パロマ フェイシスとラ・クック グランは比べるものではありません|どちらもパロマで、コンロに入れて使う容器がラ・クック グランです

この記事を読むと分かること
  • ★ラ・クック グランはリンナイではなくパロマの製品であること。フェイシスと競合しません
  • フェイシス(コンロ本体)とラ・クック グラン(専用調理容器)の役割の違い
  • ガスコンロ選びで重視すべきポイント
先に結論を書きます。フェイシスとラ・クック グランは、どちらを選ぶかという関係にありません。
ラ・クック グランは、パロマの製品です。パロマ公式の特設ページは「パロマのラ・クックシリーズ」と明記し、機能の説明にも「パロマだけ」と書かれています。同じページにリンナイの名前は1度も出てきません(2026年9月11日時点・編集部調べ)。
そしてラ・クック グランはコンロではなく、グリルに入れて使う「専用調理容器」です。フェイシスはパロマのビルトインコンロのシリーズ名なので、フェイシスというコンロの中で、ラ・クック グランという容器を使うという関係になります。実際、パロマのフェイシス特設ページの試験条件には「PD-893Wにて『ラ・クックグラン』で塩サンマ3尾を調理」と書かれています。
リンナイで同じ役割をしているのはココットプレート(デリシアなどに対応)です。「リンナイかパロマか」で迷っているなら、比べる相手はこちらになります。
この記事では、フェイシス本体とラ・クック グランがそれぞれ何を担っているのかを整理し、ガスコンロを選ぶときに実際に効いてくるポイントを解説します。

まずはそれぞれの基本を理解しよう

ラ・クック グランとは(パロマの専用調理容器)

ラ・クック グランは、パロマが販売しているグリル用の専用調理容器です。コンロに内蔵された機能ではなく、ふた付きの器を魚焼きグリルに入れて使います。
パロマ公式によれば、ラ・クックシリーズの累計出荷台数は100万台(2024年9月現在)。ラ・クック グランの主な仕様は次のとおりです(2026年9月11日時点・編集部調べ)。
  • グリル内の油汚れを99.9%カットすると公式が説明しています
  • ふた・本体とも全周折り返し加工で、洗いやすい形にしてある
  • 底面は波型で、余分な脂が食材から離れる
  • ふたの上部につまみや穴がなく、油が飛び散りにくい。中央のくぼみで焼き目が付く
  • ハンドルが付いており、熱いまま運べる
焼き調理専門の「ラ・クック」は深さ5cm、幅24cm×奥行31cm、重さ約1150g(ふた含まず)で、さんまを丸ごと焼ける大きさです。深さ8.5cmの「ラ・クック グランポット」もあり、こちらは煮る・蒸すを含む7種類の調理に対応します。
★「リンナイのラクックグラン」という製品は存在しません。リンナイでこれに当たるのはココットプレートです。名前が似ていて混同されやすいので、購入前にメーカー名で確認してください。

パロマのフェイシス(FACEIS)とは

フェイシス(FACEIS)はパロマが展開するビルトインガスコンロのシリーズ名です。パロマ公式のビルトインコンロのラインアップには、クレア/フェイシス/ウィズナ/ブリリオ/リプラの5シリーズが並んでいます(2026年9月11日時点・編集部調べ)。
フェイシスで公式が前面に出しているのは「スモークカットグリル」です。グリルの奥に搭載したアフターバーナーが下向きに燃焼することで、庫外に出る煙とニオイを減らす仕組みで、公式は煙を99%カットとしています。試験条件は「PD-863Wにて焼き網で塩サンマ4尾、PD-893Wにてラ・クックグランで塩サンマ3尾を調理し、減煙性能を4回測定して平均値を算出」(株式会社パロマ調べ)です。
あわせて排気口の手前に触媒フィルターを置いてニオイを抑えており、点火するとアフターバーナーが発光して庫内が明るくなる設計にもなっています。
つまりフェイシスが解いているのは「グリルを使うと部屋が煙くなる」という問題で、ラ・クック グランが解いているのは「グリル庫内が汚れる」という問題です。担当している困りごとが違います。

グリル機能の比較

比較項目ラ・クック グラン(パロマの調理容器)
何にあたるかグリルに入れて使うふた付きの容器(後付けできる)
解決する困りごとグリル庫内の油汚れ(公式は99.9%カットと説明)
主な仕組み全周折り返し加工のふたと波型の底面。ハンドル付き
種類焼き専門のラ・クック(深さ5cm)と、煮る・蒸すもできるグランポット(深さ8.5cm)
両者の関係競合しません。フェイシスのグリルにラ・クック グランを入れて使います(公式の試験条件にもこの組み合わせが出てきます)

ラ・クック グランの強み

ラ・クック グランの強みは、コンロを買い替えなくても後から足せることです。器なので、いま使っているパロマのグリルに入れるだけで庫内の汚れを抑えられます。
ふたをして焼くため、庫内に脂が飛びにくく、公式は油汚れを99.9%カットと説明しています。プレートの深さは約4cmで、オーブン風の料理も焼けます。煮る・蒸すまで含めたい場合は、深さ8.5cmのグラン ポット(7種類の調理に対応)になります。
ただし、庫内を洗う手間が消えるわけではなく、器を洗う手間に置き換わります。ふたの上部につまみや穴がない形なので、その分だけ洗いやすくはしてあります。

フェイシスの強み

フェイシスの強みは、器では解決できない「煙とニオイ」に本体側で手を打っていることです。グリルの奥のアフターバーナーが下向きに燃焼して庫外へ出る煙を減らし、排気口の手前の触媒フィルターがニオイを抑えます。
キッチンとリビングがつながっている間取りで、魚を焼くたびに部屋がにおうのが気になる場合、これは容器を替えても解決しません。本体側の機能だからです。
逆に、庫内の掃除だけが不満なのであれば、コンロを替えずにラ・クック グランを買い足すほうが安く済みます。

どちらを選ぶべきか

庫内の掃除だけが不満なら、まずラ・クック グラン

コンロ自体には不満がなく、グリルを使ったあとの掃除だけが面倒なのであれば、器を買い足すほうが先です。工事も不要で、いま使っているグリルにそのまま入れられます。
オーブン風の料理まで広げたいなら深さ約4cmの焼き調理タイプ、煮る・蒸すも含めたいならグラン ポットです。

煙とニオイが気になるなら、本体側のフェイシス

器では煙は減りません。魚を焼くと部屋がにおう、リビングまで煙が流れてくる、という不満は、グリルの排気の設計で決まります。ここを変えたいなら本体の買い替えになり、フェイシスのスモークカットグリルが候補に入ります。

どちらも同時に使えます

重ねて書きますが、この2つは択一ではありません。フェイシスを入れたうえでラ・クック グランを使うのが、パロマ公式が想定している組み合わせです(公式の減煙・減臭の試験も、ラ・クックグランを使った条件で測られています)。

ガスコンロ選びで本当に重要なこと

ここまでラ・クック グランとフェイシスのグリル機能を比較してきましたが、ガスコンロ選びで実は最も重要なのは「機能」以上に「施工業者の信頼性」です。
あなたも「せっかく高いガスコンロを買ったのに取り付けで失敗したくない」と思いますよね。

施工資格の確認が最重要

ガスコンロの交換は、ガス配管に関わる作業を伴います。必要な資格は工事の中身で変わります。
同じ位置にあるガス栓につなぎ替えるだけなら「簡易内管施工士」は要りません。この資格が関わってくるのは、ガス栓そのものを動かす・増やすといった内管の工事が入るときです。また簡易内管施工士は国家資格ではなく、ガス事業者などが認定する資格です。
都市ガスでガス機器を接続する工事では「ガス可とう管接続工事監督者」、LPガスでは「液化石油ガス設備士」が関わります。
資格の種類はともかく、資格を持たない者が内管をさわると事故につながるという点は変わりません。見積もりのときに、どの工事が発生して誰がやるのかを確認してください。

長期的に存続できる業者を選ぶ

もうひとつ重要なのが、業者の長期的な存続可能性です。
「10年保証」をアピールする業者は多くありますが、メーカーが公表しているのは「設計上の標準使用期間」と「補修用部品の保有期間」で、どちらも製造が打ち切られた日から数えます(ノーリツはコンロの補修用部品が製造打ち切り後5年、リンナイはビルトイン式ガスこんろの整備用部品が製造打ち切り後10年)。買った日から10年ではありません。そして修理が必要になった頃に業者が廃業していたら、保証は紙切れ同然になります。
大手メーカーや上場企業が関与するサービスは、10年後も存続している可能性が高く、実質的な安心感が違います。

ガスコンロの交換なら「東京ガスの機器交換」が安心

ガスコンロの交換を検討しているなら、まず検討してほしいのが「東京ガスの機器交換」です。
東京ガスの機器交換は、東証プライム上場の大手インフラ企業である東京ガスが運営するWebサービスです。工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当し、委託にあたっては技術・資格・マナー・対応品質の基準が設けられています(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。
Web専用のオンライン販売に絞ることで価格を抑えており、対応エリア内(市区町村ごと・商品別に異なります)にお住まいの方には有力な選択肢です。
なお、東京ガスの機器交換で取り扱うガスコンロのブランドについては、公式サイトでご確認いただけます。リンナイ・パロマなど主要メーカーのガスコンロに対応している場合が多いです。

まとめ:フェイシスとラ・クック グランの関係

フェイシスとラ・クック グランの関係を整理します。
★そもそも、この2つはメーカーが同じで、役割が違います。ラ・クック グランはパロマの調理容器、フェイシスはパロマのビルトインコンロです。
ラ・クック グランで足りる方
  • 不満はグリル庫内の掃除だけ
  • いまのコンロを買い替えたくない/工事をしたくない
  • オーブン風の料理も焼きたい(深さ約4cm)、または煮る・蒸すもしたい(グラン ポット)
フェイシスの検討が要る方
  • 魚を焼くと部屋が煙い・においが残るのが不満
  • キッチンとリビングがつながっている
  • コンロ自体の買い替え時期が来ている
どちらを選ぶにせよ、最終的には施工業者の信頼性が最重要です。ガスコンロの交換は、信頼できる業者に依頼することで、長期的な安心と快適なキッチンライフが手に入ります。
ガスコンロの交換を検討している方は、ぜひ東京ガスの機器交換を第一の選択肢として考えてみてください。

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