追い焚きがぬるい・直らない原因と交換費用:フィルター掃除だけでは解決しないケースも
この記事を読むと分かること
- 追い焚きがぬるい原因の順位:循環フィルター詰まりから熱交換器劣化まで、自分で解決できるか業者に頼むべきかの判断基準
- 修理と交換の分岐点:給湯器の年数別に修理費と交換費用を比較し、コスト面で正しい判断を下す方法
- 信頼できる業者の選び方:無資格業者や悪徳業者に騙されないために知っておくべきポイント
追い焚きがぬるい!まず自分で試せる4つのセルフチェック
追い焚きを押してもぬるいと感じたとき、すぐに業者を呼ぶ必要はありません。まずは自分で確認できる箇所からチェックしてみましょう。以下の4つを順番に確認するだけで、大半のケースは解決する可能性があります。
セルフチェック1:リモコンの設定温度を確認する
当たり前のことのようですが、リモコンの設定温度が低いままになっている場合があります。とくに家族中に温度を調整した人がいると、気づかないうちに下がっていることがあります。追い焚きの設定温度を確認し、42度以上に引き上げてみてください。
セルフチェック2:循環アダプター(循環口)を清掃する
追い焚きがぬるい最も多い原因が、この循環アダプターの詰まりです。浴槽の壁に付いている入口および出口のフィルター部分に、髪の毛や水垢の汚れが詰まっているとお湯がうまく循環できず、追い焚きが弱まったりぬるくなります。
循環アダプターのフィルター部分は縁を持って反時計回りに回すと外れます。外したフィルターを歯ブラシで優しくこすって汚れを落とし、流水ですすいでください。汚れが気になっている方は月に1回程度清掃すると解決しやすいです。
セルフチェック3:入浴剤の種類を確認する
にごり系・乳白色の入浴剤をよく使う方は要注意です。この種の入浴剤の成分が給湯器内部の配管や熱交換器に堆積し、温度センサーに膜が張って正しい温度を検知できなくなることがあります。しばらくの間、そうした入浴剤の使用を中止してみることで改善するケースがあります。
セルフチェック4:浴槽内のお湯の量を確認する
浴槽内のお湯の量が循環口以上に増えているか確認しましょう。お湯の量が循環口に届かない程度に少ないと、給湯器が安全装置として追い焚きを自動停止することがあります。お湯を足すか足し湯機能でお湯を増やしてから追い焚きを実行すると解決することがあります。
セルフチェックで改善しない場合の原因:業者を呼ぶ前に知っておくこと
循環アダプターの清掃や設定温度の調整を試しても追い焚きの立ち上がりが改善しない場合は、給湯器内部の故障が考えられます。主な原因は3つです。
原因①:追い焚き用熱交換器の劣化
追い焚き機能が付いた給湯器の内部には、追い焚き専用の熱交換器が内蔵されています。この部品がスケール(水垢)の堆積や劣化により効率が低下すると、お湯が十分に温まらなくなります。長年使用していると特に起きやすく、この場合は部品交換または給湯器本体の交換が必要になります。
原因②:温度センサーの不具合
浴槽のお湯の温度を計測するセンサーが正常に機能していないと、設定温度より低い温度で「適温」と誤認して追い焚きが止まることがあります。健全な給湯器であれば温度センサーが正しく機能し、設定温度に達したときのみ追い焚きを停止しますが、センサーが劣化するとこの調整機能が正常に働かなくなります。
原因③:追い焚き配管の保温材劣化
給湯器と浴槽をつなぐ追い焚き配管には保温材が巻かれていますが、経年劣化で保温材が破れていると追い焚き中にお湯の温度が下がり、浴槽に届くころにはぬるくなっていることがあります。特に露出された配管箇所が完全に破損などで保温能力を失っている場合は、寒い時期にぬるさが特に目立ちます。
追い焚き関連の修理費用相場
修理を依頼する場合、事前に相場を知っておくことが大切です。
- 循環アダプター交換:8,000円〜15,000円程度
- 温度センサー交換:15,000円〜30,000円程度
- 追い焚き用熱交換器交換:30,000円〜60,000円程度
- 配管保温材修理:10,000円〜30,000円程度
出張費・診断費を含むと、小さな修理でも1万円前後の出費になることが多く、大きな部品交換が必要な場合は3万円〜6万円以上になるケースもあります。
追い焚き関連の修理は「連鎖修理になりやすい」という点です。循環アダプターを交換したら次は温度センサー、温度センサーを修理したら次は熱交換器……と連鎖的に修理が必要になるケースがあります。特に10年以上使用している給湯器ではこの連鎖故障リスクが著しく高まります。
修理か交換か?給湯器の年数別に見る正しい判断基準
追い焚きがぬるいという問題が起きたとき、修理と交換のどちらを選ぶべきかは、給湯器の設置年数で大きく変わります。
設置から6年未満の場合
設置から6年未満であれば、まず修理を試みる価値があります。部品の供給は十分なケースが多く、修理後に正常機能が数年維持される可能性が高いです。
設置から6年〜10年の場合
設置後6年〜10年の場合は、修理と交換の分岐点になります。修理費用が3万円以下であれば修理で対応するのが得策な場合が多いです。しかし、追い焚き用熱交換器の全交換など大きな修理が必要な場合や、修理後にすぐ別の箇所が故障する連鎖が起きた場合は、交換を検討し始めるといいでしょう。
設置から10年以上の場合
給湯器の設計標準使用期間は10年です。この年数を超えた場合、基本的には修理より交換を強くおすすめします。第一にメーカーの補修用部品供給が終了しているリスク、第二に連鎖故障のリスク、第三に高効率機器への交換によるガス代節約のメリット、この3つの理由から、交換の方がトータルコスト面で良いケースが多いです。
10年保証の実態と長期的に信頼できる業者の見分け方
追い焚きの修理・交換を検討する際、「10年保証」を謳う業者を目にすることがよくあります。この保証の実態を知っておく必要があります。
給湯器が実際に壊れ始めるのは使用開始から12〜13年以降ですが、「10年保証」はちょうどその直前に切れてしまいます。またメーカーの部品供給は製造終了から10年で終わるため、保証期間内でも修理不能になるケースがあります。
さらに現実的には、小規模業者の廃業リスクも小さくありません。それより重要なのは、東証プライム上場の東京ガスのような大手インフラ企業を選ぶことなのです。関東圏のインフラを支える公共事業者であり、認定工事会社制度によって施工資格も組織的に担保されている高品質な選択肢です。
実際に追い焚きがぬるい問題を経験した方の声
「リンナイのお風呂給湯器で、追い焚きしても3分ほどで終わり温まりません。フィルターは掃除できているので、内部の汚れか故障かなと思っています。何年か使っているか製品を確認したら、十数年製でそろそろ交換時期に来ていたことが分かりました。」
— Yahoo!知恵袋より
「お風呂の追い焚きが暖かくはなるんですが熱々にならないです。お風呂の温度は44度に設定しているのですがお湯はりだとちゃんと温まるのに、追い焚きにするとなぜか少しぬるくなります。古くなった給湯器を交換することで解決することが多かったです。」
— Yahoo!知恵袋より
「給湯器の劣化で追い焚きができない、エアコンが設置できない。マンションでもこういう設備の問題は購入前に必ず確認が必要です。後から「聴いてない」となると大変です。」
— Xより(不動産中介業者 佐藤高樹氏より)
これらの声から共通して言えるのは、追い焚きの問題は「小さな不具合」と軽視して放置した結果、給湯器全体の寿命を大きく縮める要因になりやすいということです。早めの発見と対処が、給湯器全体の寿命を延ばすことになります。
交換費用を抑える業者選びのポイント
追い焚き付き給湯器の交換費用の目安は以下のとおりです。
- ガス給湯専用(8号):5万円〜8万円程度
- ガス給湯+追い焚き機能付き:10万円〜20万円程度
- エコジョーズ(追い焚き付き高効率):12万円〜26万円程度
業者選びで大切なのは:ガス配管工事に必要な簡易内管施工士資格の有無確認、工事前の書面見積もりの要求、この2点です。安さだけを追い求めて無資格業者を選んでしまうと、違法工事によるガス漏れ・施工不良などの大きなトラブルに発展するリスクがあります。
もう一つ気をつけたいのが、一括見積もりサービスを利用すると個人情報が複数の業者に流れ、その後しつこい営業電話に悩まされるケースがあります。信頼できる大手業者に直接申し込む方が、こうしたトラブルを避けやすいです。
まとめ:追い焚きがぬるいと感じたら、まず循環フィルターの状態を確認しよう
追い焚きがぬるい場合、まず自分でできる4つのセルフチェックを試してみましょう。おそらく循環フィルターの清掃で解決するケースが最も多いです。それでも改善しない場合は、給湯器内部の故障が考えられます。
判断基準は、設置年数が6年未満なら修理検討、それ以上なら交換を促すというシンプルな基準です。交換を検討する際には、施工資格と定評のある大手業者を選ぶことが、安心して任せられる業者選びの近道です。
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