ICL術後に海水浴はいつからOK?感染リスクとゴーグルの必要性を徹底解説
この記事を読むと分かること
- ICL術後に海水浴やプールが解禁される時期(目安は術後1ヶ月)
- 海水・プール水による感染リスクと、ゴーグルを使った安全な楽しみ方
- ICLを受けた後の海水浴がコンタクト時代より快適になる理由
ICL術後に海水浴はいつからOK?結論から先にお伝えします
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けた方から「海水浴はいつから大丈夫ですか?」「夏が来る前に手術を受けたいけど、海水浴シーズンに間に合いますか?」というご質問をよくいただきます。
結論から申し上げます。
ICL術後に海水浴が解禁されるのは、手術から約1ヶ月後が目安です。
この「1ヶ月」という期間には、ちゃんとした医学的な根拠があります。この記事では、なぜ1ヶ月待つ必要があるのか、1ヶ月後でも注意すべきポイントは何か、そして海水浴再開後にどんなことを気をつければよいのかを詳しく解説します。
また、実はICL術後の海水浴は、コンタクトレンズを使っていた頃よりも快適になるという視点でも解説します。これからICLを検討されている方にも、手術後の生活がどう変わるかをイメージしていただける内容にしました。
私自身、2020年に先進会眼科でICL手術を受け、術前視力0.07(-5D)から術後1.0まで回復しました。円錐角膜のためレーシックが受けられなかった私にとって、ICLは大きな転機でした。手術後の夏を存分に楽しんだ経験から、リアルな情報をお伝えできればと思います。
ICL術後に海水浴を制限する理由
「1ヶ月も待たなければいけないの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、この制限にはきちんとした理由があります。
目の傷口が完全に閉じるまでには時間がかかる
ICL手術は、角膜に非常に小さな切開を加えてレンズを眼内に挿入する手術です。切開創(傷口)は顕微鏡レベルのごく小さなものですが、完全に閉じるまでには時間が必要です。
一般的な目安として、術後1〜3日は傷口が一時的に閉じているものの非常にデリケートな状態です。術後1週間になると表面的な傷口はほぼ閉じますが、内部の回復はまだ途中です。術後1ヶ月になると傷口がほぼ完全に閉じ、日常的な水への接触が安全になります。術後3ヶ月を過ぎるとほぼすべての活動が可能になります。
傷口が完全に閉じる前に海水が目に入ると、菌が眼内に侵入しやすくなります。これが最大のリスクです。
海水・プール水には多くの雑菌が含まれている
海水には塩分以外にも、大腸菌・緑膿菌・サルモネラ菌・黄色ブドウ球菌など多種多様な細菌が存在しています。健康な目であれば涙液のバリア機能が働きますが、術後の目は防御機能が一時的に低下しています。
プールも同様です。塩素消毒が行われているとはいえ、不特定多数の人が利用するプールの水は衛生面で完全には安心できません。術後の目に塩素刺激が加わることで、炎症リスクも高まります。
眼内炎リスクへの対策として
ICL手術後の合併症のひとつに眼内炎があります。眼内に細菌が侵入して炎症を起こす病態です。先進会眼科は公式サイトで、ICLの合併症・副作用のひとつとして眼内炎を挙げています(2026年9月20日確認)。発症する頻度そのものは、同院も日本眼科学会も公表していません。まれではあっても、起きれば視力に大きな影響が出る合併症だ、という理解で読んでください。
クリニックが術後の生活制限を設けているのは、この眼内炎を予防するためです。医師の指示を守ることが、自分の目を守ることに直結します。
術後スケジュール別の「水まわり」制限まとめ
ICL術後の水まわりに関する制限をまとめると、以下のとおりです。
手術当日はシャワーも控えます。翌日から首から下のシャワーはOKですが、顔への水かけは数日間、目に水が入らないよう注意が必要です。術後2〜3日になると洗顔・洗髪が可能になります(目に水が入らないよう注意しながら)。術後1週間からは入浴(浴槽)が可能になります。そして術後1ヶ月になると、プール・温泉・銭湯・海水浴・サウナが解禁されます(ゴーグル推奨)。ダイビングなどの水中スポーツについては、術後3ヶ月以降に医師へ要確認です。
クリニックによって制限期間が異なる場合があります。必ず受診したクリニックの指示に従ってください。
「術後1ヶ月」というのはあくまで一般的な目安です。個人差がありますので、1ヶ月経過後に行う定期検診の際に、担当医師に確認してから海水浴に行くことを強くお勧めします。
海水浴を再開するときの注意点とゴーグルの必要性
術後1ヶ月が経ち、医師からOKをもらえたら、ようやく海水浴を楽しめます。ただし、再開時にはいくつか注意点があります。
ゴーグルは着用すべきか
「術後1ヶ月経ったのに、まだゴーグルが必要なの?」と思うかもしれません。
厳密に言えば、術後1ヶ月以降は目に海水が入っても大きな問題になりにくい状態です。しかし、万全を期すなら、少なくとも術後3ヶ月程度はゴーグルを着用するのが安全です。
特に以下の状況ではゴーグルを積極的に使用してください。波打ち際で大きな波を受ける可能性がある場合、水中に顔をつける(スノーケリング・ダイビング)場合、そして目が赤くなりやすい、ドライアイ気味など目が敏感な場合です。
ICL後はコンタクトレンズと違い、ゴーグルは度なしの安価なものでOKです。視力が回復しているので、普通のゴーグルで海の中がクリアに見えます。これはコンタクト時代には味わえなかった快適さです。
再開前に医師に確認を
術後1ヶ月の定期検診では必ず「もうプールや海水浴は大丈夫ですか?」と確認しましょう。個人の回復状況によっては、もう少し待つよう指示されることもあります。医師の判断を最優先にしてください。
術後の点眼薬を継続する
海水浴前後は、処方された抗生剤の点眼薬(術後に処方される目薬)をきちんと使用してください。特に術後早期(1ヶ月以内)はまだ点眼期間中のはずですが、海水に触れた後は清潔な水で目をやさしく洗浄し、点眼を忘れずに行いましょう。
海から上がったら、清潔な水(水道水)で目のまわりをやさしく洗い流す→目薬(人工涙液など)で目を潤す→目をこすらない(ICL術後の大原則)→目の充血・痛み・かすみがある場合はすぐにクリニックへ連絡する、という流れでケアしてください。
砂浜の照り返しと砂ぼこり。海辺でサングラスはどうするか
海水浴の相談でゴーグルの次に多いのが、「ICLを入れたら紫外線対策はいらないのか」という質問です。順番としては、まず術後1週間はクリニックの指示どおりサングラスを常時着ける期間で、それを過ぎたあとの海辺での扱いは、レンズの話と白目・黒目の表面の話を分けて考えると整理がつきます。
砂浜は、地面が下から紫外線を返してきます
環境省「紫外線環境保健マニュアル2008」は、地表面の種類によって紫外線の反射率が大きく違うとして、新雪80%、砂浜10〜25%、水面10〜20%、コンクリート・アスファルト10%、草地・芝生や土面は10%以下という数字を挙げています(2026年9月26日確認)。砂浜と海面は、日本の生活環境では新雪の次に反射が強い場所です。海辺では上から届く分に加えて、足元と水面から返ってくる分が上乗せされる、と考えてください。
同じマニュアルは、眼へのばく露に限った数字として、帽子の着用で20%減少、UVカット機能を持った眼鏡やサングラスの着用で90%減少とも書いています。
色が濃いほど安全、ではありません
ここは直感と逆になるところなので、原文のまま引きます。
色の濃いサングラスをかけると、眼に入る光の量が少なくなるため瞳孔が普段より大きく開きます。そのため、紫外線カットの不十分なレンズでは、かえってたくさんの紫外線が眼の中へ侵入し、危険な場合がありますので注意しましょう。 — 環境省「紫外線環境保健マニュアル2008」第3章
選ぶ基準は色の濃さではなく、紫外線防止効果がはっきり示されているかどうかです。あわせて同マニュアルは「レンズサイズの小さな眼鏡や顔の骨格に合わない眼鏡では、正面以外からの紫外線に対しては十分な防止効果を期待できません」とも指摘しています。海辺は下からの照り返しがある場所ですから、顔にフィットする大きめの形を選び、帽子と併用するのが理にかなっています。
ICLに入っているUVカットは、どこを通る光の話なのか
品川近視クリニックは公式サイトで、ICLの特長として「ICLには、UVカットするための紫外線吸収剤が含まれていますので、眼病の原因と言われている紫外線から瞳を守ります。」と説明し、UVカット率を90%と記載しています。よくある質問でも「眼への紫外線対策は必要ですか?」という問いに「レンズがUVカット率90%ですので、必要ありません。」と答えています(2026年9月26日確認)。
一方で同院は、手術後の注意事項として「サングラス 手術後1週間は常時装着してください。」とも指示しています(同)。術直後と、落ち着いたあとで扱いが違う、ということです。
もうひとつ、位置の話があります。ICLは虹彩の後ろに入れるレンズです(品川近視クリニック公式「虹彩の後ろにレンズを挿入するので、肉眼ではわかりません」/スターサージカル株式会社は自社製品を「有水晶体後房レンズ」と説明しています。いずれも2026年9月26日確認)。これに対して、環境省マニュアルが挙げる紫外線による眼の障害のうち、紫外線角膜炎(雪目)と翼状片は、角膜と結膜、つまり眼の表面で起こるものです。紫外線角膜炎については「結膜(白目)の充血、異物感、流涙」がみられ、「大部分は24〜48時間で自然治癒します」と説明されています。
レンズが吸収するのはレンズを通る光ですから、眼の表面で起きることは別に考える必要があります。海辺で一日過ごす日にサングラスを持っていくかどうかは、この線引きで判断してください。
砂ぼこりは「目をこする」入口になります
海辺でもうひとつ気をつけたいのが砂です。砂粒が目に入ると、反射的に手が目にいきます。ICL術後にいちばん避けたいのが、この無意識の接触です。品川近視クリニックが手術後1週間、就寝時の眼帯装着を指示している理由も、公式サイトには「(就寝時など無意識に眼に触れないため)」と書かれています(2026年9月26日確認)。
風の強い日は、泳いでいないあいだもサングラスやゴーグルで目を覆っておくと、砂が入る場面そのものを減らせます。入ってしまったときは、こすらずに清潔な水で洗い流してください。痛みや充血が残るようならクリニックへ連絡します。
ICL後の海水浴はコンタクト時代より快適になる
ここで視点を変えてみましょう。ICL手術を受けた後の海水浴は、コンタクトレンズ時代と比べてどれほど変わるのでしょうか。
コンタクトレンズで海水浴をしていた頃の不便さ
コンタクトレンズを使用しながら海水浴をしていた方なら、こんな経験があるのではないでしょうか。波をくらって、コンタクトが流れてしまった。度付きゴーグルを準備しなければならず、出費がかさむ。水から上がったあと目がゴロゴロする(砂や塩分でのレンズ汚れ)。コンタクトをつけたまま潜れないので、海中の魚や珊瑚がよく見えない。これらの不便さは、ICL手術後は一切不要になります。
ICL後の海水浴で変わること
普通のゴーグルで海中がクリアに見えます。ICL手術で視力が回復しているため、度なしのゴーグルで十分です。海中の色鮮やかな魚や珊瑚礁が、メガネやコンタクトを気にせず、ありのままに見えます。
コンタクトレンズが流れる心配もゼロになります。ICLのレンズは眼内に固定されているため、波や水圧でレンズが外れることはありません。アクティブに泳いでも、ダイビングをしても、レンズのことを気にする必要はまったくありません。
荷物も減ります。コンタクト時代は、替えのコンタクト・コンタクトケース・洗浄液・保存液・度付きゴーグルなどを用意する必要がありました。ICL後はこれらがすべて不要。荷物がシンプルになります。
目も乾燥しにくくなります。コンタクトレンズは潮風や紫外線で乾燥しやすく、海水浴中は特に目の乾きが気になりがちです。ICL後は目の表面にレンズがないため、乾燥感が格段に少なくなります。
このように、一時的な制限(術後1ヶ月)を乗り越えた後の海水浴は、これまでよりはるかに快適になります。「ICLで海水浴を楽しめなくなる」のではなく、「ICLで海水浴がもっと楽しくなる」のです。
夏のレジャーで、コンタクトと何が変わるのか
口コミではなく、仕組みの違いとして整理します。
レンズは眼内に入っているので、水中で外れることはありません。コンタクトレンズで問題になる「流される」「アカントアメーバ感染のリスク」といった問題からは解放されます。
一方で、こんな声もあります。
ただし解禁時期の指示はクリニックによって違います。この記事の目安ではなく、必ず執刀医の指示に従ってください。夏のレジャーの予定が決まっているなら、手術の日程を逆算して相談するのが確実です。
制限期間は確かに我慢が必要ですが、それを超えた先の自由が待っています。
筆者しなちくの体験談:先進会眼科でICLを受けてから変わったこと
私は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。手術前の視力は0.07(-5D)で、円錐角膜という角膜の形状が不規則な状態だったためレーシックは受けられず、ICLを選択しました。
術後視力は1.0まで回復し、2026年現在も何の不自由もなく過ごしています。
手術を受けた翌年の夏、初めて「コンタクトなし」で海に行きました。それまでは度付きゴーグルを毎年用意し、コンタクトが外れないか常に気にしながら海を楽しんでいました。でもICL後の海水浴は、まったく別物でした。
ゴーグルを付ければ、海の中がクリアに見える。ゴーグルを外しても、海辺の景色が裸眼でくっきり見える。波に飲み込まれても、「コンタクトが流れた!」という心配がない。この解放感は、経験した人でないと伝わりにくいかもしれません。
先進会眼科を選んだ理由は、医療者自身が受けている実績でした。同院は「ICL患者の22.5%が医療者」と公表しています(先進会眼科公式・2022年6〜9月集計/2026年9月20日確認)。医療リスクを正確に理解している人が自分の目に選んでいる、という事実は、手術への不安を和らげてくれました。
ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になります。ただし「払った額の何パーセントかが戻ってくる」制度ではありません。控除の対象になるのは、その年に払った医療費の合計(歯医者やお薬代も合算できます)から、保険金などで補てんされる金額と10万円を引いた額です(上限200万円。総所得金額等が200万円未満の人は10万円ではなく総所得金額等の5パーセントを引きます)。戻る所得税は、そこに自分の所得税率をかけた額になります。所得税率は5パーセントから45パーセントの7段階です(国税庁タックスアンサー No.1120・No.2260より)。あわせて翌年度の住民税も下がります。
※ 筆者(しなちく)からのお友達紹介は、2026年9月に受付を終了しました。現在は紹介によるご案内を行っておりません。
ICL術後の海水浴に関するQ&A
Q. 術後1ヶ月未満でも、目に水を入れなければ海水浴はOK?
砂浜を歩くだけ、波打ち際でひざくらいまで入るだけであれば、絶対に禁止というわけではありません。ただし、波などで不意に目に海水が入るリスクがあるため、担当医師に相談することをお勧めします。
Q. 術後1ヶ月以降はゴーグルなしでも海に入っていい?
術後1ヶ月以降は、目への水の接触リスクは大きく下がります。ただし、術後3ヶ月程度まではゴーグルを着用するのが安全策です。完全に安心できる状態(術後3〜6ヶ月)になってからゴーグルなしで泳ぐことを検討してください。
Q. 術後にダイビングはいつから?
ダイビング(特に素潜りやスクーバダイビング)は水圧がかかるため、さらに慎重な判断が必要です。術後3〜6ヶ月を過ぎた後、担当医師に確認してから行うことをお勧めします。
Q. 目に海水が入ってしまったらどうすれば?
すぐに清潔な水道水で目をやさしく洗い流してください。その後、痛み・充血・かすみなどの症状があればすぐにクリニックへ連絡してください。症状がなければ引き続き経過を観察し、翌日以降も違和感があれば受診してください。
まずはICLの無料診察を予約して、夏に向けて準備を始めよう
「今年の夏は海水浴を思いきり楽しみたい」というあなたへ。
ICL手術を受けるためには、まず無料の適応検査(無料診察)を受ける必要があります。適応検査では、あなたの目がICL手術に向いているかどうかを判定します。検査は無料で、手術を受けると決めるかどうかはその後で考えられます。
夏の海水浴シーズンに間に合わせるなら、逆算してスケジュールを立てましょう。例えば7月末の海水浴を目標にするなら、術後1ヶ月が必要なので6月末までに手術が必要です。適応検査から手術まで通常2〜4週間かかるので、5月中旬までに行動を起こす必要があります。
ゴールデンウィーク前後に適応検査を受ければ、夏のシーズンに十分間に合います。まずは一歩、無料診察から始めてみてください。
先進会眼科は「ICL患者の22.5%が医療者」と公表しているクリニックです(公式・2022年6〜9月集計/2026年9月20日確認)。私自身が2020年に手術を受け、6年経った今も快適に過ごしています。
ICL手術するなら先進会眼科
先進会眼科は「ICL患者の22.5%が医療者」と公表しているICL・レーシック専門クリニックです(公式・2022年6〜9月集計/2026年9月20日確認)。筆者(しなちく)自身が2020年に先進会眼科でICL手術を受け、術前視力0.07(-5D)から術後1.0まで回復しました。円錐角膜でレーシックを断られた私でも受けられたICLは、先進会眼科の丁寧な対応と高い技術力があってこそでした。
2026年現在も何の不自由もなく快適に過ごしています。
※ 筆者(しなちく)からのお友達紹介は、2026年9月に受付を終了しました。現在は紹介によるご案内を行っておりません。
ICLクリニックおすすめ3選
ICL手術を受けるクリニック選びの参考に、おすすめの3院をご紹介します。
① 先進会眼科(第一推薦)
「ICL患者の22.5%が医療者」と公表しており(公式・2022年6〜9月集計/2026年9月20日確認)、全国に展開している実績あるクリニックです。筆者しなちくが実際に手術を受けたクリニックで、自信を持っておすすめできます。友達紹介制度で2万円割引が適用されます。
② 品川近視クリニック
7年連続で国内最多症例として表彰された実績(2019〜2025年・米国STAAR SURGICAL社)を誇る大手クリニックです。全国に展開しており、近くのクリニックを見つけやすいのが特徴です。
③ アイクリニック東京
東京エリアに特化したICL専門クリニックです。サピアタワーや各地に展開しており、専門性の高い技術が評判です。