インフルエンサーの発信でICLが気になった方へ|手術の全知識・費用・おすすめクリニックを完全解説

この記事を読むと分かること
  • インフルエンサーの発信でICLに興味を持った方が知るべきICL手術の基礎知識
  • ICL手術の費用と、医療費控除で戻る額の正しい計算のしかた
  • 先進会眼科を筆者が2020年に選んだ理由と6年後も快適に過ごしている実体験

インフルエンサーの発信でICLが気になっている方へ

SNSでICL(眼内コンタクトレンズ)手術を知った、という方は少なくありません。有名人やインフルエンサーが「視界が劇的に変わった」「裸眼生活が快適」などと発信することで、ICLへの関心が高まっています。
ただし、発信している本人がどのクリニックで、どの度数で、どの術式を受けたのかは、たいてい分かりません。同じ結果になるとは限らないので、判断材料は自分の検査結果で揃えてください。
視力矯正手術を検討しているけれど、正直なところ不安を感じている方も多いと思います。「目の中にレンズを入れる」という手術は、正確な情報を持たないまま踏み出すのは怖いですよね。
この記事ではICLとはどんな手術なのか、費用はいくらかかるのか、リスクはあるのか、そしてどのクリニックを選ぶべきかを、筆者(しなちく)の2020年の実体験を交えて詳しく解説します。まずは情報収集から始めましょう。

ICLとはどんな手術?基礎知識を3分で解説

ICL(Implantable Collamer Lens)とは、目の中に薄いレンズを挿入することで近視・遠視・乱視を矯正する視力矯正手術です。レーシックのように角膜を削るのではなく、眼内にレンズを入れるという点が最大の特徴です。

ICLの手術の流れ

手術は日帰りで、両眼合わせて20〜30分程度で完了します。角膜に約3mmの小さな切開部を作り、折りたたんだレンズを挿入して広げるというシンプルな工程です。目薬による麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません。多くの方が翌日から視力の改善を実感できます。

レーシックとICLの違い

ICLとレーシックの最大の違いは、角膜を削るかどうかです。レーシックは角膜をレーザーで削って視力を矯正しますが、ICLは削らずにレンズを目の中に入れます。これにより、ICLはドライアイになりにくく、強度近視にも対応でき、万一のときにはレンズを取り出せる「可逆性」を持ちます。

EVO ICLとは?

現在日本で普及しているのは「EVO ICL」という最新タイプのレンズです。中央に微細な孔が開いていて眼内の水の循環を妨げないため、白内障リスクが大幅に低下しています。安全性が向上した最新モデルです。

ICLは誰でも受けられる?適応条件を確認しよう

ICL手術を受けるには一定の条件があります。レンズの規格度数は、遠視から近視が+6.0D〜-18.0D、乱視が0.5〜6.0Dの範囲です(アイクリニック東京 公式・2026年9月22日確認)。年齢の下限はクリニックによって違います。先進会眼科は公式のよくある質問で「ICLは18歳以上の方にお受けいただけます」としています(2026年9月22日確認)。あわせて、視力が安定していること、緑内障・白内障などの眼疾患がないことが目安になります。
年齢は日本眼科学会のガイドライン(第8版・2025年)が原則21〜45歳としており、18歳以上を受け付けるかどうかはクリニックの方針の差です。
ただし、実際に適応しているかどうかは適応検査で初めて分かります。「私は適応外かも」と自己判断する必要はありません。まず検査を受けることをおすすめします。なお、適応検査が無料かどうかはクリニックによって違います。先進会眼科と品川近視クリニックは無料ですが、アイクリニック東京は初回来院日に検査・診察代金1万円がかかります(手術を決めれば手術代金に充当。適応外でも返金はありません。公式の料金ページ・2026年9月22日確認)。
筆者(しなちく)は円錐角膜という角膜の形状が特殊な疾患があり、レーシックを断られた経験があります。しかしICLには適合していたため、ICLを選択することができました。「レーシックを断られた方」にもICLが選択肢になる場合があります。

ICL手術のメリットを正直に解説

視界の質が格段に上がる

ICLは角膜を削らないため、コントラスト感度が高く「鮮明な視界」が得られます。「ハイビジョンで見ているよう」と表現する方もいるほどです。夜間の視認性も良好で、ドライアイになりにくい点も大きなメリットです。

近視戻りがほぼない

レーシックは時間の経過とともに近視が戻る現象が起きることがありますが、ICLは角膜を削らないため近視戻りがほぼありません。長期間安定した視力を保てます。

可逆性がある

目の中に入れたレンズは取り出すことができます。将来白内障が進行した場合や見え方に変化が生じた場合にも対応可能な「保険」として機能します。

強度近視にも対応

角膜が薄かったり度数が強すぎたりしてレーシックを断られた方でも、ICLなら対応できるケースが多いです。

ICL手術のデメリット・リスクも正直に解説

費用が高い

ICLの費用は両眼でおおむね40万〜70万円です(後述の3院の公式価格。2026年9月22日確認)。初期費用は高額ですが、医療費控除を使えば実質負担を下げられます(戻る所得税は(1年間の医療費の合計−保険金等での補填−10万円)×自分の所得税率)。

ハロー・グレアのリスク

術後しばらく、夜間に光がにじんで見える(ハロー・グレア)現象が起きることがあります。多くは時間とともに改善しますが、個人差があります。

老眼には対応していない

ICLは近視・遠視・乱視を矯正しますが、老眼(加齢による調節力低下)には対応しません。40代以降に老眼が進んだ場合は別途対応が必要になります。

向いていない人

緑内障・白内障が進行している方、妊娠中・授乳中の方はICLが適さない場合があります。年齢はガイドラインの原則が21〜45歳で、21歳未満・46歳以上は原則の外です(クリニックによっては18歳以上を受け付けます)。適応かどうかは適応検査で確認しましょう。

ICL手術の費用はいくら?医療費控除で安くなる仕組みも解説

ICL費用の相場

ICL手術の費用は両眼でおおむね40万〜70万円です。主な大手クリニックの価格帯としては、品川近視クリニックが407,000円〜、先進会眼科が427,000円〜(Laser ICLは700,000円)、アイクリニック東京が580,000円〜が目安です(いずれも税込・先進会眼科は公式の料金ページで2026年9月22日に確認)(プランや乱視の有無により変動)。

医療費控除を必ず活用しよう

ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になります。歯医者やお薬代など、その年の他の医療費と合算して申告できます。還付額は支払額の一定割合ではありません。「1年間の医療費の合計 − 保険金などで補填される金額 − 10万円(総所得金額等が200万円未満の人は所得の5%)」が所得控除になり、そこに自分の所得税率(5〜45%)を掛けた額が戻ります(国税庁タックスアンサーNo.1120・2026年9月22日確認)。手術費用は高額なので還付額も小さくありませんが、戻る額は所得税率で決まります。自分の税率で計算してください。ぜひ活用してください。
例えば70万円の手術費用を支払った場合、医療費控除により控除額は60万円(70万円−10万円)で、戻る所得税は3万〜27万円(60万円×所得税率5〜45%)です。術後の定期検査費や交通費も対象になりますので、領収書をしっかり保管しておきましょう。

口コミではなく、検査で確かめられる条件で見る

匿名の口コミは、書いた人の度数も術式も分からないまま「良かった」「不安だった」だけが残ります。よく不安の種になる3つは、口コミを読むより自分の検査結果で答えが出ます。
夜間のハロー・グレアは、レンズの光学部の直径と、自分の暗所瞳孔径との関係で起きます。暗い場所で瞳孔が光学部より大きく開くと、レンズの縁を通った光がにじみます。適応検査では暗所瞳孔径を測るので、その数値を必ず聞いてください。
費用の実質負担は、上の「医療費控除を必ず活用しよう」の式に自分の所得税率を入れれば、手術を受ける前に計算できます。人から聞いた金額ではなく、自分の税率で出した金額が答えです。
手術そのものの安全性は、クリニックが公表している症例数と、執刀医がICL認定医かどうかで確かめられます。どちらも公式サイトに数字と名前で出ています。
そのうえで口コミを読むなら、見るのは「自分と度数も術式も近い人の話か」の一点だけです。

クリニック選びで後悔しないための3つのポイント

ICL手術を受けるクリニック選びでは、以下の3点を確認することをおすすめします。
執刀医の実績と資格の確認が第一です。ICL認定医の資格を持つ医師、さらに上位の「エキスパートインストラクター」が在籍するクリニックを選ぶと安心です。
次に、アフターケアの充実度です。術後の定期検査・点眼薬・万一のトラブル対応など長期的なサポートが充実しているクリニックを選びましょう。
そしてデメリットを含めた説明をしてくれるかどうかです。良いことだけでなく、リスクや向いていない人についても正直に説明してくれるクリニックは信頼できます。

まずは適応検査から始めてみよう

ICL手術は「とりあえず適応検査だけ受けてみる」という一歩から始められます。適応検査では角膜の厚さ・形状、前房深度、度数・乱視の測定、目の健康状態の確認が行われます。先進会眼科と品川近視クリニックは無料で、アイクリニック東京は初回1万円(手術決定時は手術代金に充当・2026年9月22日確認)です。
診察を受けたからといって手術を強制されることはありません。インフルエンサーの発信をきっかけにICLが気になっているなら、まずは適応検査で自分の目の状態を確認することから始めてみましょう。

ICL手術するなら先進会眼科

筆者が自信を持っておすすめするのは先進会眼科です。
私は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。実はもともとレーシックを検討していたのですが、円錐角膜という角膜の形状が特殊な状態だったためレーシックは受けられず、ICLを勧められました。術前の視力は0.07(-5D)でしたが、手術後は1.0まで回復。2026年現在も何の不自由もなく生活できています。
いま公式サイトに出ている数字で言えば、ICL患者の22.5%が医療者です(2022年6〜9月集計・2026年9月22日確認。筆者が手術を受けた2020年より後に集計されたものです)。リスクを正確に把握しているはずの人たちが選んでいる、という事実は判断材料になります。
医療費控除の計算のしかたは、上の「医療費控除を必ず活用しよう」に書いたとおりです。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が2万円安くなります。筆者自身が先進会眼科で手術を受けた経験があるため、紹介が可能です。ただし順番は「先に無料診察を予約 → 診察日までに紹介を申し込む」で間に合います。紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。
※ 筆者(しなちく)からのお友達紹介は、2026年9月に受付を終了しました。現在は紹介によるご案内を行っておりません。

ICLクリニックおすすめ3選

ICLの手術を受けるなら、実績と信頼のあるクリニックを選ぶことが大切です。以下の3クリニックは筆者が自信を持っておすすめできる選択肢です。

先進会眼科(第一推薦)

公式サイトに「ICL患者の22.5%が医療者に選ばれる」と記載があります(2022年6〜9月集計・2026年9月22日確認)。筆者自身が2020年に手術を受けたクリニックです。公表されている実績は、総症例数13.2万症例以上・総来院数120万人以上(2002年11月〜2026年8月集計)、24年間手術後感染症ゼロ、ICLの治療実績は35,000症例以上です。術後3年間のアフターケアは手術費用に含まれます(無料検診の期間は契約内容によって異なります)。

品川近視クリニック

米国STAAR SURGICAL社から「国内最多症例」を7年連続で受賞しています(2019年〜2025年・2026年9月22日確認)。全国に複数の院があり、費用面でも比較的抑えめで、地方在住の方にもアクセスしやすいクリニックです。

アイクリニック東京

東京エリアに特化した眼科専門クリニック。サピアタワー院(東京駅前)をはじめ、都内に複数の院を展開しています。施設の清潔さと丁寧な説明に定評があります。