エコキュートの業者選びで失敗・後悔した人の共通パターン|後悔しない選び方の常識を徹底解説

この記事を読むと分かること
  • エコキュートの交換で失敗・後悔につながりやすい4つのパターンと、国民生活センターの調査で分かった据え付けの実態
  • 見積もりの段階で業者に確かめておきたいこと
  • 「10年保証」を比べるときに見るべき中身
エコキュートの交換を考えていて、「どの業者に頼めばよいのか」で迷っている人に向けて、失敗・後悔につながりやすいパターンと、見積もりの段階で確かめておきたいことを整理します。
エコキュートは本体と工事で高額になりやすい設備です。「安かったから」だけで決めると、据え付けや追加費用で後悔することがあります。

エコキュートの業者選びで失敗・後悔につながりやすい4つのパターン

1:据え付けの固定が不十分なまま設置される

エコキュートの貯湯タンクは、満水にすると数百kgになります。国民生活センターの試験では、460Lタイプ(本体約63kg+水460kg=約523kg)を使っています。
地震で倒れないよう、2013年(平成25年)4月1日から、15kgを超える給湯設備は告示に沿ってアンカーボルトなどで固定することが求められています(国土交通省告示第1447号。日本電機工業会の告知より)。
ところが国民生活センターが徳島県内で調べた100件(2017年10月〜2018年1月)では、63件が告示の太さ・本数に合っていませんでした。そのうち6件は固定されておらず、置いてあるだけでした。振動試験では、置いただけのタンクは震度5強相当で動き、震度6弱相当で転倒しています(国民生活センター 2018年6月7日公表・2024年8月23日更新の報告書より。2026年9月22日に確認)。
見積もりのときに「基礎とタンクの固定はどうするか」を聞いてください。工事後は、アンカーボルトで固定されているかを目で確かめられます。

2:見積もりに入っていない費用が、あとから出る

「本体が安い」と思って頼んだのに、工事のあとで既存機の撤去・処分、配管、電気工事、基礎などが「別途」として加わる、という形の後悔です。
見積書に何が含まれていて、何が含まれていないかを書面で確かめてから契約してください。

3:タンクの容量が暮らしに合っていない

容量が小さいと、家族が続けてお風呂やシャワーを使ったときにお湯が足りなくなることがあります。逆に大きすぎると、置き場所と費用の負担が増えます。
メーカーは家族の人数ごとの目安を出しているので、今の使い方(お風呂の回数、シャワーの時間)を業者に伝えたうえで容量を決めてください。

4:設置場所を考えずに運転音で困る

エコキュートは、電気料金が安い時間帯にあわせて夜間に沸き上げる設定で使われることが多い設備です。ヒートポンプユニットを寝室の窓の前や隣家の窓の近くに置くと、夜の運転音が気になることがあります。
どこに置くかは、見積もりの現地確認のときに一緒に決めてください。

施工に必要な資格

エコキュートの工事には、電気と水道の両方が関わります。
  • 電気工事(200Vの専用回路の配線など):電気工事士の資格を持つ人が行う工事です
  • 給水管の接続:お住まいの自治体が指定した指定給水装置工事事業者が行うことになっています。指定を受けているかは、自治体の名簿で確かめられます

業者を見分けるために確かめたいこと

次のような点に当てはまる業者には注意してください。
  • 会社名・所在地・連絡先がはっきりしない
  • 見積もりがあいまいで、工事費の内訳が分からない
  • 施工の事例がほとんど公開されていない
  • 相見積もりを嫌がる、契約を急がせる(「今日決めれば安くなる」など)
  • 必要な資格(電気工事士・指定給水装置工事事業者)について聞いても答えない
  • 保証の内容を具体的に説明しない

「10年保証」は年数より中身で比べる

エコキュートを扱う業者の多くが「10年保証」を掲げていますが、誰がその保証を背負っているかは業者によって違います。給湯器の交換業者を調べると、背負い方は大きく3通りに分かれます(2026年10月7日時点・各社公式より)。
保証の背負い方例
自社の保証(保険を付けている場合もある)交換できるくん(損害保険を付保)、ミズテック、キンライサー
保証会社の保証正直屋(製品の10年保証を保証会社が担当)
メーカーの延長保証など湯ドクター、カインズ(有料)
自社の保証は、その会社が続いていることが前提です。見積もりのときに、保証の対象(本体・工事)、回数や金額の上限、何年目から数えるかを聞いてください。
もうひとつ大事なのが修理用の部品です。たとえば日立は「ヒートポンプ給湯機の補修用性能部品の保有期間は、製造打ち切り後10年です」としています(日立のヒートポンプ給湯機カタログ 2025年11月版より)。数える起点は「買った日」ではなく「その機種の製造が打ち切られた日」です。

後悔しないための3つの基準

基準1:資格と施工の中身を確かめる

電気工事士と指定給水装置工事事業者の両方がそろっているか、タンクの基礎と固定をどうするかを、見積もりの段階で聞いてください。

基準2:総額の見積もりを取る

本体・工事費・既存機の撤去と処分・配管・電気工事・基礎まで、すべてを含む総額で見積もりを取り、2社以上で比べてください。

基準3:保証の背負い方と中身を確かめる

年数だけで比べず、誰が保証を背負うのか、上限や対象外は何かを確かめてください。

エコキュートの交換をどこに頼むか

エコキュートの交換を専門に扱うサービスとしては、キンライサーがあります。商品・工事とも無料の10年保証で、回数・総額の上限はなく、工事日から数えます。受付は年中無休の8:00〜21:00です(2026年10月7日時点・キンライサー公式より)。
オール電化をやめてガス給湯器に替えることも考えるなら、関東では東京ガスの機器交換も選択肢になります。

まとめ:エコキュート業者選びで後悔しないために

  • 据え付けの固定:2013年4月から、15kgを超える給湯設備は告示に沿った固定が求められています。国民生活センターの調査では100件中63件が告示に合っていませんでした
  • 見積もり:撤去・処分、配管、電気工事、基礎まで含めた総額で比べる
  • 容量と設置場所:使い方を伝えて容量を決め、ヒートポンプの置き場所は寝室や隣家の窓を避ける
  • 資格:電気工事士と指定給水装置工事事業者
  • 保証:年数より、誰が背負うか・上限・対象外を確かめる。部品の保有期間は製造打ち切りから数える

給湯器交換おすすめサービス一覧

キンライサー

商品・工事とも無料の10年保証で、回数・総額の上限はありません。受付は年中無休の8:00〜21:00です(2026年10月7日時点・キンライサー公式より)。エコキュートの交換も扱っています。
エコキュートの交換はこちら

東京ガスの機器交換

首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。ガス給湯器に替える場合の選択肢です。
ガス給湯器の交換はこちら

交換できるくん

上場グループ企業が運営する、住宅設備交換のネットサービスです。見積もり後に追加費用が出ない「明朗会計」を掲げています。東京ガスの対応エリア外にお住まいの人は、こちらも選択肢です。
ガス給湯器の交換はこちら