給湯器の給水フィルター掃除のやり方|詰まりを防いでお湯トラブルを回避する方法
この記事を読むと分かること
- 給水フィルター(ストレーナー)は3ヶ月に1回の掃除が推奨されており、放置するとお湯が出ないトラブルの原因になる
- 掃除は歯ブラシと水受け容器だけで自分でできる簡単な作業で、10〜15分で完了する
- 掃除後もトラブルが続く場合や10年以上の給湯器は、信頼できる業者への交換を検討するタイミング
給湯器の給水フィルターとは?なぜ掃除が必要なのか
「最近お湯の出が悪くなった気がする…」「お湯の温度が安定しない…」そんなトラブルを感じていたら、給水フィルターの詰まりが原因かもしれません。
給水フィルター(別名:ストレーナー)は、給湯器に流れ込む水道水に含まれる細かいゴミ・サビ・砂などの異物をキャッチするための部品です。水道管の老朽化が進んでいる地域では特にゴミが多く、フィルターに蓄積しやすくなります。
このフィルターが詰まると、給湯器に十分な水が流れ込めなくなります。結果として水圧が下がり、お湯の出が悪くなったり、最悪の場合は全くお湯が出なくなることもあります。
また、フィルターの詰まりを放置すると給湯器に余計な負荷がかかり続け、本体の故障を招くリスクもあります。給水フィルターの定期掃除は、給湯器を長持ちさせるためにも欠かせないメンテナンスです。
給水フィルターが詰まるとどうなる?症状一覧
給水フィルターが詰まっているときに見られる代表的な症状を紹介します。思い当たるものがあれば、まず給水フィルターの確認をおすすめします。
お湯の出が弱くなった
シャワーや蛇口から出るお湯の量が少なくなった、勢いが弱くなったと感じたら、給水フィルターの詰まりを疑ってみましょう。特に、水は普通に出るのにお湯になると弱くなる場合は、給湯器側の水圧問題(フィルター詰まり)が原因である可能性が高いです。
お湯の温度が不安定・急に冷たくなる
設定温度通りにお湯が出ない、シャワー中に突然温度が変わるといった症状も、フィルター詰まりのサインです。水の流量が不安定になることで、給湯器の温度制御がうまく機能しなくなります。
エラーコードが表示される
一部の給湯器では、水圧が低下するとエラーコードを表示します。ノーリツでは「710」などのエラーが出ることがあります。エラーが表示されたら、まずフィルターの確認を試みましょう。
お湯がなかなか出てこない
蛇口をひねってからお湯になるまでの時間が長くなったと感じる場合も、フィルターの詰まりによる流量低下が影響している可能性があります。
実際にトラブルを経験した方からこんな声があります。
「シャワーのお湯が急に弱くなって、水圧のせいかと思ったら給湯器のフィルターが詰まっていた。掃除したら一発で直った。こんなメンテナンスが必要だとは知らなかった」
— Yahoo!知恵袋より
こうした症状に心当たりがある方は、まず給水フィルターの掃除から試してみてください。
給水フィルターの場所を確認する
給水フィルターの場所はメーカー・機種によって異なりますが、一般的には以下の場所にあります。
- 給湯器本体下部: 給水管が接続されている部分の近く
- 水抜き栓の内部: 給湯器の水抜き栓(排水栓)を外した先にフィルターが入っているタイプが多い
- 給水接続口: 給水配管の接続部分に内蔵されているタイプもある
わからない場合は、取扱説明書の「お手入れ・メンテナンス」の項目を確認してください。メーカーのWebサイトで機種名から取扱説明書を検索することもできます。
給水フィルター掃除に必要なもの
給水フィルターの掃除は特別な道具がなくても行えます。必要なものを事前に準備しておきましょう。
- 歯ブラシ(使い古しでOK): フィルターの細かい網目を傷めずに洗える
- 水受け用の容器またはタオル: 水抜き栓を外した際に水が出てくるため
- モンキーレンチまたはプライヤー(必要な場合): 水抜き栓が固くて手で回せない場合
道具を準備したら、掃除の手順に進みましょう。
給水フィルター掃除の手順(ステップ別)
掃除の手順はメーカーによって若干異なりますが、基本的な流れは共通しています。
ステップ1: ガスを止める
まず、給湯器のリモコン電源をOFFにします。次に、ガスの元栓(または給湯器のガスコック)を閉めます。
ステップ2: 給水元栓を閉める
給湯器への給水を止めるために、給水元栓(給水バルブ)を閉めます。これをしないと水抜き栓を外したときに水が大量に噴き出します。
ステップ3: 給湯栓(蛇口)を開ける
キッチンや洗面所の蛇口を開けて、配管内の圧力を抜きます。これにより、水抜き栓を安全に外せるようになります。
ステップ4: 水受けを設置する
給湯器の水抜き栓(または給水フィルターカバー)の下に水受け容器またはタオルを置きます。水抜き栓を外すと少量の水が出てくることがあります。
ステップ5: 水抜き栓を外してフィルターを取り出す
水抜き栓を左(反時計回り)に回して外します。内部にメッシュ状のフィルター(ストレーナー)が入っているので取り出します。フィルターは細い網目状になっており、目でもゴミの蓄積がわかることがあります。
ステップ6: フィルターを水洗い・ブラッシング
取り出したフィルターを水でよく洗い、歯ブラシで網目に詰まったゴミを丁寧に落とします。目詰まりがひどい場合は、しばらく水に浸してからブラッシングすると効果的です。
目詰まりが非常にひどい場合は、クエン酸水(水500mlにクエン酸小さじ1)に数分浸けるとサビや水垢が落ちやすくなります。洗剤使用後は十分にすすいでください。
ステップ7: フィルターを元に戻す
きれいになったフィルターを水抜き栓に戻し、水抜き栓を右(時計回り)に回してしっかり締めます。
ステップ8: 給水元栓を開けて確認
給水元栓を開けて、水漏れがないか確認します。問題なければ蛇口を閉め、ガス栓を開け、リモコンの電源をONにして正常にお湯が出るかテストします。
掃除後は水圧が改善され、お湯の温度も安定しやすくなるはずです。
「給湯器のフィルターを掃除したら驚くほどお湯の勢いが戻った。1年以上放置してたのでかなり汚れていた。もっと早くやっておけばよかった」
— Xより
メーカー別の掃除方法の注意点
基本的な手順は共通ですが、メーカーによって細部が異なります。
ノーリツ
ノーリツ製の給湯器では、水抜き栓(ドレン栓)内にフィルターが組み込まれているタイプが多いです。ノーリツ公式サイトでは「3ヶ月に1回以上の清掃」を推奨しています。
リンナイ
リンナイ製では「給水フィルター」または「ストレーナー」と呼ばれる部品が給水管接続部に設置されているケースが多いです。取扱説明書に詳細な手順が記載されています。
パーパス
パーパス製も基本的な手順は同様です。機種によってはフィルターが複数箇所に設置されているものもあります。
各メーカーとも、公式サイトにメンテナンス動画が公開されていることがあります。実際に作業する前に動画で確認しておくと安心です。
掃除頻度の目安
給水フィルターの掃除頻度の目安は、3ヶ月に1回です。ただし、以下の条件がある場合はより頻繁に行うことをおすすめします。
- 水道管が古く、水垢・サビが出やすい地域に住んでいる
- 工事現場の近くに住んでいる(配管内に砂が混入しやすい)
- お湯の出や温度に異常を感じ始めた
季節ごとに掃除する習慣をつけると忘れずに済みます。春・夏・秋・冬に一度ずつ行えば、3ヶ月に1回のペースが保てます。
追い炊き機能付き給湯器の場合:循環フィルターも重要
追い炊き機能付きの給湯器をお使いの場合は、給水フィルターに加えて「循環フィルター(浴槽フィルター)」の掃除も必要です。
循環フィルターは浴槽の循環口(浴槽の壁に付いているお湯が出入りする丸い部品)の内側にあるフィルターです。髪の毛・皮脂・入浴剤の成分・カビなどが蓄積しやすく、詰まると追い炊き機能が弱くなったり、お湯がぬるくなる原因になります。
循環フィルターは月1回程度の清掃が推奨されています。
こんな時はプロに依頼を
給水フィルターを掃除してもトラブルが解決しない場合や、以下のような状況では無理に自分で対処しようとせず、専門業者に相談することをおすすめします。
- フィルターを清掃してもお湯の出が改善しない
- 水抜き栓が固くて回らない、または外れない
- フィルターを清掃中に水漏れが発生した
- エラーコードが消えない
- 給湯器の使用年数が10年以上ある
特に10年以上使用している給湯器は、フィルターの詰まり以外にも内部部品の劣化が進んでいる可能性があります。修理を繰り返すより、交換を検討したほうがコスト面でも合理的なことが多いです。
「10年保証」を売りにする業者もありますが、実態として給湯器が本格的に壊れ始めるのは製造後12〜13年目が多く、ちょうど保証期間が切れるタイミングです。部品供給も製造終了から約10年で終わることが多いため、保証があっても修理できないケースも出てきます。
こうした事情から、長期的に信頼できる大手業者・上場企業に依頼することが安心につながります。
まとめ:定期的な掃除でお湯トラブルを未然に防ごう
給湯器の給水フィルター掃除は、特別な知識や工具がなくても実施できる簡単なメンテナンスです。3ヶ月に1回を目安に定期的に行うことで、お湯の出が悪い・温度が不安定といったトラブルを未然に防ぐことができます。
掃除に必要なのは歯ブラシと水受け容器だけ。慣れれば10〜15分程度で終わります。ぜひ今日から実践してみてください。
もし給水フィルターの掃除後もトラブルが続く場合、または10年以上使用している給湯器をお持ちの場合は、専門業者への交換相談も検討してみましょう。
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