ウォシュレットの温風乾燥は本当に必要?「乾かない」「におい」の原因と対策、機能なしモデルとの比較

この記事を読むと分かること
  • ウォシュレットの温風乾燥が「乾かない」「においがする」と感じる具体的な原因と自分でできる対策がわかる
  • 温風乾燥の利用率はわずか約11%——「使っていなかった」と表明できる実態と理由がわかる
  • 乾燥機能あり・なしモデルの選び方と、トイレ交換時に本当に優先すべき項目がわかる
「温風乾燥って、全然乾かないんだけど」「温風を出すとなんか少し臭いのが気になる」——そんな気持ちを抱えたこと、ありませんか?ウォシュレットには高機能モデルを中心に温風乾燥機能が搭載されていますが、実際に使っている人はわずか約11%程度というデータがあります。
この記事では、温風乾燥が「乾かない」「においがする」と感じる原因と対策、実際に多い口コミを元にした実態分析、そして乾燥機能あり・なしモデルの選び方まで、具体的に解説します。

温風乾燥機能の仕組みと基本知識

温風乾燥機能は、シャワー洗浄後に温風を局部に当てて湿気を乾かす機能です。ヘアドライヤーの小型版とイメージしていただければわかりやすいですが、実際にはその風量はヘアドライヤーの2割から3割程度しかありません。
乾燥機能は大きく2種類に分かれます。一つは温風のみを当てる標準的な温風乾燥で、一定の乾燥風量が得られますが乾かすのに数分かかります。もう一つは、TOTO「アプリコット」等一部高機能機種に搭載される強化乾燥で、風量を強めてより短時間で乾かせます。
温風乾燥中の消費電力は相当大きく、TOTO「アプリコットZA1」では乾燥機能作動時に最大630W程度の電力を消費します。待機中のヒーター機能(10W程度)と比べると大変な電力です。

実際に使っている人は紡11%!温風乾燥の利用実態

ある調査によると、温風乾燥機能を実際に使用している人は全体のたった約11%程度という結果があります。20代から60代の男女100人を対象にしたアンケートでの数字です。
「使っていない」と言う方の主な理由は以下の通りです。「乾かずに結局紙で拭く!」(実際に完全に乾かすのに数分かかるため)「時間がもったいない」(トイレに数分座り続けるのは億劫)「消費電力が気になる」などです。
一方で、頑として温風乾燥を活用している方の声もあります。幵等疾患や直腸手術後の方が「紙で何度も拭くのがつらいので、乾燥機能はなくてはならない」とおっしゃる方や、ランニング後のエアタオル不要対策として使っている方など、特定のコンテキストでは高く評価されています。

温風乾燥が「乾かない」と感じる3つの理由

温風乾燥を使ってみたけれど「乾かない」と感じる方には、以下の3つの理由が考えられます。

理由1:構造上、水分が多いうちに風が当たらない

シャワー洗浄工程の最後に流れた水をそのまま温風で乾かそうとすると、相当の時間がかかります。最初に乾いたティッシュで豌どり汚れを拭き取ってから温風を使うと、残った程度の水分をはるかに短時間で乾かせます。

理由2:風量がヘアドライヤーの2〜3割程度しかない

強力なヘアドライヤーの小型版をイメージしていた方には外れやすいですが、ウォシュレットの乾燥風は穏やかです。トイレ期間中に完全に乾かすには約2〜5分かかるとされています。現実的に考えると、それだけ座り続けるのは難しいと感じる方が多いのは当然です。

理由3:温度設定や設置条件によって風が当たりにくい

風の出口が内部に固定されているため、乾かしたい部位にうまく風が当たらない場合があります。また、入浴直後の温かい状態や冬季では温風效果が出やすいものの、トイレ内が蒸し暑い夏は温風がこもって蒸し暑さが増し不快に感じる人もいます。

温風乾燥で「においがする」場合の原因と対策

温風乾燥中にたまにこんな経験をする方もいます。「温風を出したら、不思議なにおいがした」「乾燥中にちょっとした臭いのようなにおいがする」——これは乾燥機能の問題ではなく、本体内部の汚れが原因です。

主な原因:脱臭フィルターの汚れ

ウォシュレット内部には臭気を吸引する「脱臭フィルター」が内蔵されています。このフィルターにホコリや汚れが詰まると、吸引力が低下するだけでなく、そこにこびりついた汚れを温風が巻き上げてにおいとして拡散させることがあります。
Yahoo!知恵袋には「自宅のウォシュレットの乾燥機能で温風を出すとその温風が臭い」という相談が寄せられており、回答として「脱臭フィルターの清掃をしたら話で山、ニオイになった」と記載されています。
  • Yahoo!知恵袋より

脱臭フィルターの清掃手順

脱臭フィルターはウォシュレット本体の側面または後面にスリット状の窓があり、そこから引き抜くだけで取り出せる構造になっています。
  • 手順1: 電源プラグを抜く
  • 手順2: 脱臭フィルターを抄き出す(メーカー・型番によって場所が異なります)
  • 手順3: 掃除機のヘッドブラシや柔らかいブラシでホコリを払い落とす
  • 手順4: 水洗いが可能な型番は乾燥させてから戻す
  • 手順5: またスリットに挿入する
TOTOの公式FAQにも「脱臭フィルターにほこりが詰まっていませんか」というページがあり、月に1回程度の清掃が推奨されています。

その他のにおいの原因

脱臭フィルター以外にも、局部洗浄用ノズル内部にこびりついた汚れが温風で拡散される場合もあります。ノズルの内部が汚れた状態だと、シャワー洗浄だけでなく温風乾燥機能使用時にもにおいが発生することがあります。ノズル清掃機能(ノズル渇出)を定期的に実行することで改善することが多いです。

温風乾燥の電力消費と節電のポイント

温風乾燥機能は使用時の消費電力が大きいため、電気代に直接影響します。電気代節約の観点からいくつかポイントを整理します。
節電のポイント1:温度設定を下げる
温風乾燥の温度設定を1段階下げることで、実は1ヶ月で数十円単位の電気代節約になることがあります。
節電のポイント2:温風乾燥を主に使わない
痔などや直腸の問題を持たない方は、温風乾燥をオフにして、シャワー洗浄後はトイレットペーパーである程度の湿気を拭いてから乾燥機能を使う方が、早くかつ相対的に節電になります。また、乾燥機能自体を使わない定義のうち、暗機待機の暖房ヒーターの温度設定を下げることでも内部電力消費を抜けられます。
節電のポイント3:乾燥機能なしのモデルを選択する
最近のウォシュレット市場には乾燥機能をあえて搭載しない「スリムタイプ」の機種が増えています。Yahoo!知恵袋の質問にも「最近のウォシュレットには温風乾燥機能がないものが多い。なぜですか?」という投稿があります。その理由は、乾燥機能を搭載すると本体が大きく・重くなり、消費電力も増えるため、市場の流れとしてよりコンパクトな機種が広まっています。

乾燥機能あり・なしのモデル比較——乾燥より優先すべき項目は?

トイレの買い替えを検討する際、「温風乾燥ありかなしか」だけに注目するのはもったいないです。実はトイレの性能を左右するのは乾燥機能よりも別の要素です。
トイレ選びで優先すべき項目:
  • 節水性能: 1回の洗浄水量によって年間の水道代が大きく変わります。現在の主流モデルは1回の洗浄水量が3.8L前後ですが、6L以上の古いモデルから乗り換えると年間数千円から十数千円程度の節水が可能
  • 省エネ性能が高い温水方式(瞬間式): 貯湯式はタンクの温水を作り置きするため常に加熱電力がかかりますが、瞬間式は使うときだけ加熱するため待機電力を大幅に削減できます
  • 脱臭機能: トイレのにおいに直接対処できる脱臭機能は実用性が高い
  • ノズル自動清浄機能: 使い始めと終わりに自動でノズルを洗浄する機能は衛生的にも実用的です
乾燥機能が特に必要な方:
  • 痔などの疾患・直腸手術後で紙での摩擦を極力減らしたい方
  • アトピー性皮膚炎など、摩擦自体が症状に影響する方
  • トイレットペーパー使用量を徹底的に減らしたい方

新しいトイレへの交換を検討するなら

現在使っているトイレの乾燥機能に不満を感じている方も多いですが、使用年数が7年以上の場合は、内部のプラスチックパーツやタンクのゴムパッキンが劣化しており、温風乾燥以外の部分の故障リスクも高まっています。トイレがトータル的にライフサイクル終盤を迎えている場合は、乾燥機能の有無だけでなく、節水・省エネ性能も包含したトータルな機種選択をする機会です。
新しいトイレへの交換を検討するなら、東京ガスの機器交換サービスがおすすめです。東証プライム上場の大手インフラ企業である東京ガスが選定した施工会社による信頼のおける施工で、ウォシュレット付きトイレを上手に交換してもらえます。
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まとめ

ウォシュレットの温風乾燥機能は、局部洗浄後のたびにケアする工程を細かくサポートしてくれる便利な機能です。しかし、実際に日常的に使っている人はわずか11%程度にとどまり、実際の大半の家庭では「あれば使うかもしれない機能」であるのが現実です。
「乾かない」と感じる場合は、先に豌どり汚れを抬ってから温風を当てる方法を試してみてください。「においがする」場合は脱臭フィルターの清掃が第一の解決策です。
そして、乾燥機能の有無にこだわるよりも、節水性能・瞬間式ウォシュレットの採用・脱臭機能・ノズル自動清浄など、日々の家事負担を軽減する項目を優先するほうが満足度が高いトイレにたどり着けることが多いです。

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