食洗機ビルトイン後付けの費用相場と後悔しない選び方|デメリットと業者選びの注意点

この記事を読むと分かること
  • ビルトイン食洗機の後付け条件と、設置可否を判断するチェックリスト
  • 浅型(ミドル)vs深型(ディープ)の選び方と、「浅型にして後悔した」という声の真相
  • 新規後付け・機種交換別の費用相場と、後悔しない業者選びのポイント

食洗機のビルトイン後付けはできる?まず確認すべき3つの条件

食洗機のない既存キッチンに「ビルトイン食洗機を後付けしたい」という希望を持つ方は増えています。特に、自宅で過ごす時間が増えたことで、キッチン家事の効率化を考える方が多くなりました。
結論から言えば、条件を満たせばビルトイン食洗機の後付けは可能です。ただし、すべてのキッチンに設置できるわけではなく、以下の3つの条件をまず確認する必要があります。
条件①:キャビネットの幅が45cm以上あること
ビルトイン食洗機の標準幅は45cmです。現在のキッチンキャビネットの中に、幅45cm以上のスペースが確保できるかが最初のハードルになります。
条件②:キッチンの奥行きが機種の条件に合うこと
奥行きの条件は扉の開き方で違います。たとえばリンナイの直販サイトでは、スライドオープンはキッチン奥行き65cm以上、フロントオープンは60cm以上を設置条件にしています(2026年10月時点)。古い住宅や特殊なキッチンの場合は特に確認が必要です。
条件③:キャビネットの高さが機種の設置寸法に合うこと
浅型(ミドルタイプ)と深型(ディープタイプ)で必要な高さが異なります。型番ごとの設置寸法図で確かめましょう。
これらに加え、給水・排水の配管接続箇所が近くにあること、専用の電源を用意できるか(機種によって100V/200V)も施工業者に確認してもらう必要があります。「後付けできるかどうかは現地調査してみないと分からない」というのが正直なところです。

ビルトイン食洗機の後付け費用相場

費用は「新規後付け(現在食洗機なし)」か「既存食洗機の機種交換」かによって大きく異なります。
新規後付け(食洗機がないキッチンへの設置)
内訳内容
本体代金機種によって大きく違う
工事給水・排水の分岐と接続、電源の用意、キャビネットの加工
合計現地調査のあとの見積もりで確定
配管の引き込みや電気工事が必要になるため、機種交換より費用がかさみます。古いキッチンで配管位置の変更が必要な場合は、さらに追加費用がかかる場合があります。金額は住まいの状況で大きく変わるので、内訳をそろえて複数の業者で比べましょう。
既存食洗機の機種交換(東京ガスの機器交換の公開値・2026年10月25日時点)
内訳公開値
販売価格(工事費込・税込)リンナイ RSW-406A-SV 152,900円/RSW-406UA-SV 166,760円/パナソニック NP-45BS1S 191,565円
基本工事費(税込)40,700円(機器の取外し・処分費を含む)
追加工事費なしの割合93%(2024年4月9日〜8月2日の販売実績)
すでに配管・電気が整っているため、新規後付けより工事の範囲が小さく済みます。販売価格は、いずれも同シリーズの最低価格です。現在使用中の食洗機が故障・老朽化した場合は、機種交換の方が費用対効果が高いです。
新規後付けで、現地調査なしに安い概算見積もりが出たときは注意が必要です。配管や電源の工事が、あとから追加になることがあります。

浅型(ミドル)vs深型(ディープ):絶対に後悔しない選び方

浅型と深型で迷ったら、鍋やフライパンまで食洗機で洗いたいかどうかで決めるのが近道です。これが食洗機選びで最も重要なポイントです。

浅型(ミドルタイプ)の特徴

項目詳細
庫内容量約40L
一度に洗える食器数機種ごとにカタログで確認
適した家族構成1〜3人向け
最大のメリット食洗機下部に引き出し収納が残せる
浅型は食洗機の下にキャビネットの引き出しを残せる設計になっており、収納スペースを節約できるのが最大のメリットです。ただし、庫内の深さが浅いため、フライパンや鍋などの高さのある調理器具が入らないことがあります。

深型(ディープタイプ)の特徴

項目詳細
庫内容量約60L
一度に洗える食器数機種ごとにカタログで確認
適した家族構成3〜6人向け
最大のメリット鍋・フライパンも洗える大容量
深型は浅型より庫内が深く、鍋・フライパン・まな板なども余裕を持って入れられ、大家族での使用に適しています。食洗機下部の引き出し収納はなくなりますが、洗える食器点数の多さは実際の使い勝手に直結します。
迷ったら深型を検討する
浅型は、鍋やフライパン、背の高いコップが入らないことがあります。食器が入りきらず、2回に分けて回すことになるケースもあります。
家族が3人以上のご家庭、料理をよくするご家庭では、特に理由がない限り深型(ディープタイプ)を選ぶことをおすすめします。

ビルトイン食洗機の「後悔しやすいポイント」

食洗機を設置したものの後悔している方が挙げるポイントを整理します。知っておくことで事前に対処できます。

後悔①:予洗いが必要な場合がある

「食洗機を使えば手洗いが一切不要になる」と期待して購入した方が最初に気づくのが、「予洗いが必要なケースがある」という点です。こびりついた汚れ、カレーなどの色素汚れ、油がひどいフライパンは軽くすすいでから入れないと、洗い上がりが悪くなることがあります。
ただしこれは「全く洗わなくていい」という誤解から生まれる後悔です。軽くすすぐだけであれば、手洗いよりも大幅に楽になることは間違いありません。

後悔②:キッチン収納が減る

ビルトイン食洗機を設置するためには、キャビネットの一部(幅45cm分)を食洗機スペースに転用します。それまでその場所に収納していたものをどこかに移す必要があり、「収納スペースが足りなくなった」と感じる方が一定数います。収納の減少が気になる場合は、他の収納方法も合わせて検討しておくことが大切です。

後悔③:モデルチェンジでパネルの色が合わなくなる

ビルトイン食洗機の前面パネルはキッチンの扉カラーに合わせて選びます。しかし、キッチンメーカーが数年後に「扉カラーの廃盤」を行うと、次に食洗機を交換したときに色が合わなくなる可能性があります。ビルトイン食洗機は特に目立つ位置に設置されるため、見た目のミスマッチが気になりやすいです。

後悔④:音がうるさい

機種によっては運転音が気になるという口コミがあります。特に、オープンキッチン(リビングと一体になっているキッチン)では食洗機の運転音がリビングまで聴こえることがあります。
静音性を重視する場合は、カタログやレビューで動作時の騒音レベル(dB)を確認してから選ぶことが大切です。

後悔⑤:長期間使わないと臭いが発生する

食洗機を数週間以上使用しないと、排水トラップが乾燥して排水管から臭いが上がってくることがあります。旅行などで長期間家を空ける際は、食洗機を月に1回程度動かす必要があります。使わなくなったからといって完全に放置すると、臭いの問題が発生するので注意が必要です。

後悔しやすいケースと、満足しやすいケース

食洗機で後悔しやすい方と満足しやすい方には、はっきりとした違いがあります。
後悔しやすいケース:
  • 少人数(1〜2人)で食器の量が少ない
  • 食洗機対応外の食器(漆器・木製など)が多い
  • 料理をほとんどしない(汚れた食器が少ない)
  • 浅型を選んで鍋などが入らなかった
  • 食洗機用洗剤のランニングコストを考えていなかった
満足しやすいケース:
  • 家族が3人以上で毎日食器が多い
  • 料理好きで調理器具の洗い物が多い
  • 深型を選んで容量に余裕がある
  • 手荒れが気になっていた
  • 食器洗いに時間を取られていた
設置後に満足している方に共通しているのは、「自分の生活スタイルに合った機種を選んだ」点です。

ビルトイン食洗機の設置・交換業者を選ぶ際の注意点

水道工事の資格確認:指定給水装置工事事業者

ビルトイン食洗機の設置では、給水・排水の配管接続工事が必要です。給水装置の工事は、お住まいの地域の水道事業者から「指定給水装置工事事業者」の指定を受けた業者が行うことになっています。
指定を受けていない業者が水道工事を行うと、施工不良による水漏れや給水不足のリスクがあります。また、電気工事も伴う場合は第二種電気工事士以上の資格保有も確認が必要です。
「安い業者」を選ぶ前に、必ず資格の有無を確認してください。

現地調査なしの見積もりは要注意

「後付けできるかどうか」は現地を見なければ正確な判断ができません。キャビネットのサイズ・配管の位置・電気配線の状況によって工事内容が大きく変わります。現地調査なしで出た概算見積もりは、実際の工事で大幅に費用が変わることがあります。

施工後の保証体制

食洗機は水を扱う設備です。施工不良による水漏れは、床やキャビネットへのダメージにつながります。保証の中身(商品と工事のどちらを、誰が、何年保証するか)と、トラブルのときの連絡窓口を事前に確かめておきましょう。

関東圏で今の食洗機を入れ替えるなら「東京ガスの機器交換」が有力な選択肢

関東圏で、今使っているビルトイン食洗機を入れ替える方には、東京ガス株式会社(東証プライム上場)が提供する「東京ガスの機器交換」が有力な選択肢です。入れ替え先はパナソニックとリンナイの機種で、対応エリアは市区町村単位で決まっています。東京ガスとガスの契約をしていなくても申し込めます。食洗機の無い場所への新設(後付け)を受けるかは公式ページに記載がないので、見積もり依頼のときに確かめてください(2026年10月25日時点・東京ガス公式より)。
選ぶべき理由
  • 工事費込みの価格を公開:基本工事費40,700円(税込)、工事の93%は追加工事費なし(2024年4月9日〜8月2日の販売実績)
  • 工事と保証の窓口が明確:工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当し、引渡しから2年間(内装などの仕上げ・装飾に関わる工事は1年間)、工事を請け負った施工パートナーが保証。商品は各メーカーの保証に従う
  • オンライン見積もりで費用が明確:写真と必要事項を送ると最短当日に見積もりが届き、設置状況が写真で判断できれば現場調査は不要
  • 商品の不具合や工事のトラブルは「当社が責任を持って対応いたします」と公式のよくあるご質問に明記
食洗機は水を扱う設備なので、施工品質が特に重要です。なお、公式サイトには中東情勢の影響による住宅設備機器の納期遅延のお知らせが出ています(2026年10月25日時点)。急ぐ場合は、見積もりの段階で工事日の目安を聞いておきましょう。

まとめ:食洗機ビルトイン後付けで後悔しないための5つのポイント

① 後付け条件を先に確認する
キャビネット幅45cm・奥行き60cm・開口寸法の条件を満たしているかを現地調査で確認してもらいましょう。
② 迷ったら深型(ディープタイプ)を選ぶ
ファミリー世帯なら深型を検討しましょう。浅型にして鍋が入らなかったという後悔を避けられます。収納が減る分は、他の収納方法とあわせて考えておきます。
③ 費用は現地調査込みの見積もりで比べる
現地調査なしの「格安見積もり」は追加費用リスクがあります。最初から現地調査込みの業者に依頼することが費用トラブルを防ぐ鍵です。
④ 指定給水装置工事事業者の資格を確認する
水道工事を含む設置では必ず資格保有者が施工するか確認してください。資格なし業者の施工は水漏れリスクがあります。
⑤ 保証の中身と窓口を確かめる
今の食洗機を入れ替えるなら、関東圏では工事費込みの価格を公開し、工事を2年間保証する東京ガスの機器交換が有力です。新設(後付け)の場合は、見積もり依頼のときに対応できるかを確かめましょう。

食洗機後付けおすすめサービス一覧

東京ガスの機器交換

首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します。サービス名は「食洗機交換」で、今ある食洗機の入れ替えが対象です(2026年10月25日時点・東京ガス公式より)。
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