ICLとは?眼内コンタクトレンズで視力を回復する近視矯正手術の全て

この記事を読むと分かること
  • ICL(眼内コンタクトレンズ)とは何か、レーシックとの違いや仕組みを正確に理解できる
  • ICLの費用・適応条件・手術の流れ・医療費控除の活用法が分かる
  • 円錐角膜でレーシックを断られた筆者がICLで視力1.0を回復した実体験が読める

ICLとは:眼内に入れるソフトコンタクトレンズ

視力矯正手術を調べていると「ICL(アイシーエル)」という言葉をよく目にするのではないでしょうか。レーシックとは何が違うのか、自分に向いているのか、費用はいくらかかるのか——気になることが山積みになっているかもしれません。
ICL(Implantable Collamer Lens)とは、目の中にレンズを挿入することで視力を矯正する手術の名称です。日本語では「眼内コンタクトレンズ」「有水晶体眼内レンズ」とも呼ばれます。
手術の仕組みはシンプルです。瞳の色がついた部分(虹彩)と、ピントを合わせる役割を担う水晶体の間に、小さなソフトレンズを挿入します。挿入口は約3mmの小さな切開で済み、縫合も不要。手術時間は両眼合わせて15〜20分ほどで終わります。
レーシックが「角膜を削って視力を矯正する」手術であるのに対し、ICLは「角膜を削らずにレンズを入れる」手術です。この違いが、多くの方にとって重要なポイントになります。

ICLで使われるレンズ「コラマー素材」について

ICLに使用されるレンズの素材は「コラマー(Collamer)」と呼ばれる独自素材です。コラーゲンとポリマーを組み合わせた生体適合性の高い素材で、アメリカのSTAAR Surgical社が製造しています。コラマーは目の組織との親和性が高く、異物感がほとんどありません。長期的な安全性が確認されており、挿入したレンズは基本的に一生涯にわたって使用できるとされています。
最新のICLレンズは「EVO+ICL(ホールICL)」と呼ばれ、レンズの中央に微細な穴(ポート)が開いています。この穴により房水の循環が改善され、以前の世代のICLで懸念されていた眼圧上昇リスクが大幅に低下しました。現在、国内ほとんどのクリニックでこのEVO+ICLが標準的に使用されています。

ICLは誰に向いているのか?適応条件を確認しよう

ICLはすべての人が受けられるわけではありません。まず適応検査を受け、目の状態がICL手術に適しているかを確認する必要があります。
ICLが向いている方はこのような方です。強度近視の方は、レーシックは矯正できる近視の度数に限界がありますが、ICLは強度近視にも対応できます。角膜が薄い方は、レーシックは角膜を削るため角膜が薄いと手術が受けられないことがありますが、ICLは角膜を削らないため対応できるケースが多いです。乾燥が気になる方も、ICLでは角膜に傷をつけないためドライアイのリスクが低いとされています。
逆に、ICLが受けられない可能性がある方もいます。未成年(18歳未満)、妊娠中・授乳中の方、前房が浅すぎる方、角膜内皮細胞の密度が低い方、緑内障などの眼疾患がある方などです。ただしこれらは適応検査で判断されます。

筆者のリアル体験:円錐角膜でレーシックを断られてICLへ

私(しなちく)が最初に視力矯正手術を検討したとき、実はレーシックを希望していました。ところが眼科で検査を受けたところ、「円錐角膜(けいすいかくまく)」という角膜の形状が通常より前方にとがっている状態であることが判明し、レーシックは受けられないと告げられました。
円錐角膜は角膜を削るレーシックとは相性が悪く、症状を悪化させるリスクがあります。落胆しかけていた私に担当医師が提案したのがICLでした。「角膜を削らないICLなら、円錐角膜でも手術に適応できる可能性があります」
術前の視力は0.07(-5D)。裸眼では日常生活もままならない状態でした。2020年に先進会眼科でICL手術を受け、術後は両眼とも1.0まで回復。2026年現在も、視力の低下や不快感を感じることなく快適に生活しています。
実際に手術を受けた方の声をご紹介します。
「視力0.01から1.4に回復しました。費用は60万円でしたが、ゲームにも何も問題なく、満足しています」
— Xより(@eda_makoto 氏)
「ICLの手術を受けたんだけど元の視力が低すぎたのでその後の眼精疲労がすごくて長時間目を開けてられないので今日いっぱいお休みでおなしゃす(笑)良くなりすぎた視力に私がついていけてない(笑)」
— Xより(@shiranuiflare 氏)
後者の口コミはVTuberの不知火フレアさんの投稿です。術後すぐに見え方が大幅に変化するため、目が慣れるまでに少し時間がかかることがあるのはリアルな体験談と言えます。
一方、気になる声も正直にお伝えします。
「ICLの手術やりたいけどちょい怖いよねぇ」
— Xより(@ice_rosa 氏)
手術を検討している多くの方が同じ不安を持っています。気持ちは十分に理解できます。だからこそ、まずは「無料適応検査だけ受けてみる」という低ハードルな最初の一歩を踏み出すことをおすすめします。

ICLとレーシックの違いを比較する

ICLとレーシックはどちらも近視矯正手術ですが、根本的な仕組みが異なります。
最大の違いは「可逆性」です。ICLは将来、医療技術がさらに進歩したとき、あるいは目の状態が変化したとき、レンズを取り出して別の治療を選択することができます。レーシックのように「角膜を削ってしまったら元に戻せない」という心理的ハードルがないことは、多くの方にとって安心感につながります。
費用面ではレーシックのほうが安い傾向がありますが、ICLのほうが強度近視・角膜が薄い方・ドライアイが心配な方に向いています。どちらが正解かは個人の目の状態と優先事項によって異なります。まずは適応検査で「自分の目がどちらに向いているか」を確認することが大切です。

ICL手術の流れ:当日まで何をすればいいか

ICL手術は、大まかに以下の流れで進みます。
最初に行うことは無料適応検査の予約です。検査自体は通常1〜2時間かかり、目の形状・度数・角膜内皮細胞の密度・前房の深さなどを詳しく調べます。検査は基本的に無料で行われるクリニックがほとんどです。費用は一切かからず、「検査だけ受けて手術はしない」という判断も自由にできます。
適応検査当日は散瞳薬を使用します(瞳孔を開く目薬)。散瞳後は数時間、視界がぼやけた状態になるため、当日の運転は控え、公共交通機関か送迎で行くことをおすすめします。
手術日の前には再度詳細な術前検査を行い、挿入するICLレンズのサイズを確定させます。ICLレンズはオーダーメイドで製造されるため、レンズ発注から手術まで数週間かかることが一般的です。
手術当日は点眼麻酔を使用します。手術時間は両眼で15〜20分ほど。術後は数時間の安静後に帰宅できます。翌日から視力が大幅に回復していることが実感できます。
術後は翌日・3日後・1週間後・1か月後・3か月後・6か月後・1年後などの定期的な検診が必要です。この通院費が手術費用に含まれているクリニックを選ぶと安心です。

手術後の生活制限(主なもの)

当日〜翌日:洗顔・洗髪は控える。目に水が入らないようにする。1週間程度:化粧(特にアイメイク)を控える。目をこすらない。激しい運動をしない。1か月程度:水泳・海水浴・プールは避ける。これらの制限はクリニックや個人の回復状態によって異なるため、担当医師の指示に従うことが最優先です。

ICLの費用:いくらかかる?医療費控除も活用しよう

ICL手術の費用は両眼で50万〜80万円が一般的な相場です。乱視矯正のためのトーリックICLを使用する場合は少し高くなる傾向があります。

医療費控除でICL費用が戻ってくる

ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になります。これを知らずに損をしている方が多いので、必ず活用してください。
医療費控除は、1年間(1月〜12月)に支払った医療費の合計が10万円を超えた場合、超えた分の10〜30%(所得税率に応じて)が還付されます。ICL手術費用は60万円前後が多いため、他の医療費(歯医者・薬代・眼科通院費など)と合算すると、数万円から10万円以上の還付が見込めます。
ICL手術費用の10〜30%は決して小さくない金額です。手術を受けた翌年の確定申告期間(2〜3月)に申請するのを忘れないようにしましょう。

ICLのリスクとデメリット:知っておくべきこと

ICLは安全性の高い手術ですが、リスクがゼロというわけではありません。正直にお伝えします。
術後に生じやすい症状として、まずハロー・グレアがあります。夜間の光が輪状ににじんで見えたり、ギラついて見えたりする現象です。多くの方は術後数週間〜数か月で「脳の慣れ」により気にならなくなります。次に異物感があります。目の中にレンズが入っていることへの違和感で、多くの方は術後しばらくで慣れます。
非常に稀なケースとして、感染症・眼圧上昇・水晶体の傷・レンズのズレなどが起こる可能性があります。症状が悪化する場合や強い痛みがある場合は、速やかにクリニックに連絡することが重要です。

ICLのクリニック選びで見るべきポイント

ICLを受けるクリニックを選ぶ際、費用だけで判断するのは危険です。以下のポイントを確認しましょう。手術実績と症例数、アフターケア体制(術後何年分の検診が含まれるか)、無料相談・無料適応検査の有無、医師の経験と専門性——これらを総合的に比較することが大切です。
筆者が先進会眼科を選んだ決め手のひとつは、医療従事者の利用率の高さです。リスクを正確に把握しているはずの医師や看護師などがわざわざ選ぶクリニックというのは、素直に信頼性の根拠になります。
先進会眼科は23年以上の手術実績を持ち、感染症ゼロを維持しています。東京・名古屋・大阪・福岡に拠点があるため、転勤や引っ越しがあっても同じグループで術後フォローを受けられます。
また、友達紹介制度により手術代が3万円割引になります。筆者(しなちく)経由で申し込むことが可能です。ただし紹介の際に氏名などの個人情報をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が3万円安くなります。筆者自身が先進会眼科で手術を受けた経験があるため、紹介が可能です。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。

ICLに関するよくある質問

Q. ICLは何年持ちますか?
A. ICLレンズ自体は基本的に一生涯使用できる設計です。ただし加齢による白内障が発生した場合は、白内障手術の際にレンズを取り出す必要があります。それ以外の場合、何十年も安定して使用されている報告があります。
Q. ICLは痛いですか?
A. 点眼麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどの方が感じません。手術後は多少の異物感や軽い違和感を感じることがありますが、強い痛みを伴うことは稀です。
Q. コンタクトレンズとICLはどちらが長期的にコスパが良いですか?
A. 毎月のコンタクトレンズ代は年間2〜5万円程度かかります。10年間で20〜50万円。ICLの初期費用(50〜80万円)は高く見えますが、20〜30年のスパンで考えると十分に元が取れる計算になります。また、毎日の手間や紛失・破損リスクがなくなることも大きなメリットです。
Q. ICL手術後どのくらいで普通の生活に戻れますか?
A. デスクワーク中心の方は翌日〜翌々日から仕事に戻れることが多いです。水泳やコンタクトスポーツなどは術後1か月程度制限があります。医師の指示に従って日常生活の制限を確認してください。

まずは無料適応検査だけでも行ってみよう

ICL手術は高額な医療行為です。「本当に自分に向いているのか」「リスクはどの程度あるのか」を事前に知ることが大切です。その第一歩として最もリスクが低いのが「無料適応検査を受けること」です。
無料適応検査は費用ゼロ・手術の義務なし・検査後に「やっぱりやめる」という選択も自由です。検査を受けて初めて、自分のICL適応可否が分かります。
まずは一歩を踏み出してみてください。2026年現在も快適に生活できている筆者の実体験として、ICL手術は人生を変える選択肢のひとつです。

ICL手術するなら先進会眼科

筆者しなちくが2020年に実際に手術を受けたクリニックです。医療従事者の利用率が高く、23年以上・27万件以上の手術実績があります。東京・名古屋・大阪・福岡に展開しており、まず無料適応検査から始めることができます。

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