レンジフード ノンフィルターを比較|パナソニックと富士工業どっちがいい?
この記事を読むと分かること
- パナソニックと富士工業のノンフィルターレンジフードの違いと特徴が分かる
- 自分のライフスタイルに合ったレンジフードの選び方が分かる
- 交換費用の相場と、失敗しない業者の選び方が分かる
ノンフィルターレンジフードとは?従来型との違いを解説
レンジフード(換気扇)には大きく分けて「フィルターあり」タイプと「フィルターなし(ノンフィルター)」タイプの2種類があります。
従来型のレンジフードには整流板やフィルターが装着されており、油汚れをフィルターでキャッチするため、定期的なフィルター清掃や交換が必要でした。一方のノンフィルタータイプは、フィルターの代わりに「オイルトレー」や「自動洗浄機能」で油を処理する仕組みを採用しており、フィルター交換が不要なため、長期的なメンテナンス負担を大幅に軽減できます。
ノンフィルターレンジフードが注目されている主な理由は以下のとおりです。
まず、フィルター交換が不要である点があげられます。ランニングコストの削減につながるため、長く使えば使うほどお得感が増します。次に、掃除の手間が減る点です。一部機種では10年間ファン掃除不要と謳っているものもあります。また、フィルターがないため内部もすっきりとした見た目になり、キッチン全体の清潔感も保ちやすくなります。
ただし、「フィルターなし=掃除いらず」ではない点には注意が必要です。これについては後ほど詳しく説明します。
国内のノンフィルターレンジフード市場では、主にパナソニックと富士工業が2大ブランドとして知られています。この記事では、それぞれのシリーズの特徴を徹底比較し、あなたのキッチンに最適なレンジフード選びをサポートします。
パナソニックのノンフィルターレンジフード|DWDシリーズの特徴
パナソニックのノンフィルターレンジフードの代表格がDWD(ダブルWDR)シリーズです。自動洗浄機能を最大の売りとしており、家事の時短を重視する方に特に支持されています。
自動洗浄システムの仕組み
パナソニックDWDシリーズの最大の特徴は「自動洗浄機能」です。給湯トレイに40〜60℃のお湯を入れてスタートボタンを押すだけで、約10分間で洗浄が完了します。専用の洗剤を使わず、お湯だけで洗浄できる手軽さが支持される理由のひとつです。
目安としては2ヶ月に1回程度の自動洗浄で、ファン(シロッコファン)をきれいな状態に保てるとされています。油汚れが固まる前にお湯で溶かして流す仕組みのため、こびりついた油汚れとの格闘が不要です。実際にレンジフードを使い続けてきた方なら、ガチガチに固まった油汚れを落とす大変さはよくご存知ではないでしょうか。その作業がほぼ不要になるのは、大きなメリットです。
AIエコナビによる省エネ性能
パナソニックDWDシリーズにはAIエコナビ機能が搭載されており、料理中の蒸気や温度を自動でセンシングして、最適な換気量に自動調整します。余分な換気をしないことで、冷暖房効率を下げずに電気代を節約できます。
従来のレンジフードは手動で換気量を調整する必要がありましたが、DWDシリーズは調理状況に合わせてファンの回転数を自動制御するため、使いやすさも格段に向上しています。
IH連動機能
パナソニックのDWDシリーズは、パナソニック製IHクッキングヒーターとの連動機能を持っています。IHの加熱に合わせて自動でレンジフードの換気が始まり、調理終了後は自動で停止します。IHを使っているご家庭なら、この利便性は大きなメリットです。「レンジフードをつけ忘れた」「消し忘れた」というミスも防げます。
価格帯
パナソニックDWDシリーズ(60cm幅)の参考価格は、工事込みで約234,000円前後とされています。高機能であるため、同カテゴリの他社製品と比べてやや高めの価格設定です。
パナソニックの口コミ・評判
実際に利用した方からこんな声があります。
「自動洗浄が本当に楽。お湯入れてボタン押すだけで終わる。前の換気扇は毎月フィルター掃除が大変だったから、こんなに違うのかと驚いた」 — Xより
「AIエコナビが良い。料理している間は勝手に風量調整してくれて、料理が終わったら少ししてから止まる。電気代も少し下がった気がする」 — Xより
一方で、こういった声も見られます。
「自動洗浄は便利だけど、排水処理が少し面倒。お湯を捨てる手間がある。あとお湯を用意しないといけないので、ガスコンロだとちょっとひと手間かかる」 — Xより
自動洗浄機能はとても便利ですが、お湯の準備・排水の処理など小さな手間がゼロではない点は理解しておきましょう。特にガスコンロを使っているご家庭は、お湯を別途沸かして用意する必要があります。
富士工業のノンフィルターレンジフード|オイルスマッシャーシリーズの特徴
富士工業は、日本のレンジフード市場において国内シェアNo.1とも言われるメーカーです。パロマ・リンナイ・LIXILなど大手住宅設備メーカーへのOEM供給も行っており、他社ブランドのレンジフードも実は富士工業が製造していることが少なくありません。つまり、知らないうちに富士工業製のレンジフードを使っている方も多いのです。
オイルスマッシャー機能
富士工業のノンフィルターレンジフードで最もよく知られている技術が「オイルスマッシャー」です。
オイルスマッシャーとは、油分を含む空気が通過する際に、高速回転するファンで油滴を細かく砕いて外部へ排出する仕組みです。この過程で、オイルトレーに油がたまっていく設計になっており、トレーを定期的に清掃することでファン本体の汚れを最小限に抑えます。
富士工業は「10年間ファン掃除不要」と謳っているモデル(XGRシリーズなど)があり、日常の手入れはオイルトレーの清掃のみで済むとされています。もちろん調理頻度や料理内容によって汚れ具合は異なりますが、従来のフィルター式と比べると大幅にメンテナンスが楽になります。
XGRシリーズの特徴
富士工業のハイエンドモデルであるXGRシリーズは以下の特徴を持っています。まず、調理時の換気効率が高い大風量設計です。また、低騒音運転に対応した静音設計も評価されています。シンプルでキッチンになじむスタイリッシュなデザインも魅力のひとつです。さらに60cm・75cm・90cmなど幅広い対応サイズから選べるため、既存のキッチンのサイズに合わせやすいのも利点です。
価格帯
富士工業XGRシリーズ(60cm幅)の参考価格は、工事込みで約189,926円前後とされています。パナソニックDWDシリーズと比べてやや手頃な価格帯であり、コスト重視の方にも選ばれやすいモデルです。
富士工業の口コミ・評判
実際に利用した方からこんな声があります。
「富士工業のレンジフードにしたが、思ったより静かで良い。オイルトレーの掃除も月1回くらいで済んでいて、以前のものと比べると格段に楽になった」 — Xより
「シェアNo.1というのは伊達じゃないと感じた。ビルトインコンロと合わせて交換したが、施工業者からも富士工業を勧められた。耐久性が高いと言われた」 — Xより
一方で、こういった声も見られます。
「オイルトレーの掃除自体は楽だが、放置しすぎると油が固まって落とすのが大変になる。結局、こまめに拭くのが一番と分かった」 — Xより
「10年間ファン掃除不要」というキャッチコピーを信じてオイルトレーの清掃を怠ると、油が固まって清掃が困難になる可能性があります。定期的なトレー清掃は引き続き必要な点は覚えておきましょう。
パナソニック vs 富士工業 比較表
両者の主な違いをまとめると以下のとおりです。
| 比較項目 | パナソニック DWD | 富士工業 XGR |
|---|---|---|
| 清掃方式 | 自動洗浄(お湯+ボタン操作) | オイルトレー定期清掃 |
| ファン清掃頻度 | 約2ヶ月に1回(自動洗浄) | 約10年に1回(メーカー目安) |
| IH連動 | パナソニック製IHと連動可 | 一部対応機種あり |
| 価格目安(工事込) | 約234,000円(60cm) | 約189,926円(60cm) |
| シェア | 大手家電メーカー | レンジフード国内シェアNo.1 |
| 省エネ機能 | AIエコナビ搭載 | 機種による |
| 自動洗浄 | あり(手動操作が必要) | なし(手動トレー清掃) |
どちらも優秀なノンフィルターレンジフードですが、「どう楽にするか」のアプローチが異なります。パナソニックは「お湯で自動洗浄」という積極的なアプローチ、富士工業は「油をトレーに集めてファンを守る」という設計上の工夫によるアプローチです。
どっちを選ぶべき?タイプ別おすすめ
あなたはどちらのタイプに当てはまりますか?いくつかのポイントで確認してみましょう。
パナソニックDWDをおすすめする方
IHクッキングヒーターをお使いの方は、パナソニック製IHとの連動機能が使えるため、利便性が大きく向上します。コンロのスイッチを入れると自動でレンジフードが動き出す快適さは、一度体験するとやめられない、という声も多くあります。
また、とにかく自動化・省力化を重視したい方にもパナソニックDWDは向いています。2ヶ月に1回のボタン操作だけで清潔を保てるため、掃除が苦手な方やまとめてメンテナンスしたい方に最適です。
AIエコナビによる自動換気量調整で電気代を節約したい方、省エネを重視する方にもおすすめです。
富士工業XGRをおすすめする方
ガスコンロをお使いの方は、富士工業XGRが合っているケースが多いです。パナソニックのような特定機器連動への依存がなく、ガスコンロとも相性良く使えます。
コストを抑えたい方にも富士工業は有力です。同スペックならパナソニックよりリーズナブルな場合が多く、初期投資を抑えて長く使える選択肢として評価されています。
複雑な操作なしにシンプルに使いたい方、オイルトレー清掃のみで管理したい方にも向いています。大手メーカーへのOEM供給実績があり、製品品質に定評がある点も安心感につながります。
ノンフィルターレンジフードのデメリット|知らないと後悔するリスク
ノンフィルタータイプは「掃除が楽」として売り出されていますが、いくつかの注意点があります。購入前にしっかり理解しておきましょう。
掃除がゼロになるわけではない
「ノンフィルター=掃除不要」は誤解です。どのメーカーのノンフィルターレンジフードでも、定期的な清掃は必要です。
パナソニックDWDは2ヶ月に1回の自動洗浄が推奨されており、お湯を準備してスタートボタンを操作する手間がかかります。富士工業のオイルトレーは、汚れ具合によっては月に1〜2回の拭き取りが必要なケースもあります。
「掃除が大幅に楽になる」のは確かですが、「掃除がゼロになる」と思い込んで放置すると、油が固まって頑固な汚れになってしまいます。これは後悔の声としてよく聞かれるパターンです。
換気効率が劣る場合がある
薄型やスリムタイプのノンフィルターレンジフードは、ブーツ型など従来型と比べて換気性能がやや劣る傾向がある点も指摘されています。強火での料理が多いご家庭では、換気量のスペックをよく確認してから選ぶことをおすすめします。
価格が従来型より高い
ノンフィルター機能が付いているモデルは、一般的なフィルター式と比べて本体価格が高めです。導入コストとランニングコストのバランスを考えた上で検討しましょう。長く使えば使うほど、フィルター交換コストがかからない分、元が取れてきます。
レンジフード交換の費用相場
レンジフードを交換する際のおおよその費用感を把握しておきましょう。
本体価格の目安
本体価格はモデルによって大きく異なります。エントリーモデル(フィルターあり)は5万〜10万円前後が一般的です。ノンフィルタースタンダードモデルでは10万〜15万円前後、パナソニックDWDや富士工業XGRのようなノンフィルターハイエンドモデルは15万〜25万円前後が目安となります。
工事費用の目安
工事費用は業者や地域によって異なりますが、一般的には3万〜8万円程度が相場です。ただし以下のケースでは追加費用が発生することがあります。ダクト(排気管)の変更・延長が必要な場合、電気配線工事が必要な場合、古い換気扇の撤去が複雑な場合、足場が必要な高所取り付けの場合などが該当します。
工事込みの総費用は、機種と工事内容にもよりますが、15万〜30万円前後を目安にしてみてください。
失敗しない業者の選び方|資格確認が最重要
どんなに優れたレンジフードを選んでも、工事の質が悪ければ問題が起きてしまいます。「製品選び」と同じくらい、「業者選び」が重要です。
あなたも「業者がたくさんありすぎてどこに頼めばいいか分からない」と感じたことはありませんか?そこで、失敗しない業者選びのポイントをお伝えします。
電気工事の資格確認
レンジフードは電気製品です。設置・配線工事を行うには第二種電気工事士以上の資格が必要です。資格のない業者による電気工事は違法であり、漏電・火災のリスクにもつながります。
業者に問い合わせる際は「電気工事士の資格をお持ちですか?」と確認しましょう。資格保有を明確に答えられない業者への依頼は避けるのが賢明です。
一括見積もりサービスのリスク
「複数業者に一括見積もり」サービスは便利に見えますが、個人情報(氏名・住所・連絡先)が複数の業者に一斉に送信されます。その後、営業電話やDMが大量に届くケースも少なくありません。比較する場合でも、信頼できる業者に個別に問い合わせる方が安全です。
また、比較サイトのランキングが広告費によって操作されている現実もあります。ランキング上位の業者だからといって、必ずしも最も信頼できるわけではない点は覚えておきましょう。
「10年保証」の実態を知っておこう
多くの業者が「10年保証」を売り文句にしています。しかし、実態には注意が必要です。
レンジフードを含む住宅設備の施工不良は、設置後数週間〜数ヶ月以内に発覚することがほとんどです。10年後に施工不良を証明することはほぼ不可能です。また、小規模業者が10年後も存続している保証はどこにもなく、会社が廃業してしまえば保証も消滅します。
こうした実態を踏まえると、「10年保証」は実質的なマーケティング装飾である場合が多いと言えます。保証内容よりも、業者の信頼性・継続性を重視して選ぶことが重要です。
長期的に安心してお願いできる業者として、東京ガスの機器交換をおすすめします。東証プライム上場の大手インフラ企業であり、10年後も確実に存続している可能性が最も高い業者のひとつです。Web申し込みに特化してコストを抑えながら、東京ガスの認定施工会社による高品質な工事を受けられます。
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まとめ|パナソニックと富士工業、自分に合った選択を
この記事では、ノンフィルターレンジフードのパナソニックDWDシリーズと富士工業XGRシリーズを比較してきました。改めて選び方のポイントをまとめます。
パナソニックDWDは、IHユーザーや省エネ重視の方、自動洗浄でとにかく楽にしたい方に向いています。一方の富士工業XGRは、ガスコンロユーザーやシンプルな使い勝手を好む方、初期コストを抑えたい方に向いています。
どちらを選ぶにしても、業者選びは製品選びと同じくらい重要です。資格確認と業者の信頼性を必ずチェックした上で、長く安心して使えるレンジフードを手に入れてください。
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