「切らないレーシック」とは?ICLとの違い・費用・体験談を元患者が解説
この記事を読むと分かること
- 「切らないレーシック」がICL(眼内コンタクトレンズ)の俗称であること、その意味と正確な解説
- ICLとレーシックを費用・手術方法・リスク・向いている人で徹底比較
- 円錐角膜でレーシックを断られた筆者がICLで視力1.0を取り戻した実体験
「切らないレーシック」とは?正式名称はICL(眼内コンタクトレンズ)
「切らないレーシック」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実はこれは、ICL(Implantable Collamer Lens:眼内コンタクトレンズ)という視力矯正手術の俗称です。
「切らない」という言葉がついていますが、正確には「角膜を大きく削らない」という意味です。レーシックが角膜の表面を削って形を変えることで視力を矯正するのに対し、ICLは角膜を削らずに、目の中にコンタクトレンズを埋め込む手術です。
このページでは、ICL(切らないレーシック)について、実際に2020年に先進会眼科でICL手術を受けた私(しなちく)の体験を交えながら、正直に・わかりやすく解説していきます。
ICLが「切らないレーシック」と呼ばれる理由
レーシックは角膜をマイクロケラトームやレーザーで削る手術です。一度削った角膜は元には戻りません(不可逆的)。
一方のICLは、眼球に約3mmの小さな切開創を入れ、そこからコンタクトレンズを挿入します。角膜を大きく削ることがないため、「切らないレーシック」という通称で呼ばれるようになりました。
ただし正確には「まったく切らない」わけではありません。眼球への小さな切開は行います。この点は誤解されやすいので、覚えておいてください。
ICL手術はどうやって視力を矯正するの?仕組みをわかりやすく解説
ICL手術の仕組みを理解するために、まず目の構造を簡単に説明します。
目の構造は外側から順に、角膜・前眼房・虹彩・水晶体・網膜という構造になっています。ICLのレンズは「虹彩の後ろ・水晶体の前」(後房)という場所に置かれます。
ICL手術の流れ
ICL手術の流れは以下の通りです。
- 術前検査:目の形・角膜の厚さ・眼圧・視力などを精密に測定
- レンズの設計:検査データをもとに、その人の目専用のレンズを発注(約2〜4週間かかる)
- 手術当日:点眼麻酔を行い、角膜に約3mmの切開創を作成
- レンズ挿入:折りたたんだ状態のICLレンズを挿入し、所定の位置に展開
- 術後管理:手術翌日から数回の定期検診
手術時間は両眼で15〜30分程度。入院は不要で、日帰りで受けられます。
ICLの最新モデル「EVO ICL(ホールICL)」
現在主流のICLは「EVO ICL」と呼ばれるモデルです。レンズの中央に小さな穴(ホール)が開いており、房水(目の中を循環する液体)が自然に流れるよう設計されています。
このホール構造により、眼圧上昇のリスクが軽減され、術前のレーザー処置(虹彩切開術)が不要になりました。手術のステップが少なくなり、患者への負担も小さくなっています。
ICLとレーシックを徹底比較:費用・手術方法・リスク・向いている人
「切らないレーシック」と呼ばれるICLですが、レーシックとは実際にどう違うのでしょうか。主要な比較ポイントを整理します。
費用の比較
レーシック:両眼で20万円〜40万円程度
ICL:両眼で40万円〜90万円程度
ICLの方が費用は高い傾向にあります。ただし、ICL手術費用は医療費控除の対象となります(後述)。また、コンタクトレンズ代が不要になることを考えると、長期的なコストパフォーマンスはそれほど変わらないこともあります。
手術方法の比較
| 項目 | レーシック | ICL |
|---|---|---|
| 角膜の処置 | 削る(不可逆) | 削らない |
| レンズ挿入 | なし | あり(目の中に留置) |
| 手術時間 | 15〜20分(両眼) | 15〜30分(両眼) |
| 入院 | 不要 | 不要 |
| 可逆性 | なし | あり(レンズを取り出せる) |
視力矯正の範囲
レーシックは矯正できる近視の範囲に限界があり、強度近視(-6D以上)や角膜が薄い人は適応外になることがあります。
ICLはより広い範囲の近視(-3D〜-18D程度)に対応でき、角膜が薄くても手術を受けられることが多いです。
リスク・副作用の違い
レーシックの主なリスク:角膜フラップの位置ずれ、ドライアイ、近視の戻り、過矯正・低矯正、夜間に光がにじむ(ハロー・グレア)
ICLの主なリスク:眼圧上昇(緑内障)、白内障(自分の水晶体との接触による)、ハロー・グレア、感染症(術後の感染リスク)、レンズのずれ
どちらの手術もリスクがゼロではありません。クリニックで丁寧に説明を受けて、納得した上で手術を受けることが大切です。
向いている人の違い
レーシックが向いている人:近視の度数が軽度〜中程度(-6D未満)、角膜の厚さが十分ある、費用を抑えたい。
ICLが向いている人:強度近視(-6D以上)、角膜が薄い、過去にレーシックを断られた、円錐角膜など角膜に問題がある、手術の可逆性を重視したい。
私自身は円錐角膜という角膜の形状が特殊な疾患があったため、レーシックを受けられませんでした。しかしICLは適応していたため、2020年に手術を受けることができました。
実際に受けた人の口コミ・体験談(ポジティブ・ネガティブ両方)
ICL手術を検討している方が最も気になるのは、実際に受けた人の声ではないでしょうか。ポジティブ・ネガティブ両方の声を正直にご紹介します。
ポジティブな体験談
ICL手術後に「やってよかった」という声は非常に多く聞かれます。
「ハローグレア(街灯の光が輪になって見える現象)は最初の半年くらいは気になったが、いつの間にか慣れてしまった」
— note体験談より(ICL手術から5年経過の方)
ICL後に最も多く聞かれる感想のひとつが、「コンタクトを毎日する生活には戻れない」という言葉です。コンタクトレンズのケアや装着・外す手間がなくなり、生活の質が大きく向上したと感じる方が多いようです。
- みんなのICLアンケート結果より
また、アンケート調査では「色が鮮やかに見えるようになった」「眼精疲労・頭痛・肩こりが緩和した」という体験談も多く報告されています。メガネやコンタクトから解放されただけでなく、身体的な不調が改善したという嬉しい副次効果もあるようです。
- みんなのICLアンケート結果より
気になる声・ネガティブな体験談
一方で、手術に後悔したという声も正直に紹介します。
Yahoo!知恵袋では「手術後に眼痛に悩まされている」という相談が寄せられており、「ICL失敗」と検索する人が一定数いることも事実です。
- Yahoo!知恵袋より
しなちくからのコメント:ポジティブな声が圧倒的に多い一方で、ごく一部の方に合併症が起きているのも事実です。だからこそ、手術実績が豊富で信頼できるクリニックを選ぶことが最も重要だと感じています。
私がICLを選んだ理由:円錐角膜でレーシックを断られた体験談
ここからは私(しなちく)の実際の体験をお話しします。
私はもともとレーシックを検討していました。度数は-5D(視力0.07)の強度近視で、毎日のコンタクトレンズのケアが面倒で仕方なかったからです。
しかし、複数のクリニックで「円錐角膜のためレーシックは受けられません」と言われてしまいました。円錐角膜とは、角膜が円錐形に変形してしまう疾患で、レーシックで角膜を削ると症状が悪化するリスクがあります。
そんな中、「ICLなら円錐角膜でも受けられる可能性があります」という案内をもらいました。ICLは角膜を削らないため、円錐角膜の方でも適応できるケースがあるのです。
精密検査を受けた結果、ICLの適応があると判定され、2020年に先進会眼科で手術を受けることができました。
先進会眼科を選んだ理由
私が先進会眼科を選んだ決め手のひとつは、医療従事者の利用率が高いという点でした。
医療のプロ、つまりリスクを正確に理解しているはずの医師や看護師が選ぶクリニックというのは、素直に信頼できる根拠になります。「医者が自分で通うクリニック」という視点は、一般的なクリニック選びの基準より的確だと思います。
手術の結果
術前:視力0.07(-5D)
術後:視力1.0
2026年現在も、視力は1.0を維持しています。何の不自由もなく毎日の生活を送れており、手術を受けて本当によかったと感じています。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が3万円安くなります。筆者自身が先進会眼科で手術を受けた経験があるため、紹介が可能です。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。
ICL手術費用は医療費控除で実質安くなる
ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になります。歯医者やお薬代など、その年の他の医療費と合算して申告することで、所得に応じて費用の10〜30%が戻ってきます。両眼で数十万円のICL手術費用の10〜30%は決して小さくない金額です。ぜひ活用してください。
医療費控除の申請は確定申告(毎年2〜3月)で行います。領収書を保管しておくことを忘れずに。
ICL(切らないレーシック)に向いている人・向いていない人
ICL手術が向いている人・向いていない人を整理します。
ICLに向いている人
- 近視の度数が強い(-6D以上の強度近視)
- 角膜が薄い・角膜に問題がある(円錐角膜など)
- レーシックを断られたことがある
- 手術の可逆性(やり直せること)を重視したい
- ドライアイが気になる方(ICLはレーシックよりドライアイになりにくい)
- 30代以上(角膜の状態が安定している年齢)
ICLに向いていない人
- 近視の度数が軽度(-3D未満)
- 費用をなるべく抑えたい
- 妊娠中・授乳中の方
- 目の疾患がある方(緑内障など)
- 眼球の大きさがICLレンズの基準に合わない方
- 年齢が21歳未満(近視の度数が安定していない可能性)
なお、ICLの適応があるかどうかは、精密検査を受けて初めてわかります。「自分は向いているか?」という疑問は、クリニックで無料診察を受けるのが一番確実です。
まずは無料診察だけ受けてみることをおすすめする理由
ICL手術を検討している方に、私がいつもお伝えしていることがあります。
「悩んでいるなら、まず無料診察に行くだけでいい」ということです。
無料診察は文字通り費用がかかりません。精密検査をして「あなたはICLに適応があります」「適応外です」という結果をもらうだけでも、大きな情報を得られます。
「まだ手術を決めていない」という段階でも、無料診察に来る方はたくさんいます。診察を受けてから考えるので十分です。
また、「自分がICLに適応しているかどうか」は検査を受けないとわかりません。私も最初は「円錐角膜だから無理かも」と思っていましたが、実際に適応があると分かって手術できました。
無料診察のハードルはとても低いです。ぜひ一度行ってみてください。
ICL手術するなら先進会眼科
視力矯正手術を検討している方に、先進会眼科をお勧めする理由をまとめます。
先進会眼科が選ばれる理由:
- 実績と安全性:23年間感染症ゼロ、27,000人以上の手術実績
- 医療従事者からの信頼:医療のプロが選ぶクリニック
- 経験豊富な医師:ICLインストラクターが複数在籍
- 充実した保障プログラム:再手術保障、分割払いオプション
- 丁寧なサポート体制:手術前後のフォローが充実
- 立地の利便性:東京、大阪、名古屋、福岡の主要都市に拠点
- 友達紹介制度:3万円割引が可能
ICLクリニックおすすめ3選
先進会眼科以外のICL手術クリニックもご紹介します。複数のクリニックを比較し、最適なクリニックを選ぶことをお勧めします。
1. 品川近視クリニック
特徴:
- 国内最大級の症例数(86,000件以上)
- 全国展開(東京、大阪、名古屋など)
- ICL費用:46万円〜
メリット: 症例数が豊富で経験が深い。全国のどこからでも利用しやすい。
2. アイクリニック東京
特徴:
- 東京エリア特化の専門クリニック
- ICL費用:58万円〜
- 個別対応を重視
メリット: 東京在住の患者には利便性が高い。きめ細かい対応が期待できる。
3. 先進会眼科(おすすめ)
特徴:
- 医療従事者からの信頼が厚い
- 23年感染症ゼロの実績
- ICL費用:約42.7万円〜(競争力のある価格)
- 友達紹介で3万円割引
クリニック選びは、費用だけでなく、医師の経験、安全性、サポート体制などを総合的に判断することが重要です。まずは複数のクリニックで無料診察を受け、信頼できるクリニックを選ぶことをお勧めします。