ハウスクリーニングの損害賠償・保険を徹底解説|業者選びで失敗しないための完全ガイド

この記事を読むと分かること
  • ハウスクリーニング業者が加入する2種類の保険の仕組みと、未加入業者に依頼した場合のリスクが分かる
  • 依頼前に保険加入を確認する具体的な方法と、トラブル発生時の正しい対処法が学べる
  • 損害賠償対応が充実している信頼できる業者の選び方が分かる

ハウスクリーニングの損害賠償・保険とは?基本の仕組み

「ハウスクリーニングを依頼したら、作業中に家具が壊れた」「エアコンを洗浄した後に水漏れした」…そんなトラブルを聞いたことはありませんか?業者を家の中に招き入れる以上、「万が一何かあったときに、きちんと補償してもらえないのでは」と不安になるのは当然のことです。
国民生活センターにも、ハウスクリーニングの作業で設備を壊されたといった相談が寄せられています。この記事では、ハウスクリーニングと損害賠償・保険の関係を整理し、安心して依頼できる業者の選び方までご紹介します。
まず知っておきたいのが、ハウスクリーニング業者が加入する保険には、大きく2種類あるということです。

請負業者賠償責任保険(作業中の事故を補償する)

請負業者賠償責任保険は、ハウスクリーニングの作業中に、他人の物を壊したり他人にケガをさせたりした場合の賠償金を補償する保険です。他人の家に入って作業する業種では基本的な備えにあたります。ただし、清掃している設備そのもの(作業の対象物)の損害は、保険の種類や契約内容によっては対象外です。洗っているエアコンや換気扇そのものを壊した場合にどうなるかは、業者に直接聞いてください。
補償される例(全国ハウスクリーニング協会の会員向け賠償保険が「保険金をお支払いできる主な例」として挙げているもの・2026年10月21日に協会公式サイトで確認):
  • 換気扇クリーニングの際にモーターを濡らして故障させた
  • 洗面台の清掃中に水をあふれさせて階下を濡らした
  • カーペット清掃中に塩素系漂白剤を垂らして色落ちさせた
  • レンジフードの油取りで工具をぶつけ、本体の塗装をはがした
  • ベランダの床を洗ったとき、避難ハッチから水が入り、階下の洗濯物を汚した

生産物賠償責任保険(PL保険)(作業完了後のトラブルに備える)

生産物賠償責任保険(PL保険)は、ハウスクリーニングの作業完了後に発生した事故やトラブルを補償する保険です。たとえば、「エアコン清掃から数日後に水漏れが発生して下の家電が傷んだ」など、作業中には発現しなかった事故が対象になります。
作業後の不具合は揉めやすいので、両方に加入しているか、または1つの保険で「業務の完了(引渡し)後の事故」まで補償されるかを確認してください。全国ハウスクリーニング協会の会員向け賠償保険は、作業中の事故と完了後の事故の両方を1つの契約で補償する形です(2026年10月21日に協会公式サイトで確認)。

保険未加入業者に依頼するリスク

問題は、ハウスクリーニング業者の中には、これらの保険に加入していない業者もいるということです。特に格安をうたう個人事業主や小規模業者では、加入しているかどうかを必ず確認してください。
保険未加入業者に依頼した場合、作業中に破損が起きても、賠償の原資は業者本人の資力しかありません。業者が「めったに壊れない」「保険なんて必要ない」と言っても、壊れたときの備えにはなりません。

起こりやすいトラブルの型

どのようなトラブルが起きやすいのか、型ごとに見てみましょう。

型1: 「最初から割れていた」と言われるケース

作業後に窓ガラスや設備のひびに気づき、業者に伝えたところ「最初から割れていた」と言われる、というのが典型的な争い方です。作業前の状態を記録していないと、どちらの言い分が正しいかを示せません。
保険に加入している業者であれば、保険会社が事故の状況を確認する手続きがあります。保険未加入の業者だと話し合いは業者の言い分次第になりやすいので、作業前の写真が欠かせません。

型2: 作業中にその場で破損が分かるケース

洗面台の清掃中に蛇口に傷がついた、など作業中に破損が分かった場合は、その場で業者と一緒に状態を確認し、保険の手続きの流れを聞いてください。対応の早さと説明の分かりやすさは、業者の体制を見るいちばんの材料になります。

型3: エアコン清掃後に水漏れが発生するケース

エアコンの清掃から数日後に水漏れが発生し、下にあった家電が被害を受けるケースです。このような「作業完了後の事故」は、作業中の事故を対象とする請負業者賠償責任保険では扱えないことがあり、PL保険(生産物賠償責任保険)や、完了後の事故まで含む保険の範囲になります。完了後の事故まで補償されるかを、依頼前に確認してください。

依頼前に保険加入を確認する方法

そもそも、保険に加入している業者かどうかをどうやって確認すればよいのでしょうか。安心して依頼するための確認方法を紹介します。

方法1: 公式サイトで「損害賠償保険」の記載を確認する

公式サイトに、損害賠償保険の加入や、破損したときの対応方針が書かれているかを確認しましょう。記載がない、または曖昧な場合は、予約前に直接聞いてください。なお、東京ガスのハウスクリーニングのように「保険」という言葉ではなく「スタッフの過失で家財を壊した場合も対応する」と書いている会社もあります(2026年9月27日時点・東京ガス公式より)。

方法2: 予約前に直接確認する

「保証はありますか?」と聞くのではなく、「損害賠償保険に加入していますか?」と直接聞くことが重要です。「保証」と「保険」は意味が異なります。保証は業者が独自に定めた補償内容で、保険は業者が保険会社と結んでいる賠償責任保険を指します。高額な損害が出たときに、業者の資力に頼らず支払われるのが保険の強みです。あわせて、補償の上限額と免責金額(自己負担額)も聞いておくと安心です。

方法3: 大手・名の知れた業者を選ぶ

東京ガスやダスキンのような上場企業が運営するサービスは、破損したときの対応方針や注意事項を公式サイトで公開していることが多く、トラブル時の窓口もはっきりしています。ただし、補償の対象外になる条件(製造から年数のたったエアコンなど)もあるので、注意事項まで読んでおきましょう。

方法4: 公益社団法人全国ハウスクリーニング協会(HCA)加盟業者を選ぶ

公益社団法人全国ハウスクリーニング協会は、国家検定「ハウスクリーニング技能士」の試験を実施する団体で、正会員は180社です(2026年6月現在)。会員向けに業界専用の賠償保険(団体保険)を用意していますが、入会案内に保険への加入は条件として書かれていません(2026年10月21日に協会公式サイトで確認)。会員であることは一つの目安になりますが、保険に入っているかは別に確認してください。

トラブル発生時の正しい対処法

万が一、ハウスクリーニング中に破損や故障が起きた場合は、どのように対処するのが正解でしょうか。以下の手順を踏んで漏れなく対処しましょう。

ステップ1: 現場で積極的に記録する

作業後の破損部位が分かるように、必ず写真や動画に記録しましょう。なるべく多角度から撮影し、破損の状態を客観的に記録します。「最初から壊れていた」と言われたときに対抗するもっとも有力な証拠になります。

ステップ2: 当該業者に事故を連絡する

作業を実施した業者に対して、損害の発生と損害の状況を速やかに連絡します。電話やメール、問い合わせフォームなどで連絡し、連絡内容を必ず文字で残すようにしましょう。口頭だけでの交渉は「言った」「言わなかった」のトラブルになりやすいです。

ステップ3: 業者の対応が不十分な場合は消費生活センターへ

業者に連絡しても適切な対応を得られない場合は、「消費者ホットライン」188(いやや!)番に電話し、最寄りの消費生活センターを紹介してもらいましょう。消費生活センターでは、相談員が対応方法を助言してくれます。

ステップ4: 少額訴訟・内容証明郵便の活用

話し合いで解決できない場合は、少額訴訟(60万円以下)を利用する方法もあります。弁護士なしでも対応できるため、少額のトラブルでよく利用されます。支払いを求めた記録を残したいときは、内容証明郵便で請求する方法もあります。

損害賠償の対応で選ぶおすすめ業者

損害賠償保険に加入している業者を選ぶのは当たり前のことですが、それだけでなく「トラブルが起きにくい業者」を選ぶことが最大のリスク回避になります。

オリコン顧客満足度 関東1位「東京ガスのハウスクリーニング」

東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県と、群馬県・茨城県の一部にお住まいの方に特におすすめなのが、東京ガスのハウスクリーニングです。運営する東京ガスは東証プライム上場企業です。
東京ガスは、スタッフの過失で家財を壊したり傷をつけたりした場合も対応するとしています。ただし、製造から10年以上経ったエアコンや7年以上経った洗濯機のクリーニングで生じた不具合などは補償の対象外です(2026年9月27日時点・東京ガス公式より)。スタッフは専用の研修施設で技術研修とマナー研修を受け、テストに合格した人が訪問します。料金はエアコン(お掃除機能なし)13,200円・浴室17,600円で、最大手のダスキン(15,400円・22,000円)より安く、オリコン顧客満足度調査のハウスクリーニング 関東部門で2025年に続き2026年も第1位です(料金は東京ガスが2026年8月30日、ダスキンが2026年10月20日に各社公式サイトで確認)。

定期家事代行なら「30min.」

三菱地所が運営する家事代行サービス「30min.(サーティーミニッツ)」も選択肢です。対応エリアは東京23区の全域と武蔵野市・三鷹市です。ハウスクリーニングではなく家事代行なので、依頼前に破損時の扱いを確認しておきましょう。

全国対応なら「おそうじ本舗」

東京ガスの対応エリア外なら、全国に店舗があるおそうじ本舗が選択肢です。実際に作業するのは各地の加盟店なので、依頼する店舗に損害賠償保険の加入と補償の範囲を直接確認しましょう。

安心の実績「ダスキン」

ダスキンは、全国に店舗があるハウスクリーニングの大手です。料金はエアコン(壁掛けタイプ)15,400円・浴室22,000円と東京ガスより高めです(2026年10月20日にダスキン公式サイトで確認)。こちらも実際に作業する店舗に、破損したときの対応を確認しておくと安心です。

損害賠償保険に関するよくある質問(Q&A)

Q: 保険に加入している業者かどうかはどうやって確認すればよいですか?
A: 「保証はありますか?」ではなく、「損害賠償保険に加入していますか?」と明確に聞くことが大切です。公式サイトに保険加入や破損時の対応の記載があるかどうかも確認しましょう。
Q: 保険に加入している業者であればどんな補償も必ずしてもらえますか?
A: 保険に加入していても、業者に法律上の賠償責任が認められる場合に限り補償されます。「元々壊れていた」「外的な要因が家電に波及した」などの場合は補償対象外になるケースもあります。事前に作業範囲と補償内容を確認しておくことが大切です。
Q: ハウスクリーニング業者が対応しない場合はどうすればよいですか?
A: 消費者ホットライン「188(いやや!)」番に電話して最寄りの消費生活センターを紹介してもらいましょう。被害金額が小さい場合は少額訴訟(60万円以下)も有力な手段です。いずれの場合も、電話やメールの記録・破損状況の写真などの証拠を事前に備えておくことが重要です。
Q: 引越し後に気づいた場合、時間がたってからでも補償してもらえますか?
A: 一般的に、ハウスクリーニング完了後、時間がたってから気づいた破損は、「作業によって発生した」と証明することが難しくなります。作業前後の状態を写真で記録し、作業後はその場で動かして確認しましょう。なお、作業が原因で完了後に発生した事故だと示せれば、補償を請求できる場合もあります。
Q: 格安業者と大手業者では保険内容に大きな差がありますか?
A: 大手業者は複数の保険に加入して補償上限も高く設定されていることが多いです。一方、格安業者の中には保険未加入もしくは補償上限が非常に低い業者もあります。業者間の差は大きいため、事前に確認することをおすすめします。

まとめ:安心して依頼するために保険加入の確認はマスト

ハウスクリーニングは「誰が清掃するか」だけでなく、「万が一のときに補償されるか」も重要な視点です。「保険に加入している業者を選ぶ」ということを必ず依頼前のチェックリストに加えてください。
特に、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県と群馬県・茨城県の一部にお住まいの方には、「東京ガスのハウスクリーニング」が有力です。破損したときの対応方針と補償の対象外の条件が公式に示されており、料金も定額で公開されています。
エリア外の方には、全国に店舗があるおそうじ本舗が選択肢です。加盟店ごとに運営会社が違うので、依頼する店舗に保険の加入状況を確認してください。

おすすめのハウスクリーニングサービス

オリコン顧客満足度 関東1位「東京ガスのハウスクリーニング」

ハウスクリーニングを依頼する先に迷ったら、オリコン顧客満足度調査のハウスクリーニング 関東部門で、2025年に続き2026年も第1位(81.6点・回答者5,211人)になったのが東京ガスのハウスクリーニングです。東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県と、群馬県・茨城県の一部にお住まいの方にはおすすめです。
東京ガスのハウスクリーニングは、プロの業者を採用し、清掃技術の研修はもちろん、マナー研修にも合格したスタッフのみが活動していて信頼できるサービスです。料金は、エアコン(お掃除機能なし)13,200円・浴室17,600円が、最大手のダスキン(15,400円・22,000円)より安く設定されています(東京ガスは2026年8月30日、ダスキンは2026年10月20日に各社公式サイトで確認)。
東京ガスのハウスクリーニングのお申し込みはこちらから。

家事代行の定期利用なら「30min.」

三菱地所の家事代行サービス「30min.」も手軽で安価なおすすめサービスです。特に、20代~40代の仕事と家事で忙しい世帯向けで、30分単位という短時間でサービスを利用できるのが特長です。サービス提供エリアは東京23区の全域と武蔵野市・三鷹市ですが、エリア内にお住まいの方はぜひお試しください。お試し価格は60分で3,300円、120分で5,500円とリーズナブルです。
お試しコース価格掃除箇所イメージ
60分3,300円キッチン or お風呂
120分 ★おすすめ5,500円キッチン or お風呂 & リビング & 洗面所 & トイレ
180分8,800円キッチン & お風呂 & リビング & 洗面所 & トイレ

実績で選ぶなら「おそうじ本舗」

「東京ガスのハウスクリーニング」の対応エリアは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県と群馬県・茨城県の一部です。そのため、エリア外にお住まいの場合、全国に店舗がある「おそうじ本舗」がおすすめです。

安心重視の最大手「ダスキン」

ダスキンは、全国に店舗があるハウスクリーニングの大手です。エアコン(壁掛けタイプ)15,400円・浴室22,000円と、東京ガスより高めの料金設定です(2026年10月20日にダスキン公式サイトで確認)。全国どこでも頼める大手に任せたい人に向いています。
 
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