パロマ ラ・クックのデメリットと正直な評価!使い始める前に知っておくべき5つの特性

この記事を読むと分かること
  • パロマ「ラ・クック」でできること/できないことと注意点
  • 公式が出している寸法・対応条件と、期待とのズレが出やすい点
  • ラ・クック対応コンロを、信頼できる業者で交換する際のポイント

パロマのラ・クックとは?(グリル専用の調理容器)

「ラ・クック」は、パロマのガスコンロ向けのグリル調理容器です。ふた付きの容器で食材を加熱するため、油はねやニオイを抑えやすく、グリル庫内の汚れを減らせます。公式は「グリル内の油汚れを99.9%カット」と表記しています(2026年9月7日・パロマ公式のラ・クックグランシリーズページ)。
なお、現在販売されているのは改良後の「ラ・クックグラン」(焼き調理専門)と「ラ・クックグランポット」(炊く・煮る・蒸すなど7種類)の2タイプです。下の注意点も、この現行品を前提に読んでください。
広告ではメリットが強調されがちですが、使い方や期待値によっては「想像と違った」と感じることもあります。ここでは、デメリット(注意すべき特性)も含めて整理します。

ラ・クックのメリット(よく評価される点)

1)グリル庫内の油汚れが減る

ふた付きで調理するため、油の飛び散りが減り、グリル庫内の掃除負担が軽くなりやすいです。

2)煙・ニオイが抑えやすい

密閉に近い状態で加熱するため、グリルから出る煙やニオイが気になりにくい傾向があります(※食材や焼き加減による)。

3)庫内の温度を活かして仕上がりが安定しやすい

焼く・蒸すの中間のような仕上がりになりやすく、魚や肉がパサつきにくいと感じる方もいます。

ラ・クックのデメリット(使う前に知っておきたい5つの特性)

1)サイズは先に数字で確かめる(さんまは丸ごと入ります)

「大きい魚が入らない」という話を見かけますが、現行のラ・クックグランについては当てはまりません。公式は「さんまも丸ごと焼ける大きさ」と明記しており、寸法は幅24cm×奥行31cm・深さ約5cm(ハンドル含まず、重さ約1,150g)です。ラ・クックグランポットは幅20cm×奥行26.5cm・深さ8.5cm・容量2.4ℓで、こちらは焼くより炊く・煮る向きです(いずれも2026年9月7日・パロマ公式)。買う前に、よく焼く魚の長さとこの寸法を並べてください。

2)ふたを開けるときに蒸気が熱い

加熱後にふたを開けると、蒸気が一気に出ます。ミトンを使い、顔を近づけないよう注意が必要です。

3)「網焼きの焼き目」を期待するとギャップが出やすい

ラ・クックはふた付きで加熱するため、直火に当たる網焼きとは仕上がりが異なります。香ばしい焼き目を強く求める方は、物足りなく感じることがあります。

4)パロマ製のガスコンロにしか使えません

公式は「ラ・クックはパロマ製ガスコンロのみに対応しています」と明記しています(2026年9月7日確認)。リンナイやノーリツのコンロでは使えません。パロマ製であっても全機種が対応しているわけではないので、公式サイトの「ラ・クック対応ガスコンロ検索」にご自宅の製品番号を入れて確かめてください。製品番号の探し方も同じページに載っています。

5)洗い物は増える(容器の手入れが必要)

グリル庫内の汚れは減りやすい一方で、容器(本体・ふた・受け皿等)を洗う手間は発生します。「掃除がゼロになる」わけではなく、掃除の場所が変わるイメージです。

ラ・クックが向いている人/向かない人

向いている人

  • グリル庫内の掃除負担を減らしたい
  • 煙やニオイが気になりやすい
  • 焼き目より「手軽さ」「後片付け」を優先したい

向かない人

  • 網焼きの強い焼き目・香ばしさを最優先したい
  • 使っているコンロがパロマ製ではない
  • 対応機種検索に、ご自宅の製品番号が見当たらない

ラ・クックはいくらかかる?本体・別売品・交換部品の価格

ラ・クックグランのセットは12,320円、ラ・クックグランポットは23,650円です(いずれも税込・2026年9月25日にパロマ公式通販「パロマプラス」で確認)。
ここまでの5つは使い勝手の話ですが、もうひとつ、先に数字で見ておきたいのが価格です。コンロに付属していない場合は、自分で買い足すことになります。
品名(型番)価格(税込)
ラ・クックグランセット ブラック(PGDL-50B)12,320円
ラ・クックグランセット トリュフブラウン(PGDL-50BM)12,320円
ラ・クックグランセット サングリアレッド(PGDL-50R)12,320円
ラ・クックグランポット(PGDA-42BM)23,650円
※ 2026年9月25日にパロマ公式通販「パロマプラス」で確認(税込)。

小さいサイズの「ラ・クック」は2023年に販売を終了しています

パロマは2023年5月29日に「ラ・クックグラン」へのモデルチェンジを告知し、発売日を2023年6月1日としたうえで、「ラ・クックグランの発売に伴い、小さいサイズの『ラ・クック』は販売を終了いたします」と明記しています。いま本体を買おうとして出てくるのは、グランかグランポットのどちらかです。
ただし、すでに旧ラ・クックを使っている人向けの消耗品と部品は残っています。クッキングシートは「ラ・クック、ラ・クックグランポット兼用」のPLCS-1Aが1,320円で現行品として並んでおり、「ラ・クック用ハンドル」も1,650円で単体販売されています(2026年9月25日・パロマプラス)。本体が手元にあるうちは、使い続ける分には困りません。

別売りのオプション品は5点あります

本体に付いてくるのはハンドルまでで、クッキングシートやミトンは別売りです。
品名(型番)価格(税込)
ラ・クックグラン専用クッキングシート 大(PLCS-2A・40枚入)1,320円
ラ・クック/ラ・クックグランポット兼用クッキングシート(PLCS-1A・40枚入)1,320円
ラ・クックシリーズ兼用 木製プレート(PM-2)3,520円
ラ・クック/ラ・クックグラン専用レシピブック(PBOOK-1)2,200円
ラ・クック用推奨ミトン(PMT-1)3,740円
クッキングシートは40枚入で1,320円なので、1枚あたり33円です。毎回敷くなら、消耗品として積み上がります。
上の「2)ふたを開けるときに蒸気が熱い」で触れたミトンも、パロマの推奨品(PMT-1)は3,740円の別売りです。ただし本体には専用ハンドルが付いているので、焼き上がりを取り出して運ぶだけならミトンがなくても扱えます。

傷んだときは「部品だけ買う」が必ずしも安くありません

コーティングが傷んで本体を替えるとき、パロマプラスでは本体・ふた・ハンドルの3点セットが交換部品として売られています。
交換部品価格(税込)
PGDL-50BM 本体、蓋、ハンドルセット9,790円
PGDL-50B 本体、蓋、ハンドルセット9,900円
PGDL-50R 本体、蓋、ハンドルセット10,450円
ハンドル組み立て(PGDL-50)1,650円
ラ・クック用ハンドル1,650円
グリル受台組立A24,070円
ラ・クックグランポット用 蓋15,070円
ラ・クックグランポット用 下側本体18,480円
ラ・クックグランポット用 網組み立て2,310円
ラ・クックグランは、3点セットの交換部品が9,790〜10,450円、新品のセットが12,320円です。差は1,870〜2,530円しかありません。ふたも本体も傷んでいるなら、部品で直しても実質は買い直しに近い出費になります。
ラ・クックグランポットはもっとはっきりしています。ふた15,070円と下側本体18,480円を両方替えると33,550円で、新品の23,650円を上回ります。両方を傷めたら、買い直したほうが安いという価格の並びです。
一方で、ハンドルだけなら1,650円で単体で買えます。落として曲げた、ネジが緩んだ、という理由で本体ごと買い直す必要はありません。

価格は動きます(直近の改定は2024年9月)

パロマは2024年8月28日に希望小売価格の改定を告知し、2024年9月2日の出荷分から、ラ・クックグラン(PGDL-50B/PGDL-50BM/PGDL-50R)を11,990円から12,320円へ、ラ・クックグランポット(PGDA-42BM)を23,100円から23,650円へ引き上げました(いずれも税込・改定率2%程度)。
値段はこのように動きます。ここに挙げた価格はすべて2026年9月25日時点のものなので、実際に買うときはパロマプラスの商品ページで確かめてください。

ラ・クック対応コンロを買うときに重要なこと

ラ・クックは、対応機種・対応グリル機能が前提です。コンロ購入時に、
  • ラ・クック対応か
  • 付属か別売りか
  • 使えるメニュー/使えないメニュー
を確認しておくと安心です。
また、ビルトインコンロ交換はガス工事を伴います。資格者が施工するか、見積もりの内訳(撤去処分、部材交換、追加工事条件)が明確かを確認して、信頼できる業者に依頼しましょう。

まとめ:期待値を揃えると満足度が上がる

ラ・クックは「グリル庫内の油汚れが減る」「煙・ニオイを抑えやすい」一方で、「網焼きとは仕上がりが違う」「容器を洗う手間は残る」「パロマ製コンロの対応機種でしか使えない」という特性があります。
使い方と期待値を揃えたうえで導入すると、満足度が上がりやすいアイテムです。

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