ココットプレートでさんまは丸ごと切らないで焼ける?庫内サイズと焼き方のコツ
この記事を読むと分かること
- リンナイ ココットプレートの公式寸法(奥行き306mm)と、さんまを切らずに丸ごと焼けるかの考え方
- さんまをココットプレートで焼くときの下ごしらえと、オートグリル・取扱説明書の目安の使い方
- コンロ交換を頼むときに確かめたい資格と保証のポイント、東京ガスの機器交換の扱い
はじめに:「ココットプレートでさんまを切らずに焼けるの?」という疑問
秋になると食べたくなるさんまの塩焼き。せっかくリンナイのビルトインコンロを使っているなら、ココットプレートで美味しく焼きたいという方は多いのではないでしょうか。でも「さんまって長いから、グリルプレートに丸ごと入るのかな?」という疑問を感じている方がいるのも事実です。
そうは言っても、さんまを切らずに丸ごと焼きたいという気持ちはよく分かります。この記事では、リンナイ公式が公表しているココットプレートの寸法をもとに、丸ごと焼けるかどうかの考え方と、焼くときのポイントを解説します。
ココットプレートとは?基本スペックをまずおさえよう
ココットプレートは、リンナイのビルトインガスコンロのグリルで使う専用のプレートです。デリシア・リッセ・マイトーンなどのシリーズに付属するほか、単体でも販売されています。
通常の焼き網との違いは、ふたをして焼くことです。素材はアルミで内側は二重のフッ素加工、底面はウェーブ形状で、油を両側の溝へ落とします。リンナイ公式オンラインストアは、さんま2尾を焼き網と比べた試験で、グリル庫内のお手入れ部品への油汚れを99.9%カットするとしています(リンナイ調べ・2026年9月8日時点)。
ココットプレートの主なサイズ
リンナイ公式オンラインストアに載っている現行の型番と寸法は次のとおりです(2026年9月8日・11日時点)。
- 標準グリル用 RBO-PC91SA:高さ50×幅228×奥行306mm・税込11,000円
- ワイドグリル用 RBO-PC90WA:高さ52×幅243×奥行306mm・税込11,000円
- マイトーン(W44シリーズ)用 RBO-PC92W:高さ50×幅248×奥行308mm・税込13,200円
どの型番も奥行きは306〜308mm(外寸)です。リンナイはココットプレートを「さんまがまるごと入る大きさ」と説明しています。自分のコンロに合う型番は、公式の対応機種検索で確かめてください。
さんまは個体によって長さが違う
さんまの大きさは、時期や漁獲の状況で年ごとにも変わります。店頭では重さや「大・中」の表示で売られることが多く、全長が書かれていることはあまりありません。
丸ごと焼けるかが気になるときは、買ってきたさんまの全長を測り、プレートの奥行き(外寸306mm)と比べるのが確実です。
ココットプレートでさんまは丸ごと焼けるか?サイズ別に判定
メーカーの説明と寸法から、次のように考えられます。
ふつうの大きさのさんまの場合
→ 丸ごと入る(公式は「さんまがまるごと入る大きさ」)
リンナイはココットプレートを「さんまがまるごと入る大きさ」と説明しており、油汚れの試験でもさんま2尾を焼いています。切らずにそのまま並べて構いません。
大ぶりのさんまの場合
→ 置く前に長さを確かめる
プレートの奥行きは外寸で306mmで、縁の厚みのぶん内側はこれより短くなります。尾が縁にかかるほど大きい個体は、斜めに置くか、尾の先を少し曲げて収めてください。
無理に押し込むと、ふたが閉まらなくなったり、さんまが不安定になったりします。それでも収まらないときだけ、半分に切って焼きます。
結論:ふつうの大きさのさんまなら、ココットプレートで丸ごと焼けます。大ぶりのものは、プレートに当ててからふたをしてください。
グリルの種類とプレートの型番
ココットプレートは、グリルの種類(標準グリル/ワイドグリル)によって型番が分かれています。違いは幅(228mmと243mm)で、奥行きはどちらも306mmです。
つまり、ワイドグリル用でも、さんまを縦に置ける長さは標準グリル用と変わりません。違うのは横に並べられる余裕です。
コンロを75cm幅にすれば長いさんまが入る、とは限らない
コンロの幅と、プレートの奥行きは別の話です。公式の型番表では、どのココットプレートも奥行きは306〜308mmなので、「大きなさんまを丸ごと焼きたいから75cm幅にする」という選び方は成り立ちません。
ココットプレートでさんまを美味しく焼く手順とコツ
丸ごと焼けるサイズのさんまを用意できたら、次は焼き方のコツを覚えましょう。ココットプレートならではの特徴を活かした調理法を解説します。
ステップ1:さんまの下処理
さんまをより美味しく焼くためには、焼く前の下処理が重要です。
- 流水でさんまをさっと洗い、キッチンペーパーで水気をしっかりふき取る
- 塩を20cm程度上から両面・腹側にまんべんなく振る(「やや多め?」と感じる量が正解)
- 10〜15分ほど置いて、余分な水分が出てきたらもう一度ふき取る
この下処理を丁寧にしておくと、皮がパリッと仕上がりやすくなります。塩をふいたまま長時間置きすぎると身が固くなるため、15分を目安にしてください。
ステップ2:ココットプレートへのセット
- ココットプレートをグリルの正規の位置にセットする(予熱の要否は取扱説明書に従う)
- さんまをプレートの上に並べる(並べられる本数はさんまの大きさで変わる)
- ふたをかぶせてセットする
- グリル扉を閉める
さんまを置く際に頭と尻尾の方向を交互に並べると、より多くのさんまを効率よく乗せられます。
ステップ3:火加減と焼き時間の目安
焼き時間と火加減は、機種と本数で変わります。
- オートグリルにココットプレート用の焼き魚メニューがある機種は、それを使う
- 手動で焼く場合は、取扱説明書や付属のクックブックに載っている目安に従う
- 初めて焼くときは、目安の時間が来たらふたを開けて焼き色を確かめる
ふたをして焼くので、焼き網に比べてグリル庫内に油が飛び散りにくいのがココットプレートの特長です。
自動調理機能との上手な使い分け
リンナイのコンロには、機種によってココットプレートで使えるオートグリルのメニューがあります。どのメニューがあるかは機種ごとに違うので、取扱説明書で確かめてください。
オートメニューを使うときも、さんまの本数や大きさで仕上がりは変わります。慣れるまでは焼き上がりを確かめながら、好みの焼き加減に合わせていくとよいでしょう。
失敗しやすい点
つまずきやすいのは、次の2点です。
1つは、大ぶりのさんまを押し込んでふたが閉まらなくなること。もう1つは、ココットプレートをコンロの上で使ってしまうことです。ココットプレートはグリル専用で、コンロ上での使用は損傷・故障の原因になります(リンナイQ&A No.2062)。
ココットプレートのお手入れのポイント
さんまを焼いた後の手入れも押さえておきましょう。表面のフッ素加工を長持ちさせるのがポイントです。
- 粗熱が取れたら水につける:焦げをふやかすのに有効(熱いままは変形の原因になる)
- 柔らかいスポンジで洗う:フッ素コーティングがあるため中性洗剤と柔らかいスポンジで十分
- 金属たわしやクレンザーは厳禁:フッ素コーティングが剥がれる原因になる
- 蓋のスリット部分は歯ブラシを活用:細かい部分の汚れを効率よく落とせる
- 乾燥させてから収納:水気が残ると錆びや臭いの原因になる
本体はフッ素加工が変色・変質するおそれがあるので食洗機は控え、ふた(カバー)は食洗機で洗えます(リンナイQ&A No.2042)。グリルの空焼きをするときは、ココットプレートを庫内に入れたままにしないでください(同No.5185)。
「丸ごと焼き」にこだわるなら、コンロ交換も視野に
現在お使いのコンロがリンナイ以外のメーカー(ノーリツやパロマ)の場合、ココットプレートは使用できません。また、リンナイでも古い機種の場合は対応していない可能性があります。
「ココットプレートを使ってみたい」「グリルで本格的に魚を焼きたい」という方は、コンロ交換を検討するタイミングかもしれません。
コンロ交換で失敗しない業者選びの鉄則
ビルトインガスコンロの交換工事は、工事の中身によって関わる資格が変わります。同じ位置のガス栓につなぎ替えるだけなら、ガス可とう管接続工事監督者やガス機器設置スペシャリスト(民間の認定資格)の範囲です。ガス栓の増設や位置替えが入る場合は、簡易内管施工士が関わります(日本ガス機器検査協会の資格で、国家資格ではありません)。見積もりの段階で、今回の工事でガス栓を動かすかを確かめてください。
また「10年保証」を打ち出す業者も多いですが、年数だけで比べるのはおすすめしません。リンナイのビルトインガスコンロの補修性能用部品の保有期間は製造打ち切り後5年(点検で使う整備用部品は10年)で、起算は買った日ではなく、その型番の製造が打ち切られた日です。
保証を比べるときは、①何が対象か(本体の故障か、工事に起因する不具合か)②誰が保証するのか ③起算日はいつか、の3点を書面で確かめてください。
業者を選ぶ際の確認ポイント:
- 今回の工事でガス栓を動かすか、動かすなら誰が担当するか
- 見積もりに本体・工事費・撤去処分費が分けて書かれているか
- 工事保証の対象・期間・保証する会社が書面で示されているか
- 個人情報の管理体制が整っているか(一括見積もりサービス経由だと複数業者に情報が流れる)
対応エリアに住んでいるなら東京ガスの機器交換も比べる
東京ガスの機器交換の対応エリアに住んでいる人は、候補の一つとして比べてみてください。対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城の一部の市区町村で、東京ガスのガス供給エリアとは一致しません(2026年9月7日時点・東京ガス公式より)。
首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。
公式は「パロマ・リンナイ・ノーリツのビルトインガスコンロを取り扱っています」としています(2026年9月7日時点・東京ガス公式より)。ココットプレートが付属するデリシアやリッセの型番を扱っているかは、見積もりのときに確かめてください。
まとめ:ココットプレートでさんまを丸ごと焼くための3つのポイント
ここまでの内容を整理すると、ココットプレートでさんまを丸ごと切らずに焼くために大切なことは以下の3つです。
- ふつうの大きさのさんまなら丸ごと入る:プレートの奥行きは外寸306mmで、公式も「さんまがまるごと入る大きさ」と説明している。大ぶりのものは当ててから焼く
- 焼き方は機種の目安に従う:塩をして水気をふき、ふたをしてオートグリルか取扱説明書の目安で焼く
- コンロ交換は見積もりの内訳と保証の中身で選ぶ:対応エリアに住んでいるなら東京ガスの機器交換も比べる
旬の時期に美味しいさんまを手に入れたら、ぜひココットプレートを活用して、煙が少なくグリルも汚れにくい快適な魚焼き体験を楽しんでみてください。
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