リンナイ ザ・ココットとダッチオーブンセットの違い|「ココットダッチオーブン」という商品はありません
この記事を読むと分かること
- 公式の商品名は「ダッチオーブンセット」で、「ココットダッチオーブン」という商品はありません(2026年9月20日確認)
- ザ・ココットとダッチオーブンセットの具体的な違いと、それぞれの得意な調理スタイル
- 「庫内の汚れ99.9%」はザ・ココットではなくココットプレートの数字だということ
- デリシアのグリル機能を最大限活かすための選び方ポイント
- ガスコンロ交換で後悔しないための業者選びの基準と信頼できる交換サービスの選び方
リンナイ デリシアのグリル付属品「ザ・ココット」と「ココットダッチオーブン」とは?
リンナイの最上位ビルトインガスコンロ「デリシア(DELICIA)」には、グリルを使った調理を大幅に広げるための専用調理器具があります。その代表が「ザ・ココット」と「ダッチオーブンセット」(検索では「ココットダッチオーブン」と呼ばれることが多い商品)です。
どちらもグリル庫内で使用できる蓋付きの調理器具ですが、登場した時期や対応できる調理の幅、素材や使い勝手に大きな違いがあります。「デリシアを買ったけど、どちらがついてくるの?」「ザ・ココットとダッチオーブンは何が違うの?」という疑問をお持ちの方に向けて、この記事で詳しく解説します。
ザ・ココットとは?デリシアの新型付属調理器具
「ザ・ココット」は、リンナイが現行のデリシアに標準付属している最新の専用調理器具です。グリル庫内での調理だけでなく、コンロの上に置いてのオート調理にも対応しており、従来のダッチオーブンよりも調理の幅が大きく広がっています。
ザ・ココットの素材と特徴
ザ・ココットはアルミ素材で作られており、鋳鉄のダッチオーブンと比べてはっきり軽いのが特徴です。公式は「アルミ素材による1.7kgの軽量化を実現。」と説明しています。
※ この1.7kgは「軽くなった幅」であって、本体の質量ではありません。リンナイはザ・ココットの質量を公表していません(2026年9月20日確認)。
グリルへの出し入れや鍋の移動がラクなのは、日常使いでは効いてきます。重い鍋の上げ下ろしが負担になっている方ほど、差を感じる部分です。
ザ・ココットで対応できる調理法
ザ・ココットの最大の特徴は、グリル庫内でもコンロの上でも使えることです。
公式が挙げているのは、無水調理・80℃低温調理・蒸し調理・煮物・オーブン調理・解凍調理です。このうち80℃低温調理だけは、グリルではなくコンロ上の小バーナーでの調理と明記されています(2026年9月20日確認)。どこで使う調理なのかで手順が変わるので、ここは分けて覚えてください。
特に「無水調理」は、蓋と容器のすき間に「ウォーターシール」が形成され、蒸気が内部に行き渡ることで素材の水分と旨みを逃がさない仕組みになっています。野菜本来の甘みや肉の旨みを最大限に引き出す調理法として注目されています。
また、リンナイのアプリ (対応はデリシア・グリレ・リッセ)を使うと、レシピを選ぶだけで自動で調理を進めてくれます。公式は「コンロ本体にお気に入りメニューを10種類まで登録できる」としています。
※ 収録レシピの件数は公式が数字で公表していないため、ここでは書いていません(2026年9月20日確認)。
ザ・ココットの使い心地:ユーザーの声
使い勝手の差は、蓋があることから来ています。蓋を閉じた状態でグリルに入れられるので、庫内に脂が飛びにくく、内部にこもった蒸気で火が通ります。
無水調理や蒸し調理ができるのはこの構造のためで、裏を返すと蓋を開けたまま使う調理では、この利点は出ません。
魚を焼くときの油はねを押さえたいだけなら、ザ・ココットではなくココットプレートが本来の役割です(後述)。
ココットダッチオーブンとは?旧型の鋳鉄製専用器具
まず名前です。リンナイ公式に「ココットダッチオーブン」という名前の商品はありません。正式な商品名は「ダッチオーブンセット」(型番RDH-02V)で、リンナイの純正オプション通販 Rinnai Style では税込22,000円で売られています(2026年9月20日確認)。「ココット/ダッチオーブン」はカテゴリの名前で、この中にザ・ココットとダッチオーブンセットの両方が入っています。
公式は対応について「ダッチオーブン機能があるリンナイのコンロのグリルで使える」とし、 で始まる型式を個別に列挙しています。「こちらの商品は、ガスコンロによって対応商品が異なります。ご使用されているコンロの取扱説明書の付属品ページにて対応商品をお確かめの上、お買い求めください」とも書かれているので、型番で確かめてから買ってください。
ココットダッチオーブンの素材と特徴
ダッチオーブンセットの公式仕様は次のとおりです(2026年9月20日確認)。
| 項目 | ダッチオーブンセット RDH-02V |
|---|---|
| サイズ | 幅210×奥行269×高さ113mm |
| 重量 | 器の部分 2,850g、蓋 1,400g(合計で約4.25kg) |
| 同梱物 | ダッチオーブン内網/ダッチオーブン固定枠/使いこなしブック |
| 価格 | 税込22,000円(Rinnai Style) |
鋳鉄ならではの高い蓄熱性があり、厚みのある肉料理や長時間の煮込み料理に向いています。
重さが効いてきます。器と蓋で合計4kg超で、しかも中身が入った状態でグリルから出すことになります。ローストビーフや骨付き肉などの大きな食材に向く器具ですが、出し入れの負担は買う前に想像しておいたほうがいい部分です。
※ 深さや庫内容量の数値は公式が公表していないため、ここでは書いていません。「深さ約8cm・庫内容量2.4リットル」はザ・ココット側の数字です。
ココットダッチオーブンが得意な調理
鋳鉄の高い蓄熱性を活かした調理法が得意です。
ローストビーフやチキン丸焼きなどのロースト料理は、肉の表面をグリルの熱で香ばしく仕上げながら、内部はじっくりと均一に火を通せます。蒸しプリンのような水浴び調理も、深さのある容器がそのまま使えるため容易です。
ザ・ココットとココットダッチオーブン:機能比較
2つの器具を主な観点で整理すると、次のような違いが見えてきます。
素材: ザ・ココットはアルミ製(軽量)、ココットダッチオーブンは鋳鉄製(重厚)。
重量: ザ・ココットは軽く日常使いしやすい。ココットダッチオーブンは重量があり扱いに力が要る。
対応調理法: ザ・ココットはグリル庫内+コンロ上でのオート調理に対応。低温調理・無水調理・解凍調理も可能。ココットダッチオーブンはグリル庫内専用で、ロースト・蒸し調理が得意。
付属アプリ連携: ザ・ココットはDELICIAPPと連携し250種以上のオートレシピに対応。ココットダッチオーブンは限定的。
サイズと重量: ダッチオーブンセットは幅210×奥行269×高さ113mmで、器と蓋を合わせると約4.25kg。
価格: ザ・ココット(単品・型番 RBO-TCV-1)が税込19,800円、ダッチオーブンセット(RDH-02V)が税込22,000円(いずれも Rinnai Style・2026年9月20日確認)。
入手方法: どちらも「必ず付いてくる」ものではありません。公式は「ザ・ココットの付属は1個のみ。型式によっては付属されていないラインアップもあります」「ザ・ココットはオプションでご購入いただけます」と書いています。ダッチオーブンセットも別売りです。買おうとしている型番の取扱説明書の付属品ページで、何が同梱されるかを先に確認してください。
どちらを選ぶべきか?用途別の判断基準
「ザ・ココットとココットダッチオーブン、どちらが自分に向いているか」を判断するポイントをお伝えします。
ザ・ココットが向いている方
日常的にグリルを頻繁に使いたい方、さまざまな調理法を試したい方、後片付けを楽にしたい方にはザ・ココットが最適です。
特に のレシピに沿って自動調理してもらえるのは、料理に時間をかけられないときに効きます。アルミで軽く、毎日使えるのも利点です。
ただし、型式によっては同梱されません。買おうとしている型番の付属品を先に確かめてください。
ココットダッチオーブンが向いている方
大きな肉の塊をじっくりとロースト料理にしたい方、鋳鉄製の重厚な調理器具を使いたい料理好きの方には、ココットダッチオーブンの魅力が光ります。
鉄製ならではの蓄熱性で均一に火が入るロースト料理や、深い容器を活かした大容量調理を好む方に向いています。ただし、旧デリシアに対応した製品であるため、現行モデルとの互換性は事前に確認が必要です。
「庫内の汚れ99.9%」は、ココットプレートの数字です
この99.9%という数字を、ザ・ココットのものとして紹介している記事をよく見かけますが、別の器具の数字です。リンナイ公式が「庫内の油汚れを99.9%ガード」と書いているのは「ココットプレート」で、ザ・ココットではありません(2026年9月20日確認)。
3つの器具は役割が違います。
| 器具 | 公式の位置づけ |
|---|---|
| ココットプレート | 庫内の油汚れを99.9%ガードする専用グリルプレート。直火調理ができる |
| ザ・ココット | コンロ上でもグリルでも使える万能鍋。無水・低温・蒸し・オーブン・解凍に対応 |
| ダッチオーブンセット | ダッチオーブン機能があるコンロのグリルで使う。煮る・焼く・蒸す |
通常のグリル調理では、魚を焼くたびにグリル庫内や排気口周辺に油が飛び散ります。そこを押さえるための器具がココットプレートで、公式の表現は「庫内の油汚れ99.9%ガード」です。
「グリルの掃除を楽にしたい」が第一の目的なら、見るべきはココットプレートです。ザ・ココットは掃除のための器具ではなく、調理の幅を広げるための器具です。
この点は特に「グリルを使いたいけど掃除が大変で避けていた」という方に刺さるメリットです。目的と器具がずれたまま選ぶと、期待した効果が出ません。
デリシアを選ぶ際の注意点:アプリ機能と機種の確認
DELICIAPPのオート調理機能は、デリシアの機種によって対応レシピ数や対応する調理モードが異なる場合があります。購入前に対応機能を必ず確認してください。
また、デリシアのアプリ連携はBluetooth接続です(Wi-Fiではありません)。乾電池タイプ・AC100Vタイプのどちらでも使えます。スマートフォンとの連携機能を使いたい場合は、対応機種であることを確認してから購入しましょう。
ガスコンロ交換で失敗しないための業者選びの基準
デリシアのようなハイエンドなビルトインガスコンロを選んでも、設置工事を依頼する業者の選び方を間違えると、本来の性能が発揮できないばかりか、安全上のリスクにもつながります。
資格保有の確認が最優先
資格は「工事の範囲」で決まります。まず、その工事でガス栓そのものを動かすのかどうかを聞いてください。既設のガス栓に接続するだけなのか、配管側に手を入れるのかで、必要になる資格が変わります。
LPガスの場合は「液化石油ガス設備士」が関わります。都市ガスの場合は工事の範囲に応じた資格があり、資格名を1つ挙げて「これがあれば大丈夫」と言い切れるものではありません。
聞くべきことは2つです。①この工事でガス栓を動かすのか。②その作業を、誰のどの資格で行うのか。見積もりの段階でこの2つに答えられる業者を選んでください。
保証は「年数」ではなく「何が対象か」で見てください
上場していることで担保されるのは情報の開示義務であって、10年後の存続ではありません。会社の規模で保証の中身が決まるわけでもないので、年数と看板ではなく、次の3点を聞いてください。
- 何が対象か(本体だけか、工事も含むか。出張費と部品代は出るのか)
- 誰が保証するのか(施工会社か、メーカーか、第三者の保証会社か)
- いつから数えるのか(引き渡し日か、設置日か)
部品が手に入る期間は「買った日」からではありません
補修用の部品を数え始めるのは、買った日ではなく、その機種の製造が打ち切られた日からです。リンナイはビルトインガスこんろの整備用部品を製造打ち切り後10年としています。
つまり、すでに何年か店頭に並んでいた型番を買うと、その分だけ短くなります。型落ちが安く見えても部品の面では不利になるのは、この起算点のためです。
なお、メーカーが公表しているのは「設計上の標準使用期間(製造から10年)」と「部品の保有期間」の2つで、何年目から故障が増えるかを公表しているメーカーは、見つかりません。「寿命は◯年」という数字を見かけたら、その出所を確かめてください。
個人情報漏洩リスクへの注意
一括見積もりサービスは便利ですが、個人情報が複数の業者に共有されます。その後、見知らぬ業者からの営業電話が続くケースも少なくありません。申し込む前に、入力した情報が何社に渡るのかを確かめてください。何社に渡るかを明示していないサービスは、その時点で選ばないという判断もできます。
デリシアを長く使い続けるためのお手入れのポイント
デリシアのような高機能コンロを長持ちさせるためには、日々のお手入れが欠かせません。
ザ・ココットはアルミ素材に表面加工が施されているので、使用後は柔らかいスポンジと中性洗剤で洗ってください。研磨剤入りのスポンジや金属たわしは表面を傷つけるため避けます。
ガラストップの天板はやわらかい布で乾拭きするのが基本です。焦げ付きには専用クリーナーを使い、硬いものでこすらないように注意しましょう。
バーナーキャップは月に一度程度取り外して、目詰まりを確認しましょう。詰まりがあると不完全燃焼の原因になります。
まとめ:ザ・ココットとダッチオーブン、結局どちらを選ぶ?
リンナイの「ザ・ココット」と「ダッチオーブンセット」の違いを整理しました。
まず名前を押さえてください。「ココットダッチオーブン」という商品はありません。公式の商品名は「ダッチオーブンセット」(RDH-02V・税込22,000円)で、「ココット/ダッチオーブン」はその上のカテゴリ名です。
ザ・ココットはアルミで軽く、コンロ上でもグリルでも使えて、無水・低温・蒸し・オーブン・解凍に対応します。ダッチオーブンセットは器と蓋で合計4kg超あり、ダッチオーブン機能のあるコンロのグリル専用です。
どちらも「買えば必ず付いてくる」ものではありません。型式によって同梱されないラインアップがあるので、買う前に型番の取扱説明書の付属品ページを見てください。
どちらの器具も、使いこなすほどにグリル料理の幅が広がります。デリシアをこれから購入される方は、標準付属のザ・ココットをまずしっかりと使いこなすことから始めるのがおすすめです。
そして、せっかく選んだ高機能コンロを安心して使うために、資格を持つ信頼できる業者への設置依頼を忘れずに行ってください。
ガスコンロ交換おすすめサービス一覧
東京ガスの機器交換
首都圏のインフラを支える最大手ならではの、他社には真似できない圧倒的な安心感が最大の魅力です。Web専用サービスに特化することで、ネット業者並みの低価格を実現しつつ、東京ガスの厳しい審査をパスした認定プロによる高品質な施工が受けられます。
ガスコンロの交換はこちら