ガスコンロのグリルの使い方完全ガイド|魚の焼き方から活用術・後片付けまで

[!note] この記事を読むと分かること
- ガスコンロのグリルの種類(水あり・水なし・片面・両面)と自分のコンロの確認方法
- 失敗しない魚の焼き方とグリルを活用した多彩な調理のコツ
- グリル掃除を最小限にする賢いお手入れ方法

「グリルは魚を焼くだけ」ではもったいない

ガスコンロについているグリルを、魚を焼く時にしか使っていないという方は少なくありません。あるいは「掃除が大変」「魚の臭いが残る」という理由で、ほとんど使っていないという方もいるのではないでしょうか。
実はガスコンロのグリルは、魚以外にも野菜・肉・パン・お菓子まで調理できる高性能な調理器です。点火から1分で300℃に達する圧倒的な高温は、電子レンジやオーブントースターとは全く異なる仕上がりを生み出します。
この記事では、グリルの種類の見分け方から、魚を美味しく焼く基本コツ、活用術、後片付けの楽な方法まで、グリルを使いこなすために必要な情報をすべてお届けします。

まず確認——あなたのグリルはどのタイプか

グリルには複数の種類があり、タイプによって使い方が異なります。

水ありグリルと水なしグリル

古いコンロやリーズナブルなモデルには「水ありグリル」が搭載されていることがあります。グリルの受け皿に水を入れることで、油や脂が水に落ちて発火を防ぐ仕組みです。使用時には必ず受け皿に水を入れる必要があります。水を入れ忘れて使うと、油が発火して火災のリスクがあります。
一方、現在市販されているほとんどのコンロには「水なしグリル」が搭載されています。受け皿に水を入れずそのまま使え、後片付けも楽です。自分のコンロがどちらのタイプか分からない場合は、取扱説明書か受け皿部分の表示で確認してください。

片面焼きグリルと両面焼きグリル

水なしグリルはさらに「片面焼き」と「両面焼き」に分かれます。
片面焼きグリルは上部にのみバーナーが搭載されています。食材の片面を焼いたら途中でひっくり返す必要があります。焼き時間は両面焼きより長くなりますが、コンロ本体の価格が抑えられるため、テーブルコンロや低価格帯のビルトインコンロに多く搭載されています。
両面焼きグリルは上下両方にバーナーが搭載されています。ひっくり返す手間がなく、上下から均一に火が当たるため焼きムラが少ない仕上がりになります。現在のミドルクラス以上のビルトインコンロには両面焼きが標準搭載されています。

グリルで魚を美味しく焼く5つのコツ

グリルで焼き魚を作る際の基本コツを押さえましょう。

コツ1:グリルを予熱する

冷たいグリルに魚を入れると、皮が焼き網にくっついて剥がれやすくなります。魚を入れる前に2〜3分、グリルを強火で予熱することで、焼き網が高温になり、皮がくっつきにくくなります。予熱は焼き魚成功の最重要ポイントです。

コツ2:塩を振ってから焼く前に水分を拭く

焼く30分〜1時間前に塩を振ることで、浸透圧により魚から余分な水分と臭みが出てきます。焼く直前にキッチンペーパーでこの水分をしっかり拭き取ります。この下準備をするかしないかで、仕上がりの差は歴然です。
焼き加減を気にする前に、この塩振りと水分拭き取りの下準備をしっかり行うことが、美味しい焼き魚への最短ルートです。

コツ3:魚の置き方を工夫する

切り身魚は皮目を上にして置きます(皮をパリッと仕上げるため)。一尾魚は頭を左にして置くのが基本です。また、複数の切り身を同時に焼く場合は、火力が強い奥側に厚みのある部分を向けると火の通りが均一になります。
魚の尾びれやひれ先は焦げやすいため、アルミホイルを小さく折って包んでおくと焦げを防げます。

コツ4:火加減と焼き時間を適切に

青魚(サバ・イワシ・アジなど)と白身魚は中火で、みそ漬けや西京漬けなど味がついているものは弱火で焼きます。味付きの魚は焦げやすいため、火が強いと表面だけ焦げて中が生焼けになります。
両面焼きグリルの焼き時間の目安は、一般的な切り身で強火〜中火で10〜13分です。片面焼きの場合は、片面8分・裏返して7分程度が目安です。これはあくまで目安で、魚の厚さや種類によって異なります。

コツ5:余熱で仕上げる

「表面は焼けているけれど中まで火が通っているか心配」という場合は、火を止めてからグリル庫内に2〜3分置いておくだけで余熱が通ります。慌てて火力を上げると表面が焦げるため、余熱を活用するのがプロのコツです。

片面焼きグリルで上手に焼くコツ

片面焼きグリルを使っている方向けに、ひっくり返しのコツをお伝えします。
片面焼きの場合、最初に「盛り付けで表になる面」を上にして焼き始めます。焼き色をきれいに見せたい面を先に焼くことで、仕上がりが美しくなります。
ひっくり返すタイミングは「表面の色が全体の半分ほど白くなってきたとき」が目安です。まだ生の状態でひっくり返すと崩れやすくなりますので、適切なタイミングを見計らってください。

グリルの多彩な活用術——魚以外にも使える

グリルの用途は魚焼きだけではありません。
焼き野菜:なす・ピーマン・パプリカ・きのこ類など、グリルで焼くと旨みが凝縮されます(詳しくは別記事参照)。
お餅:年末年始の定番、お餅もグリルで美味しく焼けます。両面焼きなら途中でひっくり返す必要がなく、外はパリッと中はとろっとした仕上がりに。
パン・トースト:食パンをグリルで焼くと、外側がカリッと中がふんわりのトーストに仕上がります。オーブントースターに近い仕上がりが、グリルだけで実現できます。
ピザ:市販の冷凍ピザや生地から作ったピザも、グリルで焼くことができます。庫内温度が高いため、ピザストーンを使ったような焼き上がりになります。
グラタン・焼きチーズ:耐熱容器に食材を入れてグリルに入れるだけで、表面に焦げ目のついた本格グラタンができます。
干物の仕上げ焼き:市販の干物はグリルで仕上げることで、フライパンでは出せない香ばしさが生まれます。

グリル後の掃除を楽にする方法

グリルを使わない理由として多く挙がるのが「後片付けが面倒」という点です。掃除を最小限にするコツをご紹介します。

アルミホイルを活用する

グリルの受け皿にアルミホイルを敷いておくと、油や汁が直接受け皿に付かず、調理後はホイルを捨てるだけで掃除完了です。水なしグリルの場合、受け皿へのホイル敷きは油火災を防ぐ安全対策としても推奨されています。
ただし、グリル全体をホイルで覆うと熱がこもって危険です。受け皿部分のみに使用してください。

焼き網には油を塗る

グリルを使う前に、焼き網にキッチンペーパーで薄く油を塗っておくと、魚がくっつきにくく、後の洗い物が楽になります。酢を塗っておくと同様の効果があり、かつ匂い消しにもなります。

使用後は温かいうちに拭く

グリルが少し冷めたら(触れる程度の温度になったら)、乾いたキッチンペーパーで余分な油を拭き取ります。冷えて固まった油は落としにくくなるため、「温かいうちに拭く」習慣が長期的な掃除の手間を大きく減らします。

焼き網は週1回以上洗う

焼き網は中性洗剤と柔らかいスポンジで洗います。焦げが固まっている場合は、30分ほど水に浸してから洗うと落ちやすくなります。ステンレス製の網の場合は食洗機対応のものも多く、食洗機で洗える機種かどうかを確認してください。

グリル機能をフル活用できるコンロへの交換

「今のグリルが古い」「片面焼きで使いにくい」「グリルをもっと便利に使いたい」という場合は、コンロの交換を検討するタイミングかもしれません。
特にビルトインコンロで最上位グレードのモデル(リンナイ デリシア、ノーリツ プログレなど)は、グリルがオーブンやフライパンの代わりになるレベルの多機能グリルを搭載しており、料理の幅が飛躍的に広がります。
コンロの交換を検討する際は、施工業者の選択が最も重要です。ビルトインコンロの交換はガス配管・電気系統に関わる専門工事であり、「簡易内管施工士」の資格を持つ業者でなければ安全な施工ができません。
関東圏(東京ガスのガス供給エリア内)の方には、東京ガスの機器交換が最有力の選択肢です。東証プライム上場企業ならではの認定施工会社制度で、工事品質が組織として保証されています。
東京ガスのエリア外の方には、東証グロース上場の株式会社交換できるくんが次点としておすすめです。全国対応・追加費用なしの明朗会計が特徴です。

まとめ

ガスコンロのグリルは、正しい使い方を知るだけで毎日の調理が大きく変わります。「グリルは難しい」「掃除が面倒」という先入観を捨てて、予熱・適切な火加減・余熱の3ステップを意識するだけで、家庭で本格的な焼き魚が楽しめます。
また、魚以外の食材や料理にもぜひグリルを活用してみてください。キッチンにある調理器具の中でも、グリルは最もポテンシャルが高いにもかかわらず最も活用されていない器具のひとつです。

ガスコンロ交換おすすめサービス一覧

東京ガスの機器交換

首都圏のインフラを支える最大手ならではの、他社には真似できない圧倒的な安心感が最大の魅力です。Web専用サービスに特化することで、ネット業者並みの低価格を実現しつつ、東京ガスの厳しい審査をパスした認定プロによる高品質な施工が受けられます。
ガスコンロの交換はこちら