トイレの壁紙・床材リフォームをセットで行う費用相場|失敗しない素材の選び方と業者選びの注意点
この記事を読むと分かること
- 壁紙・床材のセットリフォーム費用の相場(7〜15万円)と費用を抑える3つのポイント
- 壁紙・床材選びでよくある失敗例と後悔しない素材選びのコツ
- 便器交換と同時施工する最大のメリットと信頼できる業者を選ぶ基準
トイレの壁紙・床材リフォームを検討する前に知っておきたいこと
トイレの居心地が悪い、汚れの蓄積などが気になり始めたとき、壁紙や床材の張り替えを検討する方が増えています。ただし壁紙だけ、床だけ、と分けて替えると、替えなかった側との差が、かえって目立ちます。
この記事では、トイレの壁紙・床材リフォームをセットで行う費用相場から素材選びの注意点、そして信頼できる業者の選び方まで詳しく解説します。後悔しない内装リフォームのために、ぜひ参考にしてください。
トイレ内装リフォームの費用相場|壁紙・床材・便器のそれぞれ
トイレの内装リフォームにかかる費用は、何を張り替えるかによって大きく変わります。まずは各項目ごとの費用相場を整理しておきましょう。
壁紙(クロス)の張り替え費用
標準的な0.5〜1坪サイズのトイレでの壁紙張り替え費用の相場は以下のとおりです。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 壁紙クロスのみ(工事費込み) | 3〜5万円 |
| 天井も含めて張り替え | 4〜7万円 |
| アクセントクロス追加 | +1〜3万円 |
壁紙の工期は張り替えのみなら半日~1日程度で完了するケースがほとんどです。
床材(クッションフロア・タイル)の張り替え費用
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| クッションフロアのみ | 4〜6万円 |
| タイル(塩ビタイル等) | 5〜8万円 |
壁紙・床材セットの費用
壁紙と床材を同時に張り替える場合、7〜15万円前後が相場です。
養生・廃材処分などをまとめて1回で行うため、個別に発注するより割安になるケースが多いです。
※ この記事の金額はいずれも目安で、どこかが公表している価格表ではありません(2026年9月時点)。クロスの品番、下地の傷み具合、トイレの広さ、既存の床材のはがしやすさで変わります。実際にいくらになるかは、内訳つきの見積もりでしか分かりません。
便器交換も含めたまるごとトイレリフォームの費用
便器の交換(温水洗浄便座への交換等)を内装リフォームと同時に行う「まるごとトイレリフォーム」の場合、15〜30万円程度が目安です。工期は1日内完結するケースが多いです。
壁紙と床材を同時に張り替える最大のメリット
「床材はまた今度やろう」と分けて考える方がいますが、これは非常にもったいないです。同時施工には以下のメリットがあります。
① 職人の派遣・廃材処分が1回で済む
工事業者が2回来る必要がなく、養生や生活の制限も一度で済みます。複数回分の日程調整や工事時間のロスも最小限になります。
② 床材張り替え時に便器の跡が出ない
床材だけを後日に張り替えると、便器を据えたまま張ることになるため、便器の足元には古い床が残ります。あとで便器を交換したときに、その部分だけ色や柄が違って見えます。便器交換と同時に床材を張り替えれば、便器の下まで新しい床でつながります。
③ 一括発注によるコスト割安
同一業者に全体をまとめて依頼することで、個別発注より割安になるケースがあります。複数業者への交渉コストやスケジュール調整の手間も省けます。
④ 内装のコーディネートがおしゃれに仕上がる
壁紙と床材を同時に選ぶことで、全体のコーディネートを考えたデザインにしやすくなります。「壁紙と床材の色調が合わず違和感がある」という失敗も防げます。
壁紙・床材選びでよくある失敗例8選
トイレは0.5〜1坪しかないため、壁と床が視界に占める割合が住まいの中でいちばん大きくなります。リビングでは気にならない色の濃さや柄の主張も、この面積比では正面から目に入ってきます。以下は、その面積比を計算に入れずに選んだときに起きることです。
失敗例①:濃い色を全面に張って圧迫感が出た
濃い色は光を反射しないため、壁が近くにあるように見えます。0.5坪前後のトイレで4面とも濃色にすると、その効果が四方から重なります。濃色を使うなら1面にとどめ、残りは明るい色にしてください。
失敗例②:アクセントクロスが悪目立ち
「アクセントクロスでおしゃれに」と思って選んだ壁紙が、一面に張ると「柄の主張が強すぎて落ち着かない」となるケースもあります。アクセントクロスは必ずサンプルを実際の空間で確認することをお勧めします。
失敗例③:壁紙だけ張り替えたら便器が古く見えた
年季の入った古い便器と新しい壁紙のコントラストが際立ち、結果的に「便器も交換すればよかった」と後悔する方もいます。壁紙張り替えを機に、便器の現状も確認したほうがこうした失敗を避けられます。
失敗例④:床材に黒ずみが出た
デザイン優先で床材を選んだ結果、数ヶ月で黒ずみが発生したという事例があります。トイレの床材は「抗菌・防カビ・防水機能」のある素材を選ぶことが大切です。
失敗例⑤:フローリングにしたら臭いが気になる
トイレの床は尿の飛び散りと湿気にさらされます。木材は多孔質で、水分と匂いのもとを内部まで吸うため、表面を拭いただけでは取り切れません。塗装で保護しても、便器の足元や板の継ぎ目から染み込みます。いったん染み込むと張り替える以外に戻す方法がないので、トイレの床材には向きません。
失敗例⑥:天井との色差が目立った
壁紙だけ張り替えて天井は古いままというケースで、天井と壁の色差が目立ってしまうことがあります。壁紙を張り替える際は天井も含めて検討することをお勧めします。
失敗例⑦:機能性を考慮しなかった
トイレ用の壁紙には「消臭機能」「調湿機能」「撥水機能」など機能性クロスが多数あります。消臭や調湿が目的であれば選ぶ価値がありますが、機能だけを重視してデザインを後回しにしてしまう方もいます。
失敗例⑧:安い壁紙を選んで数年で剥がれが起きた
トイレは湿気が多い環境です。防水性や耐候性の低い安価な壁紙を選ぶと、数年で剥がれが起き、柄のつなぎ目がずれたり色褪せしたりするケースがあります。初期費用を抑えるより、割高でも耐久性の高い素材を選ぶことが近道になります。
失敗しない床材の選び方
トイレの床材選びは「デザイン」だけでなく「機能性」を重視することが重要です。
クッションフロア(CF)
トイレの床材として最も一般的な素材です。柔軟性があり、配管まわりのくぼみに合わせて切り回しやすい点が特徴です。
- メリット:滑りにくさ・防水性・デザインの多様性・コストが安い
- デメリット:耐久性はタイルより低い・重い物で傷つきやすい
- 「抗菌・消臭・防カビ」機能付きを選ぶことでトイレの環境に適した耐久性が発揮される
塩ビタイル(フロアタイル)
超薄型のタイル状の床材です。「汚れを吸わない」特性があり、洗面室・トイレ向けの床材として人気が高まっています。
- メリット:汚れにくい・耐久性が高い・水拭きで汚れを落としやすい
- デメリット:クッションフロアより高コスト
木質フローリング(非推奨)
トイレへの木質フローリングはおすすめできません。見た目はおしゃれですが、湿気・水・尿の飛び散りなどに対して脆弱で、数年で臭くなるリスクがあります。
失敗しない壁紙の選び方
トイレの壁紙選びには、以下のポイントを意識すると失敗しにくくなります。
広さ・明るさを意識する
白・アイボリー・クリーム色など明るい色の壁紙は、広がりを感じさせ清潔感があります。小さなトイレほど明るい色を基調にするのがおすすめです。
機能性壁紙の活用
現在のトイレ用壁紙には豊富な機能性商品があります。
| 機能 | 効果 |
|---|---|
| 消臭機能 | トイレ特有のこもった臭いを軽減 |
| 調湿機能 | 室内の湿度を調整しカビの発生を抑制 |
| 撥水機能 | 汚れや尿の飛び散りをはじき、汚れを防ぐ |
| 拭き掃除機能 | 汚れや汚れ落としの拭き取りがしやすい |
アクセントクロスの正しい使い方
アクセントクロスは1面のみに使うのが基本です。便器正面の壁・小窓周りなどにポイント使いすることで、広がり感を残しながら個性を出せます。トイレ全面に異なる柄のクロスを張るのは上級者向けのテクニックです。
やり直しになりやすいのは、この3つの組み合わせ
やり直しの相談が集中するのは、次の3つの組み合わせです。どれも「後から片方だけ直す」と費用が二重にかかる点が共通しています。
壁だけ替えて、天井を残す
アクセントクロスを1面だけ張ると、残した天井との色差がいちばん目に入ります。天井は面積が小さいので、同時なら追加費用も限定的です。壁を替えるなら天井まで一緒に見積もってもらってください。
床だけ替えて、便器を残す
便器を据えたまま床を張ると、便器の足元に古い床が残ります。便器を交換する予定があるなら、床を同じ日にまとめるのがいちばん手戻りが少なくなります。
デザインだけで床材を選ぶ
木質フローリングは見た目を優先したときに選ばれがちですが、尿の飛び散りと湿気を吸うため、あとから臭いだけを取ることができません。床材は先に機能(抗菌・防カビ・撥水)で絞り、その中からデザインを選びます。
トイレ内装リフォームで費用を抑える3つのポイント
① 便器交換とまとめて依頼する
便器を取り外した箇所の床面の跡を隠すには、便器交換と床材張り替えを同時に行うのが最善です。実際、便器交換時に床材を同時依頼すると床材一式の工事費が割安になるケースが多いです。
② 床材・壁紙・天井を一括発注する
工期と職人派遣の機会が1回にまとまり、コストが抑えられます。わざわざ分けて発注するとそれぞれに出張料がかかるため、内装全体の一括発注がお得です。
③ 複数業者から相見積もりを取る
内装リフォームの費用は業者により大きく異なります。最低3社から相見積もりを取り、相場感を把握してください。ただし、廃材処分・下地の準備などを省くために不正な安値を出す業者もいるため、見積もり内容をしっかり確認することが大切です。
業者選びの注意点|「10年保証」は年数ではなく範囲で見る
壁紙・床材の張り替えは水道工事を伴わない内装工事ですが、工事一式を請け負う業者の信頼性は大切です。特にトイレ全体のリフォーム(便器交換と床材・壁紙を同時に行う場合)になると水道工事も発生するため、指定給水装置工事事業者であることが必須です。
「10年保証」の実態
多くのリフォーム業者が掲げる「10年保証」ですが、内装工事においても注意が必要です。
見るべきなのは年数ではなく範囲です。契約前に「何が保証の対象か」「材料と施工のどちらを誰が保証するのか」「保証書は誰の名前で出るのか」を書面で確かめてください。工事の不具合(壁紙の剥がれ・床材の浮き上がり等)は施工後の早い時期に表面化することが多く、年数が長いこと自体は品質の証拠になりません。
そのうえで「工事後すぐの不具合にどう対応するか」と「会社の安定性・履歴」を見ることをお勧めします。
見積もりは「一式」ではなく内訳で受け取る
見積書が「内装工事一式 ◯◯万円」の1行だけになっている場合は、その場で内訳を求めてください。トイレの内装リフォームで確認したいのは次の4項目です。
- 床材費(材料と施工を分けて書かれているか)
- 壁材費(量産品クロスか機能性クロスか、品番まで書かれているか)
- 施工費(職人の人数と日数)
- 既存の床材・壁紙をはがす作業費、廃材処理費、養生費
とくに最後の1項目は、見積もりに含めている業者と別請求にする業者に分かれます。「一式」のままだと、工事が始まってから追加請求の根拠にされることがあります。相見積もりを取っても、内訳の粒度がそろっていなければ金額は比べられません。
「今日契約すれば安くなる」と急かす業者には、その場で返事をしない
「今日契約すれば値引きします」「このままにしておくと下地が腐ります」と契約を急がせるのは、点検商法でよく使われる形です。訪問してきた業者とその場で契約してしまった場合でも、次の制度が使えます(消費者庁「特定商取引法ガイド」/2026年9月7日取得)。
- 訪問販売・電話勧誘販売のクーリング・オフは、法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日間です(特定商取引法第9条・第24条)。契約した日から数えるのではありません
- クーリング・オフをすると、工事が終わっていても、建物の現状が変更されている場合は無償で元に戻してもらえます(同法第9条)。「もう貼ってしまったから手遅れ」ではありません
- 「基本料金◯◯円〜」の広告を見て自分から呼んだ場合でも、消費者庁の「訪問販売等の適用除外に関するQ&A」(Q2・A2)は、表示額と実際の請求額に相当な開きがあるときは「請求した者」に当たらず、適用除外にならないと考えられる、としています
適用されるかどうかは契約の内容や個別の事情によります。判断に迷うときは、お住まいの自治体の消費生活センターに相談してください。
一括見積もりサービスを使うときは、個人情報の行き先を確認する
相見積もりを取るときに便利な一括見積もりサービスですが、入力した氏名・住所・電話番号は同時に複数の業者へ渡ります。申し込んだ直後から複数社の電話が続くことがあるため、「何社に渡るのか」「渡す業者を自分で選べるのか」を申込画面で確かめてから使ってください。連絡を受ける相手を自分で決めたい場合は、信頼できる業者へ直接申し込むほうが確実です。
東京ガスの機器交換がトイレリフォームでも安心な理由
関東圏にお住まいの方には、東京ガスの機器交換という選択肢があります。
東京ガスは東証プライム上場の企業です。工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。ただし上場していることと工事の出来ばえは別の話です。保証の対象範囲と連絡先は、契約の前に書面で確かめてください。対応エリアは商品ごとに市区町村単位で決まっているため、申し込む前に公式サイトで住所を確かめてください。
東京ガスの機器交換はこちら
まとめ:トイレ内装リフォームで後悔しないための総まとめ
トイレの壁紙・床材リフォームのポイントを整理します。
費用の目安は、壁紙のみが3〜5万円、床材のみが4〜8万円、壁紙・床材セットが7〜15万円、便器交換込みのまるごとリフォームが15〜30万円程度です。
後悔しないためのポイントとして、確認すべき事項は4つあります。1つ目は壁紙と床材はセットで張り替えることでコストパフォーマンスを高めること、2つ目は床材は「抗菌・防カビ・撥水」機能付きクッションフロアまたは塩ビタイルがおすすめで木質フローリングは避けること、そして壁紙は防水・消臭機能付きを選び天井も含めて選ぶこと、最後に見積書を「一式」ではなく内訳で受け取り、保証の対象範囲を書面で確かめることです。
関東圏にお住まいの方は、東京ガスの機器交換も候補に入れて、内訳と保証の範囲を他社と見比べてください。
トイレ交換おすすめサービス一覧
東京ガスの機器交換
首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。
機器交換のお申し込みはこちら