ラックリーナのシルバーと黒はどっち?アルミトップはプラチナブラックの1色で、シルバーはガラストップ側の色です
この記事を読むと分かること
- ラックリーナに色の選択肢は無く、ノーリツの現行ラインアップではプラチナブラックの1色だけであること
- 「シルバーか黒か」で実際に選んでいるのは、ガラストップ(シルバー系)かアルミトップ(ラックリーナ)かであること
- 天板の素材が変わると、汚れの目立ち方も掃除の手順も変わること
ラックリーナとは——ノーリツのアルミ製トッププレートの名前です
ラックリーナは、ノーリツ(およびグループのハーマン)が使っているアルミ製トッププレートの名前です。機種名でもコーティング剤の商品名でもなく、天板の素材区分そのものを指します。公式の説明は「温度が上がりにくいアルミ製トッププレートで、バーナー廻りの焦げつきを低減。テフロン™加工は水や油をはじき、汚れが拭きとりやすい」です(ノーリツ公式・2026年9月12日取得)。
先に、色の前提を1つ訂正します。ラックリーナに色の選択肢はありません。ノーリツの現行ラインアップでアルミトップが選べるのはプログレとオルシェの2シリーズだけで、どちらもプラチナブラック(ブラックステンレスフェイス)の1色です(プログレ N3S23PWAAFBAEC 希望小売価格¥399,850/オルシェ N3WU4PWAAFBAEC ¥298,650・ともに75cmタイプ・税込・2026年9月12日取得)。ハーマンのピアットでも、アルミトップのラックリーナはブラック1色です。
つまり「シルバーか黒か」で迷っているとき、実際に選んでいるのはガラストップのシルバー系か、アルミトップ(ラックリーナ)の黒かです。色の違いではなく、天板の素材ごと変わります。以下はその前提で読んでください。
シルバー(ガラストップ側)の特徴と向いている方
見た目・雰囲気
シルバーは明るく清潔感のある色で、光沢がキッチン全体を明るく見せる効果があります。白やアイボリー内装のキッチンと特に相性が良く、広く見える印象になります。また、ステンレス風の高級感が出やすく、キッチン全体に統一感が生まれます。ノーリツではプラチナシルバー、シルバーミラーといった名前で用意されており、いずれもガラストップ側の色です。
汚れの目立ちやすさ
明るい色は、吹きこぼれた煮汁や油汚れが比較的目立ちやすい側面があります。ノーリツのガラストップには親水アクアコートが採用されており(一部機種を除く)、汚れた部分を水で浸して浮き上がらせてから拭き取る手順が公式に案内されています。アルミトップのラックリーナとは、汚れを落とす手順そのものが違います。
シルバーが向いている方
明るめのキッチン(白・アイボリー・ベージュ系の内装)におすすめです。明るく、おしゃれな雰囲気のキッチンにしたい方、ステンレス風のプロフェッショナルな雰囲気が好きな方、少し高級感を求める方に適しています。
黒(ラックリーナ=プラチナブラック)の特徴と向いている方
見た目・雰囲気
プラチナブラックは深みのあるシックな印象で、キッチン全体に落ち着いた雰囲気を作ります。ダーク系・グレージュ系・モノトーン系のキッチンに映えやすく、フェイス部分もブラックステンレスで揃います。なお、ノーリツの公式ラインアップに「ダークブラウン」という色名はありません。
汚れの目立ちにくさ
濃い色は、飛んだ油や焦げの跡が明るい色ほどは目立ちません。加えてラックリーナはテフロン™加工で水や油をはじくため、拭き取りだけで済む場面が多くなります。ただしフッ素樹脂の加工は金属やガラスより軟らかいので、スクレーパーや硬いスポンジで削る掃除は使えません。傷が付くと、はじく性質のほうが先に失われます。
黒が向いている方
ダーク系・グレージュ系・スタイリッシュなステンレスキッチンにしたい方、黒い冷蔵庫やレンジフードと色を合わせたい方、調理中の汚れが目立たない写真映えが好きな方に向いています。
色選びで失敗しないための実用ポイント
キッチンの内装色と家電の色をまず確認する
キッチンの内装(壁・床・天板など)が何色かをまず確認するのが基本です。結論から言えば、
- 内装が白・アイボリー系 → シルバーがナチュラルにマッチ
- 内装がグレー・ダーク系 → シルバー・黒どちらも決めやすい
- 内装が黒・ツヤ木目系 → 黒が違和感なくマッチ
冷蔵庫やレンジフードの色も含めて相性を見ると、より統一感が出ます。
サンプルやショールームで実物を確認する
展示場やショールームで実物を見るのが理想です。カタログおよびサイトの写真は照明条件で大きく色が違って見えることがあります。可能であればメーカーにサンプルを請求するか、展示されたキッチンで実物を確認するのが安心です。
手入れ所要時間で決めることもあり
大きな違いはないものの、シルバーの方が汚れが目立ちやすいと言われることがあります。毎日の掃除にあまり時間をかけたくない方は、黒にした方がストレスが少ない、という声もあります。
カタログの写真と実物が違って見えるのは、撮影条件のせいです
コンロの天板は、ガラスもアルミも反射する面です。カタログやサイトの写真は、商品が最もきれいに写る照明を当てて撮影されているため、天井照明が1つしかない台所に据えると、同じシルバーでも灰色寄りに沈んで見えます。黒も同じで、撮影されたプラチナブラックは艶が強く出ますが、実際の見え方は上からの光の量で変わります。
写真の色を基準にしないのが確実です。メーカーにサンプルを請求するか、ショールームで、できれば自宅と近い明るさの場所で見てください。
ラックリーナの手入れの基本——色を問わず美しく保つコツ
ラックリーナはアルミ製のトッププレートで、テフロン™加工が施されています。正しい手入れをすれば、年数を経ても拭き取りやすさを保ちやすい素材です。
表面の脂汚れ・こびりつきは、ぬるま湯で湿らせた柔らかい布で拭き取るのが基本です。硬いスポンジやメラミンスポンジを使うと、表面を傷つけたり加工が剥がれたりするおそれがあります。落ちにくい汚れには薄めた中性洗剤を使い、一定方向に拭くとムラになりにくくなります。エタノールは中性洗剤ではありません。メーカーが用途を指定していない薬剤を天板に使うのは避けてください。
※ ノーリツはラックリーナの加工が何年もつかを公表していません(2026年9月12日時点)。「何年で効果が切れる」という年数は、出所のある数字ではありません。
ラックリーナ搭載コンロの交換と業者選び
天板を選んだあとは、工事をどこに頼むかです。必要な資格は、工事の中身とガス種で決まります。既設と同じ位置でつなぎ替えるだけなら特別な資格は求められませんが、ガス栓の位置を動かす、配管に手を入れるといった工事が入ると、ガス可とう管接続工事監督者などの有資格者が必要になります。見積もりの段階で「ガス栓を動かすか」を確かめてください。東京ガスの機器交換サービスでは、同社の認定施工会社が工事を行います。
まとめ——キッチンの雰囲気全体を大切に、後悔のない色を選ぼう
ラックリーナのシルバーと黒の選び方をまとめます。
シルバーはガラストップ側の色で、明るく清潔感があり、白・アイボリー系の内装に合わせやすい代わりに、汚れが少し目立ちやすい側面があります。ラックリーナはアルミトップのプラチナブラック1色で、汚れが目立ちにくく、テフロン™加工で拭き取りやすいのが利点です。
この2つは色違いではなく、天板の素材そのものが違います。掃除の手順も、親水コーティング(浸して浮かせる)とテフロン™加工(はじいたものを拭き取る)で逆向きです。「どっちが正解」という答えはなく、いま使っているキッチンの色と家電の色、そして掃除の好みに合わせて選ぶのが近道です。可能な限り実物を確認してから決めてください。
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