ノーリツ「プログレ」のキャセロールとプレートパンの違い|パン発酵もできる理由を解説
この記事を読むと分かること
- キャセロールとプレートパンそれぞれの特徴と用途の違い
- プログレのグリルでパン発酵ができる仕組みと使い方の手順
- コンロ交換を検討する際の業者選びのポイント
ノーリツ「プログレ」とは?マルチグリルの特徴
プログレ(PROGRE)は、株式会社ノーリツが製造・販売するビルトインガスコンロの最上位グレードシリーズです。最大の特徴は、ノーリツ独自の「マルチグリル」を搭載していることです。従来のグリルとは異なる上下2つのバーナー構造を持っています。
ノーリツ公式の説明は「上部のバーナーと温度を細かく見張るセンサー付き下火バーナーによって専用容器を使った多彩な調理が可能」です(2026年9月13日取得)。上下2つのバーナーのうち、下側に温度センサーが付いているのがマルチグリルの要です。
この構造によって、焼く/あたため/解凍焼き上げ/ノンフライ/冷凍食品/煮る/蒸す/炊飯/無水調理/低温調理/パン発酵焼き上げ/パン/燻製という調理モードに対応します。公式は「専用容器を使い、14通りの調理モードに対応」と書いています。
※ 煙やにおいの削減率は、ノーリツ公式のプログレの商品ページにも特設ページにも書かれていません(2026年9月13日に取得して確認)。当サイトでも数字は書きません。
キャセロールとプレートパンの違いをわかりやすく解説
プログレのマルチグリルは、2種類の専用調理器具を使い分けます。この2つの違いを理解することが、プログレを使いこなす第一歩です。なお、プレートパンLは本体に含まれない別売品です(DP0163・希望小売価格8,250円/税込。2026年9月13日にノーリツ公式で取得)。どちらが手元にあるかで、使えるオートメニューが変わります。
プレートパン(浅型)
プレートパンは浅型のグリル調理器具です。プレート底面には傾斜がついており、調理中に出た余分な油を流し落とす設計になっています。主に「熱をかけて焼く」料理に向いています。魚・肉の焼き料理、野菜のグリル、温め直し(パン・惣菜など)、ノンフライ調理(唐揚げなど油を使わずカリッと仕上げる)などに活躍します。
キャセロール(深型・蓋付き)
キャセロールは深型で蓋がついた調理器具です。蓋をすることで庫内の温度と蒸気を閉じ込め、煮もの・蒸しもの・パン発酵など、低温~中温での調理が可能になります。煮もの(肉じゃが、カレー、筑前煮など)、蒸し料理、パン発酵&焼き上げ、玄米炊飯、冷凍食材の解凍&焼き上げなどに対応しています。
一言で言うと、プレートパンは「焼く・あたためる・ノンフライ」、キャセロールは「煮る・蒸す・発酵・炊く」という使い分けになります。
| 調理器具 | 形状 | 主な調理 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| プレートパン | 浅型 | 焼く・あたためる・ノンフライ | 余分な油を落とす傾斜プレート |
| キャセロール | 深型・蓋付き | 煮る・蒸す・パン発酵・炊飯 | 蓋で密閉し温度と蒸気を閉じ込める |
キャセロールでパン発酵ができる仕組みと使い方
プログレのマルチグリルがパン発酵に対応できる理由は、下火バーナーの温度制御にあります。
パン発酵に必要な温度帯
パン生地の発酵には一般的に30~40℃程度の低温環境が必要です。また、焼き上げには180~220℃程度の高温が必要になります。
通常のガスグリルはこの低温帯での精密な温度コントロールが苦手ですが、プログレのマルチグリルは下火バーナーの温度センサーにより自動で点火・消火を繰り返して庫内を発酵に適した温度帯(目安30~40℃程度)に保つことができます。
オートメニュー「パン発酵焼き上げ」の使い方
- パン生地をこねて成形する(材料準備はオーブン使用時と同様)
- 成形した生地をキャセロールに並べる
- オートメニューの「パン発酵焼き上げ」を選ぶ
- 発酵から焼き上げまで自動で進む(時間配分はメニュー側が持っています)
- 終了の合図で、焼き立てパンの完成
発酵と焼き上げを手動で切り替える必要がなく、メニューを選ぶだけで完結します。温度や時間管理が難しいパン作りのハードルを大幅に下げてくれます。
オーブンがなくても、というところが意味です
オーブンを持っていない台所でパンを焼けるのが、この機能の意味です。発酵と焼き上げの時間配分はオートメニューが持っているので、途中でモードを切り替える操作は要りません。実際の設定時間は機種によって変わるので、取扱説明書のオートメニュー一覧で確認してください。
キャセロールで作れるオートメニュー
パン発酵以外にも、キャセロールを使ったオートメニューが充実しています。
炊飯系では、ノーリツ公式が「1合 約20分」と書いています(2026年9月13日取得)。土鍋・コンロの炊飯鍋との食べ比べを味覚センサーで検証したデータも公式に載っています(OISSY株式会社による検証)。煮もの系は肉じゃが・カレー・筑前煮などがあり、材料を入れてオートメニューをセットすれば、火加減の調整不要でほったらかし調理ができます。冷凍食材系は冷凍したまま入れて解凍から焼き上げまで自動対応しています。
煮もの系のオートメニューは吹きこぼれや焦げ付きなどを心配することなく調理できると評価されており、その間に別のお料理に集中できるのが便利です。
プレートパンが向いている料理
キャセロールの多機能さが注目される一方で、プレートパンも日常の料理で重要な役割を担います。
焦げ目・焼き色が必要な料理
パンやお惣菜の温め直し、肉・魚の焼き料理など、表面に焼き色をつけたい料理はプレートパンが向いています。浅型で食材を直接熱に当てられるため、短時間でカリッとした仕上がりになります。
ノンフライ調理
唐揚げや春巻きなどの揚げ物をグリルで代用したいときに活躍します。プレートパンの傾斜が余分な油を落としてくれるため、ヘルシーな仕上がりになります。
日常の使いやすさ
深型のキャセロールに比べて洗いやすいのも利点です。指先が引っかかりにくく、パパっと洗える設計が日常の片付けを楽にしてくれます。
プログレへの買い替えを検討しているなら
プログレのキャセロールやマルチグリル機能に魅力を感じ、コンロの買い替えを考えている方に向けて、いくつかのポイントをご紹介します。
プログレは「料理好きの方」に特に向いているコンロ
マルチグリルを使いこなすことで、料理の幅が大きく広がります。パン作り、炊飯、煮もの、ノンフライ料理など、一台でこなせる調理の種類が増えます。
一方で、グリルをあまり使わない方や、焼き魚・温め専用であればプレートパンのみで十分というケースもあります。ご自身の料理スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
コンロ交換の工事には適切な資格が必要
ビルトインガスコンロの交換にどんな資格が要るかは、工事の中身で決まります。いまと同じ位置のガス栓につなぎ替えるだけなら特別な資格は要りませんが、ガス栓を動かす・配管を新しく引くといった工事が入るなら、その工事に対応した資格を持つ会社が必要です。自宅の工事にそれが含まれるかを、見積もりの段階で確かめてください。
コンロ交換を依頼するなら、東京ガスの機器交換をおすすめします。東証プライム上場の大手インフラ企業として、認定施工会社に工事資格の保有を標準要件として組織的に担保しています。Web限定価格で申し込めるため、安心感とコストパフォーマンスを両立できます。
10年保証の実態を知っておこう
コンロ交換業者の中には「10年保証」を大きくアピールするところがあります。比べるのは年数の長さではなく、対象と起算日です。メーカーの補修用の部品は、買った日ではなく「その機種の製造が打ち切られた日」から数えます。ノーリツはコンロの補修用性能部品の保有期間を製造打ち切り後5年と公表しています。業者の「10年保証」が対象にしているのは多くの場合は工事なので、機器そのものを直せるかどうかは部品の期間で決まります。保証はその会社が続いている間だけ使えるものでもあるため、対象範囲・連絡先・起算日の3点を契約の前に読んでください。
まとめ
ノーリツ「プログレ」のキャセロールとプレートパンは、それぞれ明確な役割分担があります。プレートパンは「焼く・あたためる・ノンフライ」向けの浅型器具、キャセロールは「煮る・蒸す・発酵・炊く」向けの深型蓋付き器具です。
パン発酵機能はキャセロールを使ったオートメニュー「パン発酵焼き上げ」で、発酵から焼き上げまで自動で進みます。オーブン不要でパンが焼けるため、製菓好きの方にとって特に魅力的な機能です。
プログレへの買い替えを検討している方は、資格を持つ業者への依頼が必須です。東京ガスの機器交換は大手インフラ企業の安心感と適正な施工品質を兼ね備えたサービスとして、特におすすめです。
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