ラ・クックグランでご飯は炊けません|炊飯は深型のラ・クックグランポット(コンロ1〜3合・グリル1〜2合)

この記事を読むと分かること
  • ラ・クックグランとラ・クックグランポットのどちらでご飯が炊けるのか
  • グリルでご飯を炊く具体的な手順と、おこげを美味しく作るコツ
  • グリルで炊いたご飯をさらに美味しくするアレンジアイデア
先に結論をお伝えします。ラ・クックグランは、パロマ公式の位置づけが「焼き調理専門」の調理容器で、炊飯の用途は載っていません。プレートの深さは約4cm(ふたの高さを含まず)で、使う場所もグリルの中だけです(2026年9月23日・パロマ公式で確認)。
同じラ・クックシリーズでご飯が炊けるのは、深型の「ラ・クックグランポット」のほうです。公式は「コンロ・グリル両方でご飯が炊ける。コンロ:1〜3合、グリル:1〜2合炊きが可能」と明記していて、容器の内側に1〜3合の水位線が付いています(同日確認)。
この記事では、まず2つの容器の違いをはっきりさせたうえで、グリルでご飯を炊く手順とおこげのコツを説明します。

ラ・クックグランとラ・クックグランポットは別物です

ラ・クックグランは「グリル」ではありません。グリルの庫内に入れて使う、波形の深皿プレートです。ふたの上面に穴がないので油の飛びはねを抑えられ、内面の黒色セラミック塗装による遠赤外線効果で焼き目がつくのが特長ですが、公式の用途は焼き物に限られます。
ラ・クックグランラ・クックグランポット
公式の位置づけ焼き調理専門焼き物以外の調理用(7種類の調理)
深さ約4cm(ふた含まず)8.5cm・容量2.4L
使う場所グリルのみコンロとグリルの両方
炊飯公式に記載なしコンロ1〜3合/グリル1〜2合
(2026年9月23日・パロマ公式より)
ラ・クックグランポットの対応シリーズは CREA/AVANCE/FACEIS/WITHNAと公式に書かれています。お使いのコンロが対応しているかは、公式の「ラ・クック対応ガスコンロ検索」に製品番号を入れて確かめてください。ラ・クックはパロマ製ガスコンロのみに対応します。
なお、パロマには炊飯専用鍋(PRN-32/PRN-52)という別の付属品もあります。以下の手順は、ラ・クックグランポットや炊飯専用鍋、あるいは庫内に入る鍋を使ってグリルでご飯を炊く場合の説明です。

グリル炊飯に必要な道具

グリルでご飯を炊くには、庫内に入る耐熱性の高い鍋や容器が必要です。まず候補になるのは、水位線が付いていて合数の目安も公式にあるラ・クックグランポットです。手持ちの鍋で代用する場合は、次の点を確かめてください。

使える鍋・容器の種類

土鍋(小さめサイズ)
グリル炊飯に最も適しているのが土鍋です。遠赤外線効果でご飯がふっくら炊け、おこげも綺麗に作れます。ただし、グリルの庫内に収まるサイズ(1〜2合炊き程度)を選ぶ必要があります。
ミニ土鍋
グリル専用として販売されているミニ土鍋もあります。グリルの庫内サイズに合わせて設計されているため、安心して使えます。
ステンレス・アルミ製の小鍋
金属製の小鍋でもご飯を炊くことができます。土鍋ほどの風味は出にくいですが、扱いやすく手入れも簡単です。
注意:使えない素材
  • ガラス製容器(急激な温度変化で割れる恐れあり)
  • プラスチック製容器
  • 樹脂製の取っ手が付いた鍋(取っ手が溶ける恐れあり)
グリル庫内の高温に耐えられる素材のものを必ず選んでください。

鍋のサイズ

グリルの庫内サイズは機種によって異なります。ラ・クックグランポットの器具寸法は高さ85×幅200×奥行265mmで、グリルでの炊飯は1〜2合が目安です(パロマ公式)。手持ちの鍋を使う場合は、購入前にお使いのコンロの取扱説明書で庫内寸法を確認し、入るサイズを選んでください。

グリルでご飯を炊く手順

実際にグリルでご飯を炊く手順を説明します。水位線のあるラ・クックグランポットを使う場合は、水加減は容器の水位線に合わせてください。以下は水位線のない鍋を使うときの目安です。

ステップ1:米の準備

米を計量し、丁寧に洗います。洗い方はいつも通りで問題ありませんが、最後の水はしっかり切っておきましょう。
洗った米を鍋に入れ、水を加えます。水の量の目安は米1合に対して水200〜220mlです。通常の炊飯より少し多めの水加減がグリル炊飯ではうまくいくことが多いです。
水を加えたら30〜60分浸水させます。浸水させることで米が水分を吸収し、ふっくらと炊き上がります。特に冬場は浸水時間を長めに(60分以上)取ると良いでしょう。

ステップ2:グリルを予熱する

グリルを強火で3〜5分予熱します。庫内が十分に温まった状態で鍋を入れることで、最初から強い熱を当てられます。

ステップ3:鍋をグリルに入れて加熱する

蓋をした鍋をグリルに入れます。火加減と時間は以下を目安にしてください。
1合の場合
  1. 強火で4〜5分加熱(沸騰させる)
  1. 弱火に落として8〜10分加熱
  1. 火を止めて5〜10分蒸らす
2合の場合
  1. 強火で5〜7分加熱(沸騰させる)
  1. 弱火に落として10〜12分加熱
  1. 火を止めて10分蒸らす
途中で蓋を開けると蒸気が逃げてうまく炊けないため、加熱中は蓋を開けないようにしましょう。

ステップ4:蒸らす

火を止めたらすぐに取り出さず、グリル内で5〜10分そのまま蒸らします。グリルの庫内に残った余熱がご飯をふっくら仕上げてくれます。
蒸らしが終わったらグリルから取り出し、しゃもじでご飯を底からふんわりとほぐして完成です。

おこげ付きご飯の作り方

グリル炊飯の最大の楽しみが「おこげ」です。香ばしいおこげを美味しく作るコツを紹介します。

おこげを作るポイント

ステップ3の弱火加熱の最後に中火にする
弱火で加熱した後、最後の1〜2分だけ中火に上げることで、鍋底におこげが作られます。この時間が長すぎると焦げ過ぎてしまうため、1〜2分を目安にしてください。
鍋を傾けて音を確認する
おこげができているかどうかは音で確認できます。鍋を少し傾けてみて「パチパチ」という音がしていれば、おこげができているサインです。
水分量を少し減らす
おこげを作りたい場合は、通常の水量より10〜20ml少なくすると、鍋底の水分が早く蒸発しておこげができやすくなります。ただし、減らしすぎると全体的に硬くなるため調整が必要です。

おこげの種類を楽しむ

おこげには「薄いおこげ」と「しっかりしたおこげ」の2種類があります。
  • 薄いおこげ:中火への切り替えを1分程度にする。ほんのり色がついた香ばしいおこげ。
  • しっかりしたおこげ:中火への切り替えを2〜3分にする。濃い茶色でカリカリした食感のおこげ。
好みに合わせて調整してみてください。

失敗しやすいパターンと対策

芯が残る(生煮え)

原因:加熱時間が短い、または浸水が不十分。
対策:浸水時間を十分に取り(最低30分)、加熱時間を延ばしましょう。芯が残った場合は少量の水(大さじ1〜2)を加えて蓋をし、弱火でさらに3〜5分加熱してください。

ご飯が水っぽい

原因:水の量が多すぎる、または蒸らし時間が短い。
対策:水の量を少し減らし(10〜20ml)、蒸らし時間をしっかり取りましょう。また、蒸らし後は蓋を取って余分な水分を飛ばすのも有効です。

焦げ過ぎる

原因:中火にした時間が長すぎる、または火力が強すぎる。
対策:おこげを作る際の中火への切り替えは1〜2分を目安にし、超えないようにしましょう。鍋の材質や機種によって焦げ方が異なるため、最初は短めに試してみてください。

ご飯が鍋にくっつく

原因:鍋の内側の汚れ、または油分が不足している。
対策:炊飯前に鍋の内側にごく薄く植物油を塗っておくと、ご飯がくっつきにくくなります。土鍋の場合は目止め処理を適切に行うことも重要です。

グリル炊飯のアレンジアイデア

グリル炊飯は、白いご飯以外にもさまざまなアレンジが楽しめます。

炊き込みご飯

米と一緒に具材(きのこ、にんじん、鶏肉など)と出汁を入れて炊く炊き込みご飯は、グリル炊飯との相性が抜群です。高温の直火で炊くことで、具材の旨みがご飯全体に染み渡ります。
基本の炊き込みご飯
  • 米1合に対して出汁200ml(水より10ml減)
  • 醤油・みりん各大さじ1
  • 塩少々
  • お好みの具材(鶏もも肉50g、にんじん1/4本、しめじ1/2パックなど)
白米の場合と同じ手順で炊き、具材の旨みが染み出したご飯を楽しんでください。

お茶漬け用のおこげ

しっかり目のおこげを作り、お茶漬けにのせて楽しむアレンジもおすすめです。グリルで作ったパリパリのおこげは、お茶漬けのアクセントになります。

雑炊・お粥

炊き上がったご飯に出汁や水を加えて雑炊やお粥にするのも、体が温まる一品です。グリル炊飯で炊いたご飯は粒が立っているため、雑炊にしてもほどよい食感が残ります。

グリル炊飯とガスコンロの関係

グリルでご飯を炊くというのは、ガスコンロの持つ「直火の力」を最大限に活かした調理法です。炊飯器は便利ですが、直火で炊いたご飯にはかまど炊きに近い風味と食感があります。
ラ・クックシリーズに対応したパロマのガスコンロは、グリル機能だけでなくコンロ部分も使いやすく、料理の幅が広がります。IHクッキングヒーターにはない炎の強さと調節の細かさが、日々の料理をより豊かにしてくれます。
そんなガスコンロも、10年以上使い続けるといつかは交換の時期を迎えます。「最近グリルの調子が悪い」「コンロの火力が落ちてきた」と感じたら、そろそろ交換を考えてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

ラ・クックグランでは炊飯ができないこと、炊けるのは深型のラ・クックグランポットであること、そしてグリルでご飯を炊く手順とおこげのコツをご紹介しました。
グリル炊飯の成功の3つのポイントは以下の通りです。
  • 浸水時間を十分に取る(最低30分、冬は60分以上)
  • 強火で沸騰させてから弱火に落とし、最後に少し中火にするとおこげができる
  • 蒸らしをしっかり行い、ふっくらと仕上げる
炊飯器にはない香ばしいおこげの風味は、グリル炊飯ならではの楽しみです。ぜひ一度試してみてください。
ガスコンロの交換をお考えの方は、東京ガスの機器交換を最初の選択肢として検討してみてください。

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