ノーリツ「プラスドゥ」のデメリットを正直に指摘|購入前に知っておくべき4点
この記事を読むと分かること
- ノーリツ「プラスドゥ」の購入前に知っておくべきデメリット4点
- 全面ゴトク・高火力・天板上つまみという構造から出てくる短所
- デメリットを踏まえたうえで「プラスドゥを買うべき人・やめた方がいい人」の判断基準
プラスドゥのデメリットを正直に伝えます
「プラスドゥが気になっているけど、デメリットも知りたい。後悔したくない」
この記事を読んでいるあなたは、おそらくプラスドゥのデザインや高火力に惹かれながらも、「実際に使って後悔しないか」を確認したいのではないでしょうか。そういった慎重な姿勢は正解です。
プラスドゥは確かに「デザインが独特でカッコいい」「料理好きには最高のコンロ」という声が多い一方で、すべての人に向くコンロではありません。向き不向きがはっきりしているモデルだからこそ、デメリットを正確に把握してから買うことが大切です。
この記事では、プラスドゥのデメリットを包み隠さずお伝えします。それを読んだうえで「それでも欲しい」と思えれば、プラスドゥはあなたに合った選択肢です。
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プラスドゥとはどんなコンロか
まずプラスドゥの基本情報を整理します。
プラスドゥ(+do)は、ノーリツのグループ会社であるハーマン(HARMAN)が手がける、業務用コンロのような外観が特徴のビルトインガスコンロです。「ノーリツ製」「ハーマン製」という2種類の名前で流通していますが、実質的に同一製品です。
最大の特徴は2点です。
① ステンレス天板+鋳物製全面ゴトク:一般的なガスコンロのガラストップとは全く異なるルックスで、海外製の業務用コンロのような無骨でかっこいい見た目が人気の理由です。鋳物製の全面ゴトクは天板全体を覆うように設計されており、鍋の移動がしやすく、一時置きにも使えます。
② 家庭用最大クラスの火力:左側のメインバーナーは4,510kcal/h(都市ガス使用時)という火力を持ちます。これは家庭用コンロの中でトップクラスの数値です。
希望小売価格で並べると、プラスドゥ(316,250円)はプログレ(375,540円〜)に次ぐ2番目で、オルシェ(274,340円〜)やネスト(228,470円〜)より上です(いずれも税込。2026年9月時点のノーリツ公式の希望小売価格)。ただしグレードは価格の順ではなく、グリルの方式で分かれます。上下バーナーのマルチグリルを積むのはプログレだけで、プラスドゥは焼網グリルに専用のダッチオーブンが付く構成です。プラスドゥは「料理を本格的に楽しむ人向けのデザイン重視モデル」として独自のポジションを確立しています。
すぐ上のプログレと迷っている方はノーリツ プログレ vs プラスドゥ徹底比較!天板・グリル・スマート機能の違いと選び方を、下の2機種で予算を抑える方向を考えている方はノーリツ オルシェ vs ネスト 比較|機能・価格・選び方を徹底解説をあわせてご覧ください。どちらもガラストップなので、この記事で挙げる掃除のデメリットは当てはまりません。
プラスドゥのデメリット4点
では、プラスドゥの構造から出てくるデメリットを具体的に見ていきます。
デメリット① 全面ゴトクの掃除が大変
プラスドゥのデメリットとして最も多くの方が挙げるのが、全面ゴトクの掃除の手間です。
鋳物製の全面ゴトクは3分割になっており、1枚あたり約1kg近い重量があります。吹きこぼれや油汚れが付着したとき、ガラストップなら天板をサッと拭けばそれで終わりですが、プラスドゥの場合は重いゴトクをすべて取り外してから天板を拭き、その後ゴトクも洗う、という手順が必要です。
また、全面ゴトクは天板に密着しているため、汚れがゴトクと天板の隙間に入り込むこともあります。この隙間の汚れを取るのは手間がかかります。
「掃除のしやすさ」を重視して新しいコンロを選ぼうとしている方には、プラスドゥは向いていません。掃除を苦に思わない方、あるいは「週1回まとめて掃除する」という習慣がある方には許容できるデメリットです。
なお、ノーリツ公式のお手入れ案内では、ゴトクは中性洗剤を含ませた布やスポンジで拭き取り、洗剤が残らないよう水拭きしてから乾いた布で仕上げる、という手順が示されています。ステンレス天板も水か台所用中性洗剤です。クリームクレンザーはガラス部以外に使わないよう注記があるので、プラスドゥの天板には向きません(2026年9月時点・ノーリツ公式「ビルトインコンロのお手入れ」より)。同じページに「使用のたびにこまめに拭き取る」とあるとおり、まとめて落とすより、その都度拭くほうが結果的に手間が少なくなります。
デメリット② 最大火力(超高火力)は都市ガスのみ対応
プラスドゥの最大火力4,510kcal/hは、都市ガス使用時のみ発揮できる数値です。プロパンガス(LP)環境の場合、この超高火力は使用できません。
プロパンガス環境でも一定の火力は出ますが、都市ガスで実現できる「家庭用最大クラスの火力」という最大のアドバンテージを享受することはできません。
プロパンガスの地域にお住まいの方は、この点を事前に把握しておく必要があります。「プラスドゥは火力が強いから選んだ」という方がプロパン環境で使うと、期待していた火力が得られずに後悔するケースがあります。
デメリット③ 強火力バーナーは左側のみ
プラスドゥの強火力バーナー(4,510kcal/h)は左側のバーナーのみに搭載されています。右側のバーナーは通常の火力です。
「2口同時に強火で調理したい」という方には、両バーナーが高火力に対応しているウィズナ(パロマ)などの方が使い勝手が良い場合があります。ウィズナ側にも別の短所があるので、乗り換え先として検討するならパロマ ウィズナは後悔する?デメリット5つと口コミ・評判を正直に解説を先に読んでから決めてください。
また、「火力の強いバーナーで大きな鍋を使いたい」という場合、常に左側を使うことになります。キッチンのレイアウトや使い方によっては、左側のバーナーばかり使って右側はあまり使わない、という状況になることもあります。
デメリット④ 点火つまみが天板上にある
プラスドゥの点火つまみは、天板の上に設置されています。通常のガスコンロはフロントパネルに点火ボタンや火力調節ダイヤルがありますが、プラスドゥはデザイン上の理由から天板上にあります。
この仕様には以下の問題があります。
汚れがつきやすい:点火つまみ周辺は油はねや吹きこぼれが直接かかりやすい位置にあります。つまみの根元に汚れが入り込むと、細かい部分の掃除が必要になります。
鍋を置くと隠れる:大きめの鍋を複数口で使っていると、点火つまみが鍋の陰になって見えにくくなることがあります。操作するために鍋を避ける必要が生じる場面があります。
慣れが必要:従来のフロントパネル操作に慣れている方は、天板上のつまみに手を伸ばす動作に最初は違和感を覚えることがあります。
その他、気になる点
デメリット4点以外にも、一部のユーザーから指摘されている点をいくつかご紹介します。
グリルのレバー位置が低い
プラスドゥのグリル操作部のレバーは、他のコンロと比べてやや低い位置に設置されています。背が高い方にとっては姿勢を低くして操作する必要があり、使いにくさを感じることがあります。
ダッチオーブンが重い
プラスドゥに付属する「+do」専用ダッチオーブンは鋳鉄ホーロー仕上げで、重量は4kgです(2026年9月時点・ハーマン公式のプラスドゥ商品ページより)。中身を入れればさらに重くなります。付属品として魅力的なアイテムではありますが、重いものを扱うのが苦手な方、特に高齢の方には使いにくさを感じさせるかもしれません。
価格がやや高め
プラスドゥはガラストップモデルの同グレードと比べると、工事費込みの総コストが高くなりやすい傾向があります。ノーリツ公式の性能早見表で並べると、プラスドゥは316,250円、同じ焼網グリルタイプのオルシェは274,340円から、ネストは228,470円からで、ネストとの差は約9万円です(いずれも税込。2026年9月時点)。実売はどの機種も値引きされるので、同じ業者に2機種を並べて見積もってもらうと、自分の条件での差額が分かります。
全面ゴトクは、何が得で何が損なのか
プラスドゥの評価が割れるのは、全面ゴトクという一つの構造が、得と損を同時に生むからです。両方を分けて見ておきます。
得になるところ
全面ゴトクの特徴は、五徳が左右で分かれておらず、天板全体を覆う一枚の枠になっていることです。
見た目のインパクトを評価するコメントは非常に多いです。「他のコンロとは全く違うデザインがいい」という方がプラスドゥを選ぶ最大の動機になっています。
この構造の実利は、鍋を持ち上げずにスライドさせて移動できることです。重い土鍋や深さのある鍋を扱うときに差が出ます。
全面ゴトクの実用的なメリットとして、鍋の移動のしやすさと安定感を評価する声は多数あります。「鍋の底が引っかかることなくスムーズに移動できる」という体験は、ガラストップにはない感触です。
デメリットを事前に把握したうえで購入したユーザーからは「後悔していない」という声が多数あります。デメリットを知らずに買って「こんなはずじゃなかった」という後悔と、デメリットを知ったうえで「それでも買いたい」という選択は全く別物です。
キッチンのリフォームで、コンロを「こだわりの1点」に選ぶ買い方と相性がよい機種です。掃除の手間という短所を承知したうえで、毎日目に入るものとして選ぶ、という決め方になります。
同じ「ステンレス天板×全面ゴトク」の路線でプラスドゥと直接ぶつかるのが、リンナイのグリレです。天板・グリル・火力の5点でどこが違うのかはリンナイ グリレ vs ノーリツ プラスドゥ徹底比較!天板・グリル・高火力5つの違いを解説に整理しています。デザインで選ぶ買い方をするなら、この2機種は並べて見たほうが後悔しません。
損になるところ
一方で、五徳が一体なので、天板を拭くには毎回全体を持ち上げることになります。左右分割型なら汚れた側だけ外せます。日々の拭き取りの手間は、むしろ全面ゴトクのほうが増えます。
デメリット①で解説した掃除の手間を実体験として伝えるコメントです。「便利」という評価と「掃除が大変」という評価が同時に存在するのがプラスドゥの特徴です。
左側の高火力バーナーは手前寄りに置かれているため、強火で使うと手元に熱が当たりやすく、油はねも届きやすくなります。左側で炒め物をするときは、鍋を奥に寄せる、蓋を使うなど、熱と油はねを前提にした使い方が要ります。
価格差は10万円前後になることもあります。重い鍋をよく使うかどうかで判断するのが、最も外しにくい基準です。
価格面での慎重な意見です。デザインと機能性に対して納得できる予算がある方向けのモデルであることを示しています。
デメリットを踏まえた「買うべき人・やめた方がいい人」
ここまでのデメリット情報を踏まえて、プラスドゥがどんな人に向いているか・向いていないかを整理します。
プラスドゥをおすすめできる人
「デザインが最優先」という人
プラスドゥを選ぶ最大の動機は、ほぼすべての方が「このデザインが好きだから」です。ステンレス天板+全面鋳物ゴトクというルックスに惚れ込んだ方にとって、掃除の手間は「許容できるトレードオフ」になることが多いです。
「料理が好きで、本格的な火力を使いたい人」(都市ガス環境)
都市ガス環境で4,510kcal/hの高火力を使えるのは、プラスドゥの大きなアドバンテージです。中華料理の本格的な炒め物、ダッチオーブンを使った調理など、料理の幅を広げたい方に向いています。
「掃除は手間をかけてでもきれいにしたい」という人
こまめに掃除することが苦でなく、「重いゴトクを外して洗う」という作業を習慣化できる方は、プラスドゥの「使い込んだ道具感」を楽しみながら使い続けられます。
キッチンリフォームの「こだわりアイテム」にしたい人
リフォームや新築のキッチンで「ガスコンロだけは他の家と違うものにしたい」というこだわりがある方に、プラスドゥは個性的な選択肢を提供します。
プラスドゥをおすすめしない人
「掃除を楽にしたい」が最優先の人
フラットなガラストップに交換して「サッと拭けるようにしたい」という目的の方には、プラスドゥは逆行するモデルです。掃除のしやすさを重視するなら、ガラストップコンロを選ぶべきです。
プロパンガス環境の人(超高火力目的の場合)
高火力のためにプラスドゥを選ぼうとしているプロパンガス環境の方は要注意です。都市ガスの最大火力は得られません。
「コンロは使えれば十分」という人
プラスドゥの価値はデザインと高火力にあります。機能的な基本性能だけで判断するなら、同価格以下でより掃除のしやすいモデルが多数あります。デザインに興味がなければ、コストパフォーマンス面でプラスドゥを選ぶ理由は薄れます。
ガスコンロ交換で後悔しないための業者選びポイント
プラスドゥを選ぶ判断ができたとしても、次に重要なのは「誰に取り付けてもらうか」です。
施工資格の確認は必須
ビルトインガスコンロの交換にはガス配管接続の資格が必要です。「ガス機器設置スペシャリスト」などの有資格者が担当するか、組織として施工基準が管理されている業者を選ぶことが、安全な施工への第一歩です。
ネット上には低価格を売りにした無資格業者も存在します。「安いから」という理由だけで選ぶと、施工不良やガス漏れなどの重大リスクにつながりかねません。
「10年保証」に惑わされない
ノーリツはガスコンロについて、設計上の標準使用期間を製造から10年、補修用性能部品の保有期間を製造打ち切り後5年間と公表しています(2026年9月時点・ノーリツ公式より)。どちらも起算日が「買った日」ではない点に注意してください。標準使用期間は製造された日から、部品の保有期間はその型の製造が打ち切られた日から数えます。買った時点ですでに数年が経っている型を選ぶと、「10年保証」が残っていても部品の供給が先に終わることがあります。
さらに、業者が10年後に存続している保証はありません。長期的に頼れる業者かどうかを、保証の言葉より企業の信頼性で判断することが重要です。
一括見積もりで個人情報を守る
一括見積もりサービスを利用すると、個人情報が複数業者に共有されます。電話営業が大量に来ることを避けたい場合は、信頼できる業者に直接問い合わせることをおすすめします。
まとめ:プラスドゥのデメリットを知ったうえで「それでも欲しい」かが判断基準
プラスドゥのデメリットをまとめると以下のとおりです。
デメリット4点:
- 全面ゴトクの掃除が大変(重い鋳物ゴトクを外して洗う必要がある)
- 最大火力(4,510kcal/h)は都市ガスのみ対応
- 強火力バーナーは左側のみ(右側は通常火力)
- 点火つまみが天板上にあり汚れやすく、鍋で隠れることがある
その他気になる点:
- グリルレバーの位置が低め
- ダッチオーブンが重い
- 同グレードのガラストップより価格が高め
これらを読んでも「それでも使いたい!」という気持ちが変わらないなら、プラスドゥはあなたに向いています。実際に、デメリットを承知のうえで購入した方のほとんどが「後悔していない」と言っています。
一方で「掃除が楽なコンロにしたい」「とにかくコスパ重視」という方には、プラスドゥ以外の選択肢の方がより満足度が高いでしょう。
プラスドゥを取り付けてくれる業者を選ぶ際は、施工資格の担保と企業としての信頼性を重視してください。
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