ノーリツ ピアットのワイドグリルとマルチグリルの違いを徹底比較|価格差1万円は価値があるか
この記事を読むと分かること
- ピアット ワイドグリルとマルチグリルの本質的な違いが「焼き網の有無」にあることと、それが日常の使い勝手にどう影響するかが分かる
- 約1万円の価格差に見合う機能差があるのかどうか、自分の調理スタイルで判断できるようになる
- コンロ交換で後悔しないための業者選びの重要ポイントが分かる
ワイドグリルとマルチグリル最大の違いは「焼き網の有無」
ノーリツ ピアットのグリルには、大きく分けて「ワイドグリル」と「マルチグリル」の2種類があります。カタログを見ると両者は似たような機能を持っているように思えますが、実際には根本的に異なる設計思想を持っています。
最も重要な違いは、焼き網(グリル網)の有無です。
ワイドグリルは、従来のグリルを幅広にしたもので、金属製の焼き網が付属しています。サンマやアジなどの魚を直火でこんがり焼くには最適な構造です。一方、マルチグリルは焼き網の代わりに「マルチグリルポット」という専用容器を使って調理します。この専用容器があることで炒め物、煮込み、蒸し料理、揚げ物など多彩な調理が可能になりますが、逆に言えば「網の上に食材を直接乗せて焼く」という使い方ができません。
この一点を理解するだけで、どちらが自分に合うかの判断がほぼできてしまいます。「コンロで魚をよく焼く」という方はワイドグリル一択です。「魚はフライパンで焼けばいい、グリルでいろいろな料理を試したい」という方はマルチグリルが楽しい選択肢になります。
ピアット ワイドグリルとマルチグリルの主なスペック比較
| 項目 | ワイドグリル | マルチグリル |
|---|---|---|
| グリル幅 | 約31cm(ワイド) | 約31cm(ワイド) |
| 焼き網 | あり | なし(マルチグリルポット使用) |
| 主な調理方法 | 焼き(直火) | 焼き・炒め・煮る・蒸す・揚げる等 |
| 付属容器 | 標準グリル皿 | マルチグリルポット(蓋付き) |
| 自動調理メニュー | 焼き魚など基本メニュー | 多彩なオートメニュー |
| 価格差の目安 | 基準 | +約1万円 |
どちらもピアットシリーズの中位〜上位モデルに位置し、天板の材質・バーナーの火力・センサーの精度などは同等です。グリル部分の設計だけが大きく異なります。
マルチグリルの1台8役を詳しく解説
マルチグリルが「1台8役」と呼ばれる理由は、専用のマルチグリルポットによって以下の8つの調理法が実現できるからです。
1. 焼く
マルチグリルポットの底面で肉や野菜を焼きます。フタをすることで熱を閉じ込め、外側はこんがり、中はしっとりと仕上げられます。ステーキやチキンソテーなど、フタをしながら焼き上げる料理に適しています。
2. 炒める
フタを開けて短時間で炒め物ができます。コンロの火力と違い、グリルの熱源が上下から当たるため、短時間で均一に仕上がります。野菜炒めや焼きそばなども手軽に作れます。
3. 煮る・煮込む
スープや煮物、ポトフなどの煮込み料理が作れます。グリルの庫内が密閉空間になるため、吹きこぼれの心配も少なく、安全に煮込めます。コンロを占領せずに煮込み料理を進行できる点が便利です。
4. 蒸す
少量の水を加えてフタをすることで蒸し調理が可能です。野菜の蒸し料理や茶碗蒸し、蒸しパンなども作れます。蒸し鶏など、低温でじっくり火を通したい料理にも向いています。
5. 揚げる
少量の油でもグリル内の熱が全方向から当たるため、少ない油で揚げ物ができます。唐揚げ、コロッケ、フライドポテトなど、大量の油を使わずに揚げ物を楽しめるのは大きな魅力です。
6. グリル(オーブン焼き)
フタをしたままグラタン、ドリア、ラザニアなどのオーブン料理が楽しめます。チーズをとろけさせながら焼き上げる料理に特に適しており、オーブンレンジを別途持つ必要がなくなる場合もあります。
7. 温める
ご飯や総菜などを温め直す際に使えます。電子レンジよりも「焼き目」をつけながら温めたいときに便利です。ピザやパンのリベイクにも活用できます。
8. 燻製
専用の燻製チップを使った本格燻製もできます(機種によって対応の有無あり)。スモークチーズやスモークサーモンなど、自宅で本格的な燻製料理を楽しみたい方に喜ばれる機能です。
これだけの調理法が一台でできるのは確かに魅力的です。ただし、次のセクションで説明する「焼き網がないことの盲点」を知った上で判断することが大切です。
マルチグリルの「盲点」:焼き網がない意味
マルチグリルの多機能性に注目が集まりがちですが、購入後に後悔するケースで最も多いのが「焼き魚ができない(焼きにくい)」という声です。
あなたも「多機能なほうがいいだろう」と思って選ぼうとしていませんか?そのお気持ちはよく分かります。しかしこの点だけは、購入前にしっかり理解しておくことをおすすめします。
正確には「焼けないわけではない」のですが、従来の焼き網のように直接食材を乗せて焼くことができません。サンマなどの魚をマルチグリルで焼くには、マルチグリルポットの中に入れて焼くことになります。しかし、実際にやってみると「網で焼いたときのような皮のパリパリ感が出にくい」「脂が落ちきらない」「仕上がりが蒸し焼きに近くなる」という問題が出ることがあります。
また、マルチグリルポットはサイズが決まっているため、大きなサンマ1尾をまるごと焼こうとしても入りきらないことがあります。尾を折ったり、半分に切って焼くことになると、「せっかくのグリルなのに」という不満につながります。
「魚はスーパーの惣菜を買うか、魚焼き専用のフライパンで焼けばいい」という割り切りができる方なら問題ありません。しかし、「週に2〜3回は自分でグリルで魚を焼く」という習慣がある方は、ワイドグリルを選んだほうが日々の満足度が高いでしょう。
さらに注意すべき点として、「マルチグリルを買ったが魚が焼きたくなった」という場合、後から焼き網だけを購入して使用することは構造上難しいため、後戻りがしにくいというリスクもあります。コンロは10年以上使うものです。「最初の選択」がその後の毎日の調理体験を左右します。
ワイドグリルのメリット
「マルチグリルのほうが多機能だから上位モデル」という誤解を持つ方も多いですが、ワイドグリルにはマルチグリルにはない独自のメリットがあります。
焼き魚がおいしく焼ける
これが最大のメリットです。焼き網の上に食材を乗せ、下火・上火の直火で焼くことで、食材から出た余分な脂が落ち、皮はパリッと、身はふっくらと焼き上がります。この食感はマルチグリルポットでは再現が難しいとされています。
焼き魚の美味しさの多くは「余分な脂が落ちること」によって生まれます。直火焼きの焦げ目と香ばしさは、ガスコンロのグリルならではの体験です。「コンロを変えたら魚がおいしくなった」と感じる方が多いのも、ワイドグリルが普及している理由のひとつです。
使い慣れた調理法をそのまま使える
ワイドグリルは「大きくなった普通のグリル」です。今まで使ってきた操作方法とほぼ同じなので、新しい調理方法を覚える必要がありません。特に年配の方や、家電・調理器具の新機能を積極的に使いたくないという方には、ワイドグリルのシンプルさが大きな安心感になります。
「便利な機能があっても結局使わない」という経験は誰でも一度はあるはずです。自分の調理スタイルに合わない機能にお金を払うよりも、シンプルで使いやすいものを選ぶほうが、長期的な満足度は高くなります。
手入れがしやすい
焼き網はステンレス製で、食洗機対応モデルも多くあります。使ったら洗う、というシンプルなメンテナンスです。マルチグリルポットも洗いやすく設計されていますが、容器の底面・内壁・フタと複数パーツの管理が必要になります。
価格が安い
ワイドグリルモデルのほうがマルチグリルモデルより1万円前後安いケースが多いです。「多機能は必要ない。魚がきれいに焼ければそれでいい」という方には、コストパフォーマンスの面でもワイドグリルが優れています。
どちらを選ぶべきか:チェックリスト
以下のチェックリストで、あなたがどちらに向いているかを確認してみましょう。
ワイドグリルが向いている人
- 週に1回以上、魚をグリルで焼く習慣がある
- サンマ・アジ・サバなど、まるごと焼く機会が多い
- 新しい調理機能よりも、使い慣れた操作感を重視する
- コンロの予算をなるべく抑えたい
- 調理器具はシンプルなほうが好き
- キッチンに別でオーブンやオーブンレンジがある
マルチグリルが向いている人
- 魚はフライパンで焼くか、外食で済ませることが多い
- グラタン、ラザニア、ローストチキンなどのオーブン料理を家で作りたい
- 揚げ物・煮込み・蒸し料理など、グリルで多彩な料理を試したい
- 新しい調理体験を積極的に楽しみたい
- 予算に余裕があり、1万円の価格差は問題ない
- キッチンにオーブンがなく、グリルで代用したい
どちらを選んでも、ピアットシリーズとしての基本性能(加熱効率・操作性・デザイン)は同等です。グリルをどう使いたいか、という点だけで判断してください。迷ったときは「自分は今のグリルで何をよく焼いているか」を思い返してみると、答えが見えてきます。
両グリルに共通するピアットのメリット
ワイドグリルかマルチグリルかにかかわらず、ピアットシリーズ全体に共通するメリットについても確認しておきましょう。
大火力のリッターバーナー
ピアットの左右バーナーは高火力のリッターバーナーを採用しており、強い炎でフライパン料理や大きな鍋での調理をパワフルにこなします。中央バーナーは煮込みに向いた低火力設定となっており、用途に合わせた火力使い分けが自然にできる設計です。
グリルの自動調理機能
「焼き魚モード」「グリルモード」など、火加減の自動調節機能が搭載されており、目を離していても焦げすぎることなく調理できます。ピアットはこの自動調理の精度が高いと評価されており、「センサーが優秀でほったらかしにできる」というレビューをよく見かけます。
センサーによる安全機能
調理中に鍋が空になったり、油が高温になりすぎたりすると自動的に火を弱める・止める機能があります。万一ガスを消し忘れた際の自動消火機能も搭載されており、安全面では万全です。小さな子どもがいるご家庭や、調理中に目を離すことが多い方にとって心強い機能です。
天板のお手入れのしやすさ
ピアットの天板はガラスコートまたはホーロートップが採用されており、こびりつきにくく拭きやすい設計になっています。毎日の掃除の手間を大幅に軽減してくれます。料理後すぐに濡れた布巾でさっと拭けるため、キッチンをきれいに保ちやすいです。
デザイン性
ノーリツ ピアットはスタイリッシュなデザインで、キッチンに設置するとシステムキッチン全体の印象が引き締まります。カラーバリエーションも豊富で、キッチンの雰囲気に合わせたコーディネートが楽しめます。
口コミ・評判から見るユーザーの実態
実際にピアット ワイドグリルおよびマルチグリルを使用しているユーザーの声を集めました。購入前の参考にしてください。
マルチグリルに関するポジティブな口コミ
「マルチグリルポットでグラタンを作ってみたら、チーズがとろとろに焼けて感動しました。オーブンを別で持つ必要がなくなりました」
— 価格.comレビューより
「唐揚げが少ない油で揚げられるのが便利。コンロで揚げるより楽だし、油はねも気になりません。週末の揚げ物が楽しみになりました」
— Yahoo!知恵袋より
「蒸し鶏がグリルでできるとは思っていませんでした。しっとりして本当においしい。コンロを使わずにできるのが地味に助かります」
— 楽天市場レビューより
マルチグリルに関するネガティブな口コミ
「正直、焼き魚のことを考えずに買ったら、夫に怒られました。サンマが満足に焼けないんです。ポットに入れると蒸し焼きになってしまって……」
— Xより
「マルチグリルポットのフタが重くて扱いにくい。料理のたびにフタを外して中身を確認するのが地味にストレスです」
— 価格.comレビューより
「多機能は魅力的だったけれど、実際に使う機能は焼き魚くらいだった。そう思うとワイドグリルで良かったかもしれない」
— Xより
ワイドグリルに関するポジティブな口コミ
「やはり魚は焼き網で焼くのが一番。グリルを開けたときの焼き目と香りが違います。マルチグリルとも迷いましたが、ワイドにして正解でした」
— 価格.comレビューより
「幅が広いのでサンマが2尾並べて焼けます。以前のコンロでは1尾しか入らなかったので、これは地味に便利です」
— 楽天市場レビューより
「うちは子どもが魚好きなので、ワイドグリルで大正解。マルチグリルは必要ない機能にお金を払うことになると思って選びませんでした」
— Xより
口コミを見ると、マルチグリルを選んだ後で「魚が焼けない(焼きにくい)」という後悔の声が散見されます。多機能への期待と実際の使い勝手にギャップを感じるユーザーが一定数いることが分かります。一方ワイドグリルユーザーは、「多機能が不要な分、シンプルで使いやすい」という満足度が高い傾向があります。
どちらを選ぶにせよ、事前に「自分はグリルで何をしたいか」をはっきりさせておくことが後悔しない選択につながります。
ピアットのシリーズ内位置づけ
ノーリツのビルトインコンロラインナップの中で、ピアットはどのような位置づけになっているのかを整理しておきます。
ノーリツのビルトインコンロは、上位モデルから順に「プログレ」「ピアット」「エントリーモデル」に大別されます。
プログレ(最上位モデル)
マルチグリルの機能がさらに充実しており、スタイリッシュな操作パネルと多彩なオート調理機能を持ちます。価格帯も最高位で、コンロに最高の機能を求める方向けです。
ピアット(中〜上位モデル)
プログレに比べると価格は下がりますが、グリルの幅・火力・センサー機能など実用面での差は少ないです。コストパフォーマンスの高さが特徴で、「良いものを長く使いたい」という方に支持されています。ワイドグリルとマルチグリルの両方が選べます。
エントリーモデル
グリルはスタンダードサイズ、センサー機能も最小限です。予算を最小限に抑えたい方向けで、シンプルさを重視するなら十分な選択肢です。
ピアットはこの中間に位置し、「プログレほど高額でなくてもいいが、品質は妥協したくない」というニーズに応えるシリーズです。ワイドグリル・マルチグリルのどちらを選んでも、エントリーモデルよりは大幅に使い勝手が向上します。
他社との比較で言えば、同価格帯にはリンナイのデリシア・リッセシリーズ、パロマのクレア・フェイシスシリーズなどがあります。グリルの機能や天板素材、デザインの好みで選ぶのが一般的です。いずれも「ビルトインコンロの中位〜上位帯」として、品質と機能のバランスが取れています。
コンロ交換は施工業者選びが最重要
コンロをピアットに決めたら、次は交換業者選びです。ここを誤ると、せっかくの高品質なコンロも台無しになりかねません。実は、コンロ選びよりも業者選びのほうが失敗リスクが高いとも言えます。
資格なし業者のリスク
ガスコンロのビルトイン型を交換する工事には、「ガス工事」が伴います。具体的には、ガス管との接続・ガス漏れ確認・ガス配管の点検などが必要です。これらの作業を適切に行うには、簡易内管施工士という資格が必要です。
インターネットで安い業者を探すと、この資格を持っていない業者が紛れ込んでいることがあります。資格なしの工事は法的に問題があるだけでなく、ガス漏れや一酸化炭素中毒のリスクにもつながります。業者に問い合わせる際は「簡易内管施工士の資格はありますか?」と確認するようにしましょう。
「安い業者で失敗した、という声をよく聞きます。」それは価格ではなく、資格・施工体制・アフターフォローの差から来ることがほとんどです。
「10年保証」のカラクリを知っておく
多くのコンロ交換業者が「10年保証」を宣伝しています。しかし実態を見ると:
- ピアットの耐用年数は約10〜12年とされており、保証期間の終わりごろに本体の寿命を迎えることが多い
- 製造終了から約10年で部品の供給が止まるため、保証期間内でも「部品がない」という事態が起こりうる
- 施工不良は設置直後の数週間〜数ヶ月以内に発覚することがほとんどであり、10年後の問題を証明することはほぼ不可能
- 中小規模の業者は10年後に存続しているとは限らない
つまり「10年保証」は心理的な安心感を与えるマーケティング効果は高いですが、実際に行使できるケースは限定的です。それよりも「10年後も確実に存在している会社かどうか」「施工体制が組織的に整っているかどうか」を重視した業者選びのほうが、結果として安心につながります。
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「どの業者に頼めばいいか分からない」という方は、まず東京ガスに問い合わせることをおすすめします。
まとめ:ピアット ワイドグリルとマルチグリルの選び方
この記事のポイントを整理します。
ノーリツ ピアットのワイドグリルとマルチグリルの最大の違いは焼き網の有無です。
マルチグリルは「1台8役」の多機能が魅力ですが、従来の焼き網がないため、直火で魚を焼くことができません。一方ワイドグリルは幅広の焼き網でおいしい焼き魚が楽しめる、シンプルで使いやすいグリルです。
約1万円の価格差が価値あるかどうかは、あなたの調理スタイル次第です。「週に何度も魚を焼く」という方にとってマルチグリルは価格が高い上に使い勝手が悪くなる可能性があります。逆に「魚はあまり焼かない、グラタンや煮込み料理をグリルで楽しみたい」という方には、追加投資に十分な価値があります。
機種を決めたら、次は業者選びをしっかりと行いましょう。「10年保証」という言葉だけで選ぶのではなく、資格保有の有無・施工体制・会社の存続性を確認することが重要です。関東圏の方は東京ガスの機器交換が第一候補です。資格・実績・存続性の観点から、最も安心して任せられる選択肢といえます。
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