ノーリツ プログレのマルチグリルとは?機能・できること・専用備品の違いを徹底解説
この記事を読むと分かること
- ノーリツ プログレのマルチグリルが従来のグリルと何が違うのか
- マルチグリルでできる調理の種類と付属備品の使い方
- プログレへのコンロ交換で失敗しないための業者選びのポイント
「マルチグリル」は、いま使っている魚焼きグリルと何が違うのか
「マルチグリルって名前が強いけど、実際何ができるの?」――ノーリツのプログレを検討中に、こんな疑問を持つ方は少なくありません。
結論から言うと、マルチグリルは「魚を焼くだけの道具」を、焼く・煮る・蒸す・燻製・ノンフライ・炊飯などができる「小さなオーブン」に変える、便利なグリル機能です。この記事では、マルチグリルの仕組みからできること、付属備品の使い方までを丁寧に解説します。
ノーリツ プログレとマルチグリルの仕組み
ノーリツの「プログレ(PROGRE)」は、リンナイのデリシアやパロマのクレアと同等クラスのハイグレードなビルトインガスコンロです。プログレの最大の特徴である「マルチグリル」は、ノーリツ独自の構造によるグリル機能です。
ノーリツ公式の説明は「上部のバーナーと、温度を細かく見張るセンサー付き下火バーナーで自動調理」です(2026年9月11日取得)。この上下2つのバーナーとセンサーで庫内の温度を制御できるため、専用容器を使って幅広い調理ができます。公式の数え方では「専用容器を使い、14通りの調理モードに対応」とされており、性能表ではオートメニュー14メニュー・調理モード12モードと書き分けられています。訴求文の「14通り」と性能表の「12モード」は別の数え方なので、どちらか一つに丸めないでください。
マルチグリルでできる調理の幅
マルチグリルを使うと、できる調理の種類はこんなに広がります。
焼く: 魚・肉・野菜のグリル調理。従来のグリルと同様にできます。
煮る: 専用のキャセロールを使って煮物料理ができます。コンロ調理では目を離すと焦げやすいところ、グリル内の温度センサーが自動で火力調節してくれます。
蒸す: キャセロールを使うことで蒸し調理も可能です。シュウマイなども、グリル内で簡単に蒸すことができます。
燻製調理: スモークウッドチップを使って、家庭で燻製料理が作れます。
ノンフライ: 油を使わずに揚げ物気分の調理ができます。から揚げなどが、少ない油でヘルシーに仕上がります。
無水調理: 食材の水分だけで煮る無水調理が可能で、素材のうま味が凝縮した一品に仕上がります。
低温調理・温度調節: 低温でローストビーフなどの調理が可能で、個性的な一品が作れます。
炊飯: グリル内でそのまま炊飯できます。プログレの自動炊飯機能を使うと火加減を自動で調整してくれます。
この幅が出る理由は、庫内の温度をセンサーで見ながら上下のバーナーを自動で加減できるからです。火力を人が見張っていた工程が自動化されるので、煮る・蒸す・低温調理のような「放置できない調理」がグリルに入ってきます。
マルチグリルに付属する2つの専用容器
ノーリツ公式の性能早見表では、マルチグリルタイプの専用容器は次のように分けられています(2026年9月11日取得)。付属は「波型プレートパンLグラネ」と「キャセロールL」の2つで、「プレートパンL」と「油はねガードL」は別売です。名前が似ているので、買い足すときは型番で確かめてください。
波型プレートパン
魚・肉・野菜などを焼くためのグリル用容器です。波型の形状が食材と底面の接触面を減らし、落ちた脂が食材に戻りにくくなります。
キャセロール
煮物・蒸し・炊飯など、湿式調理用の専用容器です。フタ付き構造で、蒸し・炊飯も簡単。公式レシピも多数公開されています。
この2つの備品の使い分けにより、焼き・焦げ系の調理はプレートパン、煮物系はキャセロールと使い分けることで、マルチグリルの機能を最大限に引き出せます。
マルチグリルの煙・ニオイの軽減効果
マルチグリルの大きなメリットの一つが、煙・ニオイの大幅減少です。ノーリツ公式のお手入れページは、排気口から出る煙を約80%、ニオイを約92%削減としています(※マルチグリルのみ)。比較の相手は焼網ではなく、ノーリツの従来機種です。
「魚の塩焼きをするたびにキッチンに臭いがしみこんで困っていた」という方にとって、この除煙・除臭性能は際立ったメリットです。マンションやアパートなど、隣家との距離が近い住まいでは特に安心の機能です。
煙はさんま3尾、ニオイはあじの開き2枚を焼いたときの測定で、ニオイの比較相手は従来機種N3WL8です((株)ノーリツ調べ・ノーリツ公式・2026年9月23日確認)。
いま使っているグリルがこの従来機種と同じとは限らないので、「ノーリツの従来機種と比べてこれだけ減った」と読むのが正確です。
マルチグリル使用時の注意点
操作方法が従来コンロと異なる
プログレは調理モードをセットしてから加熱する形式のため、従来のコンロの操作に慣れている方は、はじめのうち戸惑うことがあります。最初はオートメニューから使い始めると覚えやすいでしょう。
グリル内の備品は必ず適切に配置する
プレートパンがグリル内に正しく収まる形状になっています。無理に押し込むと備品が変形する可能性があるため、自然な形でセットすることを心がけましょう。
専用容器を他社コンロに使うことはできない
そもそもマルチグリルはプログレの機能です。ノーリツ公式のプログレのページには「プログレだけのマルチグリル」と明記されています(2026年9月11日取得)。同じノーリツでも焼網グリルタイプの機種は専用容器がロティプレートになるので、マルチグリルの容器とは別物です。
プログレへのコンロ交換を検討する方へ
マルチグリルの魅力に惹かれ、プログレへの交換を検討する方も増えています。その際、ガスコンロ交換には信頼できる業者選びが鍵を握ります。
ビルトインコンロの交換では、誰がどの資格で施工するかを確かめましょう。都市ガスの場合、ガス可とう管でつなぐ工事は、ガス機器設置スペシャリスト、ガス可とう管接続工事監督者、簡易内管施工士のいずれもが担えます(3つとも国家資格ではありません。日本ガス機器検査協会の資格範囲より)。首都圏にお住まいなら、東京ガスの機器交換も選択肢です。対応エリアは商品ごとに市区町村単位で決まるので、申し込み前に自分の住所で確かめてください。
まとめ:マルチグリルは「小さなオーブン」と解釈すると分かりやすい
マルチグリルは、専用容器を使ってコンロのグリルで焼く・煮る・蒸す・炊飯・燻製など14通りの調理モードが使える機能です。
グリルを「魚を焼くためだけのもの」と感じて使っていなかった方こそ、マルチグリルがあれば毎日の調理が幅広く楽しくなる可能性があります。現在、コンロ交換を検討中の方は、ノーリツのプログレをこの機会にチェックしてみてください。
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