ノーリツ「ピアット」と「マルチグリル」の違いを徹底比較!どちらを選ぶべきか分かりやすく解説
この記事を読むと分かること
- ノーリツ「ピアット」と「マルチグリル」それぞれの特徴と違い
- グリルタイプの選び方と自分の調理スタイルへの合わせ方
- ノーリツコンロ選びで後悔しないためのチェックポイント
ノーリツを選ぶ前に「ピアット」と「マルチグリル」の違いを知ろう
ノーリツのガスコンロを検討していると、「ピアット」「マルチグリル」という言葉をよく目にします。どちらもノーリツのコンロ(または付属するグリル)に関係する言葉ですが、混乱している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ノーリツの「ピアット(PIATTO)」シリーズと「マルチグリル」の違いを整理し、どちらがあなたの生活スタイルに向いているかを解説します。
まず整理:「ピアット」と「マルチグリル」は何を指す?
少しわかりにくいので、まず両者が何を意味するかを整理しましょう。
ピアット(PIATTO)とは
ピアットはハーマン(ノーリツのグループ会社)が展開していたガスコンロのシリーズ名です。★2026年9月11日時点で、ピアットはノーリツの現行ラインアップにありません。同社公式のビルトインコンロ一覧ページと「ノーリツコンロ性能早見表」を確認したところ、「ピアット」「PIATTO」はどちらも0件でした(編集部調べ)。現行はプログレ/オルシェ/プラスドゥ/ネスト/ミッケ/ファミ/ネロ/メタルトップ/コンパクトの9シリーズです。
すでにピアットをお使いの方には意味のある名前ですが、これから買う方が売り場で「ピアット」を探しても見つかりません。下では、当時のピアットが何だったのかと、いま同じ機能を選ぶならどれになるのかを分けて書きます。
マルチグリル(MULTI GRILL)とは
マルチグリルはノーリツの多機能グリルの名称です。上部のバーナーと、温度を細かく見張るセンサー付きの下火バーナーで自動調理し、専用容器を使って14通りの調理モードに対応します(焼く/あたため/解凍焼き上げ/ノンフライ/冷凍食品/煮る/蒸す/炊飯/無水調理/低温調理/パン発酵焼き上げ/パン/燻製)。
★いま現行機でマルチグリルを積んでいるのは、プログレだけです。公式のプログレ製品ページは「プログレだけのマルチグリル」と書いています(2026年9月11日確認・編集部調べ)。オルシェは焼網グリル(無水両面焼)です。
つまり関係は「シリーズ名(かつてのピアット、いまのプログレ)の中に、マルチグリルというグリルがある」というものです。
ノーリツコンロのグリルタイプの違い
ノーリツのコンロには大きく3種類のグリルが存在します。
従来型(水なし両面焼きグリル)
スタンダードクラスのコンロに多い、一般的な魚焼きグリルです。グリルトレーに水を入れない水なしタイプが現在の主流です。
- 使い方:魚・肉・野菜をグリル網の上に置いて焼く
- メリット:シンプルで使いやすい、価格が手頃
- デメリット:調理の幅がやや限られる
マルチグリル(MULTI GRILL)
ノーリツのフラットタイプグリルです。リンナイのラクッキングリルと同じ方向の設計で、専用容器(プレートパン、キャセロール)を使うことでグリルをオーブンのように使えます。
- 使い方:専用容器を入れた状態で、上部バーナーとセンサー付き下火バーナーで自動調理する
- メリット:14通りの調理モードに対応する、汚れの多くが容器の中に留まる
- デメリット:価格が高め、専用容器が必要
- 搭載機種:現行ではプログレのみ(2026年9月11日・公式で確認)
ワイドグリル
ノーリツの一部モデルに搭載されているワイド幅のグリルです。通常より大きなグリル空間で、大きな魚や複数の食材を一度に調理できます。
マルチグリルでできること
マルチグリルは従来のグリルと比べて調理の幅が大幅に広がります。
焼き物
魚・肉・野菜の焼き物はもちろん得意です。庫内を密閉して焼くことで、外はカリッと中はジューシーな仕上がりになります。
オーブン料理(グラタン・ローストなど)
専用プレートを使うことで、グラタン・ロースト・ケーキなどオーブン料理が楽しめます。オーブンを別途購入する必要がなく、コンロひとつで幅広い料理をカバーできます。
蒸し料理
蒸し機能付きのプレートを使えば、シュウマイや蒸し野菜など蒸し料理も可能です。
低温調理
温度をコントロールした低温調理にも対応。鶏むね肉のしっとり調理など、ヘルシーな料理を楽しめます。
ピアットシリーズの特徴
ここからは、当時のピアットが何を売りにしていたシリーズだったのかを整理します(現行ラインアップにはありません)。
① 洗練されたデザイン
イタリア語で「皿・プレート」を意味する「ピアット」の名の通り、シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴です。ブラック系のガラストップとシルバーのパーツが組み合わさったモダンな外観です。
② マルチグリル搭載モデルあり
ピアットシリーズにはマルチグリル搭載モデルが用意されていました。同じグリルを新品で買うなら、いまはプログレになります。
③ 多機能自動調理
温度調節・自動炊飯・湯沸かし・タイマーなど多彩な自動調理機能が搭載されており、調理のサポートが充実しています。
④ ガラストップ採用
ピアットシリーズはガラストップを採用しており、汚れが拭き取りやすく清潔を保ちやすいのが特徴です。
ピアット vs マルチグリル非搭載モデル:価格の差は?
「マルチグリルが付くと何万円高い」という差額は、出どころが確かめられませんでした。確かめられるのは希望小売価格です。マルチグリルを積むプログレは¥375,540〜(税抜¥341,400〜)、焼網グリルのオルシェは¥274,340〜です(2026年9月11日・ノーリツ公式の商品ラインアップおよび性能早見表より)。下限どうしの比較で約10万円の開きがあり、実売価格はここからさらに動きます。
この差を払う価値があるかどうかは、グリルをどのくらい使うかによります。
- 毎日の料理でグリルをよく使う方、特にオーブン料理・蒸し料理をしたい方 → マルチグリル搭載ピアットの価値大
- グリルは時々しか使わない・魚を焼く程度の方 → 通常グリルで十分
マルチグリルで、実際に手間が変わるところ
感想ではなく、構造から言えることを3つ書きます。
① オーブンを別に置かなくてよくなります。マルチグリルは専用容器を庫内に入れて上下のバーナーで加熱するので、グラタンやローストのような「箱の中で焼く」調理をコンロ側で受けられます。オーブンレンジを買う・置く・温めるという工程がまるごと減ります。
② 洗う対象が「庫内」から「容器」に移ります。焼網グリルは受け皿と網、そして庫内に脂が飛びます。専用容器を使う調理では汚れの多くが容器の中に留まるので、洗う場所は減りますが、容器そのものは大きく、シンクでの取り回しは楽ではありません。
③ 慣れが要るのは、火加減ではなく容器と時間の組み合わせです。火力とタイマーは自動調理側が決めるので、使い始めに迷うのは「どのモードで、どの容器で、どれくらい入れるか」です。付属のレシピどおりに数回作ると、勘所がつかめます。
どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ
マルチグリル搭載ピアットがおすすめの方
- 料理好きで様々な調理法を試したい
- グリルをオーブン代わりに使いたい
- キッチンの見た目・デザインにこだわりたい
- 少し高くても機能面を充実させたい
通常グリル搭載モデルがおすすめの方
- グリルは魚焼き程度の使い方で十分
- コストを抑えたい
- シンプルな機能で使いやすさを優先したい
ノーリツとリンナイのグリル機能の比較
「マルチグリルとリンナイのラクッキングリルはどちらが優れているの?」という疑問を持つ方も多いです。
どちらも同じコンセプト(フラットタイプのオーブン風グリル)で設計されており、どちらが優れているというよりは、メーカーの設計哲学・専用アクセサリーの種類・コンロ本体の特徴で選ぶのが適切です。
専用プレートの種類・レシピの豊富さはリンナイが若干充実していると言われる場合もありますが、ノーリツのマルチグリルも十分な機能を持ちます。
コンロ交換時に必ず確認すること
ピアット(マルチグリル搭載)への買い替えを検討している方に、重要な情報をお伝えします。
資格が要るのは、ガス栓を動かすときです
同じ位置のガス栓につなぎ替えるだけなら、簡易内管施工士は要りません(国家資格でもありません)。必要になるのは、ガス栓の位置を動かす配管工事が入るときです。
見積もりのときは「資格の有無」ではなく、ガス栓を動かす工事が入るかどうかを聞いてください。入るなら、誰がその工事をするのかまで確かめます。
「10年保証」は、対象範囲と部品供給で見ます
コンロが何年で壊れるかを公表しているメーカーは見当たりません。確かめられるのは、対象が本体だけか工事も含むのかと、部品がいつまで出るのかの2つです。
補修用部品の保有期間は、買った日ではなく製造が打ち切られた日から数えます。ノーリツはコンロで5年、リンナイはビルトイン式ガスこんろの整備用部品で10年としています(2026年9月時点・各社公式)。設置した時点でその型がすでに何年か売られていた分だけ、実際に部品が出る期間は短くなります。
まとめ:ノーリツ ピアットとマルチグリルの関係を理解して選ぼう
ノーリツ ピアットとマルチグリルの違いについてまとめます。
ピアットはノーリツのコンロのシリーズ名、マルチグリルはグリルの名称です。ただしピアットは現行ラインアップにありません(2026年9月11日・公式で確認)。いまマルチグリルを積んでいるのはプログレだけなので、これから買う方は「ピアット」ではなくプログレを見てください。
グリル料理をよく楽しみたい方にはマルチグリル搭載のプログレ、シンプルにグリルを使う程度なら焼網グリルのオルシェ以下のシリーズでも十分対応できます。
コンロ購入・交換の際は、機能選びと同様に交換工事の業者選びも慎重に行いましょう。
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