ICL手術の失敗談まとめ|その症状は失敗か経過か、戻せるのかを経験者が解説

この記事を読むと分かること
  • いま出ている症状が「失敗」か「経過」かの見分け方(時期別の目安・すぐ受診すべき症状)
  • ICL手術でよくある失敗談・後悔のパターンと、その原因
  • 本当に失敗だった場合に取れる手(レンズの入れ替え・取り出し・セカンドオピニオン)

ICL手術の失敗談について、はっきりとお伝えします

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を検討されている方が「ICL 失敗談」「ICL 後悔」と検索されるのは、非常に自然なことです。高額で、目という大切な器官に関わる手術ですから、慎重に情報収集されることは賢明です。
この記事では、実際に寄せられている失敗談・後悔の声を公平にご紹介しながら、それぞれの原因と対処法、そして「失敗リスクを下げる方法」について解説します。
大前提として申し上げると、ICL手術の満足度は非常に高く、多くの方が「受けてよかった」と感じています。しかし、一部の方が「失敗した」「後悔した」と感じているのも事実であり、その理由を正直にお伝えすることが大切だと考えています。
私自身、2020年に先進会眼科でICL手術を受け、術前視力0.07(-5D)から術後1.0まで回復しました。円錐角膜のためレーシックを断られた私でも受けられた手術で、2026年現在も快適に過ごしています。その経験から、公平な視点でお伝えします。

いま出ている症状は「失敗」か「経過」か

すでに手術を受けた方へ。「失敗しました」と検索してたどり着いた方が、まず知りたいのは
自分に起きていることが失敗なのか、想定内の経過なのかだと思います。ここから確認してください。

すぐ受診してください(時間が勝負のもの)

次のいずれかがあれば、経過を見ずにその日のうちに手術を受けたクリニックへ連絡してください。
夜間・休日なら救急の眼科へ。これらは待っても良くなりません。
  • 急に飛蚊症(黒い点や糸くず)が増えた視界の端に光が走る視野の一部が欠けた
    • → 網膜剥離の警告症状です。強度近視の方はもともとリスクが高く、手術の有無に関係なく起こります
  • 強い痛み急激な視力低下充血と目やにが増える
    • → 感染(眼内炎)の可能性。頻度は6,000眼に1例程度と低いですが、早さがそのまま結果を左右します

時期で判断がつくもの

いま出ている症状術後の時期目安の判断
夜間に光がにじむ・輪が見える〜3ヶ月多くは順応の途中。脳が慣れていく期間です
同上3ヶ月〜相談する。度数やレンズの位置を確認してもらう
かすむ・視力が安定しない〜1ヶ月想定内。点眼を続けて定期検診を守る
目標の視力に届かない3〜6ヶ月この時期の見え方がおおよその結果。度数の問題なら入れ替えという選択肢がある
ゴロゴロする・異物感〜1週間想定内。多くは数日で薄れます
同上1週間〜相談する。ドライアイ・レンズサイズ・炎症のどれかを切り分けてもらう
左右で見え方が違う〜3ヶ月回復の速さの差であることが多い
近くが見えにくいいつでもICLの失敗ではなく老眼の可能性が高い。ICLは老眼を矯正しません
この表は目安です。当てはまるかどうかの最終判断は、実際に目を診た医師にしかできません。

相談するときに伝えると早いこと

電話やメールで「見えにくいです」だけだと、判断に必要な情報が足りません。次の4点を先に伝えてください。
  1. 術後何日目か
  1. いつから出ているか(手術直後からか、途中からか)
  1. どんなときに出るか(夜だけ/終日/画面を見たとき)
  1. 強くなっているか、変わらないか、弱くなっているか
3が「悪化している」なら、その場で受診の予約を取ってください。

本当に失敗だった場合、どうなるか

ICLの最大の特徴は元に戻せることです。角膜を削るレーシックと違い、
レンズの入れ替えも取り出しもできます。度数が合っていない、サイズが合っていないといった場合は、
入れ替えで対処するのが一般的です。
ただし入れ替えも取り出しも手術であり、費用の扱いはクリニックによって違います。
「サイズや度数が合わなかった場合の再手術は無償か」は、契約前に確認しておくべき項目です。
すでに手術を受けた方は、まず自分が受けたクリニックの保証範囲を確認してください。
納得できる説明が得られない場合は、他院でセカンドオピニオンを受けるという手段があります。
「慣れます」の一言で終わらせず、原因の説明を求めてかまいません。

ICL手術でよくある失敗談・後悔のパターン

実際に寄せられている失敗談・後悔の声を、パターン別に整理してご紹介します。

パターン①:ハロー・グレアが想定より強かった

最も多い後悔の声がこれです。
ハロー現象とは、夜間に光(街灯・信号など)の周囲に輪(リング)が見える現象のことです。グレア現象とは、光が眩しく広がって見える現象です。ICL手術後にこれらの光学現象が起きることは、医学的に知られています。
夜間に信号や街灯がリング状に見える、まぶしさが広がるといった訴えは、術後の相談で挙がりやすい項目です。強さも続く期間も人によって違います。
ハロー・グレアは多くの場合、術後1〜3ヶ月で脳が光学変化に順応し、気にならなくなります。ただし、一部の方では長く続く場合もあります。これはICL固有の問題ではなく、視力矯正手術全般に起こりうる光学現象です。
対処法:術前カウンセリングでハロー・グレアについて詳しく説明を受けること。夜間の運転が多い職業の方は特に慎重に検討してください。

パターン②:期待した視力まで改善しなかった

ICLの度数はオーダーメイドで、在庫の度数ステップには刻みがあります。目標とぴったり一致するとは限らず、乱視の量や眼軸長によっても結果は変わります。
「必ず1.0以上になる」という前提で契約しないこと。カウンセリングで見込み視力と、それを下回ったときの対応(レンズ入れ替えの可否と費用)を確認してください。
ICL手術の目標は、多くの場合「コンタクト・眼鏡なしで日常生活を送れる視力の回復」です。必ずしも1.0や2.0を保証するものではありません。
術前の度数・乱視・角膜の状態によっては、完全な矯正ができない場合があります。また、術後の調整(タッチアップ)が必要になることもあります。
対処法:術前カウンセリングで「どの程度の視力回復が期待できるか」「100%の矯正が難しい場合はどうなるか」を担当医師に明確に確認する。

パターン③:眼圧上昇・緑内障リスク

ICLの古いモデルでは、眼内の水(房水)の流れを妨げ、眼圧が上昇するリスクがありました。眼圧上昇が続くと緑内障につながる可能性があります。
ただし、現在の主流は「ホールICL(EVO+)」というモデルで、レンズの中央に0.36mmの微細な孔が開けられています。この孔により房水の流れが確保され、眼圧上昇のリスクは大幅に低下しています。
術後の検診で眼圧が高めと言われ、経過観察になることがあります。
対処法:最新のホールICL(EVO+)を採用しているクリニックを選ぶ。術後の定期検診を欠かさず、眼圧を定期的にチェックする。

パターン④:術後に眼痛・異物感が続いた

術後の眼痛や異物感が長く続き、受診しても「慣れます」としか言われない、という相談は実際にあります。
術後の眼痛・異物感はICLの合併症の一つとして報告されています。ドライアイの悪化、レンズのサイズ不適合、眼内の炎症などが原因として考えられます。
ICLはレンズの交換・取り出しが可能なため、原因がレンズに関連する場合は対処できます。「慣れます」の一言で済まされず、原因の究明と適切な対処を求めることが重要です。
対処法:術後に症状が続く場合は、同じクリニックだけでなく他のクリニックにセカンドオピニオンを求めることも選択肢です。

パターン⑤:適応していないのに手術を受けてしまった

「後悔しないために最も重要なこと」とも言えます。ICL手術には適応基準があります。角膜の厚さ、前房深度(レンズを挿入する空間)、目の健康状態などを満たさない方には、本来ICLを勧めるべきではありません。
一部のクリニックで、十分な適応検査を経ずに手術を進めてしまうケースが報告されています。また、患者さん自身が「絶対に受けたい」という強い意向から、適応外でも手術を選んでしまうケースも存在します。
対処法:複数のクリニックで適応検査を受け、適応・非適応の判断を比較する。「不適応です」と言われた場合は、その判断を尊重する。

適応検査で何を見ているのか

「適応検査を受けてください」と言われても、何を見られているのかが分からないと不安になると思います。
先進会眼科によると、ICLの適応検査には10種類以上の項目があります(2026年9月6日確認)。
  • 角膜形状解析
  • 角膜内皮細胞検査
  • 瞳孔径
  • 角膜厚測定
  • 眼圧測定
  • WTW(角膜横径)の精密検査
  • 前房深度検査
このうち自分では絶対に分からないのが、角膜内皮細胞と前房深度です。下で順に見ていきます。

角膜内皮細胞には、年齢別の基準があります

角膜内皮細胞は一度減ると増えません。だから手術前の段階で十分な数があるかを見ます。
先進会眼科が示すホールICLの年齢別の最低値基準は次のとおりです。
年齢角膜内皮細胞密度の最低値
21〜25歳2,800個/mm²以上
26〜30歳2,650個/mm²以上
31〜35歳2,400個/mm²以上
36〜45歳2,200個/mm²以上
若いほど高い数が求められます。この先使い続ける年数が長いからです。
ハードコンタクトを長年使っている方は内皮細胞が減っていることがあるので、検査で初めて分かる部分です。

前房が浅いと適応外になります

前房深度とは、角膜裏面から水晶体前面までの距離のことです。ICLはこの隙間にレンズを入れます。
前房が浅すぎる場合は適応外です。またこの数値は、入れるICLのサイズを決めるのにも使われます。
前述のとおり先進会眼科は「目の疾患やICLのレンズをいれるスペースが狭い方は手術ができない場合があります」と説明しています。
ここはどんなに調べても自分では分かりません。「受けられるのか」を悩む時間を使うより、検査を受けたほうが早いです。

ドライアイは先に治しておくと楽です

適応外にはなりませんが、術前にドライアイがあると、術後の見え方の安定が遅くなります。
乾燥で角膜の表面が荒れていると、それ自体が見えにくさの原因になるからです。
「手術は成功しているのにすっきり見えない」と感じるケースの一部は、ここが原因です。
検査でドライアイを指摘されたら、手術を急がずに先に治療してから進むのが結果的に満足度が高くなります。

自分では判断できない「適応外」の条件

パターン⑤で触れた「適応」は、気持ちや希望では動かせません。適応検査で測って初めて分かる、構造的な条件があります。
項目基準
年齢原則21〜45歳(日本眼科学会ガイドライン 第8版・2025年)
前房深度2.8mm以上。角膜と水晶体の間にレンズを置く空間が要る
角膜内皮細胞密度年齢帯ごとに下限がある(年齢帯と数値は、上の「角膜内皮細胞には、年齢別の基準があります」の表を参照)
近視の安定術前1年以内で度数が動いていないこと
(2026年8月31日確認)
角膜内皮細胞は一度減ると再生しません。だから年齢が上がるほど下限が緩くなる代わりに、残っている数が問われます。
前房深度も内皮細胞数も、自分では分かりません。「不適応です」と言われたときに落ち込む必要はなく、それは目の構造の話であって、努力や相性の問題ではありません。
逆に言えば、この2つを測らずに手術を勧めてくるクリニックは避けるべきです。

ICL手術の合併症の発生頻度データ

「失敗談があるのは分かったが、実際にどのくらいの確率で問題が起きるのか?」という疑問にお答えします。
日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)の報告によると、ICL手術の主な合併症の発生頻度は以下の通りです。
感染(眼内炎)は6,000眼に1例ほど(0.017%)とされています。白内障の発生は1〜2%程度とされていましたが、最新のホールICLでは大幅に低下しています。眼圧上昇も最新モデルでリスクが低下しています。ハロー・グレアについては多くの方に発生しますが、大部分は術後3ヶ月以内に改善します。
これらのデータを見ると、ICL手術は決してリスクがゼロではありませんが、適切な術前検査とクリニック選びで多くのリスクを軽減できることが分かります。

報告されている技術的なトラブル

先ほどのパターン①〜⑤は「感じ方」の話が中心でした。ここでは、手術そのものに関わるトラブルを挙げます。いずれもまれですが、報告されています。
  • レンズのサイズが合わない……レンズと水晶体の間隔(ボールト)が広すぎる・狭すぎると、眼圧上昇や白内障のリスクにつながります。合わない場合はレンズを入れ替えます
  • レンズの位置がずれる……回転しやすいのは乱視用(トーリック)レンズです。軸がずれると乱視の矯正効果が落ちます
  • 度数が想定とずれる……過矯正・低矯正。パターン②と同じ根で、度数ステップの刻みと眼の個体差が原因です
  • 手術中に虹彩や水晶体に触れる……執刀医の技量に依存する部分です
  • 網膜剥離……ICL固有ではなく、強度近視の方はもともと網膜剥離のリスクが高いことが知られています。手術の有無にかかわらず、飛蚊症が急に増えた・光が走って見えるときはすぐ受診してください
「まれ」であることと「自分に起きない」ことは別です。起きたときにどう対処されるのかを、術前に聞いておくのが実務的です。とくにレンズの入れ替えが必要になったときの費用負担は、クリニックによって扱いが違います。

術後の見え方は、時期によって変わる

「失敗した」と感じる声の一部は、まだ途中の状態を最終結果だと思ってしまったことによるものです。おおよその流れを知っておくと、必要以上に不安になりません。
時期見え方の目安
手術直後〜1週間かすみ、まぶしさ、異物感。点眼を続ける時期
1〜3ヶ月ハロー・グレアに脳が順応していく。多くはここで気にならなくなる
3〜6ヶ月視力が安定する。この時点の見え方が概ねの結果
1年以降大きな変化は起きにくい。ただし老眼は年齢とともに別途進む
「3ヶ月経っても改善しない」なら、それは経過ではなく相談すべき症状です。逆に術後2週間で判断するのは早すぎます。

失敗・後悔を防ぐためのポイント

では、どうすれば失敗・後悔を防げるのでしょうか。実際の失敗談から学べるポイントをまとめます。

①複数のクリニックで適応検査を受ける

一つのクリニックの判断だけでなく、2〜3のクリニックで適応検査を受け、判断を比較することをお勧めします。適応検査は多くのクリニックで無料です。

②ハロー・グレアについて術前に詳しく確認する

夜間運転の多い方、繊細な視覚を求める職業(プロスポーツ選手・デザイナーなど)の方は、術前にハロー・グレアについて担当医師から詳しく説明を受け、自分の許容範囲を確認してください。

③医療従事者が選ぶクリニックを参考にする

リスクを理解しているはずの医師・看護師などの医療従事者が、実際にどのクリニックを選んでいるかは重要な参考情報です。私が先進会眼科を選んだのも、医療従事者の利用率が高いという点が大きな決め手でした。

④術後の定期検診を欠かさない

術後の問題は早期発見・早期対処が重要です。手術後の定期検診(1日後・1週間後・1ヶ月後・3ヶ月後など)を必ず受けてください。問題が起きていても定期検診をさぼることで悪化するケースがあります。

⑤最新モデル(ホールICL)を採用しているか確認する

最新のホールICL(EVO+)は、旧モデルと比べて合併症リスクが大幅に低下しています。クリニックが最新モデルを使用しているかを確認してください。

ICLの「失敗」と「副作用・適応反応」の違いを理解する

「失敗談」の中には、医学的な「失敗」ではなく、術後の正常な適応反応や予測可能な副作用を「失敗」と感じているケースが含まれています。
医学的な失敗に近いもの: 適応外の患者に手術を行ったケース、手術自体の技術的ミス、術後の管理不備による感染
予測可能な副作用・適応反応: ハロー・グレア(術後に改善することが多い)、一時的な眼圧上昇、術直後のかすみや見え方の不安定
後者の「予測可能な副作用」については、術前に十分な説明を受け、心構えをしておくことで「失敗した」という感覚を防げます。

失敗談ばかりが目に入るのはなぜか

検索で失敗談・後悔の声が目立ちやすいのは、「満足した多数」より「不満の少数」のほうが声を上げやすいからです。ただし、出所の分からない体験談を数で比べても、自分の目に何が起きるかは分かりません。判断に使えるのは、適応検査で測った自分の数値だけです。次の章では、筆者自身が受けたときの経過をそのまま書きます。

筆者しなちくの体験談

私は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。術前視力は0.07(-5D)で、円錐角膜のためレーシックは断られました。ICLは私にとって唯一の視力矯正手術の選択肢でした。
術後、ハロー・グレアは確かに感じましたが、数週間で気にならなくなりました。眼圧も定期検診で問題ないとのことでした。2026年現在も視力は1.0を維持しており、何の不自由もなく快適に過ごしています。
先進会眼科を選んだ理由は、医療従事者の利用率が高いという点でした。医療リスクを正確に理解しているプロが選ぶクリニックなら、私も安心できると判断しました。
ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になります。ただし医療費控除は「払った額の何パーセントかが戻る」制度ではありません。国税庁のタックスアンサーNo.1120(2026年9月7日確認)によると、控除額は、「実際に支払った医療費の合計額」から「保険金などで補塾される金額」と「10万円(その年の総所得金額等が200万円未満の人は総所得金額等の5パーセント)」を引いた額で、上限は200万円です。これは所得から差し引く所得控除なので、実際に軽くなる税額は自分の所得税率によって変わります。歯医者やお薬代など、その年の他の医療費と合算して申告できます。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が2万円安くなります。順番は「先に無料診察を予約 → 診察日までに紹介を申し込む」で間に合います。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。

手術当日、実際はどうだったか(筆者の記録)

「失敗が怖い」という不安の多くは、何が起きるか知らないことから来ています。2020年に先進会眼科で受けたときの流れを、時系列で残しておきます。
前日〜当日……前日からコンタクトレンズは外します。当日は指定の目薬を数回さしてクリニックへ。手術前にもう一度目の状態を確認し、レンズサイズの最終確認がありました。到着から終了まで、待ち時間を含めて数時間でした。
点眼麻酔……手術室に入る前に点眼麻酔を数回。「効いているか確認しますね」と目の表面に軽く触れられたとき、感覚がほとんどないことに驚きました。ここで「これなら大丈夫かもしれない」と少し楽になりました。
手術台に横になる……まぶたを消毒します。薬液がわずかにしみます。次に開瞼器という、まぶたを固定して瞬きできなくする器具が付きます。痛みはありません。強いて怖かった瞬間を挙げるなら、この開瞼器を付けた瞬間と、顕微鏡の強い照明が目に入った最初の瞬間でした。
手術中……強いまぶしさが続き、ときどき「ぐっと押される」圧迫感があります。痛みではなく、不思議な感覚です。器具がはっきり見えることはありません。瞳孔が開いた状態で強い照明が当たるので、見えるのは光の変化だけです。片目およそ10分で、「もう終わりますよ」と言われたときは拍子抜けしました。
直後……診察室に戻ったとき、裸眼で壁のポスターの文字が読めました。
どうしても怖さが消えないなら、笑気麻酔(吸入麻酔)を用意しているクリニックもあります。カウンセリングで聞いてみてください。

「ICLはやめたほうがいい」「おすすめしない」と言われる理由

検索すると出てくるこの言い方には、当たっている部分と、そうでない部分があります。
当たっている……費用が高い(両眼40〜80万円台)。リスクがゼロではない。ハロー・グレアが出ることがある。そして老眼には対応しません。
人によっては当たらない……「長期データが少ない」という指摘はありますが、国内での実施は20年以上あり、現在の主流であるホールICLに限れば旧モデルの眼圧上昇リスクは大きく下がっています。
向いていないのは、こういう方です。
  • 近視が軽い方(-3D未満)。眼鏡やコンタクトで足りることが多く、あえて手術を選ぶ理由が小さい
  • 40代後半以降で老眼が始まっている方。ICLは老眼を矯正しません。将来白内障になればレンズを取り出す前提になります
  • 前房深度・角膜内皮細胞数が基準を満たさない方(前述)
  • 近視がまだ進行中の方
  • 眼鏡やコンタクトに不便を感じていない方
逆に向いているのは、強度近視(-6D以上)でレーシックが適応外の方、ドライアイやアレルギーでコンタクトが使えない方、スポーツや職業上コンタクトが使いにくい方です。筆者は円錐角膜の疑いでレーシックを断られた側で、ICLが実質唯一の選択肢でした。

ICL 失敗談に関するQ&A

Q. ICLで失明する可能性はありますか?
ICL手術による失明のリスクは非常に低く、適切な適応検査と技術を持つクリニックで手術を受ければ、ほぼゼロに近いと言われています。最も深刻な合併症である細菌性眼内炎の発生頻度は6,000眼に1例程度(0.017%)です。
Q. ハロー・グレアは永続的に残りますか?
多くの場合、術後1〜3ヶ月で脳が順応し、気にならなくなります。ただし、一部の方では長期間続く場合があります。術前にカウンセリングで詳しく確認してください。
Q. 手術後に後悔した場合、元に戻せますか?
ICLの最大のメリットの一つが「可逆性」です。レンズを取り出すことができるため、視力矯正を元に戻すことが可能です。ただし、取り出し手術にも費用がかかり、リスクがないわけではありません。
Q. レンズのサイズが合わなかったら、入れ替えられますか?
入れ替えは可能です。ただし再手術になり、費用の扱いはクリニックによって違います。「サイズが合わなかった場合の入れ替えは無償か」を、契約前に必ず確認してください。
Q. 強度近視ですが、網膜剥離が心配です
強度近視の方は、ICLを受けるかどうかにかかわらず網膜剥離のリスクが高めです。適応検査では眼底も見ますので、そこで指摘があれば先に対処します。術後も、飛蚊症が急に増えた・視野の端に光が走るといった症状が出たらすぐ受診してください。
Q. 「失敗」の確率はどのくらいですか?
「失敗」の定義によりますが、深刻な合併症(感染・失明など)の発生頻度は極めて低いです。一方、ハロー・グレアは多くの方に発生しますが、大部分は時間とともに改善します。満足度の数字はクリニックや調査ごとに条件が違うので、他院の数字をそのまま当てはめないでください。カウンセリングで「この目の状態でどこまで見えるようになる見込みか」を聞くほうが、判断の材料になります。

まずは無料診察で専門医に相談しよう

失敗談を調べれば調べるほど不安になる気持ちは分かります。しかし、最も重要なことは「自分の目がICLに適しているか」「受けた場合にどのようなリスクがあるか」を専門医から直接聞くことです。
無料の適応検査では、あなたの目の状態を詳しく調べ、ICLへの適応可否とリスクについて丁寧に説明を受けられます。検査は無料で、手術を受けるかどうかはその後で決められます。
先進会眼科は、医療従事者の利用率が高い、信頼性の高いクリニックです。リスクについても包み隠さず説明してくれる誠実な対応で知られています。「失敗したくない」と思っているからこそ、まず無料診察で専門家の意見を聞いてみてください。

ICL手術するなら先進会眼科

先進会眼科は、医療従事者の利用率が高いことで知られるICL・レーシック専門クリニックです。筆者(しなちく)自身が2020年に先進会眼科でICL手術を受け、術前視力0.07(-5D)から術後1.0まで回復しました。2026年現在も何の不自由もなく快適に過ごしています。
友達紹介制度で手術代が2万円割引になります。筆者(しなちく)経由でのお友達紹介をご利用ください。

ICLクリニックおすすめ3選

① 先進会眼科(第一推薦)

医療従事者の利用率が高く、全国に展開している実績あるクリニックです。筆者しなちくが実際に手術を受けたクリニックで、自信を持っておすすめできます。友達紹介制度で2万円割引が適用されます。

② 品川近視クリニック

国内最大級の症例数を誇る大手クリニックです。全国に展開しており、近くのクリニックを見つけやすいのが特徴です。

③ アイクリニック東京

東京エリアに特化したICL専門クリニックです。サピアタワーや各地に展開しており、専門性の高い技術が評判です。