エコジョーズのメリット・デメリットを徹底解説!後悔しない選び方とトータルコストの真実

この記事を読むと分かること
  • エコジョーズは熱効率が約95%で従来型の約80%より高く、年間数千〜2万円のガス代節約が期待できる
  • 「ドレン排水工事」と「中和器交換(10年目前後)」という特有コストが存在し、設置場所に条件あり
  • 初期費用の差額回収は家族人数・ガスの種類・使用年数で大きく変わり、人数が多いほどお得になりやすい

エコジョーズとは?従来型給湯器との根本的な違い

給湯器の買い替えを検討するとき、「エコジョーズにすべきか、お金をかけるだけの価値があるのか」と悩む方が少なくありません。まずはエコジョーズが何ものかを正確に理解することから始めましょう。
エコジョーズは「潜熱回収型ガス給湯器」です。従来型のガス給湯器では、燃焼後の排気熱をそのまま屋外に放出していました。エコジョーズはその排気の熱を回収して再利用する仕組みを持っており、その分だけ少ないガス使用量で同じ量のお湯を準備できるものです。
熱効率の比較
従来型のガス給湯器の熱効率は約80%(実際には75%前後)で、残りの約20%が排気として外部に放出されていました。エコジョーズはその排気熱を回収することで熱効率約95%を実現しています。同じ量のお湯を作るのに要するガス量が従来型より約13%少ない計算になります。
この注意点としては、排気熱を回収する過程で凝縮水(ドレン排水)が発生することがエコジョーズ特有の安全性および排水の考慮が必要となる理由です。

エコジョーズの主なメリット

メリット1:ガス代が年間数千〜2万円節約できる

最大のメリットはやはりガス代の節約です。年間の節約額は家族構成やガスの種類によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
1人暮らしの場合は年間約3,000〜5,000円程度の節約になります。4人家族の場合は年間約10,000〜18,000円程度節約できることが多いです。お風呂に毎日入る家庭やお湯使用量が多い家庭ほど節約額が大きくなります。
LPガス(プロパンガス)の場合は都市ガスよりガス単価が高いため、節約効果が大きくなる側面があります。年間約10,000〜20,000円程度の節約を見込める家庭も少なくありません。

メリット2:現在の新製品の主流はエコジョーズ

かつて主流だった従来型給湯器は現在、新製品市場では数少なくなっています。メーカー各社の主力製品ラインナップはエコジョーズ仕様が主流になっており、将来的にもエコジョーズが標準仕様になる可能性があります。従来型給湯器をわざわざ探す必要はなく、エコジョーズへの切り替えが自然な流れと言えます。

メリット3:エコキュートと違いお湯切れなし

よく比較されるエコキュート(電気式給湯器)は貯湯タンクにお湯をためる方式のため、使い切るとお湯切れが起きます。一方、エコジョーズはガスでその場で沸かしてお湯を作る「瞬間式」方式なので、たくさんの人が同時にお湯を使ってもお湯切れの心配がありません。年中行事や季節を問わず安定してお湯が使える点は大きな魅力です。

メリット4:CO2排出量の削減

エコジョーズは従来型給湯器よりもCO2排出量が約13%削減できます。環境の視点から新製品への買い替えを計画している方、またはゼロエネルギー住宅を目指す方にとって、エコジョーズは問題なく選べる選択肢です。

メリット5:補助金制度の対象になりやすい

エコジョーズはガス事業者や地方自治体が実施する製品切り替え記念補助金や、省エネ促進に関する補助金制度などの対象になることがあります。交換時には施工業者に補助金情報を確認しておくと対象になる場合があります。

エコジョーズの主なデメリット

エコジョーズのデメリットも正直に向き合っておきましょう。

デメリット1:初期費用が従来型より高い

エコジョーズの本体価格は従来型給湯器よりぐ5万〜10万円程度高いことが常です。同じ号数・機能で比較した場合、従来型が紏10万円程度の工事込み価格であれば、エコジョーズは紏15〜20万円程度になることがあります。
初期費用の差額はガス代節約で回収できますが、回収年数は家族構成やガスの種類により大きく差があります。1人暮らしでお湯使用量が少ない場合、初期費用の回収に数十年かかることもあります。

デメリット2:ドレン排水工事が必要

エコジョーズは熱回収時に凝縮水(ドレン排水)が発生します。この凝縮水は弱酸性の水分で、そのまま屋外に排出するとコンクリートやタイルの腐食が進みます。そのため、設置時にドレン排水配管工事が必須となります。工事費用の目安は5,000〜10,000円程度ですが、屋内配管の工事が必要な場合はこれ以上になることもあります。
また、屋外の配管先にドレン排水を導ける場所が必要なため、設置場所によってはエコジョーズを設置できないケースもあります。事前に業者に現地調査を依頼することが重要です。

デメリット3:中和器の定期交換メンテナンス

エコジョーズ内部には、回収した凝縮水(弱酸性)を中和してから排水する「中和器」が内蔵されています。この中和器は消耗品であり、使用から約10年で交換時期を迎えることが多いです。
交換費用の目安は10,000〜40,000円程度です。エコジョーズを選択する際は「本体の初期費用」だけでなく、中和器交換などのランニングコストも含めたトータルコストで考えることが大切です。
中和器の寿命がきた場合、交換を後回しにすると凝縮水が酸性のまま排出されて屋外のコンクリートやタイルの腐食が進んだり、近隣の建物への影響など問題が起きる場合があります。定期的な点検と適切なメンテナンスが必要です。

デメリット4:設置場所に条件がある

屋外にドレン排水を導き出せる排水先が確保できるかどうかが設置条件になります。隣接した場所に他人の建物や公道がある場合は設置が難しくなることもあります。事前に必ず業者に現地確認を依頼してください。

デメリット5:従来型より本体価格が高いことが多い

エコジョーズは確かに以前に比べ安価販売されることが近年増えてはいますが、依然として従来型と比較すると本体価格が高い側面はあります。

「エコジョーズはやめとけ」と言われる理由と後悔する人の特徴

ネット上で「エコジョーズはやめとけ」「後悔した」という声を見かけることがあります。実際に後悔した人の特徴を分析すると、以下のパターンが見えてきます。
後悔パターン1:1人暮らしでお湯使用量が少ない
エコジョーズの節約効果はお湯の使用量に比例します。一人暮らしでお風呂に毎日入らない、家事に気軽にシャワーで済ませるといった場合、年間節約額が数千円程度にとどまり、初期費用の差額回収に10年以上かかる可能性があります。
後悔パターン2:設置場所の条件を事前に確認しなかった
ドレン排水工事に想定以上の追加費用が発生したという後悔も少なくありません。事前に複数の業者から見積もりを取り、ドレン排水配管工事の内容と費用を明確にしておくことで回避できます。
後悔パターン3:中和器交換のコストを知らなかった
エコジョーズには10年目前後に中和器交換のメンテナンスコストが発生します。これを知らずに購入し、後から「メンテナンスがかかるときかなかった」と感じる方がいます。イニシャルコストだけでなく、長期的なランニングコストも含めた統合的な判断が必要です。

エコジョーズが向いている人・向いていない人

エコジョーズが特におすすめな人

3人以上の家族でお風呂に毎日入るお宅、年間のガス使用量が多い家庭、さらにはプロパンガス(LPガス)を使用している家庭はエコジョーズの節約効果を特に実感しやすいです。また、現在従来型給湯器が寿命を迎えて買い替え時期に差しかかった場合、同じ高い省エネ性能を維持しながらガス代を削減できる点が大きな魅力となります。
お子さんが大きくてお湯使用量が増える局面はエコジョーズへの切り替えを検討したいタイミングでもあります。「高校入学のタイミングで給湯器もエコジョーズに切り替えた」という家庭は決して少なくありません。

従来型を選んでも良い場合

1人暮らしでお湯使用量が少ない方、高齢で一人で住む方、転居・退去などで居住期間が短い場合は、後悔するリスクが高いので従来型を選んでも良いでしょう。またドレン排水工事が実施できない設置環境の場合も従来型が現実的な選択肢です。

エコジョーズと従来型のトータルコスト比較

具体的な数字で比較してみましょう(都市ガス・4人家族一例)。
従来型給湯器:初期費用 約10万円(工事込み)
10年のガス代合計:仮に年間ガス代約24万円として、240万円。10年間トータル:250万円程度
エコジョーズ:初期費用 約15万円(工事込み)
10年のガス代合計:年間約13,000円節約とすると240万円 - 13万円 = 227万円程度。中和器交換コスト約2万円加えると、229万円程度
この一例では10年間で約21万円お得になる試算値になります。ただしこの計算は一例であり、実際の節約額は年間ガス使用量やガス単価によって大きく変わります。

エコジョーズの業者選びで考慮すべきポイント

エコジョーズを選択することに決めたら、次に重要なのが業者の選び方です。エコジョーズはドレン排水工事や中和器等の特有の設備があるため、業者の技術力と信頼性が特に重要です。

エコジョーズ工事に必要な資格

エコジョーズの設置工事には、ガス給湯器一般と同様に「簡易内管施工士」「指定給水装置工事事業者」等の資格が必要です。資格を保有していない業者は工事を行えないため、必ず確認しましょう。

ドレン排水配管工事の誤魔化しに注意

ドレン排水工事の内容や費用について、事前に詳しく説明してくれる業者を選ぶことが大切です。「ドレン工事は別途費用がかかります」と言われて後から追加請求された、というトラブルが起きないよう、見積もり時に必ず工事の内容を確認することが大切です。

長期存続できる業者を選ぶことの大切さ

エコジョーズを設置した小規模業者が数年後に廃業してしまった場合、中和器交換などの定期メンテナンスが切れてしまいます。エコジョーズのようにメンテナンスが伴う設備には、長期存続できる会社かどうかも判断基準とすることをおすすめします。
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まとめ

エコジョーズは熱効率約95%と従来型の約80%を上回る高性能ガス給湯器で、家族人数が多いほどお得な設備です。初期費用の差額は大きいものの、都市ガスなら平均約10年程度で初期費用を回収できるケースが多く、LPガスと家族多数の家庭ではさらに早く元が取れます。
一方、「ドレン排水工事」「中和器の定期交換」「設置場所の条件」など、エコジョーズ特有のコストと制約があることも忘れてはなりません。事前に工事内容と費用を明確にし、長期的なランニングコストを含めたトータルコストで判断することが、購入後に後悔しない選択への道です。
業者を選ぶ際は、資格の保有、ドレン工事内容の事前説明、長期存続できる企業かどうかを確認することがエコジョーズで得られるメリットを最大限に活かす鍵です。

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