ラ・クックグランの使い方を徹底解説!基本操作からレシピ・コツまでまとめました【2026年最新】
この記事を読むと分かること
- ラ・クックグランの基本的な使い方(食材の並べ方・グリルへのセット・火加減設定)
- 焼き魚・トースト・ノンフライ唐揚げなど調理別の具体的な手順とコツ
- 食材のくっつき防止や取り扱い注意点、信頼できる業者の選び方
ラ・クックグランとは?パロマ専用のグリル調理容器
「ラ・クックグラン(La-cook Gran)」は、パロマ(Paloma)製のビルトインガスコンロ専用に開発されたグリル調理容器です。フタ付きの深皿型プレートで、魚焼きグリルに入れて使うことで、魚・肉・野菜・スイーツまで幅広い料理を美味しく仕上げることができます。
ラ・クックグランの最大の特長は「グリル庫内をほとんど汚さない」こと。フタをしたまま調理するため、油はねやニオイが庫内に広がらず、後片付けが劇的に楽になります。従来の焼き網で魚を焼くと庫内が油でベトベトになっていたのが、ラ・クックグランを使えば拭き取るだけでピカピカをキープできます。
大きさはハンドルを含まずに幅24cm×奥行31cm・深さ5cm(プレートの深さは約4cm・ふたの高さ含まず)、重さはふたを含まずに約1,150gで、パロマ公式は「さんまも丸ごと焼ける大きさ」と紹介しています(2026年9月27日時点・パロマ公式より)。付属の専用ハンドルを使えば、熱いままでもミトンなしで持ち運べます。
また、セラミック塗装による遠赤外線効果で、フタをしたままでもしっかりとした焼き色がつき、食材の旨みをぐっと引き出してジューシーに仕上げてくれます。
この記事では、ラ・クックグランの基本的な使い方から調理別の手順・コツ、注意点まで詳しく解説します。
ラ・クックグランの基本的な使い方・3ステップ
ラ・クックグランの使い方は非常にシンプルです。3つのステップを覚えれば、すぐに使いこなせるようになります。
ステップ①:食材をラ・クックグランの本体に並べる
ラ・クックグランの本体(深皿型プレート)に食材を並べます。魚の場合は皮目を上にして置くと、焼き色がきれいについて仕上がりも良くなります。
食材を並べる際のポイントは「隙間を均等に空ける」こと。食材を詰め込みすぎると熱が均一に通らず、焼きムラが生じることがあります。適度な間隔を保って並べましょう。
また、食材のくっつきが気になる場合は、本体の底面にクッキングシートを敷くか、薄く油を塗っておくと安心です。特に魚の皮がくっついてバラバラになってしまった、というトラブルを防げます。
ステップ②:フタをしてグリルにセット
食材を並べたら、フタをしてラ・クックグランごとグリルに入れます。グリルの奥まで確実に押し込み、しっかりとセットされていることを確認してください。
フタの奥側にのみ小さな穴が空いており、蒸気だけを逃しながら油はねを防ぐ独自設計になっています。これにより、フタをしたまま調理しても蒸れずにしっかりと焼き上げることができます。
グリルのドアをしっかり閉めてから、ラ・クックグランのオートメニューがある機種ならメニューを選び、ない機種なら手動で火加減を設定して調理をスタートします。
ステップ③:調理後は専用ハンドルで取り出す
調理が終わったら、付属の専用ハンドルを使ってグリルからラ・クックグランを取り出します。
グリルから出した直後は本体・フタともに非常に熱くなっています。専用ハンドルを使えばアツアツでも安全に取り出せますが、テーブルや天板に直接置く場合は鍋敷きを必ず使いましょう。
取り出したラ・クックグランはそのままテーブルに持っていって、サーブすることもできます。食卓でフタを開ける演出も食事を楽しくしてくれます。
ラ・クックグランの使い方:調理別の手順と火加減
ラ・クックグランはさまざまな料理に対応しています。代表的な調理別の手順と目安の火加減をご紹介します。
焼き魚の使い方
ラ・クックグランを最もよく使う料理が焼き魚です。アジの塩焼き、塩サバ、サンマの塩焼きなど、どんな魚にも対応できます。
基本の手順は、魚を本体に並べる(皮目を上に)→ フタをしてグリルにセット → オートメニューの「魚」か、手動の強火で加熱、です。
ラ・クックグランのオートメニューがある機種(フェイシスグランドなど)なら、メニューを選ぶだけでコンロが火加減を調整します。手動の場合の参考になるのは、パロマが油汚れの試験で使った「さんま3尾・強火15分」という条件です(2026年9月27日時点・パロマ公式より)。魚の種類や厚みによって調整してください。
ポイントは、焼く前に魚の表面の水分をキッチンペーパーでしっかりふき取ること。余分な水分があると蒸れた仕上がりになり、焼き色もつきにくくなります。
また、魚の皮がくっつく場合は、本体にクッキングシートを敷くか、表面に薄く油を塗ると剥がれやすくなります。
トーストの使い方
ラ・クックグランは食パンのトーストにも使えます。グリルのトースト機能と組み合わせることで、外はカリッと、中はふんわりのトーストが楽しめます。
手順はシンプルで、食パンをそのままラ・クックグランに並べる → フタをしてグリルにセット → パロマのオートメニュー「トースト」を選択(または手動で上下強火 約6分)して加熱します。
注意点として、トーストの場合はパンが焦げやすいため、初回は様子を見ながら時間を調整するのがおすすめです。厚切りのパンは1〜2分長めに設定すると良いでしょう。
ノンフライ唐揚げの使い方
ラ・クックグランの意外な使い方として人気が高いのが「ノンフライ唐揚げ」です。少量の油で揚げ物に近い食感の唐揚げが作れます。
手順は、下味をつけた鶏もも肉に少量の油をからめる → ラ・クックグランに並べる → フタをしてグリルにセット → 上下強火で約15〜18分加熱(途中でひっくり返すとより均一に焼ける)です。
揚げ物ほどカロリーを気にせず、外はカリッと中はジューシーな唐揚げが完成します。底面が波形なので、余分な油はプレートの溝に落ちます。
重要な注意点: ラ・クックグランは揚げ物調理(大量の油を使う調理)には使用できません。油の温度が過度に上昇して発火する恐れがあるためです。少量の油を食材に絡める程度は問題ありませんが、鍋の中に油を満たして揚げる使い方は絶対にしないでください。
グラタン・ケーキの使い方
プレートの深さ(約4cm)を活かして、グラタンやケーキなどのオーブン風料理も作れます。煮込み料理をしたいなら、深さ8.5cm・容量2.4Lの「ラ・クックグランポット」のほうが向いています(2026年9月27日時点・パロマ公式より)。
グラタンの場合は、具材とホワイトソースをラ・クックグランに入れ、チーズをのせてフタをせずにグリルで焼きます。表面に美しいチーズ焼き色がつくまで上強火で約10分が目安です。
チーズケーキは生地を入れてフタをし、オーブン調理のような仕上がりが楽しめます。パロマの専用レシピブックには10カテゴリー・70レシピが掲載されており、お肉・お魚・野菜・スイーツと多岐にわたるメニューを楽しめます。
野菜焼きの使い方
ラ・クックグランはシンプルな焼き野菜にも活躍します。じゃがいも、かぼちゃ、アスパラ、パプリカなどをオリーブオイルと塩で味付けして並べ、フタをして調理するだけで、素材の甘みが引き出されたグリル野菜が完成します。
目安時間は野菜の種類・厚みによって異なりますが、根菜類(じゃがいも・かぼちゃ)は上下強火で約20〜25分、アスパラ・パプリカなどの薄いものは10〜15分が目安です。
ラ・クックグランを使うときのコツ・注意点
使い方を覚えた上で、さらに美味しく仕上げるためのコツと注意点をまとめます。
コツ①:食材のくっつき防止
ラ・クックグランで魚を焼くと、皮が本体底面にくっつきやすいことがあります。これはセラミックコートの表面が原因ではなく、魚の皮のタンパク質が熱で固まってくっつく現象です。
解決策として、クッキングシートを本体に敷く、または表面に薄く油をスプレーするという方法が有効です。パロマは本体にぴったりの大きさの専用クッキングシート(シリコン樹脂加工)も用意しています。これだけで魚がきれいに剥がれ、見栄えよく取り出せるようになります。
また、食材が冷えた状態でセットするより、常温に戻してから調理する方が均一に火が通り、くっつきにくくなります。
コツ②:調理前の水分除去
魚や肉を調理する前に、キッチンペーパーで表面の水分をしっかりふき取っておきましょう。余分な水分があると庫内が蒸れた状態になり、カリッとした仕上がりになりにくくなります。特に魚の生臭さを抑えるためにも、水分除去は重要なステップです。
コツ③:調理後の余熱を活用
グリルから取り出した後も、ラ・クックグラン内部は余熱で高温を保っています。特にフタをしたまましばらく置くことで、余熱でじっくり火を通すことができます。魚や肉が厚い場合は、取り出し後に3〜5分フタをしたまま置くと、中心部まで均一に火が通ります。
コツ④:後片付けの方法
ラ・クックグランの後片付けは、普通の食器と同じ中性洗剤で洗うだけです。セラミックコートで汚れが落ちやすく、焦げつきにくい設計になっています。洗い終わったら水気をふき取り、よく乾燥させて保管してください。
注意点として、スチールウールや研磨剤入りのスポンジは表面コートを傷めるため使用しないでください。やわらかいスポンジで優しく洗いましょう。
使用できない調理
ラ・クックグランで行ってはいけない調理があります。揚げ物調理(本体内に大量の油を入れる)は絶対に行わないでください。油の温度が上昇しすぎて発火する危険があります。また、空焚きも本体を傷める原因になるので避けてください。
使う前に知っておきたいこと
良い点と気をつけたい点を、公式で確かめられる事実で整理します。
グリル庫内が汚れにくい理由
ふたの上面に大きな穴がないので、油の飛びはねをふたで受け止めます。パロマ公式は、焼き網と比べてグリル庫内の油汚れを99.9%カットすると説明しています(試験条件:PA-A96WCRでさんま3尾を調理、焼き網は強火12分・ラ・クックグランは強火15分、お手入れ部品への油はねを5回測定した平均〈パロマ調べ〉。2026年9月27日時点・パロマ公式より)。
焼き目については、内面の黒色セラミック塗装による遠赤外線効果で、ふたをしたままでも焼き目がつくと説明されています。ふたの後ろにある小さな穴から蒸気を逃がすので、蒸し焼きになりにくい構造です。
気をつけたい点
一方で、次の3点は先に知っておきたいところです。
1つ目は、魚の皮が底面にくっつくことがある点です。上の「コツ①」のとおり、クッキングシートを敷くか、薄く油を塗ると防げます。
2つ目は、ラ・クックはパロマ製ガスコンロのみに対応している点です。コンロを他社製に替えると使えなくなるので、交換のときはメーカー選びとセットで考えてください。
3つ目は大きさです。幅24cm×奥行31cmあるので、一人分・二人分の少量調理では持て余すことがあります。小さいサイズの「ラ・クック」は2023年6月に販売を終了しています。
しなちくとして補足すると、1つ目は使い方で、2つ目はコンロ選びで対処できます。3つ目は、使う量に合うかを買う前に寸法で確かめてください。
ラ・クックとラ・クックグランの違い
ラ・クックには「ラ・クック(旧型)」と「ラ・クックグラン」の2種類があります。主な違いを整理しておきましょう。
ラ・クックグランは2023年6月1日にモデルチェンジした現行モデルで、このとき小さいサイズの「ラ・クック」は販売を終了しています(パロマプラスのお知らせ・2023年5月29日付)。いま買えるのは、ラ・クックグランと、深さ8.5cmのラ・クックグランポットの2つです。
また、ラ・クックグランの底面は波形で、余分な油を落とす役目があります。底面の波の高さは従来品の2mmから4mmになりました(2026年9月27日時点・パロマ公式より)。
ラ・クックはパロマ製ガスコンロのみに対応しています。使えるかどうかは、パロマ公式の「ラ・クック対応ガスコンロ検索」でコンロの製品番号から確かめてください(ビルトインコンロの製品番号は、電池ケースのふたの内側などのシールに書かれています)。
ラ・クックグランを最大限に活用するための環境づくり
ラ・クックグランの性能を最大限に引き出すには、パロマのビルトインガスコンロをしっかりと設置・維持することが大前提です。
コンロ本体が正しく設置されていないと、グリルの温度が安定しなかったり、ラ・クックモードの自動調理が正確に機能しなかったりすることがあります。
キッチンのリフォームやコンロ交換を行う際には、信頼できる施工業者を選ぶことが非常に重要です。
「10年保証」の実態に注意する
ガスコンロ交換業者の多くが「10年保証」をウリにしていますが、メーカーが公表しているのは「設計上の標準使用期間」で、ビルトインコンロは10年です。平均何年で壊れるかという数字は公表されていないので、保証を過ぎてからの修理費は自己負担になると考えておく必要があります。
さらに、補修用部品の保有期間は買った日からではなく製造打ち切り後から数えます(リンナイのこんろは10年、ノーリツのこんろは5年)。同じ型を遅い時期に買うほど修理できる期間は短くなるため、保証期間内であっても「部品がなくて修理できない」という状況が生じえます。保証書で、何が何年保証されるのかを書面で確かめておきましょう。
小規模な業者が10年後に存続しているかどうかも不明であり、会社が廃業すれば保証は実質的に消滅します。「10年保証=安心」とは言い切れない点を知っておきましょう。
施工業者に必要な資格を確認する
必要な資格は、工事の中身とガスの種類で変わります。可とう管や機器接続ガス栓を使ってつなぐ工事はガス可とう管接続工事監督者などの範囲、ガス栓そのものの位置を動かす内管工事が入ると簡易内管施工士(ガス事業者の認定で、国家資格ではありません)、LPガスの設備工事は液化石油ガス設備士の範囲です。ビルトインコンロの交換に水道工事は伴いません。
見積書で工事の範囲を示して、この工事にはどの資格が要るのかを業者に確かめてください。見積もりの安さだけで業者を選ぶのではなく、資格・実績・アフターフォロー体制を確認することが長期的な安心につながります。
まとめ:ラ・クックグランの使い方をマスターして毎日の調理を快適に
ラ・クックグランの使い方は、「食材を並べてフタをしてグリルにセット」というシンプルな3ステップが基本です。慣れてしまえば操作は難しくなく、毎日の料理が格段に楽になります。
焼き魚・トースト・ノンフライ唐揚げ・グラタンなど、活用できる料理の幅は非常に広く、グリル庫内を汚さないというメリットは日々の後片付けの時間を大幅に削減してくれます。
「魚の皮がくっつく」という初期の悩みも、クッキングシートを敷く・事前に水分を除去するなどの簡単なコツで解決できます。
ラ・クックグランはパロマのガスコンロ専用アイテムです。導入するためにはパロマのコンロが必要になりますが、その価値は十分にあります。コンロ交換を検討している方は、信頼できる業者に依頼して正しく設置することで、ラ・クックグランの性能を最大限に引き出すことができます。
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