ココットプレートでトーストは両面焼ける?グリルプレートでパンを美味しく焼く方法
この記事を読むと分かること
- ココットプレート(グリルプレート)でトーストを両面焼く方法と仕上がりの違い
- グリルでトーストを焼くメリットとトースターとの比較
- グリルプレートを活用したパンの美味しい焼き方のコツ
ココットプレートとは?グリル専用調理器具の基本
ガスコンロのグリルは「魚を焼くだけ」と思っていませんか?実は、専用のグリルプレートを使えばトーストからピザ、さらにグラタン・揚げ物の温め直しまで幅広い調理ができます。
ココットプレートは、リンナイ製コンロのグリル庫内で使う専用の調理容器です。ムラなく熱が伝わるアルミ素材で、本体は二重のフッ素加工(蓋は除く)が施されています。底面がウェーブ形状になっていて、余分な油が溝に流れ落ちる構造です。奥行きは306mmあり、さんまがまるごと入る大きさです。
底面のスリットからグリルの直火が届く一方で、油の飛び散りはごくわずかです。リンナイは「グリル庫内の汚れを99.9%カット」と公表していますが、これは焼き網との比較試験の数値で、条件はさんま2尾を調理し、扉を閉めたまま30秒放置したあとの飛び散り量を5回測って平均したもの、と同社が明記しています(リンナイ公式・2026年9月13日確認)。洗うのはココットプレートだけで済み、焼き網を洗う必要がなくなります。
品番は標準タイプがRBO-PC91SA、ワイドタイプがRBO-PC90WAです。2023年5月8日の発売時点の希望小売価格は、どちらも税込10,890円、蓋のみなら税込3,300円でした(リンナイ ニュースリリース・2023年3月31日発表/2026年9月13日確認)。現在の実売価格は販売店によって変わるので、購入時に確認してください。
グリルプレートでトーストは両面焼ける?
結論から言うと、両面焼グリルのコンロであれば、トーストはひっくり返さずに両面が焼けます。ただし表と裏で焼き色がそろうとはかぎりません。
両面焼グリルは上下にバーナーを持っていて、上下から同時に熱が当たります。ココットプレートに食パンを置けば、上からの直火で表面に焦げ目がつきながら、プレートを通じた下火で底面も同時に加熱されます。
注意したいのは焼き色の差です。リンナイは取扱説明書の中で、「上火と下火の加熱方式が違うので、表と裏の焼き色が同じにならないことがあります」と明記し、手動で焼く場合は「焼き色を見ながら、上火・下火の火力を調節してください」と案内しています(2026年9月13日取得)。つまり「裏返さなくていい」のは本当ですが、「両面が同じ焼き上がりになる」とまでは言えません。裏面のほうが色が薄い、という仕上がりは異常ではなく仕様です。
また、お使いのコンロが片面焼グリルの場合は、途中で裏返す必要があります。両面焼グリルかどうかは、コンロの取扱説明書の表紙や仕様欄で確認できます。
通常のトースターは電気ヒーターで表面を焼くため、両面を焼くにはひっくり返す必要がある場合がほとんどです。その手間が省ける点は、グリルで焼く分かりやすい利点です。
グリルでトーストを焼くメリット
ガス火ならではのパリッとした焼き上がり
ガスグリルで焼いたトーストの最大の特徴は「外はパリッ、中はモチっ」という食感です。電気トースターに比べてガス火の熱量は大きく、短時間で高温になるため、パンの表面が素早くカリッと焼き上がります。
違いが出るのは好みの問題ではなく、表面が焼ける速さの差です。短時間で表面だけを先に固められれば、内側の水分が抜けきらないうちに焼き上がります。逆に、低い火力で長く焼くほど中まで乾きます。
予熱なしで素早く焼ける
ガスグリルはガスの直火を使うため、電気オーブンのような長い予熱時間が不要です。グリルを点火してすぐに焼き始められるため、朝の忙しい時間にも活躍します。食パン1枚であれば、3〜5分程度で焼き上げることができます。
トースターが不要になる
グリルとグリルプレートがあれば、別途トースターを置く必要がなくなります。キッチンのスペースを有効活用できるうえ、家電の台数を減らせるのも実用的なメリットです。
お使いのコンロで使えるか、先に確かめる
ココットプレートはリンナイ製コンロ専用の別売品で、どのコンロでも使えるわけではありません。リンナイは対応機種を調べるページを公式サイトに用意しているので、買う前にそこで型番を確認してください(リンナイ公式Q&A No.538・2024年6月12日更新/2026年9月13日確認)。
似た名前の別売品があるので、手元のものがどれなのかも確かめておくと混乱しません。リンナイの公式Q&Aによると、「ココット」は浅めで幅が広く蓋に穴が開いていて主に焼き調理に使うもの、「ココットダッチオーブン」は深めで幅が狭く主に蒸し調理に使うもの、と説明されています。これらとココットプレートは別の製品です。
もうひとつ、間違えやすい使い方の注意があります。ココットプレートをコンロ(天板側のバーナー)の上で使ってはいけません。リンナイは「損傷したり、機器故障の原因になるので、グリルのみでお使いください」と明記しています(公式Q&A・2026年9月13日確認)。トーストを焼くときも、必ずグリル庫内に入れて使います。
実際の焼き方:ステップごとに解説
予熱はしない
グリルの自動メニューでプレート調理をするときは、予熱をしません。リンナイの取扱説明書は、魚オートメニューモードとグリルプレートモードについて「予熱はしないでください」と書いたうえで、理由を「長時間空焼きをすると、グリル焼網やグリルプレートのフッ素コートがはがれるおそれがあります」と説明しています(リンナイ 取扱説明書 RHS71W22EVC/2026年9月13日取得)。
焼き網で魚を焼くときは1〜2分の空焼きをすすめているので、「グリルは予熱するもの」と覚えている人ほど間違えやすいところです。プレートを使うときは、冷たいまま食パンを置いて点火します。ココットプレートも二重のフッ素加工なので、空焼きは避けてください。なお、お使いの機種で手順が違う可能性はあるので、最終的には付属の取扱説明書に従ってください。
自動メニューで焼く
コンロに自動メニューがある場合は、食パンをプレートに置いて庫内に入れ、扉を確実に閉めてから「トースト」を選びます。リンナイの取扱説明書(RHS71W15G7V3ほか)では、グリルプレートモードで選べるのは焼き魚・トースト・ピザ・トーストセット・タイマー設定の5つで、トースト・ピザ・トーストセットだけは焼き加減を弱め・標準・強めの3段階から選べます(2026年9月13日取得)。ココットプレート側にも、公式サイトの説明によればトーストモード・焼き魚モード・あたためモードがあります。
操作のうえで知っておくと困らない点が3つあります。
- メニューを変えるなら点火後30秒以内。同説明書に「点火後にグリルプレートメニューを変更する場合は、約30秒以内に変更してください」とあります
- 庫内が熱いとメニューを受け付けないことがある。その場合は庫内が冷めるまで3分程度待ちます
- 焼き色が足りないときは、自動メニューで焼き直さない。同説明書は「一度焼きかけて火を消し、再度点火して調理する場合は、タイマー設定で焼いてください」「ご使用のモードでは、調理物が焼け過ぎてしまいます」と注意しています。追加で焼くならタイマー設定(1〜15分・1分刻み)を使います
自動メニューを使うかぎり、焼き時間を自分で決める必要はありません。火力と時間はコンロ側が調節して自動で消火します。分数の目安を知りたい場合は、コンロに付属する「グリル活用レシピ」の自動調理メニュー表が正解です。取扱説明書自身が、この表に載っていない調理物は自動ではうまく焼けない可能性があるとして、タイマー設定をすすめています。
自動メニューが無いコンロで焼くとき
タイマー設定か手動で焼きます。この場合は時間を自分で決めることになりますが、グリルはトースターより熱量が大きいので、初めは短めから始めて、様子を見ながら延ばすのが安全です。焼き足すのは簡単ですが、焦がしたパンは戻りません。調理中は機器から離れないようにしてください。
注意点:アルミホイルで代用しない
グリルプレートが無いからといって、アルミホイルで代用しないでください。リンナイの取扱説明書は「安全上のご注意(グリル使用編)」の警告として、「グリル皿にグリル石やグリルシート、アルミはくなどを使用しない」(異常燃焼による一酸化炭素中毒や、機器損傷の原因になります)、「脂が多く出る調理時は、グリル皿、グリル焼網にアルミはくを敷かない」(アルミはくの上に脂がたまり、過熱され、発火するおそれがあります)と明記しています(リンナイ 取扱説明書 RHS71W15G7V3ほか/2026年9月13日取得)。
以前この記事には「グリルプレートがない場合はアルミホイルを代わりに使うこともできる」と書いていましたが、メーカーの警告と矛盾するため撤回します。プレートが無い場合は、付属のグリル焼網でそのまま焼くか、対応する別売品を用意してください。
グリルプレートで焼くアレンジトースト
ガーリックトースト
バターにすりおろしにんにくと刻みパセリを混ぜたガーリックバターを食パンに塗り、グリルプレートで焼きます。バターが溶けて染み込み、外はカリッ、中はジューシーな仕上がりになります。直火で一気に焼くガスグリルは、バターの香ばしさを引き出すのが得意です。
シナモントースト
砂糖とシナモンパウダーをバターと混ぜたシナモンバターを塗って焼くと、砂糖がカリカリに焦げてキャラメリゼされた甘い香りのトーストに仕上がります。
チーズトースト
食パンにスライスチーズをのせてプレートで焼けば、チーズがとろりと溶けた熱々のチーズトーストが完成です。上火があるグリルはチーズに焦げ目がつきやすく、ビジュアルも食欲をそそる仕上がりになります。
グリルプレートを使うなら対応コンロが重要
ココットプレートなどのグリル専用調理器具を最大限に活用するには、グリル機能が充実したビルトインガスコンロを選ぶことが前提です。両面焼きグリルや温度調節機能、自動調理モードなどが搭載されているモデルなら、より美味しく便利に使えます。
とくにトーストで差が出るのは、自動調理メニューの有無です。同じシリーズでも、たとえばリンナイのラクシエファインはオートメニュー非搭載と公式サイトに注記されています(2026年9月13日確認)。ココットプレートそのものは使えても、トーストモードのボタンは無い、という組み合わせがあるということです。
コンロを交換する際は、自分が使いたい機能がそのコンロに搭載されているかどうかを確認してから選ぶことをおすすめします。そして、設置を依頼する業者の選び方も非常に重要です。
どの資格が要るかは、工事の中身とガスの種類で変わります。いまと同じ位置のガス栓につなぎ替えるだけなら法令上とくに資格は要りませんが、可とう管でつなぐならガス可とう管接続工事監督者、ガス栓の位置を動かすなら簡易内管施工士、LPガスの住宅なら液化石油ガス設備士が関わります。見積もりの段階で、どの工事をするのかを記述してもらってください。「10年保証」を強調する業者も多いですが、メーカーが公表しているのは設計上の標準使用期間が製造から10年であることと、補修用の部品をいつまで持つかだけで、「何年で壊れる」という数字は出していません。保証を見るときは年数ではなく、部品代・出張費・工賃のどこまでが対象かを確かめてください。
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