給湯器エラー111と113の違いは?パロマ・リンナイ・ノーリツ別の意味と正しい対処法

この記事を読むと分かること
  • エラー111は「給湯側の点火不良」、エラー113は「暖房側の点火不良」。パロマ・リンナイ・ノーリツで意味は共通
  • まずリセットとガスメーター確認を。一時的な原因(悪天候・凍結)なら自力で解消できるケースも多い
  • リセットしても繰り返す場合や使用10年超の機器は、修理より給湯器交換を本気で検討すべきタイミング

エラー111とエラー113の違い:まず結論から

給湯器のリモコンに突然「111」や「113」の数字が点滅したとき、「何が起きたの?」「自分で直せる?」と焦る気持ちは当然です。まずは結論からお伝えします。
エラー111とエラー113の違いは、トラブルが起きているのが「給湯側か、暖房側か」の違いだけです。
エラー111は「給湯側の点火不良」で、シャワー・台所・洗面台のお湯が出なくなります。エラー113は「暖房側の点火不良」で、床暖房・浴室乾燥機・ミストサウナなど暖房機器が動かなくなります。原因と対処法はどちらもほぼ同じです。
エラー111が出ているとき、暖房は使えることが多く、逆にエラー113が出ているときは給湯(お湯)はそのまま使えることがほとんどです。パニックになる前に、まずこの違いを押さえておきましょう。

エラー111とは:給湯側の点火不良を詳しく解説

エラー111は、給湯器がガスに点火できず、お湯が出せない状態を示しています。具体的な症状は以下の通りです。
  • シャワーを出しても水しか出ない
  • 台所や洗面台でお湯にならない
  • リモコンに「111」または「11」が点滅している(「11」と「111」は同じ意味です)
1995年以降、日本の主要給湯器メーカーではエラーコードが統一されたため、パロマ・リンナイ・ノーリツのいずれのメーカーでも「111」は同じく「給湯側の点火不良」を意味します。「メーカーによってエラー111の意味が違う」ということはありません。
エラー111の危険度は比較的低い
「点火不良」というとガス漏れや爆発のリスクを心配する方もいますが、エラー111はそのような危険を意味するものではありません。給湯器の安全装置が「点火できなかった」と検知してお知らせしているだけで、正常に機能した結果のエラーです。焦って業者を呼ぶ前に、後述の自分でできる確認を試してみてください。

エラー113とは:暖房・浴室乾燥が止まる点火不良を解説

エラー113は、暖房機器(床暖房・浴室暖房乾燥機・ミストサウナ)の点火不良を示しています。具体的な症状は以下の通りです。
  • 床暖房のスイッチを入れても温まらない
  • 浴室乾燥機がうまく作動しない
  • リモコンに「113」が点滅している
  • 一方でシャワーや台所のお湯は出る(エラー113の場合、給湯は正常なことが多い)
パロマでは113を「風呂・暖房点火不良」と表記する場合があります(メーカー・型番によって表示の説明文が異なる場合があります)が、意味するところは他社と同様に「暖房回路での点火ができない状態」です。
エラー113は特に寒冷地・冬季に多く発生します。床暖房の配管が凍結したり、暖房回路の燃料ガスが他の機器との同時使用で一時的に圧力低下した際にも発生することがあります。

パロマ・リンナイ・ノーリツでエラーコードの意味に違いはあるか

「パロマの給湯器を使っているのですが、エラー111はリンナイと同じ意味ですか?」というご質問をよくいただきます。
結論:主要メーカーであればエラー111・113の意味はほぼ共通です。
1995年に日本の業界団体がエラーコードの統一化を進めたため、リンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパスなど主要メーカーのほとんどが同じコード番号に同じ意味を割り当てています。
ただし、一点だけ注意してください。「11」と「111」も同じ意味です。古い機種や機器によってはエラーコードが「11」と2桁で表示されることがありますが、これも「給湯側の点火不良」を意味します。パロマの一部機種では「11」表示になる場合があります。
また、「112」というエラーコードもあります。これは「台風や豪雨など悪天候時の点火不良」を特に指すコードで、悪天候が直接の原因となっているケースに使われます。各エラーの概要を整理すると以下の通りです。
エラー11/111:給湯側の点火不良。お湯が出ない。リンナイ・ノーリツ・パロマ共通。
エラー112:悪天候時の給湯側点火不良。台風・豪雨時に多い。
エラー113:暖房側の点火不良。床暖房・浴室乾燥が止まる。リンナイ・ノーリツ・パロマ共通。

エラー111・113が出る4つの主な原因

エラー111・113が出る原因は大きく4つに分けられます。原因によって対処法が変わるため、まずどれが当てはまるかを確認することが大切です。
原因1:ガスメーターによる供給停止
地震発生後や長時間のガス使用後に、マイコンメーター(ガスメーター)が安全のために自動的にガスをストップすることがあります。この場合、給湯器だけでなくガスコンロなど他のガス機器もすべて使えなくなります。
確認方法:ガスコンロを使ってみてください。ガスコンロも点火できない場合は、ガスメーターの停止が原因の可能性が高いです。
原因2:悪天候による一時的な点火不良
台風・豪雨・強風の際、給湯器の排気口や点火装置に湿気・雨水が入り込み、一時的に点火できなくなることがあります。この場合、天候の回復とともにエラーが自然に消えることが多いです。
原因3:配管・給湯器の凍結
冬場の寒波時に、給湯器本体や配管が凍結すると点火できなくなります。エラー111・113が冬の朝方に突然出た場合は、凍結を疑ってください。気温が上がれば自然に解消します。
原因4:内部部品の経年劣化・故障
上記のいずれでもない場合、給湯器内部のイグナイター(点火装置)、フレームロッド(燃焼センサー)、ガス電磁弁、ガス比例弁などが経年劣化により故障している可能性があります。この場合は自分では直せず、専門業者への修理依頼が必要です。特に使用年数が7〜10年を超えた給湯器では部品劣化による点火不良が増えてきます。

自分でできる対処法:4つのステップ

エラー111・113が出たとき、まず試してほしい対処法を順番に説明します。
ステップ1:リモコンのリセット
最も簡単な対処法がリモコンのリセットです。給湯器のリモコンの電源ボタンを一度オフにし、10秒ほど待ってから再びオンにします。一時的な誤作動が原因の場合、これだけでエラーが消えることがよくあります。
リセット後にエラーが消えてお湯が出れば、一時的な誤作動か悪天候の影響だった可能性が高いです。
ステップ2:ガスが他の機器でも使えるか確認する
ガスコンロを使ってみてください。ガスコンロも点火できない場合は、ガス供給側の問題です。以下を確認してください。
  • ガスの元栓が開いているか(縦向きが閉、横向きが開)
  • ガスメーターの赤ランプが点滅していないか
ガスメーターの赤ランプが点滅している場合は、マイコンメーターが安全停止しています。ガスメーターの「復帰ボタン」を3秒間押し込んでゆっくり離してください(詳細な操作方法はガスメーター本体のシールまたはガス会社のホームページで確認できます)。
ステップ3:凍結が原因の場合は自然解消を待つ
冬の朝方にエラーが出ている場合、凍結が原因の可能性があります。気温が上がれば自然に解消しますので、焦らず待ちましょう。
凍結を早く解消しようとして給湯器本体や配管に直接熱湯をかけることは絶対にやめてください。急激な温度変化で配管や本体が破損するリスクがあります。
ステップ4:排気口周辺を確認する
台風や強風の後にエラーが出ている場合、給湯器の排気口(屋外に出ている筒状のもの)に落ち葉・小石・ゴミなどが詰まっていないか確認してください。排気口が詰まると燃焼ガスが排出できず、安全装置が作動してエラーが出ます。
目視できる範囲で詰まりを取り除いた後、リモコンをリセットしてみてください。

対処しても直らないとき:修理か交換かの判断

上記の対処をすべて試してもエラーが解消しない場合、または同じエラーが短期間に繰り返し発生する場合は、給湯器内部の部品故障が考えられます。その場合は専門業者への修理または交換が必要になります。
修理費用の目安
業者による修理費用の目安は15,000円〜55,000円程度(出張費・診断料含む)とされています。点検・清掃のみで済む場合は5,000円〜10,000円程度、イグナイターやフレームロッドなどの部品交換が必要な場合は2万円〜5万円程度かかることがあります。
修理か交換か、見極めの判断基準
しなちくブログが重要視しているのは「修理にいくらかかるか」だけでなく「給湯器全体の残り寿命」です。
給湯器の寿命は一般的に10〜15年とされています。もし使用年数が10年を超えている給湯器にエラー111・113が出た場合は、点火装置だけを修理しても、近い将来に別の部品(熱交換器、制御基板など)が故障するリスクが高まっています。「修理費として3万円を払ったのに、1年後にまた別の部品が壊れた」というケースは珍しくありません。
以下のいずれかに当てはまる場合は、修理ではなく給湯器の交換を真剣に検討してください。
  • 使用年数が10年以上
  • 過去1〜2年以内に修理や部品交換を行っている
  • 修理費用の見積もりが3万円以上になる場合
「10年保証」の実態に注意
多くの業者が「10年保証」を売りにしていますが、現実には給湯器が本格的に故障し始めるのは12〜13年以降が多く、保証期間が切れた頃に寿命を迎えることがほとんどです。また、製造終了から約10年で部品の供給が終わるため、保証期間内であっても部品が入手できず修理不能になるケースもあります。「10年保証」は重要な判断材料の一つですが、それだけで業者を選ぶのは危険です。

賃貸の場合:管理会社への連絡が最優先

賃貸住宅でエラー111・113が発生した場合は、まず管理会社(または大家)に連絡することが最優先です。
給湯器は設備として大家(貸主)が所有者です。修理・交換費用は原則として大家負担となるため、自分で業者を手配して修理してしまうと、費用が全額自己負担になる可能性があります。
管理会社に「給湯器のリモコンにエラー111が表示されてお湯が出ません」と正確に伝えてください。エラーコードを伝えることで、管理会社や業者が状況を正確に把握でき、対応が早くなります。
凍結や悪天候による一時的なエラーの場合は、まずリモコンのリセットを試みても構いません。ただし、部品修理が必要になる可能性がある場合は、勝手に業者を呼んで修理を依頼することは避けてください。

信頼できる業者の選び方

エラー111・113をきっかけに給湯器の交換を検討する場合、業者選びが非常に重要です。給湯器の交換には「ガス可とう管接続工事監督者」などの資格が必要で、資格のない業者に依頼するとガス漏れなどのリスクがあります。
業者を選ぶ際に確認すべきポイントは以下の通りです。
  • 有資格者(ガス可とう管接続工事監督者・指定給水装置工事事業者)が施工しているか
  • 会社の実績・歴史・アフターフォロー体制はどうか
  • 上場企業など長期存続の信頼性があるか
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まとめ:エラー111と113の違いと対処の優先順位

給湯器エラー111・113について、重要なポイントをまとめます。
エラー111は「給湯側の点火不良」でお湯が出なくなるエラー、エラー113は「暖房側の点火不良」で床暖房・浴室乾燥が止まるエラーです。原因と対処法は共通で、メーカー(パロマ・リンナイ・ノーリツ)による意味の違いはほとんどありません。
まず試すべきことは、リモコンのリセット・ガスメーターの確認・凍結の場合は自然解消待ち・排気口の詰まり確認です。これで解消するケースも多くあります。
リセットを試してもエラーが繰り返す場合や、使用年数が10年を超えている場合は、修理より給湯器交換を本気で検討してください。部品修理より交換の方が長期的なコストパフォーマンスが高い場合が多いです。
賃貸の場合は管理会社への連絡を最優先に行ってください。勝手な業者手配は費用自己負担のリスクがあります。

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