給湯器のガス種変更完全ガイド:13A・12A・プロパンの違いと工事の注意点
[!check] この記事を読むと分かること
- 給湯器のガス種(都市ガス13A・12A・プロパン)の違いと確認方法
- ガス種変更時に給湯器交換が必要になる理由と費用の目安
- ガス種変更工事を安全に行うための業者選びのポイント
給湯器のガス種とは?なぜ重要なのか
給湯器を選ぶとき、「ガス種」という言葉を目にしたことはありますか。給湯器はガスを燃料にしていますが、そのガスには複数の種類があり、使えるガスの種類は機器ごとに決まっています。間違ったガス種の機器を使用すると、不完全燃焼や一酸化炭素発生など、命に関わる危険が生じます。
日本で家庭用に使用されているガスは大きく分けて「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」の2種類があります。さらに都市ガスの中にも「13A」「12A」「6A」などの種類があります。
引っ越し先でガス種が変わった、プロパンガスから都市ガスに切り替えたいなど、様々な理由でガス種の変更が必要になるケースがあります。この記事では、ガス種の種類・確認方法・変更工事の手順と注意点を詳しく解説します。
ガス種の種類と特徴
都市ガス(天然ガス)
都市ガスは、地下のガス管を通じて供給される天然ガスです。主成分はメタン(CH₄)で、クリーンな燃料として広く使われています。
都市ガスには発熱量(カロリー)の違いによって複数の種類があります。
13Aは現在の都市ガスの主流種です。発熱量は約46.0MJ/m³(約11,000kcal/m³)で、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスなど主要ガス会社の供給エリアのほとんどで使用されています。
12Aは発熱量が13Aよりやや低く、約44.2MJ/m³(約10,550kcal/m³)です。一部の地域で供給されており、12Aと13Aは性質が非常に近いため、多くのガス機器が「12A・13A兼用」として製造されています。現在は徐々に13Aに統一が進んでいます。
6A(旧標準ガス)は発熱量が低く(約24.4MJ/m³)、古い地域では供給されていることがあります。13Aとは互換性がないため、6Aエリアへの転居時は機器の確認が必要です。
プロパンガス(LP ガス)
プロパンガスはボンベに充填されて配送される液化石油ガスです。主成分はプロパン(C₃H₈)・ブタン(C₄H₁₀)で、都市ガスに比べて発熱量が高い(約24,000kcal/m³)のが特徴です。
都市ガス管が整備されていない地域でも利用できますが、料金は都市ガスに比べて高めになる傾向があります。
自宅のガス種の調べ方
自宅のガス種を確認する方法はいくつかあります。
方法1:ガスメーターで確認
ガスメーターに「13A」「12A」「LPG(LP)」などのラベルが貼られています。最も手軽な確認方法です。
方法2:ガス機器本体のシールで確認
給湯器や調理器具の側面・裏面に対応ガス種が記載されたシールが貼られています。「都市ガス用(13A)」「LP用」などと明記されています。
方法3:ガス会社・管理会社に問い合わせる
ガス会社や賃貸の管理会社に問い合わせれば、確実に確認できます。引っ越し前には特に確認しておくことをお勧めします。
ガス種変更で給湯器の交換が必要なケース
ガス種を変更する場合、ほとんどのケースで給湯器(および他のガス機器)の交換が必要になります。
都市ガス用の機器をプロパンガスで使用する、またはその逆を行うことは非常に危険であり、法律上も禁止されています。発熱量・ガス圧・燃焼特性が異なるため、不完全燃焼・過剰燃焼・一酸化炭素(CO)発生のリスクがあります。
ただし、部品交換による対応が可能な場合もあります。機種によっては、バーナー・圧力調整器などの部品を交換することでガス種の変更に対応できます。費用の目安は給湯器で約30,000円程度です。ただし、旧い機種は対応部品がない場合があり、取り寄せには2週間〜1ヶ月かかることもあります。
給湯器ごと交換する場合は、新しい機器の本体代15〜25万円程度+工事費が必要です。現在の機器が古い場合や、性能向上を望む場合は、ガス種変更のタイミングで本体ごと交換するのが合理的です。
都市ガスの種類変更(12A→13A等)
都市ガスの種類変更(12Aエリアから13Aエリアへの引っ越しなど)の場合、多くの機器は「12A・13A兼用」として製造されているため、交換不要のケースが多いです。ただし、古い機器や6Aエリアからの変更の場合は確認が必要です。
ガス種変更工事の手順
ガス種変更を伴う引っ越し・切り替えの流れを解説します。
まず、現在のガス種と変更後のガス種を確認します。引っ越しの場合は不動産会社・管理会社に確認するとスムーズです。
次に、既存のガス機器が変更後のガス種に対応しているか確認します。給湯器・ガスコンロ・ガス乾燥機等を確認します。
対応していない場合は、専門業者に相談して部品交換または機器の交換工事を行います。都市ガスへの切り替えを伴う場合は、ガス導管引き込み工事が必要なこともあります。
工事完了後、ガス会社による検査・開栓を受けます。この検査でガス機器の適合性・安全性が確認されます。
無資格業者によるガス種変更の危険性
ガス種変更に伴う配管工事・機器交換には、専門の資格が必要です。
簡易内管施工士の資格は、ガスメーター出口から燃焼器(給湯器等)までのガス管工事に必要な資格です。この資格を持たない業者による工事は違法であり、不適切な施工による重大事故のリスクがあります。
「安く対応してあげる」という業者が、実際には無資格でガス工事を行っているケースがあります。ガスは誤った工事をすれば爆発・火災・一酸化炭素中毒につながります。資格の確認は必ず行いましょう。
また、比較サイトで「おすすめ1位」として表示されている業者が、必ずしも最も安全・信頼性が高いとは限りません。比較サイトのランキングは広告費によって操作されている場合があることも念頭に置いておきましょう。
信頼できる給湯器交換業者の選び方
ガス種変更を含む給湯器交換を安全に依頼するためには、信頼できる業者選びが最重要です。
東京ガスの機器交換(関東圏・都市ガスエリアの方に最推薦)
東京ガスの機器交換は、東証プライム上場の東京ガスが運営するWebサービスです。認定施工会社制度により施工資格(簡易内管施工士等)の保有が組織的に担保されており、ガス種変更を伴う工事でも確実・安全な施工が期待できます。
ガス供給エリア(主に関東圏)内であれば、ガス種に関する情報も熟知している点が強みです。
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交換できるくん(株式会社交換できるくん、東証グロース上場)は全国対応で、プロパンガスエリアを含む幅広い地域で給湯器交換に対応しています。ガス種変更に関する相談も含めた明朗会計の見積もりが強みです。
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まとめ:給湯器のガス種変更で押さえるべきポイント
給湯器のガス種には、都市ガス(13A・12A等)とプロパンガス(LPG)があり、それぞれ発熱量・燃焼特性が大きく異なります。異なるガス種の機器を無断で使用することは危険であり法律上も禁止されています。
ガス種変更時は、給湯器の部品交換(約30,000円)または本体交換(15〜25万円+工事費)が必要なケースがほとんどです。変更工事には簡易内管施工士などの資格が必要なため、必ず有資格の業者に依頼してください。
自宅のガス種は、ガスメーターや機器本体のシールで確認できます。引っ越し時は転居先のガス種を事前に確認し、余裕を持って準備することをお勧めします。
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