パロマ アバンセ(AVANCE)の評判は本当?口コミから分かるメリット・デメリットを徹底解説

この記事を読むと分かること
  • パロマ アバンセの主な特徴と、エリアセンサーが実際に何をする機能なのか
  • 公式の仕様で確かめられるメリット・デメリット
  • 他社製品との比較ポイントと購入時のチェックリスト

はじめに

ビルトインコンロの購入を検討している方の中で、「パロマ アバンセ」という製品名を目にしたことはありませんか?パロマは日本を代表するガス機器メーカーのひとつで、アバンセは「ひとつ先の、おもいやり。」を掲げた先進的なビルトインコンロとして位置付けられています。
アバンセはキッズデザイン賞2019で経済産業大臣賞を受賞するなど、高い評価を受けている製品です。この記事では、パロマ公式の製品ページで確かめられる仕様を起点に、アバンセを選ぶべきかどうかを整理します(仕様はすべて2026年9月時点の実測です)。
ビルトインコンロ選びは、キッチン全体の使い心地を左右する重要な決断です。本記事を参考に、ご自身のニーズに合った製品選びをしていただきたいと思います。

パロマ アバンセ(AVANCE)とは?

パロマについて

パロマは名古屋に本社を置く、日本の大手ガス機器メーカーです。ビルトインコンロだけでなく、ガス給湯器や小型湯沸かし器など、さまざまなガス機器を製造しています。パロマの製品は日本全国の多くの家庭で使用されており、知名度と信頼性の高いメーカーです。

アバンセ(AVANCE)の基本情報

アバンセは、パロマのビルトインコンロの中でも安全性を前面に出したモデルです。パロマ公式のラインアップに載っているのは60cmの1型番だけで、PD-293WT-U60GQ(色はノーブルディープシルバー/希望小売価格405,900円・税抜369,000円)です(2026年9月25日・パロマ公式で確認)。「ひとつ先の、おもいやり」をキャッチコピーとしており、安全性と機能性を兼ね備えた製品として開発されました。
本体はノーブルディープシルバーなどの色が用意されており、モダンで高級感のあるデザインが特徴です。ガラストップの天板は、フラットで掃除がしやすく、キッチンに高級感をもたらします。

パロマ アバンセの主な特徴と機能

エリアセンサー(公式の説明は「ゴトクの周りの9つのセンサー」)

アバンセの最大の特徴は「エリアセンサー」です。パロマ公式の表現は、「ゴトクの周りの9つのセンサーが手や袖口の侵入を検知し、自動でコンロの火力をコントロールします」で、着衣着火とやけどのリスクを低減する機能として紹介されています(2026年9月時点)。
なお、公式サイトはこの機能を「業界初」とは表記していません。記載があるのは「エリアセンサーは大阪ガス株式会社の出願商標です」という注記のほうです。この記事でも「業界初」とは書きません。
この機能は、小さなお子さんのいるご家庭や、高齢者がいるご家庭で、特に重宝されています。日々の調理時に、安心感を持って使用できるという点は、アバンセの大きな魅力となっています。

2口W標準火力と、奥側のバーナー配置

公式の特長説明は「同じ便利機能を左右に搭載。バーナー位置も奥に配置することで、安心と使い勝手を追求」です。左右どちらを使っても同じことができ、バーナーが奥寄りなので調理中に手が火に近づきにくい、という設計です。

鍋なし検知機能(Siセンサー)とタッチスイッチ

鍋などを置いていないと点火せず、調理中に持ち上げると自動的に弱火になります。また点消火スイッチと利便機能を天面に配置したタッチスイッチを採用しています。

ラ・クックグラン同梱

アバンセには、グリル調理容器「ラ・クックグラン」(ブラック)が同梱されます。公式の仕様表の付属品欄に明記されています。単品で買う場合の品番はPGDL-50BMで、オプション品としてラ・クックグランポット(PGDA-42BM)、炊飯鍋(PRN-52/PRN-32)、格子状焼き網(PCN-1)も並んでいます(2026年9月25日・パロマ公式で確認)。この調理容器は、さんまもまるごと焼けるサイズで、グリル調理の幅を大きく広げます。ラ・クックグランを使用することで、グリルでの煙や臭いを軽減でき、キッチン環境の向上にも役立ちます。

フラットで掃除しやすいガラストップ天板

アバンセの天板は、ガラストップのフラット設計となっています。ゴトクが取り外しやすく、天板の掃除が簡単にできます。日々のお手入れがしやすいという点も、長期間の使用において大きなメリットとなります。

受賞歴

アバンセはキッズデザイン賞2019で、子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン一般部門の経済産業大臣賞を受賞しています。また公式ページには、キッズデザイン賞とならべて「消防防火製品の推奨認定を受賞」と書かれています(2026年9月25日に公式で確認)。認定した団体の名前は、公式のアバンセのページには載っていません。
なお、他の受賞歴を掲げている記事もありますが、パロマ公式のアバンセページで確かめられるのはこの2つだけです。

アバンセの強いところと、期待しないほうがいいところ

口コミの引用はここには置きません。媒体名も投稿日も分からない体験談は、読んだ方が自分で確かめ直せないからです。公式の仕様で言えることだけを並べます。

強いところ

フラット天面と、ラ・クックグランの組み合わせ
公式が挙げる特長は「お手入れササっと天面フラットタイプ」で、段差の少ない天面デザインによって日ごろの掃除が楽になるとしています。さらにふた付きのラ・クックグランを使えば、グリル庫内に汚れが飛びにくくなります。
エリアセンサーと鍋なし検知の二段構え
エリアセンサーは、手や袖口がゴトク周辺に入ったことを検知して火力を自動で下げます。小さなお子さんや高齢のご家族がいる家庭で意味が出やすい機能です。ただし「近づけば必ず消える」ものではなく、見守りの代わりにはなりません。
左右で差がないこと
公式の表現は「2口W標準火力」で、同じ便利機能を左右に搭載しています。「この機能は右のバーナーだけ」という使い分けを覚えなくて済みます。

期待しないほうがいいところ

アプリ連携はありません(ただし「パロマには無い」ではない)
アバンセの公式の特長にアプリ連携は入っていません。ただし「パロマのコンロにはアプリ連携がない」というのは誤りです。アプリに対応しているのはフェイシスグランド(FACEIS GRAND)で、「アプリオートメニュー搭載」として「おまかせシェフ」アプリからレシピを選んでコンロへ送信できると公式に書かれています(2026年9月25日・パロマ公式で確認)。アプリを使いたいなら、他社に移る前にフェイシスグランドを見るのが先です。
グリルの自動調理は、焼き加減の段数だけが差です
アバンセの仕様表には、ラ・クックグランオートメニュー(魚・肉・ケーキ)に加えて、オートメニュー機能がトーストとあたために対応と記されています。クレアクリスタルの側にあってアバンセに見当たらないのは、ラ・クックオートメニューの「5段階の焼き加減」です(2026年9月25日・パロマ公式で確認)。「あたためとトーストが付くからクレアのほうが広い」という説明は誤りなので、ここでは書きません。
お手入れの上位機能は、アバンセにも付いています
ヒートカットトップ(バーナー周りの温度を下げてこびりつきにくくする)と、ヒートカットグリル扉は、アバンセの仕様表にも記されています(ヒートカットトップはファン内蔵式)。クレアクリスタル側が具体的に出しているのは、ヒートカットグリル扉のガラス3重構造で扉のガラス温度を約180℃から約80℃まで下げたという数字です(2026年9月25日・パロマ公式で確認)。「アバンセには無い機能」ではなく、「効果の数字を公表しているかどうか」の違いです。
価格
実売価格は値引き幅で大きく動くため、ここでは相場を書きません。同じ型番で複数の業者から工事込み総額の見積もりを取って比べてください。

パロマ アバンセのメリット

1. エリアセンサーによる安全性

アバンセの最大のメリットは、エリアセンサーを搭載していることです。この機能により、火傷や火災のリスクを大幅に軽減でき、小さなお子さんのいるご家庭でも、安心して使用できます。

2. フラットで掃除しやすいガラストップ天板

フラット設計のガラストップ天板により、日々のお手入れが簡単にできます。天板が美しく保たれることで、キッチン全体の見た目も良好に保つことができます。

3. ラ・クックグランによる調理の多様性

同梱されるラ・クックグランにより、グリル調理の幅が広がります。煙や臭いを軽減しながら、様々な食材を焼くことができるため、調理の楽しみが増します。

4. 外部の評価

キッズデザイン賞2019(経済産業大臣賞)の受賞と、日本消防設備安全センターの推奨認定。この2つがパロマ公式で確かめられます(2026年9月時点)。

5. モダンで高級感のあるデザイン

ノーブルディープシルバーのカラーリングと、フラットなガラストップの組み合わせにより、モダンで高級感のあるキッチン空間が演出できます。

パロマ アバンセのデメリット

1. 価格は安くはありません

アバンセは安全機能を盛ったモデルなので、入門モデルと同じ価格帯ではありません。ただし実売価格は値引き幅で大きく動くため、ここでは相場を書きません。同じ型番で複数の業者から工事込み総額を取って比べてください。

2. アプリ連携がない

スマホからの設定やレシピ連携を使いたい場合、アバンセは対象外です。同じパロマなら、フェイシスグランドに専用アプリ「おまかせシェフ」があります。

3. グリルの焼き加減は段階を選べない

クレアクリスタルはラ・クックオートメニューで5段階の焼き加減を設定できますが、アバンセの仕様表にその記載はありません。なお、トーストとあたためはアバンセのオートメニューにも入っています。

4. 感震停止やレンジフード連動は入っていますが、数字は公表されていません

アバンセにはヒートカットトップ(ファン内蔵式)もヒートカットグリル扉も付いています。ただし温度をどこまで下げられるかという数字は、アバンセのページには出ていません。

パロマ アバンセ vs 他社製品との比較

リンナイ「デリシア」との比較

リンナイの「デリシア」は、自動調理やアプリ連携機能が充実しています。複雑な自動調理機能を活用したい方には、デリシアの方が適しているかもしれません。一方、シンプルな機能と安全性を重視する方には、アバンセが適しているでしょう。

ノーリツ「プログレ」との比較

ノーリツの「プログレ」は、マルチグリルで「焼く・煮る・蒸す」と多彩な調理が可能です。グリル機能を充実させたい方には、プログレの方が適しているかもしれません。一方、エリアセンサーなどの先進的な安全機能を重視する方には、アバンセが適しているでしょう。

同じパロマの「クレア(CREA)」との比較

クレアを「下位モデル」と書いている記事を見かけますが、それは誤りです。パロマ公式はクレアを「機能と上質さを極めたプレミアムなガスコンロ」と紹介しています(2026年9月時点)。両者は上下ではなく、得意な方向が違います。
アバンセがクレアより前に出るのは次の点です。
  • エリアセンサー(ゴトク周りの9つのセンサーで手や袖口の侵入を検知)
  • バーナーを奥側に配置した2口W標準火力
  • 日本消防設備安全センターの推奨認定
逆にクレアクリスタルが前に出るのは、ラ・クックオートメニューの焼き加減5段階と、ヒートカットグリル扉の効果を数字で出している点(ガラス3重構造で扉のガラス温度が約180℃から約80℃へ)です(2026年9月25日・パロマ公式の各製品ページより)。ヒートカットトップとヒートカットグリル扉そのものは、アバンセにも付いています。
なお、専用アプリ「おまかせシェフ」を載せているのはクレアクリスタルではなくフェイシスグランドです。アプリで選ぶなら、比べる相手はそちらになります。
安全機能を最優先するならアバンセ、焼き加減の細かさを最優先するならクレアクリスタル、という分かれ方になります。

パロマ アバンセ購入時のチェックポイント

予算の確認

本体代だけでなく、取付工事費・古いコンロの撤去処分費・出張費を含めた総額で予算を見てください。本体代だけを見て比べると、安い順にはなりません。

調理スタイルの確認

自動調理やアプリ連携が必要かを先に決めてください。必要ならクレア、安全機能を最優先するならアバンセ、という順番で絞れます。

キッチンの広さとデザイン

アバンセは高級感のあるデザインが特徴ですが、キッチンのデザインとマッチするかどうかを、事前に確認しましょう。

安全機能の必要性

小さなお子さんのいるご家庭や、高齢者がいるご家庭では、エリアセンサーなどの安全機能が重要になります。アバンセの安全機能が、ご自身のニーズに合致するか、事前に検討しましょう。

保証とアフターサービス

ビルトインコンロは毎日使う製品です。購入後のアフターサービスや保証内容を事前に確認しましょう。
なお、補修用部品の保有期間は「買った日から」ではなく、メーカーがその型の製造を打ち切ったあとから数えます。リンナイはビルトイン式ガスこんろの整備用部品を製造打ち切り後10年としていますが、パロマは修理案内・アフターサービス体制のページに年数を載せていません(2026年9月25日に公式3ページで確認)。発売から時間の経った型を安く買う場合は、その分だけ修理できる期間が短くなります。年数が気になる場合は、購入前にパロマへ型番を伝えて確認してください。

パロマ アバンセの取り付けと施工

取り付け費用

ビルトインコンロの取り付けは、原則として有資格者による施工が必要です。施工費は業者と現場の条件で変わるため、ここでは相場を書きません。見るべきは本体代・取付工事費・古いコンロの撤去処分費・出張費をすべて含んだ総額です。施工業者によって料金が異なるため、複数の業者から見積もりを取得することをおすすめします。

施工期間

施工期間は、一般的に1日から2日程度で完了します。既存のコンロの撤去、新しいコンロの設置、配管やガスの接続などが含まれます。

施工業者の選定

信頼できる施工業者を選定することが重要です。東京ガスのような都市ガス事業者に頼むか、ガス機器の設置工事を扱っている業者を選んでください。ガス栓の位置を動かす工事が入る場合は、その作業に必要な資格を持つ人が対応します。

パロマ アバンセのメンテナンスとお手入れ

日常的なお手入れ

天板のガラストップは、毎日の調理後に軽く拭き取ることをお勧めします。固い物で擦らず、やわらかい布で優しく拭くことが大切です。ゴトクは取り外しやすいため、定期的に取り外して洗浄しましょう。

定期的なメンテナンス

バーナー周辺の清掃は、月に1回程度の頻度で行うことをおすすめします。バーナーキャップを外し、水で洗い流すことで、清潔な状態を保つことができます。

故障時の対応

パロマの製品に問題が生じた場合は、パロマのカスタマーサービスに連絡しましょう。多くの場合、保証期間内での修理が可能です。

まとめ

パロマ アバンセ(AVANCE)は、エリアセンサーを搭載し、安全性を前面に出したビルトインコンロです。小さなお子さんのいるご家庭や、高齢者がいるご家庭で、特に重宝される製品となっています。
一方、アプリ連携がないことと、グリルの自動メニューやお手入れの上位機能はクレアのほうが充実していることは、購入前に知っておきたい点です。ご自身の調理スタイル、キッチンのデザイン、安全機能のニーズなどを総合的に判断して、購入を検討することをお勧めします。
アバンセは、安全性と信頼性を最優先に考える方や、モダンで高級感のあるキッチン空間を求める方に、特にお勧めできる製品です。本記事が、ご自身の最適なビルトインコンロ選びの参考になれば幸いです。

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