高温水供給式エコジョーズとは?追い焊きなし給湯器の特徴・メリット・交換時の注意点を徹底解説

この記事を読むと分かること
  • 高温水供給式給湯器(高温差し湯)は追い焚き配管を使わず約80℃の高温湯を差し湯してお風呂を温める方式で、本体がコンパクトで衛生的な点が特徴
  • エコジョーズの高温水供給式は省エネ性が高い一方、追い焚き型より水道代がかかりやすいというデメリットがある
  • マンションでは追い焚き付きへの変更が困難な場合があるため、交換前に必ず現地確認を業者に依頼することが重要
「追い焚きができない給湯器なのに、お風呂を温め直せると言われて、どういう仕組みなのか気になっている」という方も多いのではないでしょうか。
実は、給湯器にはよく知られている「追い焚き式」の他に、「高温水供給式(高温差し湯)」という方式があります。追い焚き用の循環配管を持たない代わりに、給湯器から高温のお湯を浴槽に注ぐことでお風呂を温め直す仕組みです。
この記事では、高温水供給式エコジョーズとはどんな給湯器なのか、通常の追い焚き型との違い、メリット・デメリット、交換費用の目安、そして交換時に知っておくべき重要な注意点まで詳しく解説します。

高温水供給式給湯器とは?仕組みをわかりやすく解説

高温水供給式給湯器(別名:高温差し湯式)とは、浴槽の湯温が下がったとき、給湯器から約80℃の高温のお湯を浴槽に差し込んでお風呂を温める仕組みの給湯器です。
一般的な追い焚き付き給湯器は、浴槽のお湯を循環ポンプで給湯器内に引き込み、熱交換器で温め直して浴槽に戻します。つまり、浴槽のお湯量は変わりません。
一方、高温水供給式はお湯を循環させるのではなく、新しい高温の湯を追加します。そのため、保温のたびに浴槽のお湯の量が少し増えていきます。この「差し湯」の仕組みから「高温差し湯式」とも呼ばれます。
この方式の特徴として、追い焚き用の循環配管(ふろ配管)が不要なため、給湯器本体がコンパクトになります。そして水を循環させないため、お湯の衛生面でも優れているという点があります。

エコジョーズの高温水供給式とは

「高温水供給式エコジョーズ」とは、高温水供給式の仕組みにエコジョーズ(潜熱回収型)の省エネ技術を組み合わせた給湯器です。
通常の高温水供給式給湯器と比べ、排気の潜熱を回収して再利用することで熱効率が約95%まで向上します。その結果、ガスの消費量を年間で約9〜15%削減することが可能です。
高温水供給式の「コンパクトで衛生的」というメリットを持ちつつ、エコジョーズの省エネ効果も加わった製品です。ただし、従来型の高温水供給式給湯器より本体価格は若干高めになります。

追い焚き式との違いを徹底比較

高温水供給式と追い焚き式の違いを整理すると、以下のようになります。

お風呂を温める仕組み

追い焚き式:浴槽のお湯を循環させて給湯器内で再加熱する。お湯の量は変わらず、温度だけが上がる。
高温水供給式:新しい高温のお湯を追加する。お湯の温度は上がるが、湯量も増える。

必要な配管

追い焚き式:給湯器と浴槽を往復する循環配管(ふろ配管2本)が必要。配管工事の分だけ設置コストが高くなる。
高温水供給式:給湯専用の配管(通常の給湯管のみ)でよい。配管がシンプルで、特にマンションの古い物件や給湯専用のスペースにしか配管が引き回せない物件で採用されることが多い。

衛生面

追い焚き式:お湯を循環させるため、ふろ配管内に雑菌・汚れが蓄積しやすい。定期的な配管クリーニングが必要。
高温水供給式:新しいお湯を追加するため、循環による汚染がない。衛生面で優れている。

水道代・ガス代

追い焚き式:お湯の量は変わらないため、差し湯に比べて水道代はかからない。
高温水供給式:お湯を足すたびに水道代がかかる。湯量が増える分、捨てる水も増えることになるため、追い焚き式より水道代・ガス代がかさみやすい。

本体サイズ・価格

追い焚き式:循環ポンプや熱交換器が必要なため、給湯専用より本体が大きく、価格も高め。
高温水供給式:追い焚き付きより本体がコンパクトで、価格は追い焚き付きより安く、給湯専用より高い(中間的な価格帯)。

高温水供給式エコジョーズのメリット

コンパクトで設置スペースを取らない

追い焚き機能がない分、本体サイズが小さく軽量です。設置スペースが限られている環境でも設置しやすいというメリットがあります。マンションのPS(パイプシャフト)内への設置にも向いています。

浴槽のお湯が衛生的

新鮮なお湯を追加する仕組みのため、循環配管特有の「配管の汚れ」「残り湯の汚染」が起きにくいです。特に小さなお子様がいるご家庭や、衛生面を重視する方には魅力的な特徴です。

追い焚き付きより初期費用を抑えられる

本体価格が追い焚き付き給湯器より安い傾向があります。設置工事もシンプルなため、工事費も抑えやすいです。

エコジョーズの省エネ効果

エコジョーズタイプであれば、従来型と比べてガス消費量を年間約9〜15%削減できます。差し湯でお湯をよく使うご家庭ほど、省エネ効果が実感しやすいです。

高温水供給式エコジョーズのデメリット

水道代・ガス代が高くなりやすい

お湯を温め直すたびに新しいお湯を追加するため、水道代が追い焚き型より高くなります。「エコジョーズで省エネでも、水道代が増えるため総コストが追い焚き型を上回る場合がある」という点は理解しておきましょう。

温度の調整が難しい

約80℃の高温湯を加えてお風呂を温めるため、追い焚きのように目標温度でピタッと止めることが難しいケースがあります。温度が上がりすぎて熱くなってしまうこともあります。

浴槽のお湯量が増える

差し湯のたびにお湯が増えるため、長湯していると浴槽があふれることがあります。こまめに捨てる必要があり、その分の水道代・ガス代も発生します。

追い焚き型への変更が困難な場合がある

特にマンションにお住まいの場合、高温水供給式から追い焚き付きへの変更は、循環配管(ふろ配管)の新設工事が必要になります。マンションの構造上、配管を新設できないケースもあり、事実上変更できない場合があります。
Yahoo!知恵袋にはこんな投稿があります。
「高温水供給式の給湯器から追い焚き付きに変えたいと思って業者に相談したら、マンションの構造上、追い焚き配管が通せないので変更できないと言われてしまいました。」
— Yahoo!知恵袋より
高温水供給式から追い焚き型への変更を検討している場合は、事前に業者による現地確認が必須です。

交換費用の目安

高温水供給式エコジョーズへの交換費用は以下が目安です(機器代+工事費込み)。
給湯専用タイプ(追い焚きなし・高温差し湯):10万〜16万円程度
高温水供給式エコジョーズ(ふろ給湯器相当機能付き):12万〜20万円程度
追い焚き付きフルオートタイプと比べると、費用は若干抑えられる傾向があります。ただし、エコジョーズ化によるドレン排水工事(1万〜3万円程度)が必要になります。

交換時の重要な注意点

現在の設置方式を正確に確認する

「高温水供給式」かどうかを見分ける方法は、浴槽周りの配管の本数を確認することです。浴槽に1本の配管だけが接続されている場合は高温水供給式(差し湯式)、2本(往路・復路)が接続されている場合は追い焚き式です。型番からも確認できるため、業者に確認を依頼しましょう。

ドレン排水の処理を確認する

エコジョーズへの交換・またはすでにエコジョーズである場合、ドレン水の排水配管と中和器の設置が必要です。既存の排水経路が使えるかを業者に確認してもらいましょう。

マンションの管理規約の確認

マンションにお住まいの場合は、管理組合・管理会社への事前申請と承認が必要です。また、使用できる機種に制限がある場合もあります。

業者選びのポイントと「10年保証」の注意

高温水供給式給湯器は機種の選択肢が限られているため、対応できる業者も確認が必要です。
施工資格の確認:「簡易内管施工士」などのガス工事資格保有者による施工かを確認しましょう。資格を持たない業者による工事はガス漏れのリスクがあります。
高温水供給式の施工実績:「高温差し湯タイプの交換実績がありますか?」と直接確認することで、専門知識の有無を把握できます。
「10年保証」の実態:10年保証を売りにする業者は多いですが、給湯器のメーカー部品は製造終了から約10年で供給が終わります。中小業者の10年後の存続も保証されていません。保証期間の長さより企業の安定性・信頼性を最優先に業者を選びましょう。

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まとめ

高温水供給式エコジョーズは、追い焚き配管を持たずに高温の湯を差し湯してお風呂を温める方式の省エネ給湯器です。コンパクトで衛生的という特徴がある一方、水道代がかかりやすい・温度調整が難しいというデメリットもあります。
マンションにお住まいの場合、追い焚き付きへの変更が構造上難しいケースもあるため、交換前に必ず業者による現地確認を依頼しましょう。交換する際は、エコジョーズのドレン排水工事と管理組合への申請確認も忘れずに行ってください。

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