている方は、実は少なくありません。断熱のために内窓を設置したはずなのに、外窓(既存の窓)のガラス面やサッシ部分に水滴がびっしり付くようになって困っている、という声をよく耳にします。
これは内窓が「失敗だった」というわけではありません。内窓の設置後に外窓の結露が増える現象には、きちんとした仕組みと原因があり、正しく対処すれば改善できます。
この記事では、内窓を付けた後に結露が悪化したように見える理由を仕組みから解説し、今すぐできる対処法と根本的な解決策まで丁寧に紹介します。
内窓を付けると外窓の結露が「増える」のはなぜ?仕組みを解説
内窓を設置した後に外窓の結露が増えた、と感じる方の多くは、内窓を付ける前と後で「結露する場所が変わっている」か、「外窓に結露が出やすくなった」という状況です。
これが起きる主な理由は、内窓の断熱効果にあります。内窓を付ける前は、室内の暖かい空気が外窓に直接触れていました。そのため、外窓のガラスや枠は室温によってある程度温められており、外気との温度差が抑えられていました。
ところが内窓を設置すると、室内の暖かい空気は内窓の手前で遮られ、外窓まで届きにくくなります。その結果、外窓は外気の影響をより強く受けて冷えやすくなります。この冷えた外窓の表面に、内窓の隙間などから入り込んだ湿気が触れると、水滴として結露が発生します。
つまり、内窓を付けたことで外窓の温度が下がり、結露しやすい環境になってしまうのです。これは内窓の性能が高いほど起きやすい現象でもあります。
この現象を「内窓のせいで結露が悪化した」と感じるのは自然なことですが、原因を正しく理解した上で対策すれば、改善できます。以下では、主な原因を4つに分けて解説します。
原因①:内窓の施工に隙間があり、湿気が入り込んでいる
最も多い原因のひとつが、内窓と既存窓枠の間にできた「隙間」です。内窓の気密性が十分でない場合、室内の暖かく湿った空気が内窓の隙間を通り抜けて、内窓と外窓の空気層に流れ込みます。
内窓と外窓の間の空気層は、外窓が冷えているため温度が低い状態です。そこに湿気を含んだ空気が入り込むと、湿気が冷やされて外窓の表面に結露が発生します。
この問題は特に以下のような場合に起きやすいです。
内窓の取り付けが雑で、窓枠との隙間が大きいケース。内窓の建て付けが悪く、きちんと閉まらないケース。内窓の素材や設計の気密性が低いケース。時間の経過とともに内窓の枠が変形・収縮して隙間ができたケース。
内窓を正しく気密性高く取り付けることが、この種の結露対策の基本です。気になる方は、内窓の四隅や枠の接合部に隙間テープやコーキング材を追加することで一時的な改善が見込めます。ただし、根本的に解決するには施工の見直しが必要です。
原因②:内窓で気密性が上がったことで換気が不足している
内窓を設置すると、それまで自然に行われていた窓のわずかな隙間からの換気(すき間換気)がなくなります。気密性が高まることで断熱性能は上がりますが、同時に室内の空気が外に出にくくなり、湿気がこもりやすくなります。
湿気がこもると室内の湿度が上がり、その湿った空気が外窓に触れることで結露が起きやすくなります。特に冬場は窓を開けるのを避けがちなため、湿度が高い状態が長時間続きやすいです。
この対策としては、定期的な換気が最も効果的です。1時間に1回程度、5〜10分ほど内窓・外窓を両方少し開けて空気を入れ替えましょう。
また、加湿器を使いすぎていないかも確認してください。冬場に乾燥対策として加湿器を稼働させている場合、室内の湿度が60〜70%以上に上がると結露リスクが大幅に高まります。湿度計を置いて、50〜60%程度に保つことを意識しましょう。
料理や入浴の後は局所的に湿度が上がりやすいため、換気扇を積極的に使い、水分が室内に広がらないようにすることも重要です。
原因③:厚手のカーテンが内窓まわりの空気の流れを遮断している
実は、厚手の断熱カーテンが結露の悪化に関係していることもあります。
室内の暖かい空気は、室内全体を循環することで窓まわりの温度を一定に保つ役割があります。ところが床まで届く厚手のカーテンを閉めると、窓とカーテンの間の空気が滞留し、温度が下がります。この空気が冷えると結露が発生しやすくなります。
内窓の室内側にカーテンをつけている場合、カーテンが内窓のごく近くにあると、内窓の表面温度が下がり内窓自体に結露が出ることもあります。
対策としては、カーテンを内窓から少し離して設置する、または下部に多少の隙間を設けるなど、空気が循環できるようにすることが効果的です。また、断熱効果の高い蜂の巣型(ハニカム構造)のブラインドなどを使う場合も同様に、下に数センチの隙間を設けることで改善することがあります。
暖房で部屋全体を温めている場合、窓まわりにも暖かい空気を届けるために、サーキュレーターなどで空気を循環させることも有効です。
原因④:内窓のガラスの種類や外窓との間隔が結露に影響している
内窓に使われているガラスの種類も、結露のしやすさに大きく関係します。
内窓でも、ガラスが単板ガラス(1枚もの)の場合は断熱性能が低く、内窓の室内側に直接結露が発生することがあります。本来、内窓には断熱性の高い複層ガラス(ペアガラス)や、さらに高性能なLow-E複層ガラスを使うことで結露を大幅に抑えることができます。
Low-E複層ガラスは、ガラスの表面に特殊な金属膜(Low-E膜)をコーティングしており、室内側の表面温度が下がりにくい設計になっています。この温度差が結露の発生を抑えるのに効果的です。
また、内窓と外窓の間隔(空気層の厚さ)も重要です。一般的に、内窓と外窓の間隔は70mm前後が最も断熱性能を発揮しやすいとされています。間隔が狭すぎると断熱効果が低下し、広すぎると空気層内で対流が起きて断熱性が落ちることがあります。
内窓設置時にこの間隔が確保されているか、また使われているガラスの仕様を確認することが重要です。
さらに、内窓の枠材も影響します。アルミ製の枠は熱伝導率が高いため冷えやすく、結露が発生しやすいです。樹脂製の枠は熱を伝えにくく、結露を抑える効果があります。内窓に樹脂サッシを使うことは、結露対策の観点からも有効です。
今すぐできる対処法:まずはこれを試してみてください
内窓を設置済みで結露に悩んでいる場合、大がかりな工事をしなくてもできることがあります。
まず換気を見直しましょう。1時間に1回、5分程度内窓・外窓を開けて換気するだけでも室内の湿度が下がり、結露が減ることがあります。特に朝起きた後と、夜寝る前に換気する習慣をつけると効果的です。
次に室内の湿度管理を徹底します。湿度計を購入して現在の湿度を確認し、加湿器の使い過ぎや料理・入浴後の換気を意識しましょう。湿度50〜60%を目安に維持することが結露対策の基本です。
カーテンは内窓から少し離して設置し、下部に隙間をつくります。カーテンと内窓の間に少し空間をつくることで、室内の暖かい空気が窓まわりを循環しやすくなります。
内窓と窓枠の隙間が気になる場合は、ホームセンターで入手できる隙間テープや気密テープで補強することを試みてください。DIYでの対応も可能な場合があります。
暖房器具の配置も見直すとよいです。窓の近くに暖房器具を置くか、サーキュレーターで部屋の暖かい空気を窓方向に向けると、外窓の温度が多少上がり結露しにくくなります。
根本的に解決するための工事と業者選び
上記の対処法を試しても結露が改善しない場合や、毎年冬になるたびに大量の結露に悩まされているなら、工事による根本的な解決を検討する時期かもしれません。
まず、内窓の施工品質に問題がある場合は、設置した業者に相談して施工の見直しを依頼することが最初のステップです。隙間の充填や建て付けの調整だけで改善することもあります。
内窓のガラスを単板から複層ガラス(またはLow-E複層ガラス)にアップグレードする方法も有効です。内窓のガラス単体での交換対応ができる場合があるため、業者に確認してみてください。
より根本的な対策としては、内窓の枠ごと樹脂サッシ仕様のものへ交換する方法があります。現在のアルミサッシ内窓を樹脂サッシ内窓に交換することで、枠部分の結露も大幅に抑えられます。
あるいは、外窓そのものを断熱性能の高い複層ガラス窓や樹脂アルミ複合サッシへ交換するリフォームが最も根本的な解決策です。外窓の断熱性能を高めることで、内窓設置後の「外窓が冷えやすくなる」現象も緩和されます。
業者を選ぶ際には、窓リフォームや断熱工事の施工実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。施工の質が結露に直結するため、資格保有や施工事例を確認した上で依頼しましょう。
口コミ:内窓と結露について実際の声
内窓設置後の結露について、実際の体験談を調べてみました。
「内窓を入れてから外窓の結露がひどくなって困っています。施工した業者に相談したら、隙間のコーキングをやり直してくれて、だいぶマシになりました」
— Yahoo!知恵袋より
「内窓を入れた当初は結露が減ったと思っていたけれど、厚手の断熱カーテンをつけてから窓間に水がたまるようになった。カーテンを薄手に変えたら改善しました」
— Xより
「内窓のガラスを単板から複層ガラスに交換したら、内窓側の結露がほぼなくなった。最初から複層ガラスを選べばよかったと後悔しています」
— Xより
これらの声からも分かるように、内窓設置後の結露問題は多くの方が経験していますが、適切な対処をすることで改善できているケースが多いです。
結露を放置するとどうなる?放置のリスクと早期対応の重要性
「多少の結露なら拭けばいい」と思っている方もいるかもしれませんが、結露を放置することにはさまざまなリスクがあります。
最も深刻なのがカビの発生です。窓まわりの結露が繰り返されると、窓枠やカーテン、壁の下部にカビが生えやすくなります。カビは見た目の問題だけでなく、アレルギーや気管支炎などの健康被害を引き起こすリスクがあります。特に小さな子どもや高齢者、アレルギー体質の方がいる家庭では、早めの対処が重要です。
また、窓枠や壁・床の腐食・劣化も問題になります。水分が木製の窓枠や床材に浸透し続けると、素材が腐食して強度が低下します。マンションの場合は、結露による水漏れが階下への被害につながることもあります。
断熱性能が損なわれることも見逃せません。窓まわりにカビが生えたり、窓枠が劣化したりすると、窓の断熱性能そのものも落ちていきます。内窓を設置した意味が薄れてしまいます。
早期に原因を特定して対処することが、大がかりな修繕費用を防ぐことにもつながります。
まとめ:内窓設置後の結露悪化は原因を特定すれば改善できる
内窓を付けたら結露が悪化した、と感じている方へ向けて整理します。
内窓設置後に外窓に結露が出やすくなるのは、外窓が冷えやすくなったことと、内窓の隙間から湿気が入り込むことが主な原因です。今すぐできる対策としては、定期的な換気・室内湿度の管理・カーテンの見直し・隙間のふさぎ直しが効果的です。
それでも改善しない場合は、内窓のガラスを複層・Low-Eガラスへ交換したり、樹脂サッシ仕様の内窓に切り替えたりする工事が根本解決につながります。
窓のリフォームは施工の質が結果に直結します。信頼できる業者に相談することが、長期的に快適な住環境を守ることにつながります。
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