不動産投資で騙された事例7選と事前に避けるためのチェックポイント

この記事を読むと分かること
  • 不動産投資で実際にあった騙された事例の具体的なパターンが分かる
  • 各事例で詐欺・営業トラブルを見抜くチェックポイントが理解できる
  • 失敗しないために事前に押さえるべき防衛策が分かる

「不動産投資で騙された」は他人事ではない

不動産投資について調べていると、「騙された」「カモにされた」という体験談が驚くほど多く出てきます。あなたも「自分は大丈夫だろうか」と不安になって、この記事に辿り着いたのではないでしょうか。
そうは言っても、騙される人ってよっぽどの人だよね、と思いたくなりますよね。でも、実際の事例を見ていくと、決して特殊な人ではなく、ごく普通のサラリーマン・公務員・教員・看護師の方が「騙されてしまう」ケースが多いことが分かります。
結論からお伝えすると、不動産投資の世界には、知識のない投資家を狙う営業手法が今でも残念ながら存在します。「気をつければ大丈夫」というレベルでは防ぎきれず、事前の知識と冷静さが何より大切です。
重要なのは、過去の事例を「他人事」ではなく「自分にも起こり得る話」として捉えることです。実際にあった失敗パターンを知っておくことで、同じ手口に遭遇したときに気づける確率が大きく上がります。
この記事では、不動産投資で実際にあった騙された事例7選と、それぞれの避け方を正直に整理します。

事例1:新築ワンルームマンション営業の罠

最も多いのが、新築ワンルームマンション営業による被害です。

典型的な手口

電話での突然のアプローチ、「節税になります」「年金代わりになります」というセールストーク、相場より割高な物件を「特別価格」として提案、収支シミュレーションを見せず「家賃が下がらない前提」で計算、「今決めないと他の方が買います」という焦らせ、これらが典型的な手口です。

避けるための防衛策

電話・メールでの突然の営業は基本的に断る、相場価格を不動産情報サイト(楽待・健美家)で必ず確認する、収支シミュレーションを自分で作成し、空室・家賃下落・金利上昇を織り込む、「今決めて」と言われたら絶対に決めない、最低でも1週間は検討期間を取る、これらを徹底することで、ほとんどの新築ワンルームマンション営業の罠は避けられます。

事例2:サブリース契約の「家賃保証」トラブル

サブリース契約による被害も多発しています。

典型的な手口

「30年間家賃保証!」「空室になっても家賃は変わりません!」というセールストーク、契約書には「2年ごとに家賃の見直しがあります」と小さな字で記載、数年後に一方的な家賃減額を通告される、「契約解除には違約金が発生」と言われ動けなくなる、これがサブリース契約の典型的な落とし穴です。
サブリースの家賃減額をめぐるトラブルについては、国土交通省・消費者庁・金融庁が注意を呼びかけています。2020年12月に施行された賃貸住宅管理業法では、サブリース業者が家賃減額のリスクなどを故意に伝えずに勧誘することが禁止され、契約前に重要事項を書面で説明することが義務づけられました。

避けるための防衛策

サブリース契約書を隅々まで読む(特に家賃減額条項)、「家賃保証」という言葉に騙されない、サブリース業者の経営状況を必ず確認する、サブリースなしで自主管理または通常の管理委託を選ぶ、これらを実行することが大切です。

事例3:「節税」を強調した割高物件の販売

高所得者を狙った「節税」セールスにも注意が必要です。

典型的な手口

「年収1,500万円の方には年間100万円の節税!」というセールストーク、割高な新築物件を「節税商品」として販売、減価償却が終わると節税効果が消失するという説明をしない、節税効果と物件の含み損を相殺すると実際は損失、というのが実態です。

避けるための防衛策

節税効果は「短期的なメリット」と「長期的な損失」を併せて評価する、減価償却が終わった後の収支もシミュレーションする、節税スキームに頼らず、純粋に収益性で物件を選ぶ、税理士など中立的な専門家に相談する、これらを徹底することが重要です。

事例4:「儲かる」と言われたが空室続きの地方物件

地方の高利回り物件を「儲かる」と説明されて購入し、空室続きで赤字になるケースもあります。

典型的な手口

「表面利回り15%!地方物件は儲かる!」というセールストーク、過去の高利回り運用実績だけを示す、現在の入居率や周辺の人口減少データを伝えない、購入後すぐに空室が発生し、家賃を下げても入居が決まらない、これが典型的なパターンです。

避けるための防衛策

購入前に必ず現地を訪問する、近隣の人口推移・賃貸需要・競合物件を調査する、地元の不動産業者にエリアの実情をヒアリングする、空室が続く期間と家賃の下落を高めに見込んだシミュレーションを行う、これらが地方物件で失敗しないための鉄則です。

事例5:偽の収益データを示す物件販売

収益データを偽装して販売する悪質な事例もあります。

典型的な手口

レントロール(賃料明細)に実際にはない入居者を記載する、相場より高い家賃で契約しているように見せかける、購入後に「契約満了」として一斉に退去する、本当の家賃水準では収支が成り立たない、というケースです。
審査書類の改ざんは、スルガ銀行の不正融資問題(2018年)でも大きく報道されました。

避けるための防衛策

レントロールだけでなく、賃貸借契約書のコピーも確認する、現状の入居者の入居開始日・契約満了日を確認する、エリア相場と提示家賃の乖離をチェックする、不動産業者だけでなく、別の不動産業者にも査定を依頼する、これらが大切です。

事例6:違法建築・既存不適格物件の販売

建築基準に違反している物件を、その事実を伝えずに販売するケースもあります。

典型的な手口

建ぺい率・容積率オーバーの物件を「お得な物件」として販売、再建築不可物件を相場より割安に売却、違法増築部分について購入後にトラブル発覚、というケースです。

避けるための防衛策

購入前に建築確認済証・検査済証を必ず確認する、建ぺい率・容積率を実測値と確認する、「再建築不可」「既存不適格」の表記を見逃さない、建築士・宅建士に物件確認を依頼する、これらが重要です。

事例7:「自己資金不要」「フルローン」を強調する営業

自己資金が薄い方を狙ったフルローン営業も問題です。

典型的な手口

「自己資金ゼロでも始められます!」「フルローンで楽々スタート!」というセールストーク、月々のキャッシュフローがほぼゼロまたはマイナスになる物件を契約、空室や修繕で簡単にマイナスに陥る、というパターンです。

避けるための防衛策

自己資金20〜30%を入れることを基本にする、月々のキャッシュフローがプラスになる物件のみ選ぶ、長期収支シミュレーションで20年以上の試算を必ず行う、「自己資金不要」を強調する営業は基本的に怪しいと判断する、これらが大切です。
しなちく長期収支シミュレーターでも、20〜30年スパンの収支を試算できます。物件購入を検討している方は、買う前に一度数字を入れてみてください。

騙されないための7つの鉄則

これまでの事例を踏まえ、騙されないための鉄則を整理します。

鉄則1:突然の営業は基本的に断る

電話・メール・対面での突然の営業は、基本的に断ることをおすすめします。本当に良い物件は、自分から能動的に探した方が見つかります。

鉄則2:「今決めて」に乗らない

「今決めないと他の方が買います」は営業の常套句です。本当に良い物件なら、1週間検討しても問題ありません。

鉄則3:相場価格を必ず確認する

不動産情報サイト(楽待・健美家)で同条件の物件を検索し、相場価格を把握します。提示価格が相場より明らかに高い場合は要注意です。

鉄則4:シミュレーションを自分で作成する

営業のシミュレーションを鵜呑みにせず、自分でシミュレーションを作成します。空室、家賃の下落、金利の上昇、修繕費を高めに見込んで織り込みます。

鉄則5:契約書は隅々まで読む

契約書は専門用語が多くて読むのが大変ですが、必ず隅々まで読みます。サブリース契約や家賃保証の条項は特に注意深く確認します。

鉄則6:第三者の意見を聞く

家族、税理士、別の不動産業者など、第三者の意見を聞きます。営業任せにせず、複数の視点から判断します。

鉄則7:勉強してから動く

最も大切なのは、勉強してから動くことです。知識がない状態では、どんなに気をつけても騙される可能性があります。
ファイナンシャルアカデミーの不動産投資スクールは、騙されないための知識・物件選び・融資戦略を体系的に学べる講座です。累計80万人超(2025年時点)の受講実績を持ち、現役の不動産投資家から学べる環境が整っています。「不動産投資スクールは怪しいの?」と感じる方もいますが、運営は株式会社FinancialAcademy(2002年6月創立・資本金1,000万円)で、上場企業ではありませんので、まずは無料の体験セミナーから雰囲気を確かめてみることをおすすめします。

万が一騙されたと感じたら

万が一、契約後に「騙された」と感じた場合の対処法も整理しておきます。

クーリング・オフを検討する

不動産の売買契約は、原則としてクーリング・オフの対象外です。ただし、売主が宅地建物取引業者で、喫茶店や自宅など事務所等以外の場所で申し込み・契約をした場合は、宅地建物取引業法に基づき、クーリング・オフについて書面で告げられた日から8日以内なら契約を解除できることがあります。該当しそうなら、すぐに相談してください。

弁護士・消費者センターに相談する

騙された可能性がある場合、早めに弁護士や消費者センターに相談します。詐欺の証拠(録音・メール・契約書)を集めておくと、対応がスムーズになります。

国土交通省・都道府県の宅建業所管課に相談する

悪質な不動産業者は、国土交通省・都道府県の宅建業所管課に通報できます。免許取り消しや業務停止の対象になる場合があります。

自己資金作りも並行して進めよう

騙されないためには、自己資金を厚めに用意して「フルローンに逃げない」ことも重要です。副業で資金作りを加速するのも有効です。
男性の方には、アンケート・商品モニターで収入を得られる「ポケットリサーチ」がおすすめです。
女性の方には、飲食店や商業施設のモニター調査で収入を得られる「ヴィーナスウォーカー」が好評です。

まとめ:「知識」が最大の防衛策

不動産投資で騙される事例は、決して特殊な話ではありません。普通のサラリーマン・公務員が、ごく普通に騙されています。
最大の防衛策は「知識」です。物件相場を知っている、シミュレーションが自分でできる、契約書の読み方が分かる、リスクを正しく理解している——これらが揃っていれば、ほとんどの詐欺・営業トラブルは事前に回避できます。
焦らず、勉強し、自分で判断する力を養う。これが不動産投資で騙されないための王道です。

不動産投資を考えている人向けサービス一覧

まず数字を確認「しなちく長期収支シミュレーター」

不動産投資で失敗しないための第一歩は、購入前に「出口までの収支」を数字で確認することです。しなちく(当ブログ運営者)が自ら開発した長期収支シミュレーターは、家賃収入・ローン返済・管理費・修繕費・税金を織り込んで、売却時点までのキャッシュフローを試算できます。営業の数字を冷静に検証したい方は、買う前に一度数字を入れてみてください。

資産形成の全体像を学ぶ「お金のみらいマップ」

不動産投資だけでなく、資産形成全体の戦略を俯瞰できる「お金のみらいマップ」は、自分のお金の現在地と将来の目標を整理したい方に役立ちます。投資を始める前にお金の流れを体系的に理解しておくと、不動産投資の位置づけが明確になります。

本気で学ぶなら「不動産投資スクール(ファイナンシャルアカデミー)」

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