パロマ ウィズナ vs ブリリオ 徹底比較|差額36,520円は何に払うのか(スモークカットは両方とも非搭載)

この記事を読むと分かること
  • ウィズナとブリリオの希望小売価格の差(税込36,520円)が、どの機能に対応しているのかが分かる
  • スモークカットグリルはどちらにも付かないこと、ラ・クックグランが同梱されるのはブリリオだけであることが分かる
  • コンロ交換で失敗しない業者の選び方と注意点が分かる

ウィズナとブリリオ——パロマ内の価格の位置づけ

「ウィズナとブリリオ、同じパロマのコンロなのに何が違うの?」カタログを見てもスペックの羅列だけで、3万円台後半ある価格差がどの機能に対応しているのかが、なかなか伝わってこないのが正直なところです。
結論から言うと、パロマ公式の仕様表で差が出るのは、グリルの自動調理メニューの幅・コンロタイマーと温度キープの刻み・グリルの引き出し方式・付属品の4つです。よく差の理由として挙げられる「スモークカットグリル」は、ウィズナにもブリリオにも搭載されていません。
まず、パロマ内での価格の位置を整理しておきましょう。
パロマのビルトインガスコンロを、希望小売価格(税込・下限)の高い順に並べると次のとおりです(パロマ公式・2026年9月21日時点)。
  1. アバンセ 405,900円
  1. クレア 366,300円から
  1. フェイシス グランド 274,340円から
  1. ウィズナ 232,980円から
  1. ブリリオ 196,460円から
  1. リプラ 173,470円から/シスト 164,450円
ウィズナは上から4番目、ブリリオは5番目です。同じ60cm幅どうしで比べると、希望小売価格(税込)は232,980円と196,460円で、差は36,520円。75cm幅では239,250円と202,620円で、差は36,630円です。
※ 価格はパロマ公式サイトのビルトインコンロ一覧ページに掲載された希望小売価格(税込・2026年9月21日確認)です。
なお、これは希望小売価格どうしの比較です。実際に払う額は本体の割引率と工事費の内訳で決まるので、差が縮むことも広がることもあります。関東圏にお住まいなら、申し込みから工事まで一社で完結する「東京ガスの機器交換」で両方の見積もりを取ると、差額の実額が分かります。

公式の仕様表で比べた違い(2026年9月21日時点)

ウィズナブリリオ
希望小売価格(60cm幅・税込)232,980円から196,460円から
スモークカットグリル公式に記載なし公式に記載なし
ラ・クックグラン(グリル調理容器)別売(オプション品 PGDL-50BM)同梱
ラ・クックグランオートメニュー魚・肉・ケーキ・あたため・トースト魚・あたため・トースト
グリルのオートメニュー焼き加減5段階+ラ・クックグランオート姿焼・切身・干物
コンロ調理タイマー1分から120分(左右同時可)/後コンロ1分から99分1分から99分(3口同時使用可)
温度キープ機能130度から220度の10段階140度から200度の7段階
炊込み/炊飯/おかゆ3つとも対応炊込みは非対応
グリルのスライドレールクローズアシスト付き(引き出し寸法311mm)なし
グリルサイドカバー同梱別売
トップ素材・レンジフード連動・感震停止・遠赤外線グリル両機種で同じ両機種で同じ

ウィズナの特徴と強み

グリルの自動調理メニューは、ウィズナのほうが広い

ウィズナで増えるものの1つ目は、グリルの自動調理です。パロマ公式の仕様表では、ラ・クックグランオートメニュー機能の対象が、魚・肉・ケーキ・あたため・トーストの5種類あります。
ブリリオの同じ欄は、魚・あたため・トーストの3種類です。ラ・クックグランを使った自動調理で、肉とケーキを選べるかどうかがここで分かれます。容器を使わないグリルのオートメニューも、ウィズナは調理モードと焼き加減5段階を設定する形、ブリリオは姿焼・切身・干物から魚の種類を選ぶ形で、対象が違います。
なお、煙とにおいを大きく減らす「スモークカットグリル」は、パロマのフェイシス グランドに搭載されている機能です。ウィズナの製品ページにもブリリオの製品ページにも、この語は1度も出てきません(2026年9月21日・両ページの全文で確認)。
グリル庫内の汚れを抑えたいなら、どちらの機種でもラ・クックグランを使うことになります。違いは、その容器が最初から付いてくるかどうかです。

操作部の方式は、公式の資料では比べられませんでした

ウィズナとブリリオの操作部について、パロマ公式の仕様表には方式(タッチ式かボタン式か)の記載がありません。ブリリオ側の特徴ページに「操作パネルが大きく、見やすくなりました」という説明と、火力調節つまみに触れた記述があるだけです。
したがって「ウィズナはフラットなタッチスイッチ、ブリリオは凹凸のあるボタン式」という比べ方は、公式の記載では確認できませんでした。操作部の感触を判断材料にしたいなら、ショールームで実機に触れて確かめてください。

ラ・クックグランは、ウィズナでは別売です

見落とされやすい点です。ラ・クックグランは、ウィズナでは同梱品ではなくオプション品(品番 PGDL-50BM)の扱いです。ウィズナの特徴ページも「大型『ラ・クックグラン(別売り)』にもオートメニュー機能が対応」と書いています。
いっぽうブリリオは、仕様表の付属品欄にラ・クックグランが入っており、特徴ページにも「グリル調理容器『ラ・クックグラン(ブラック)』が同梱」と明記されています。容器の有無だけを見れば、最初から付いてくるのはブリリオのほうです。ウィズナで同じ容器を使うなら、本体とは別に買い足すことになります。

タイマーと温度キープは、設定できる刻みが違います

タイマーはどちらにもあります。違うのは範囲です。ウィズナはコンロ調理タイマーが1分から120分(左右同時可)で、後コンロは1分から99分。ブリリオは1分から99分で、3口同時に使えます。温度キープ機能は、ウィズナが130度から220度の10段階、ブリリオが140度から200度の7段階です。低温と高温を細かく使い分けたい場合は、ウィズナのほうが刻みが細かくなります。

ブリリオの特徴と強み(価格を抑えたいならこちら)

希望小売価格は196,460円から

ブリリオの本体色は、パロマ公式のラインアップ表ではティアラシルバー・クリアパールダークグレー・クリアパールブラックの3色です。上位のブリリオアルファにシャインシルバー、Black Lineにマッティーブラックがあります(2026年9月21日時点)。
仕様表で見ると、感震停止機能・レンジフード連動機能・遠赤外線グリル・水なし両面焼グリル・調理油過熱防止装置・立消え安全装置・焦げつき消火機能・コンロ30分消火あんしんモードは、ウィズナとブリリオで同じ内容です。トッププレート素材も「クリアガラストップまたはハイパーガラスコートトップ」で共通で、ヒートカットトップもどちらもハイパーガラスコートトップを選んだ場合に有効です。

ラ・クックグランが同梱される

ブリリオにはラ・クックグランが標準で同梱されます。フタをしたままグリル調理できる容器で、油の飛び散りを抑えてグリル庫内の汚れを減らせます。さんまがまるごと入る大きさで、焼き魚のほかグラタンや蒸し料理にも使えます。
ウィズナで同じ容器を使う場合は、オプション品として買い足すことになります。グリル庫内の汚れを抑える働きは容器の側のものなので、効果そのものは両機種で変わりません。

36,520円の差をどう見るか

ブリリオの強みは価格です。60cm幅の希望小売価格(税込)で見ると、ウィズナ232,980円からに対してブリリオは196,460円からで、差は36,520円。しかもこの差額には、ラ・クックグランの代金が含まれていません。ウィズナ側では別売なので、同じ容器を使うつもりなら、実質の差はさらに開きます。
逆にウィズナ側で増えるのは、グリルの自動調理メニューの幅・タイマーと温度キープの刻み・グリルのスライドレール・グリルサイドカバーの同梱の4点です。この4点に価格差を払うかどうかが、選ぶときの分かれ目になります。

どちらがおすすめ?選ぶ基準を整理

ウィズナとブリリオの選択は、ラ・クックグランを買い足してでもグリルの自動調理メニューを広く使いたいか、それとも同梱の容器で足りるか、で分かれます。
ウィズナが向いている人:
  • グリルで肉やケーキまで自動調理を使いたい
  • 温度キープを130度から220度の10段階で細かく使い分けたい
  • コンロのタイマーを120分まで設定したい(ブリリオは99分まで)
  • グリルをスライドレールで奥まで引き出したい(引き出し寸法311mm)
  • グリルサイドカバーが最初から付いているほうがよい
ブリリオが向いている人:
  • 36,520円の差を別のことに回したい
  • ラ・クックグランを買い足さずに、最初から使い始めたい
  • コンロのタイマーを3口同時に使いたい
  • 感震停止機能・レンジフード連動・遠赤外線グリルなど、両機種で共通の機能が揃っていれば十分
  • グリル排気口に固定式のカバーと着脱式のチリ受けが付いているほうがよい
なお「スモークカットグリル」を理由にどちらかを選ぶ必要はありません。両機種とも搭載していないためです。グリルの煙とにおいの対策を最優先するなら、比べる相手はフェイシス グランドになります。
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コンロ交換の業者選びが機種選びと同じくらい重要な理由

機種を入念に選んでも、施工業者の質が低ければ本来の性能を安全に発揮できません。ガスの接続はやり直しのきかない作業なので、誰が工事をするかは機種選びと同じくらい重要です。ただし、同じ位置のガス栓につなぎ替えるだけの交換であれば、特別な資格は要りません。資格が必要になるのは、ガス栓の位置を動かす工事や、ガスの種類に応じた配管作業が入るときです。
「安さで選んだ業者に頼んだら、取り付けに問題があってメーカーのサポートを受けられなかった」という声は、コンロ交換の世界では決して珍しくありません。業者選びは価格だけで判断せず、以下の要素を確認してください。
ガスコンロの設置に関わる資格には、液化石油ガス設備士(プロパンガスの配管工事に必要な国家資格)、簡易内管施工士(都市ガスの内管工事の民間資格。ガス栓を動かす工事が入るときに求められます)、ガス機器設置スペシャリスト(業界団体の自主認定)などがあります。資格の名前を並べるより、有資格者による施工が組織の仕組みとして担保されているかどうかを確かめてください。

「10年保証」の落とし穴を知っておかなければならない

多くの業者が「10年保証」を前面に打ち出していますが、この保証には見落とされがちな落とし穴があります。
メーカーが公表しているのは、設計上の標準使用期間(製造から10年)と部品の保有期間だけです。故障が増える年数を公表しているメーカーは見当たりません。ここで押さえておきたいのは、10年保証が切れるころには、部品の保有期間も終わりに近づいているという点です。部品の保有期間は製造が打ち切られた日から数えるので、保証期間内でも「部品がなく修理できない」という事態が起き得ます。
見落とされがちなのが、保証の期間と会社の関係です。保証書があっても、発行した会社が無くなれば保証は使えません。保証年数だけを並べて比べると、この構造が抜け落ちます。
申し込む前に、保証の主体が誰か(メーカーか、販売した会社か、保険会社か)と、出張費・部品代が保証に含まれるかを確認してください。この2つは会社によって扱いが違います。

まとめ:36,520円の差はグリルの自動調理とタイマーの刻み

ウィズナとブリリオの差額を整理すると、公式の仕様表で差が出るのは、ラ・クックグランオートメニューの対象(5種類か3種類か)、コンロ調理タイマーと温度キープの刻み、グリルのスライドレール、グリルサイドカバーの同梱の4点です。
いっぽうラ・クックグランそのものは、同梱されるのがブリリオで、ウィズナは別売です。トッププレート素材・レンジフード連動機能・感震停止機能・遠赤外線グリル・水なし両面焼グリルは共通で、差はありません。
グリルで肉やケーキまで自動調理を使いたい方、温度とタイマーを細かく設定したい方にはウィズナ。容器を買い足さずに使い始めたい方、36,520円を抑えたい方にはブリリオが向きます。
どちらを選ぶにしても、設置工事は資格のある業者に依頼してください。保証の主体と範囲も、申し込む前に確かめておくと後で困りません。

よくある質問

ウィズナにスモークカットグリルは付きますか

付きません。パロマ公式のウィズナ製品ページには「スモークカット」という語が1度も出てきません(2026年9月21日・ページ全文で確認)。ブリリオも0件です。スモークカットグリルはフェイシス グランドに搭載されている機能なので、この2機種の価格差の理由にはなりません。

ラ・クックグランはどちらに付いてきますか

ブリリオです。仕様表の付属品欄にラ・クックグランが入っており、特徴ページにも同梱と書かれています。ウィズナではオプション品(品番 PGDL-50BM)の扱いで、本体には付いてきません。

操作部はどちらが掃除しやすいですか

公式の仕様表にも特徴ページにも、操作部の方式(タッチ式かボタン式か)の記載がないため、比べられませんでした。感触を判断材料にしたいなら、ショールームで実機に触れて確かめてください。

差額はいくらですか

60cm幅の希望小売価格(税込)で36,520円、75cm幅で36,630円です。ラ・クックグランはウィズナでは別売なので、同じ容器を使うつもりなら実質の差はさらに開きます。

ウィズナとブリリオで、安全機能に差はありますか

仕様表で見るかぎりありません。調理油過熱防止装置・立消え安全装置・焦げつき消火機能・感震停止機能・コンロ30分消火あんしんモード・低荷重温度センサーは、どちらにも同じように記載されています。

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※ この記事の仕様・付属品・価格は、パロマ公式サイトのビルトインコンロ一覧ページ、ウィズナ製品ページ、ブリリオ製品ページを2026年9月21日に確認したものです。

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