トイレの排水芯の測り方を図解で解説!リフォーム前に200mmを確認する手順とリモデル対応の判断基準

この記事を読むと分かること
  • トイレの「排水芯」とは何か、床排水・壁排水別の正確な測り方と一般的なサイズ200mmの位置づけ
  • 200mm以外の排水芯(古い物件に多い120mm等)だった場合に選べる「リモデル便器」とその判断基準
  • 自分で測定する際の注意点、プロに任せるべきケース、信頼できる業者の選び方

トイレの「排水芯」とは何か?リフォーム前に知っておくべき基本

「トイレを交換したいけど、排水芯って何だろう?」「測り方がわからなくてかえって不安」——そう感じている方は少なくありません。トイレのリフォームを計画する上で、「排水芯」は最初に確認すべき最重要項目のひとつです。
排水芯(排水心)とは
排水芯とは、床排水の場合は「便器タンク側の壁面から排水管の中心までの水平距離」のことです。壁排水の場合は「床面から排水管の中心までの高さ」(排水高と呼ぶこともあります)を指します。
排水芯が重要な理由は簡単です。便器は排水管の中心位置に合わせて設計されているため、排水芯が合わない便器は設置できません。※“お気に入りのデザインを見つけたのに、排水芯が合わず設置できなかった”というのが、トイレリフォームでよくある失敗のひとつです。
一般的な排水芯のサイズ
1991年以降に建てられた比較的新しい住宅の大半は200mmが標準です。ただし、築年数の古い建物やマンションの一部では120mm155mmなど、200mm以外のサイズの排水芯が使われている場合があります。
そのため、リフォーム前に「自宅の排水芯は何mmか」を確認することが、適切な便器を選ぶための第一歩になります。

床排水の排水芯の測り方:ステップバイステップで解説

床排水とは、便器の排水口が床面を通って床下に向かっている方式です。標準的な米国式トイレに多く見られ、日本の一戸建ての住宅にも広く使われています。

手順①:便器底部の固定キャップを確認する

便器の底面を見ると、床面に接する部分に丸いキャップが付いています。このキャップは便器を床に固定するボルトを覆うカバーです。キャップが2つある場合は、大きい方のキャップを基準に計測します。

手順②:タンク側の壁からキャップ中心まで計測する

タンク(タンクがないタンクレスの場合は便器後面の壁)から、大きい方のキャップの中心までの距離をメジャーで水平に計測します。この距離が排水芯です。
計測時の注意点としては、メジャーを壁面に対して呐直に当てることが大切です。斜めになると誤差が生じます。また、おうちの床に切り込みがある場合や壁に取り付け基底がある場合は、キャップの中心が見えにくいことがあります。その場合は下記の「品番から確認する方法」も活用してください。

手順③:計測値を記録する

計測した排水芯の値をメモしておきましょう。120mm・155mm・200mm・240mm等が代表的な値ですが、測定値がこれらのどれに一致するかを確認します。
一般的な目安としては、1991年度以降の比較的新しい一戸建て住宅は200mmが多く、築年数の古い建物やマンションの床排水では200mm以外のケースもあるという誤差を認識しておくと良いでしょう。

壁排水の排水高の確認方法

マンションや洋式ヘッドレストイレの古いタイプに多い壁排水は、便器の排水口が壁面に向かって水平方向に流れる方式です。マンションの各戸のトイレに多く見られます。
壁排水の排水高の測り方は、床面から排水管の中心までの高さをメジャーで垂直に計測します。排水管は壁から飛び出しているので、その管の中心にメジャーを当てることが大切です。
壁排水の主なサイズは120mmタイプ155mmタイプの2種類です。現在の新築では120mmが標準となっていますが、古い建物には155mmが実装されているケースがあります。交換の際は現在と同タイプの排水高の便器を選ぶのが基本です。

品番から排水芯を調べる方法

便器の底面やタンクに貿られている便器の品番が分かれば、その品番から排水芯を調べることができます。
確認手順の一例としては、まず便器の底面かタンクの裏面に貿られた品番シールを確認します。次に各メーカーの公式ウェブサイトやコールセンターに品番を伝えることで、排水芯または排水高を教えてもらえます。TOTO・LIXIL・パナソニックなど、主要メーカーは公式サイトで品番から排水芯が検索できるシステムを提供しています。
品番が見つからない場合や拆付け予定のない古い機種の場合は、業者に現地を確認してもらう方が正確です。

200mm以外だった場合はどうする?「リモデル便器」という選択肢

排水芯を計測した結果、200mmでなかった場合でも多くの場合はリモデル便器(リトイレ)を使うことで対応できます。
リモデル便器とは、排水管の中心位置が標準の200mmと異なる住宅でも設置できるように設計された便器です。便器に付属する「排水アジャスター」という部品を使い、排水管の中心位置を一定範囲内で調整します。
TOTOのリモデルでは、排水芯120mm、155mm、200mm、270mmなど、幅広い排水芯に対応する便器のラインナップが整っています。LIXILのリトイレシリーズも同様に幅広い排水芯に対応しています。
リモデル便器の主なメリット
配管工事が不要になり、工事費を抑えやすくなること、工事期間が短くりトイレを使えない期間が少ないこと、そして古い住宅でも新しいデザインの便器を導入できることが挙げられます。
リモデル便器で対応できないケースもある
ただし、排水芯がアジャスターの対応範囲を大きく超えている場合(例:240mmより極端に異なることなど)や、壁排水の一部ディメンションではリモデルの選択肢が限られることがあります。その場合は配管を少し延長・移動する工事(配管工事)が必要になりますが、この工事は有資格業者でないと対応できません。

排水芯の確認をしなかったことで起きるトラブル事例

排水芯の確認不足は、リフォームの失敗に直結する大きな要因です。実際の知恵袋やリフォーム相談から、以下のようなトラブル事例が報告されています。
「TOTO QR便器(排水芯200mm)を購入したのですが、うちの排水芯が240mmあります。リモデルタイプでも対応できないと言われてしまいました」
— Yahoo!知恵袋より
「40年以上前の洋式トイレからの交換なのですが、排水芯が不明で困っています。切り取った副品番も思い建たりません」
— Yahoo!知恵袋より
「リモデル便器をすすめられて注文したけれど、排水芯の測定を工事前に自分でやったらなぜか微妙にずれていて、業者さんに再調査してもらったら別のリモデルに変更になった」
— Yahoo!知恵袋より
これらの事例が示すとおり、測定値の誤差が原因で本来購入するつもりだった便器が設置できず、やり直しになるケースがあります。測定は正確に行うことがいかに重要かが分かります。

自分で測定する際の注意点とプロに任せるべきケース

排水芯の測定自体は、工具(メジャーさえあれば)自分でできます。しかし、正確に測定するのにはいくつかの注意点があります。
自分で測定する際に失敗しやすいポイントとしては以下のものがあります。まずメジャーが斌めになることです。メジャーを斌めに当てると誤差が出ます。壁とメジャーが平行になるよう意識して測定しましょう。次に基準点のずれです。キャップが2つある場合に小さい方を基準にしてしまったり、キャップの中心でなく端から測ったりすると誤差が生じます。さらに壁の合わせ方も際立ちます。アクセントクロスや幅木がある場合、タンクカバーがある場合など、「どこまでが壁面か」の判断が難しいケースがあります。
業者にまかせるべきケース
以下のような場合は、自分で測定しようとした結果の信頼性が下がるため、業者に現地調査を依頼することをおすすめします。一つ目はタンクカバーや幅木が付いていてキャップが見えにくい場合です。二つ目は40年以上前の年式の建物で測定値が標準サイズと大きく異なる場合です。三つ目はマンションで管理組合の解体更新など、排水管自体が構造上境で見えにくい場合です。そして四つ目は自分で測った値が標準サイズに当てはまらない中途半端な値が出た場合です。
寳局な値が出た場合、そのまま商品を発注するのではなく、まず業者に確認を依頼することを強くおすすめします。

トイレ交換は「指定給水装置工事事業者」へ依頼する理由

排水芯が測定でき、リモデルか標準営かも判断できたとしても、実際の工事には水道接続が伴います。トイレの交換工事には、水道法上、自治体の「指定給水装置工事事業者」であることが必要です。この資格を持たない業者では、給水管への接続工事を実施すること自体が法律違反になります。
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まとめ:トイレリフォームを成功させるための排水芯チェックリスト

排水芯の確認は、トイレリフォームのスタート地点です。簡単なチェックリストにまとめます。
Step 1:床排水か壁排水かを確認する
現在の便器の排水口が床を通っているか(床排水)、壁に水平に向かっているか(壁排水)をまず確認しましょう。
Step 2:排水芯を計測する
床排水はタンク側の壁から大きい方のキャップの中心まで。壁排水は床面から排水管の中心までの高さを計測します。
Step 3:値を確認しリモデルか標準型かを判断する
200mmなら標準便器かリモデル便器のどちらでも選べます。200mm以外ならリモデル便器が第一選択肢になりますが、対応範囲を超えている場合は業者に配管工事の相談をしましょう。
Step 4:指定給水装置工事事業者の資格を確認した業者に依頼する
水道法上、指定給水装置工事事業者でない業者は給水管への接続工事を実施できません。信頼できる業者かどうか確認することが最後の重要なステップです。

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