ICLのハロー・グレアはいつまで?原因・持続期間・対処法を徹底解説
この記事を読むと分かること
- ICL後にハロー・グレアが起きる原因と、いつまで続くかの目安
- 脳が慣れることで多くの場合改善するメカニズム
- 症状が強い・長引く場合に受診すべきサインと対処法
ICLのハロー・グレアとは?まず基本から理解しよう
ICL手術を検討している方から「ハロー・グレアが気になって踏み切れない」という声をよく聞きます。
「ハロー(Halo)」とは、夜間に街灯や車のライトなどの光源が輪っか状に滲んで見える現象です。「グレア(Glare)」とは、点光源がギラついて眩しく感じる現象です。これらを合わせて「ハロー・グレア」または「ハログレア」と呼びます。
ICL手術後にハロー・グレアが生じることがあります。しかし、多くの場合は一時的な症状であり、時間とともに改善していきます。この記事では、ハロー・グレアの原因、持続期間、対処法を詳しく解説します。
私は2020年に先進会眼科でICL手術を受け、術前視力0.07(-5D)から術後1.0に回復しました。2026年現在も快適に過ごしています。
ICLでハロー・グレアが起きる原因
ICL手術後にハロー・グレアが生じる主な原因を解説します。
①暗所での瞳孔拡大
最も主な原因は、暗い場所で瞳孔が広がることです。
明るい場所では瞳孔は小さく(約2〜3mm)、ICLのレンズの光学部(光を通す有効な部分)の中に収まります。しかし暗い場所では瞳孔が大きく広がり(最大7〜8mm)、瞳孔のサイズがICLの光学部径(EVO+ICLで6.1mm)を超えることがあります。
すると、光がICLの光学部の端(エッジ)の部分にも当たり、そこで光が散乱することでハロー・グレア現象が起きます。
②ICLレンズ自体の反射
ICLのレンズ素材は光を一部反射します。この反射光が網膜に届くことで、ハロー・グレアが生じることがあります。
③術後の眼の状態
術後しばらくは、目の中が新しいレンズに「慣れていない」状態です。眼内の微小な炎症、涙液の不安定さ、わずかな乱視残存などが重なり、ハロー・グレアを悪化させることがあります。
④瞳孔径が大きい人は注意
もともと暗所での瞳孔径が大きい方は、ICLの光学部のエッジにかかりやすいため、ハロー・グレアが生じやすい傾向があります。
自分の暗所瞳孔径が何ミリあるかは、術前の適応検査で測ってもらえます。先進会眼科の適応検査は無料なので、ハロー・グレアが不安で迷っている段階でも、自分の数値を確かめたうえで受けるかどうかを決められます。
ICLのハロー・グレアはいつまで続く?
最も気になる「いつまで続くのか」という問いに答えます。
多くの場合:1〜3ヶ月で改善
術後のハロー・グレアは、多くの場合1〜3ヶ月程度で気にならなくなることが報告されています。
主な改善のメカニズムは「脳の順応(適応)」です。新しい見え方に脳が慣れていくことで、ハロー・グレアの存在を知覚しにくくなっていきます。眼鏡を初めてかけたときに視界の歪みが気になっても、しばらくすると気にならなくなるのと同じような原理です。
先進会眼科のICLに関するコラムでも、「ハロー・グレアは時間の経過とともに改善するケースがほとんど」と説明されています。
重要なのは「慣れ」と「順応」
ハロー・グレアが続く間は不安になる方も多いですが、以下の点を押さえておきましょう。
- 夜間のみ、または暗い場所のみに限定されることが多い
- 日常生活(昼間)にはほぼ影響しないことが多い
- 時間とともに「気にならなくなる」のが一般的な経過
改善が遅い場合の要因
一方で、以下のような場合はハロー・グレアが改善しにくいことがあります。
- 暗所での瞳孔径が特に大きい方
- 術後にドライアイが生じている方
- 残存乱視がある方
- ICLのサイズや度数が最適でない場合
ハロー・グレアの感じ方に個人差が出る理由
差を生むのは暗所瞳孔径と光学部径の関係です
出所をたどれない第三者の体験談は、当ブログでは載せません。代わりに、感じ方が人によって違う理由を仕組みで説明します。
EVO+ICLの光学部径は6.1mmです。明るい場所の瞳孔径は約2〜3mmなので光学部の内側に収まりますが、暗所では最大7〜8mmまで開くことがあります。開いた瞳孔径が光学部径を超えた分だけ、レンズの縁に光が当たって散乱します。つまり、同じレンズを入れても暗所瞳孔径が大きい人ほどハロー・グレアを自覚しやすくなります。
自分の数値は術前検査で分かります
暗所瞳孔径は術前の適応検査で測ります。自分の数値と光学部径6.1mmを並べて医師に確認すれば、術後にどの程度出やすいかを事前に見積もれます。数値を聞かずに一般論だけで判断しないでください。
ICLのハロー・グレア対処法:日常でできること
ハロー・グレアが気になる場合の対処法をご紹介します。
夜間の運転を慎重に
術後しばらくは、特に夜間の運転を慎重にしましょう。対向車のヘッドライトや街灯が眩しく見える場合があります。できれば術後1〜2ヶ月は夜間運転を控えるか、同乗者を確保するのが安心です。
ドライアイのケアをする
目が乾燥していると、涙液の均一な膜が維持できず、光の散乱が増えてハロー・グレアが悪化することがあります。処方された点眼薬に加え、防腐剤フリーの人工涙液を使用して、目の潤いを保ちましょう。
眩しい場合はサングラスを活用
夜間の運転時などに強い光が気になる場合は、夜間用の光眩しさ軽減メガネ(ナイトドライビングレンズなど)を使用するのも有効です。
処方された点眼薬を正しく使う
術後に処方される点眼薬(抗菌薬・消炎薬)を指示通りに使用することで、眼内の炎症を抑え、ハロー・グレアの改善を早めることができます。
スクリーン使用時は意識的にまばたきを
パソコン・スマートフォンの長時間使用はまばたきを減らし、ドライアイを悪化させます。20分おきに休憩し、意識的にまばたきをするよう心がけましょう。
受診すべきサイン:こんな場合は早めに相談を
多くのハロー・グレアは時間で改善しますが、以下のような場合は自己判断せず、手術を受けたクリニックに相談しましょう。
- 術後3〜6ヶ月経過しても改善の兆しがない
- 症状が日に日に悪化している
- 片目だけ症状が著しく強い
- 強い痛みや充血を伴う
- 急激な視力低下がある
- 光が二重三重に見えて日常生活に著しい支障がある
これらの症状がある場合、ICLのサイズ・位置の問題、残存乱視、眼圧上昇など、医師による対処が必要な状態の可能性があります。
ICLのハロー・グレア:レーシックとの比較
「レーシックと比べてICLのハロー・グレアはどうなの?」という疑問を持つ方もいるかと思います。
結論としては、どちらもハロー・グレアが生じる可能性があります。ICL特有の症状ではありません。
レーシックでも、角膜の切削による光の散乱や、角膜のフラップの端での反射によってハロー・グレアが生じます。特に強度近視でより多くの角膜を削る場合は、光学部が小さくなりハロー・グレアが生じやすくなります。
ICLとレーシックのハロー・グレアを単純比較することは難しいですが、EVO+ICLの光学径6.1mmは、多くのケースで瞳孔が広がった際にも光学部をカバーできる設計となっています。
手術前に確認すべきポイント
ハロー・グレアが心配な方が手術前に確認しておくべきポイントをまとめます。
①暗所瞳孔径の測定
暗い場所での瞳孔径が大きい方はハロー・グレアが生じやすいため、術前検査で測定してもらいましょう。瞳孔径が7mm以上の方は特に注意が必要です。
②ICLの光学径について質問する
「EVO+ICLは光学径が6.1mmだが、自分の瞳孔径に対して適切か?」と医師に確認することで、術後のリスクを事前に把握できます。
③術前の説明を十分に受ける
「ハロー・グレアがどの程度起きる可能性があるか」「どのくらいで改善するか」など、術前に十分な説明を受けておくことで、術後の不安を和らげることができます。疑問点は遠慮なく質問しましょう。
まとめ:ICLのハロー・グレアは多くの場合時間で改善する
ここまで読んでいただき、ICLのハロー・グレアについてご理解いただけたかと思います。
ポイントをまとめます。
- ハロー・グレアは暗所での瞳孔拡大によりICLの光学部エッジで光が散乱することで起きる
- 多くの場合、術後1〜3ヶ月で脳の順応により改善していく
- 日中や明るい場所での生活にはほとんど影響しないことが多い
- 症状が長引く場合や悪化する場合は早めにクリニックに相談を
- EVO+ICLの光学径6.1mmはハロー・グレアを軽減する設計
「ハロー・グレアが心配でICLに踏み切れない」という方も、まずは無料の適応検査を受けてみてください。自分の瞳孔径や眼の状態を確認した上で、担当医と相談することで、リスクをより正確に把握できます。
ICL手術するなら先進会眼科
私が先進会眼科を推薦するのは、実際に2020年に手術を受けた経験があるからです。当時の視力は0.07(-5D)でしたが、手術後は1.0まで回復し、2026年現在も何の不自由もなく過ごしています。
ICL手術費用は医療費控除の対象となります。歯医者やお薬代など、その年の他の医療費と合算して確定申告してください。ただし「費用の何%が戻る」という決まり方はしません。その年に払った医療費の合計から10万円を引いた額が所得控除になり、そこにご自身の所得税率を掛けた分が還付されます。金額は所得によって変わるため、国税庁のサイトか所轄の税務署でご確認ください。
※ 筆者(しなちく)からのお友達紹介は、2026年9月に受付を終了しました。現在は紹介によるご案内を行っておりません。
ICLクリニックおすすめ3選
① 先進会眼科
先進会眼科の公式サイトによると、ICL手術を受けた患者のうち22.5%が医療者です(2022年6〜9月の集計)。筆者しなちくが実際に2020年に手術を受けたクリニックで、東京・名古屋・大阪・福岡に拠点を展開しています。
② 品川近視クリニック
7年連続で国内最多症例として表彰された実績(2019〜2025年・米国STAAR SURGICAL社)を誇る視力矯正専門クリニックです。全国展開しており、ICL・レーシックどちらにも対応しています。
③ アイクリニック東京
東京エリアに特化したICL専門クリニックです。手術費用には初診適応検査・手術代金・術後の定期検診・術前術後の投薬代金が含まれます。ただし初回来院日に検査・診察代金として1万円の支払いがあり、手術をしない場合や適応外だった場合は返金されません(2026年9月21日・公式サイトより)。