給湯器のリモコン通信エラーの直し方|自分でできるリセットから業者依頼の判断まで
この記事を読むと分かること
- 給湯器リモコンの通信エラーが起きる原因と、自分で試せるリセット手順
- リモコン交換の目安費用と、リモコン交換で済むケース・給湯器本体交換が必要なケースの見分け方
- 悪徳業者や高額修理を回避し、信頼できる業者に依頼するためのポイント
給湯器のリモコン通信エラーとは?なぜ起きるのか
給湯器のリモコンに「通信エラー」が表示されると、リモコンからお湯の温度設定ができなくなったり、ふろ操作が受け付けなくなったりします。これは、給湯器本体とリモコンの間で信号のやり取りができなくなったトラブルです。
現代の給湯器はリモコンと本体が有線配線で接続されており、この配線を通じて電源供給と通信信号の両方を行っています。お風呂と台所にそれぞれリモコンが設置されている場合、①本体-台所リモコン間、②本体-浴室リモコン間の2系統があり、どちらに通信停止が起きているかによって原因が異なります。
リモコンの通信エラーはメーカーによって表示内容が異なります。リンナイでは「76」「通信エラー」など、ノーリツでは「76」「通信異常」などが表示されることがあります。また、数字ではなく、ディスプレイが真っ暗になる、点滅する、まったく反応しないなどの形で通信トラブルが発生することもあります。
リモコン通信エラーの主な原因
1. 配線の接触不良・断線
最も多い原因です。リモコン配線の結線部の緩みや、配線の引っ張られ、配線自体の断線、外傷などが原因となることがあります。特に屋外の配線は天候変化や屋外環境で劣化・損傷しやすいです。また、リモコン背面の端子台の緩みや水分の侵入による腐食も配線不良の原因になります。
2. リモコン自体の故障
リモコン内部の制御基板が劣化している場合、生活防水の限界を超える水分の侵入や、油汚れなどによって通信機能が失われることがあります。特にキッチン周りのリモコンは、長年の油分の影響を受けやすいです。
3. 給湯器本体側の通信制御基板の故障
本体側の制御基板が劣化すると、リモコンからの信号を受信できなくなります。この場合、リモコンを交換しても解決できず、給湯器本体の修理または交換が必要になります。
4. 落雷・停電によるサージ電流
落雷や停電後の復電時にサージ電流が流れ、リモコン内部の電子部品が損傷することがあります。落雷後に通信エラーが発生した場合は、リモコンまたは本体の電気的な損傷を疑います。火災保険の落雷補償特約に加入している場合、保険を適用できる可能性があります。
5. 屋外配線の劣化・断線
給湯器内部からリモコンまで伸びる配線は屋外を通る区間もあり、そこで劣化・断線することがあります。小さなお子さんやペットが配線を引っ張ったりかじったりして断線するケースもあります。
通信エラー発生時にまず自分で試せる5つの対処法
手順1:リモコンの電源オフ・オンリセット
まずリモコンの運転スイッチを「切」にし、1〜2分待ってから再度「入」にしてみましょう。一時的な通信停止が原因の場合、リセットだけで解決することがあります。
手順2:給湯器本体のコンセントリセット
リモコンのリセットで改善しない場合、給湯器本体の電源コンセントを抜き、【重要】必ず10秒以上待ってから再度差し込んでください。広範囲のリセットがかかり、通信が復旧することがあります。
手順3:配線接続部の目視確認
リモコン背面の配線接続部を目視確認しましょう。配線が外れていないか、端子台にサビがないか確認します。ただし、配線工事は資格が必要な作業であるため、目視確認のみとし、再配線は専門業者に依頼してください。
手順4:浴室・台所の両リモコンを確認する
浴室リモコンのみ通信エラーの場合、台所リモコンは正常に使えることがあります。逆に台所リモコンのみの場合もあります。問題がどちらのリモコンに発生しているか特定することで、原因の絞り込みができます。
手順5:電池式リモコンの場合は電池の確認
ワイヤレスタイプのリモコンを使用している場合、電池切れが通信エラーの原因になることがあります。電池を新品に交換しても改善されない場合は、別の原因が考えられます。
リモコン自体の交換 vs 給湯器本体の交換:判断の目安
通信エラーの原因が特定できたら、次は「リモコンだけ交換すれば済むのか」「給湯器本体の修理・交換が必要なのか」を判断する必要があります。
リモコン交換で済むケース
- 配線に問題がなく、リモコン内部基板の故障が疑われる
- 浴室リモコンのみ不具合で、台所リモコンは正常動作する(片側のみ交換が可能な場合)
リモコン単体の交換費用は機種・メーカーによって異なりますが、出張費・技術料込みで11,000円〜23,000円程度が目安です。リモコン単体の部品代は5,000円〜12,000円程度のことが多いです。
給湯器本体交換を検討すべきケース
- リモコン交換をしても通信エラーが改善しない(本体側基板の不具合が疑われる)
- 給湯器の使用年数が10年以上で、リモコン以外の故障も繰り返している
この場合は、リモコンだけ直しても近いうちに本体側の別の故障が発生する可能性が高いため、本体交換まで含めて検討するほうが結果的に安心なケースがあります。
実際の口コミから見えるリモコン通信エラーの事例
「給湯器のリモコンが台所と浴室にあって、台所側のリモコンが動かなくなった。浴室のリモコンは普通に使えるので台所側だけ約2万5千円でリモコン交換をしてもらった」 — Yahoo!知恵袋より
「浴室リモコンを新品に交換したのにまた通信エラーが出た。業者に見てもらったら本体側の制御基板がだめと言われ、給湯器交換になってしまった。最初から本体ごと交換を提案してくれる業者に頼んでおけば、リモコン交換費用が無駄にならなかった」 — Yahoo!知恵袋より
同じ通信エラーでも原因によって対処内容が大きく異なるため、可能であれば業者に診断してもらうことが大切です。
リモコン通信エラーの修理費用の目安
リモコンの通信エラーに関する修理費用は、原因によって大きく幅があります。
- 配線の接触不良の修復:出張費・技術料合計 13,000円〜23,000円程度
- リモコン単体の交換:部品代+工事費で合計 15,000円〜30,000円程度
- 本体側の制御基板交換:30,000円〜50,000円程度
- 給湯器本体の交換:工事費込みで 150,000円〜250,000円程度(機種による)
一括見積もりサイトのリスクと信頼できる業者の選び方
リモコンの通信エラーで業者に依頼する際に注意すべきは、「一括見積もりサイト」経由での申し込みです。サイトの仕組み上、複数業者に個人情報が共有されるため、利用後に次々と業者から電話がかかってくるリスクがあります。個人情報の拡散リスクを避けたい場合は、直接業者の公式サイトから見積もり依頼をすることをおすすめします。
また、突然訪問してきて「今すぐ無料で見ます」と言う業者には要注意です。見積もりの内訳がない、現場で契約を急かせる、宣伝通りの金額で収まらないなどのケースは断ることが大切です。
信頼できる業者の選び方としては、工事内容に応じた資格を保有しているか、見積もり内訳が明確であるか、現場で即決を迫らないか、などを確認しましょう。
リモコン通信エラーを事前に防ぐためにできること
給湯器リモコンの通信エラーは完全に防ぐことは難しいですが、以下の点を意識することで発生リスクを減らすことができます。
- リモコン周辺に水がかかり続けないようにする(浴室)
- キッチンリモコンの油汚れをこまめに拭き取る
- 落雷が多い地域では雷サージプロテクターの導入を検討する
給湯器リモコン通信エラーでよくある質問(FAQ)
Q:通信エラーが出たまま少しはお湯が出る場合、背後で何が起きているのですか?
A:一部機能している場合、配線の接触不良により双方向通信の一部だけが残っている可能性があります。全ての機能が止まる前に専門業者に診断を依頼することをおすすめします。
Q:リモコンの画面が真っ暗になるのは通信エラーですか?
A:画面が真っ暗になる場合は、通信エラーだけでなく電源不足などの可能性もあります。電池式の場合は電池切れ、電池式でない場合は本体側の不具合も含めて確認が必要です。改善しない場合は業者に相談してください。
Q:通信エラーはリモコン交換で解決できますか?
A:給湯器本体側の制御基板に問題がある場合は、リモコンを交換しても解決しません。また、メーカーは純正部品以外の使用を推奨しないことが多いため、交換の際は正規のリモコンを使うのが安全です。
Q:リモコンが古い場合、交換用のリモコンは入手できますか?
A:製造から約10年以内の機種であれば、メーカーや指定サービス経由で入手できる可能性が高いです。ただし、古い機種になるとリモコン単体を入手できない場合もあります。
まとめ
給湯器のリモコン通信エラーは、配線の接触不良やリモコン内部の制御基板劣化、本体側の制御基板故障などさまざまな原因で発生します。まずはリモコンの電源オフ・オンリセットや本体のコンセントリセットを試し、配線接続部も目視確認してみましょう。それでも解決しない場合は業者に点検を依頼してください。
業者選びでは施工資格の保有状況と会社の信頼性を確認し、突然の訪問業者や不明瞭な見積もりには注意が必要です。
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