熱源機の交換費用はいくら?相場・内訳・号数別料金と失敗しない業者の選び方

この記事を読むと分かること
  • 24号のエコジョーズの熱源機は、工事費込みの実額で3社とも26万〜30万円台前半(2026年9月時点)。同じ24号でも業者で約3万円の差がある
  • 費用を左右する要因(機種・配管や設置の条件・リモコン・業者)と、見積もりで確かめること
  • 資格・見積もりの内訳・保証の中身で、失敗しない業者を選ぶポイント

熱源機とは?給湯器との違いをまず理解しよう

「熱源機を交換したい」と調べてみると、費用の情報がバラバラで、何を信じればいいか迷ってしまいますよね。実は「熱源機」という名前に馴染みがない方も多く、「給湯器と何が違うの?」と疑問を持つのは当然のことです。
熱源機とは、正式には 給湯暖房熱源機 と呼ばれる機器で、お湯を沸かす給湯機能に加えて、床暖房やパネルヒーターなどの暖房機能を同時に担う機器です。一般的なガス給湯器(ふろ給湯器)がお風呂のお湯はりやシャワーを担うのに対し、熱源機はそれに「暖房配管へお湯を循環させる機能」が加わっています。
この暖房機能があるぶん、通常の給湯器より構造が複雑になり、本体価格も工事費も高くなります。「給湯器の交換と聞いていた金額より見積もりが高い」と感じたら、まず今の機器が熱源機かどうかを型番で確かめてください。
この記事では、熱源機の交換費用の相場から号数・タイプ別の目安、費用を左右する要因、そして業者選びのポイントまで、順を追って丁寧に解説します。

熱源機の交換費用相場:総額はいくら?

熱源機の交換費用は、大きく「本体価格」と「工事費(取付工事費・基本工事費)」の2つで構成されます。
当ブログが2026年9月に3社で取り直した24号のエコジョーズの熱源機の総額(本体・リモコン・工事費込み)は、266,016円〜295,253円でした(詳しくは下の表)。機種・号数・設置状況で金額は動くため、ここでは実額の例として示します。

本体価格の目安

本体は、希望小売価格から大きく値引きして売られるのが一般的です。たとえば東京ガスの機器交換では、リンナイの高効率暖房付きふろ給湯器 HT4222BRSSW3CM の商品価格が197,208円(希望小売価格の64%引き)で、リモコンと基本工事費を含めた販売価格は288,508円〜です(2026年9月7日時点・東京ガス公式)。
メーカーによって価格差もあります。主なメーカーはノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパスなどです。特定のメーカー製のものでしか動かない専用リモコンや床暖房パネルと接続している場合は、メーカーを変えると追加工事が必要になる場合があるので注意が必要です。

工事費の目安

工事費は業者と機種で大きく変わるため、ここでは相場の金額を挙げません。見積もりでは基本工事費に何が含まれるかを確かめたうえで、次のような追加工事が入るかを聞いてください。
  • 配管の延長・変更が必要なとき
  • 暖房用の不凍液の交換が必要なとき
  • ガス管の接続変更が必要なとき
  • 高所・狭所など作業が難しいとき
  • リモコンを新品に交換するとき
見積もりの段階でこれらが洗い出されていないと、工事の当日に追加費用が出ることがあります。見積もりを取るときに「この金額以外に追加費用が出る条件はありますか?」と聞き、答えを書面に残してください。

24号の熱源機の実額(3社比較)

熱源機は号数(加熱能力)によって価格が変わります。号数とは、1分間に水温を25℃上昇させることができる給湯量(リットル)を表す単位です。
業者総額(本体・リモコン・工事費込み・税込)型番
ミズテック266,016円ノーリツ GTH-C2470SAW3H
交換できるくん277,120円ノーリツ GTH-C2470SAW3H
東京ガスの機器交換295,253円ノーリツ FT4225ARSSW3CM
東京ガスの機器交換288,508円〜リンナイ HT4222BRSSW3CM
上の表は、いずれも24号のエコジョーズの給湯暖房熱源機です。上から3行は2026年9月9日時点に3社で同じ条件の見積もりを取り直した額、4行目は2026年9月7日時点の東京ガス公式サイトの販売価格です。同じ24号でも、業者によって約3万円の差があります。機種は、今お使いの熱源機と同じ号数・同じタイプ(追いだきの有無、床暖房の系統数など)に合わせるのが基本です。業者に今の機器の型番を伝えれば、置き換えられる機種を提案してもらえます。

床暖房の接続数による違い

熱源機の中でも、床暖房の接続回路数が多いほど本体価格は上がります。1系統(1ゾーン)対応から3系統・4系統対応まであり、接続数が増えるほど高額になります。現在お使いの機器の接続数を確認しておきましょう。

熱源機の交換費用を左右する4つの要因

「同じ号数なのに業者によって見積もりが5万円以上違う」ということも起こります。費用に影響する主な要因を理解しておくと、見積もり内容を正しく比較できます。

要因1:業者の仕入れルートと利益率

熱源機の本体価格は、業者の仕入れルートや仕入れ量によって変わります。リフォーム会社や工務店を通して手配すると、中間のマージンが乗って割高になることがあります。
「工事費は安いのに、本体価格がやたら高い」という業者は要注意です。トータルコストで比べることが重要です。

要因2:配管の状態と工事の複雑さ

床暖房配管は、長年使うことで不凍液が劣化したり、配管内部に汚れが蓄積したりします。熱源機の交換時に合わせて不凍液を交換したり、配管を洗浄したりすると追加費用が発生します。ただし、これらは適切なタイミングで実施することで長期的に安くなる場合もあるため、業者に状態を確認してもらうのがベターです。

要因3:設置場所の条件

ベランダ・屋外壁面・屋内機械室など、設置場所によって工事の難易度が変わります。狭いスペースや高所での作業は追加費用がかかります。また、マンションでは管理組合のルールで使える機器が制限される場合があります。

要因4:リモコンの更新

古い熱源機に使われていたリモコンは、新しい機種では使えないことがあります。リモコンを交換する場合は1万〜2万円程度の追加費用が発生します。リモコンが使えるかどうかは事前に確認しておきましょう。

費用を少しでも安くするための3つのコツ

熱源機の交換は決して安い買い物ではありません。できる限り費用を抑えながら、安全で質の高い工事を受けるためのコツをご紹介します。

コツ1:複数業者に見積もりを取る(ただし個人情報に注意)

費用を抑えるために複数社から見積もりを取ることは有効です。ただし「一括見積もりサイト」を使う場合は、入力した名前・電話番号・住所が複数の業者に共有される仕組みであることを理解したうえで使ってください。
個別に2〜3社に問い合わせる方が、個人情報の拡散リスクを抑えながら費用を比較できるのでおすすめです。

コツ2:リモコンの流用を検討する

今お使いのリモコンが新しい機種でも使える場合は、リモコン代を節約できます。業者に「今のリモコンは流用できますか?」と確認してみましょう。ただし、リモコンが劣化している場合は新品への交換をおすすめします。

コツ3:補助金の対象になるかを確かめる

国の「給湯省エネ2026事業」の対象は、エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームの3種で、エコジョーズを含むガスの熱源機は対象外です。お住まいの自治体に独自の補助がないかは、自治体のサイトで確かめてください。

熱源機の交換時期はいつ?寿命のサインを見逃さない

ノーリツは、家庭用の給湯機器の点検時期の目安を製造年月から9〜11年としています(ノーリツ公式・2026年9月16日確認)。使い始めて10年前後から、修理と交換のどちらにするかを考える機会が増えてきます。
以下のようなサインが出てきたら、交換を検討するタイミングです。
交換を検討すべきサイン:
  • 点火に時間がかかる、または点火しないことがある
  • お湯の温度が不安定・設定温度に達しない
  • 床暖房の暖まりが遅くなった、または暖かくならない
  • エラーコードが頻繁に表示される
  • 機器から異音や振動がするようになった
  • 排気口周辺に腐食・錆が見られる
  • 水漏れが発生している
こうした症状が複数重なってきたら、交換も視野に入れて業者に相談してください。メーカーが修理用の部品を保有する期間は、買った日ではなく製造が打ち切られた日から数えます。ノーリツはBL認定品のふろ・給湯機器で10年、非BL認定品のガス給湯器で7年です(ノーリツ公式 よくあるご質問・2026年9月16日確認)。保有期間を過ぎると、部品がなく修理できないことがあります。
修理の見積もりが出たら、同じタイミングで交換の見積もりも取り、機器の製造年と部品の保有期間をあわせて見て判断するのがおすすめです。

「10年保証」には要注意!よくある誤解を解説

熱源機の交換業者を調べると、「商品10年保証」を大きくうたうサービスをよく見かけます。ただし、保証は年数だけでは比べられません。
保証は、①何が対象か(本体・部品・工事) ②誰が保証するか(メーカーか施工店か窓口の会社か) ③起算日はいつか、の3点で比べてください。この3点は申し込む前に書面で確かめられます。
保証期間の中でも、メーカーの部品の保有期間が過ぎていれば修理できないことがあります。保証書では、修理できないときに交換で対応するのかも確かめてください。
工事の不具合は、メーカー保証ではなく施工業者の工事保証で扱われます。工事保証の年数と、不具合があったときの連絡先を書面で確かめてください。
「10年保証」という言葉だけで業者を選ばず、保証の対象と窓口まで確かめたうえで判断してください。

熱源機の交換で失敗しない業者の選び方

費用の安さだけで業者を選ぶのは危険です。熱源機の工事は、ガス・水道・電気の複数のインフラを扱う高度な作業です。工事に問題があれば、ガス漏れや一酸化炭素中毒など、命にかかわる事故につながる可能性もあります。

チェックポイント1:必要な資格を保有しているか

熱源機の設置では、工事の内容に応じて次の資格の範囲が関わります。業者に「この工事に必要な資格は何か、誰が持っているか」を確認しましょう。
  • ガス:ガス可とう管での接続はガス可とう管接続工事監督者などの範囲、屋内に設置する特定ガス消費機器の設置・変更はガス消費機器設置工事監督者(国家資格)の範囲(日本ガス機器検査協会「設置・接続工事に関する資格の範囲」・2026年9月7日確認)
  • 水道:給水・給湯の接続は、自治体が指定する指定給水装置工事事業者が行う
  • 液化石油ガス設備士(プロパンガスの場合)
資格の範囲を外れた工事は、ガス漏れや水漏れの原因になりかねません。「有資格者が施工します」と明言でき、誰が工事をするかを答えられる業者を選びましょう。

チェックポイント2:会社の規模・信頼性

工事後に何かトラブルがあったとき、連絡がつかない・倒産していたでは困ります。以下の点を確認しましょう。
  • 会社の住所・代表者名・電話番号が明記されているか
  • 保証をするのが誰か(メーカー・施工店・窓口の会社)が書面で分かるか
  • 施工実績・創業年数が確認できるか
  • 工事後のアフターサポート体制が整っているか

チェックポイント3:見積もりの透明性

「本体代〇円、工事費〇円、追加工事代〇円」とすべて明細を出してくれる業者が安心です。「込み込み○万円」と曖昧な表示のままでは、後から追加費用を請求されるリスクがあります。
見積もりを書面で出してもらい、「これ以外に追加費用は発生しませんか?」と必ず確認しましょう。

東京ガスの機器交換も見積もり先の候補になる理由

東京ガスの機器交換の対応エリアにお住まいの方は、東京ガスの機器交換も熱源機交換の見積もり先の候補になります。

理由1:申し込みから工事まで一社で完結する

首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。

理由2:販売価格を公式サイトで公開している

リモコンと基本工事費を含めた販売価格を、機種ごとに公式サイトで公開しています(例:リンナイ HT4222BRSSW3CM 288,508円〜・2026年9月7日時点)。工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します。

理由3:Web専用で価格を抑えている

Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えています。上の3社比較では東京ガスがいちばん高い結果でしたが、差は約3万円でした。窓口を一社にまとめたいか、価格を優先するかで選んでください。
東京ガスの対応エリア外の方は、交換できるくんも見積もり先の候補になります。上場グループ企業が運営し、見積もりのあとに追加費用を出さないことを掲げています。工事の対応エリアは札幌・仙台・関東・東海・関西・中国・愛媛・福岡の8地区です(2026年9月時点・公式サイトより)。

熱源機の交換を安く・安全に済ませるためのまとめ

熱源機の交換費用は、機種・号数・業者・設置状況によって大きく変わります。大切なのは、費用の安さだけを追うのではなく、施工の資格・保証の中身・追加費用の有無をあわせて判断することです。
費用を左右するポイントをまとめると以下のとおりです。
  • 24号のエコジョーズの熱源機は、工事費込みで3社とも26万〜30万円台前半(2026年9月時点)
  • 配管工事・不凍液交換・リモコン交換などで追加費用が発生することがある
  • 国の給湯省エネ2026事業は、ガスの熱源機は対象外
  • 部品の保有期間は製造打ち切りの日から数える。製造年とあわせて修理か交換かを判断する
  • 「10年保証」は年数ではなく、保証の対象・保証する会社・起算日で比べる
東京ガスの機器交換の対応エリアの方は東京ガスの機器交換、エリア外の方は8地区で工事に対応している交換できるくんも、見積もり先の候補になります。同じ型番・同じ工事内容で2〜3社を比べてください。

給湯器交換おすすめサービス一覧

東京ガスの機器交換

首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。
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交換できるくん

上場グループ企業が運営する、住宅設備の交換サービスです。見積もりのあとに追加費用を出さないことを掲げています。工事の対応エリアは札幌・仙台・関東・東海・関西・中国・愛媛・福岡の8地区です(2026年9月時点・公式サイトより)。全国対応ではないので、公式サイトの郵便番号判定で対象エリアかを先に確かめてください。
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キンライサー

年中無休で、Webからの見積り依頼は24時間受け付けています。電話(0120-250-910)の受付時間は8時から21時です(2026年9月24日時点・公式サイトより)。商品・工事に10年間の無料保証が付きますが、対象になる部位と免責の条件は保証書で確かめてください。
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ミズテック

メーカーから直接仕入れて中間マージンを減らしていると説明しています。初期費用を抑えたい場合の見積もり先のひとつです。
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チカラもち

給湯器とエコキュートの交換を扱う専門店です。対応できる地域は公式サイトで住所を入れて確かめてください。
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