ラクックグランにクッキングシートは必要?専用品と代用品の違い・おすすめの使い方を解説
この記事を読むと分かること
- ラクックグランに専用クッキングシートを敷く本当のメリットと、普通のクッキングシートとの違い
- 専用シートなしで調理したときに起きること・汚れの落ちやすさの実態
- グリル調理を最大限ラクにする使い方と、コンロ交換時の正しい業者選びのポイント
ラクックグランとクッキングシートの関係を知らないと損をする
グリルを使うたびに「また掃除か……」とうんざりしていませんか。焦げ付いた油汚れをこそげ落とす作業は、慣れている人でも面倒なものです。そんな悩みを解決するために生まれたのが、パロマの「ラ・クックグラン(La Cook Gran)」です。しかし、この製品には専用クッキングシートがあり、「それって本当に必要なの?」「普通のクッキングシートで代用できないの?」という疑問を持つ方が少なくありません。
結論から言うと、専用クッキングシートを使うかどうかで、グリル掃除の手間は大きく変わります。この記事では、ラクックグランの基本的な仕組みから、専用シートの必要性、代用品との違い、さらには正しいグリル調理の考え方まで、ていねいに解説します。
ラクックグランとは何か?グリル専用容器の仕組みを理解しよう
ラ・クックグランは、パロマが開発したガスコンロのグリル専用調理容器です。通常、グリルで魚を焼くとグリル庫内の網や受け皿が汚れ、掃除に時間がかかります。ラクックグランはその問題を根本から解決するために設計されており、食材をこの専用容器に入れてグリルにセットするだけで、グリル本体をほとんど汚さずに調理ができます。
製品の大きな特徴として、「ふた付き」構造があります。ふたをしたまま加熱することで食材の水分が閉じ込められ、ジューシーに仕上がります。さらに、ふたにより飛び散りが防止されるため、グリル庫内への汚れ付着が大幅に抑えられます。
本体の外形寸法は長さ31×幅24×高さ5cm(ハンドル・つまみを含む)です。
使えるのはパロマの対応器種だけです。ラ・クックグランはパロマのグリル形状に合わせて設計されており、リンナイやノーリツのコンロでの使用はメーカーが想定していません。「サイズが入るから」という理由で他社のグリルに入れないでください。対応型番はパロマ公式の「ラ・クック対応器種一覧」で確認できます。
なお、リンナイのグリル調理器具は「ココットプレート」「ザ・ココット」で、別メーカーの別製品です。
リンナイ機をお使いなら、対応する調理器具の使い方とお手入れはこちらにまとめています。→ リンナイ リッセのココットプレートの正しい掃除方法!こびりつきを防いでグリルがくさくならないコツ/リンナイ ザ・ココットで炊飯する方法:自動機能の使い方から炊飯器との味の違いまで
ラ・クックグランがまだ手元にないなら、コンロの交換で一緒にそろえる方法もあります。東京ガスの機器交換では、パロマ フェイシスグランド(PD8WSU60GH7TGW)がラ・クックグラン付属の60cm幅で、工事費込みの販売価格は153,153円(税込)です。東京ガスのオンライン販売限定型番なので、メーカー商品保証は7年に延びます(2026年10月11日に東京ガス公式で確認)。
専用クッキングシートを敷くとどう変わるのか
ラクックグランには、別売りの専用クッキングシート(型番:PLCS-2A、ラ・クックグラン専用クッキングシート大)があります。このシートをラクックグランの底面に敷いてから食材を並べることで、以下の効果が得られます。
食材がくっつきにくくなる
専用シートはシリコン樹脂加工が施されており、油を引かなくても食材がくっつきにくい構造です。鮭のような脂の少ない魚や、みそ漬けのような糖質が焦げやすい食材でも、スムーズに取り出せます。
シートを使わないときのくっつきは、予熱と水分の拭き取り、そして本体に油をなじませることで減らせます。→ ラクックグランで魚がくっつく原因と対策|崩れずこびりつかない焼き方のコツ
ラクックグラン本体の汚れが激減する
シートなしでも調理はできますが、肉や魚の脂、調味料などが直接本体底面に落ちて焦げ付きます。専用シートを敷くことで、その汚れをシートごと捨てられるため、本体は水洗いだけで済むことがほとんどです。
調理後の後片付けが格段にラクになる
グリル調理で最も億劫なのは後片付けです。シートを使えば汚れたシートを取り出して捨てるだけで片付けが終わります。洗い物の手間が大幅に短縮されるため、毎日のグリル調理へのハードルが下がります。
汚れが出る場所は、グリル庫内ではなく容器の内側です。ラクックグランを使うだけでグリル本体は汚れませんが、容器そのものは汚れます。シートを敷くかどうかで変わるのは、この容器の後片付けの量です。脂や糖分の多い食材ほど差が出るため、何を焼くかで使い分けるのが現実的です。
専用シートと普通のクッキングシートの違いは何か
「わざわざ専用品を買わなくても、家にある普通のクッキングシートを切って敷けばいいのでは?」と思う方もいるでしょう。確かに試す価値はありますが、いくつかの点で専用品のほうが優れています。
サイズと形状の適合性
専用クッキングシートはラクックグランの底面サイズに合わせて成形されています(平らな紙ではなく、箱型に立体成形されています)。この形状に沿ってピッタリとはまるため、食材を並べたときにシートがずれたりよれたりしません。普通のクッキングシートは平らなシートのため、ラクックグランの縁に引っかかって形が決まりにくく、食材を並べるときにシートが動いてしまうことがあります。
代用がうまくいかない理由は価格ではなく形状です。平らなシートは縁で形が決まらず、食材を並べている間にずれます。安く済ませるつもりが、毎回のセットに手間がかかるという結果になりやすい点は知っておいてください。
シリコン樹脂加工の有無
専用シートはシリコン樹脂加工により食材がくっつきにくくなっています。一般的なクッキングシートにもシリコン加工品はありますが、製品によって耐熱性や加工の強度が異なります。グリルの高温環境(上下ヒーターを使用)での使用を想定した加工が施された専用シートは、安定したパフォーマンスが期待できます。
カットの手間がいらない
専用シートはそのままラクックグランにセットするだけです。普通のクッキングシートは毎回適切なサイズに切り出す作業が必要で、切る大きさが一定にならなかったり、余った分を保管したりする手間がかかります。毎回の調理前にちょっとした手間が増えると、「今日はグリルをやめようか」という気持ちにつながりやすいです。
専用シートなしで使い続けるとどうなるか
ラクックグランを専用シートなしで使う場合、調理のたびに本体底面に汚れが積み重なります。一度や二度の使用であれば軽く洗えば落ちますが、こびりついた焦げ汚れは洗浄が難しくなります。
特に注意が必要なのは「みそ漬け」「照り焼きのたれ」「チーズ」などの糖質や乳脂肪分を含む食材です。これらは高温で焦げやすく、落とすのに手間がかかります。
ここで誤解をひとつ解いておきます。ラ・クックグランはフッ素加工ではありません。
パロマのカタログによると、ふたと本体にWセラミックコートを採用した鉄の器具です(取扱説明書の材質欄は「本体・ふた/鉄・鋳鉄」「セラミック塗装」)。
だから手入れで気をつけるべきは「コーティングが剥がれること」ではなく、さびです。焦げを落とすときは熱湯に浸すのが基本で、みがき粉・たわし・金属製の硬いものは使えません(傷・色落ちの原因)。そして洗ったあとは水気をふき取って乾かし、本体内側に油を塗って保管します。
専用シートの価値は、この一連の手間をそもそも発生させないところにあります。
専用シートはコスト(PLCS-2Aは1枚あたり約20〜30円)がかかりますが、本体を長持ちさせ、毎回の掃除を楽にするための「投資」として考えると費用対効果は高いといえます。
なお、汚れの悩みはグリルの中だけではありません。天板とキッチンのワークトップのあいだにできるすき間も同じで、こちらは燃焼用の空気の通り道なので、テープでふさいではいけない場所です。→ ガラストップコンロの隙間テープは100均で買える?ダイソーのすきまガードはIH用で、ガスコンロには使えません
どんな料理に専用シートを敷くと効果的か
専用シートの恩恵を最も受けられるのは、焦げ付きやすい食材や油が多い食材の調理です。以下に具体例を挙げます。
魚の照り焼き・みそ漬け
甘辛いたれやみそは、高温で焦げやすく直接本体に付くと非常に落ちにくい汚れになります。シートを敷くことで焦げ汚れをシートに受けられます。
鶏もも肉・豚バラ肉などの脂多め食材
加熱中に大量の脂が出るため、シートなしだと底面に脂が広がって焦げ付きます。シートが脂を吸収してくれるため、後処理が楽になります。
チーズを使った料理
グラタン風の料理やチーズを乗せた野菜焼きは、チーズが溶けてこびりつきます。シートがあれば溶けたチーズをシートごと処理できます。
野菜のぎゅうぎゅう焼き
様々な野菜を詰め込んで蒸し焼きにするぎゅうぎゅう焼きも、水分と野菜の汁がラクックグランに残りやすい料理です。シートを使うことで本体の水分汚れを最小化できます。
一方、鮭の塩焼きや白身魚などシンプルで脂や糖分の少ない調理では、シートなしでも比較的汚れが少なく済む場合があります。料理の種類に応じてシートの使用を使い分けることも選択肢の一つです。
専用シートを使うときの注意点
ラクックグラン専用シートを使う際にはいくつか注意点があります。
空焼き・少量の食材での調理は避ける
シートだけをセットして空焼きしたり、食材の量が極端に少ない状態で調理したりすると、シートが焦げてしまうことがあります。必ず適量の食材をシートの上に載せた状態で調理してください。
シートの使い回しはしない
一度使用したシートは油や食材の汁が染み込んでいます。衛生面と調理品質の観点から、1回の調理ごとに新しいシートを使用することをおすすめします。
シートを折り曲げすぎない
成形されたシートを無理に折り曲げてセットすると、破れたりひびが入ったりすることがあります。自然な形でセットするようにしましょう。
ラクックとラクックグランのシートは別サイズ
ラ・クックシリーズは製品ごとにシートのサイズが違います。購入の際は必ず「ラ・クックグラン専用(PLCS-2A)」であることを確認してください。
PLCS-1A はラ・クック・ラ・クックグランポット用で、形状が違い互換性はありません(なおラ・クックは販売終了しています)。
ラクックグラン対応コンロについて
ラクックグランを最大限活用するには、ラクックグラン対応のパロマ製ガスコンロが必要です。現在のコンロがラクックグランに対応していない場合、対応機種へのコンロ交換を検討してみましょう。
対応機種かどうかは、グリルを日常的に使うかどうかを左右します。買い替えの検討材料としては、天板の色や口数より先に確かめておきたい点です。
ガスコンロの交換は住宅設備の中でも比較的費用が抑えられる工事ですが、それでも正しい業者を選ばないと思わぬトラブルに見舞われることがあります。次のセクションで詳しく解説します。
ガスコンロ交換で失敗しないために知っておくべきこと
ラクックグラン対応コンロへの交換を検討するなら、業者選びは慎重に行いましょう。ビルトインガスコンロの設置には、都市ガスの場合は最低限「ガス可とう管接続工事監督者」、プロパンガスの場合は「液化石油ガス設備士」の資格が必要です。資格を持たない業者に依頼した場合、ガス漏れや不完全燃焼などの重大な事故リスクがあります。
また、ガスコンロの交換は水道工事を伴わないケースが多いですが、ビルトインタイプの場合はキャビネットへの組み込みが必要で、適切な施工技術が求められます。
インターネットで「安い業者」を探すと、一括見積もりサービス経由で多数の業者から連絡が来て、個人情報が広がることもあります。また比較サイトのランキングが広告費によって操作されていることも珍しくありません。大切な住宅設備の工事だからこそ、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
おすすめは東京ガスの機器交換(関東圏在住の方)
関東圏にお住まいであれば、東京ガス株式会社(東証プライム上場)が提供するWeb専用の機器交換サービスが最有力の選択肢です。東京ガスは厳しい審査をパスした認定施工事業者のみが工事を担当し、施工品質が組織的に担保されています。Web専用のオンライン販売に絞ることで価格を抑えています。
まとめ:ラクックグランを活かすなら専用シートは必需品
ラクックグランにクッキングシートを敷くかどうかは、あくまで任意の選択です。しかし、製品の特性と手入れの手間を考えると、専用シートを使用したほうがグリル調理の快適さが大きく向上することは明らかです。
普通のクッキングシートでの代用も可能ですが、形状が合わず使い勝手が悪い、シリコン加工の性能差がある、毎回カットする手間がかかるといったデメリットがあります。専用シート1枚あたり20〜30円のコストを、「後片付けの手間ゼロ」「本体の長寿命化」への投資と考えれば、十分に元が取れる選択といえるでしょう。
ラクックグランをフル活用して、グリル調理をもっと身近で楽しいものにしていただけたら幸いです。そして、現在のコンロがラクックグランに対応していないなら、コンロ交換も視野に入れてみてください。交換する際はぜひ、信頼できる業者を選んでください。
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