フェイキックとは?意味・ICLとの違い・種類を簡単解説

この記事を読むと分かること
  • 「フェイキック」という言葉の意味とフェイキックIOLがどのような手術かがわかる
  • ICLとフェイキックIOLの関係性と種類の違いを理解できる
  • 日本で安心してフェイキックIOL(ICL)を受けるための知識が身につく

フェイキックとは?まずは言葉の意味から

「フェイキック(Phakic)」という言葉を見たとき、多くの方が「これは何語?」と感じると思います。フェイキックは英語の医学用語で、「有水晶体(ゆうすいしょうたい)」という意味です。つまり、眼の中の「水晶体」を残したまま(取り除かずに)の状態を指します。
視力矯正手術には大きく分けて2つのアプローチがあります。ひとつは角膜を削るタイプ(レーシック・PRKなど)、もうひとつは目の中にレンズを入れるタイプです。後者のうち、水晶体を残したままレンズを挿入するのが「フェイキック手術」、水晶体を取り除いてからレンズを入れるのが「白内障手術(多焦点眼内レンズなど)」です。
IOLは「Intra Ocular Lens(眼内レンズ)」の略です。眼球内部に入れるレンズ全般を指します。したがって「フェイキックIOL」とは、水晶体を残したまま眼内にレンズを挿入する手術・レンズのことを意味します。日本語では「有水晶体眼内レンズ(挿入術)」と表記されます。

ICLとフェイキックIOLの関係

ICLとフェイキックIOLは、混同されやすい用語ですが、その関係は「親子関係」のようなものです。フェイキックIOLが上位概念であり、ICLはその中に含まれる特定の製品名です。
ICLとは「Implantable Contact Lens(インプランタブル・コラマー・レンズ)」の略で、スイスのSTAAR Surgical社が製造する後房型フェイキックIOLの商品名です。日本国内では2010年に厚生労働省の承認を受け、現在も唯一の正式承認フェイキックIOLとして広く普及しています。
つまり、「ICLを受けました」と言えば、それは「フェイキックIOL手術を受けました(後房型レンズ)」と同じことを指します。一方で「フェイキックIOLを検討しています」と言う場合、ICLが最も代表的な選択肢となります。

フェイキックIOLの種類

フェイキックIOLは、眼内のどの位置にレンズを置くかによって2種類に分類されます。

前房型フェイキックIOL

角膜と虹彩(茶目の部分)の間のスペース(前房)にレンズを置くタイプです。かつては多く行われていましたが、角膜内皮への影響リスクや長期的な安全性の懸念から、現在の日本では前房型はほとんど実施されていません。

後房型フェイキックIOL(=ICL)

虹彩と水晶体の間のスペース(後房)にレンズを置くタイプです。角膜内皮への影響が少なく、より自然な位置にレンズが収まるため、現在のフェイキックIOLの主流となっています。日本国内で実施されるフェイキックIOLのほぼ100%がこの後房型、すなわちICLです。

なぜ「フェイキック」が重要な概念なのか

フェイキックIOLの最大の特徴は、水晶体を温存する点にあります。水晶体は眼の「ピント調節機能」を担う重要な組織です。白内障手術では水晶体を取り除いてしまうため、ピント調節機能が失われます。しかしフェイキックIOL(ICL)は水晶体を残すので、若い方であれば手術後も自分の目でピントを合わせる力が維持されます。
また「可逆性」という点もフェイキックの重要な特徴です。フェイキックIOLは水晶体を傷つけずにレンズを置くため、将来的にレンズを取り出すことができます。これにより、将来白内障が進んだ場合でも、ICLを外したうえで白内障手術を受けることが可能です。

ICL(フェイキックIOL)とレーシックの違い

フェイキックIOL(ICL)とレーシックは、どちらも視力矯正手術ですが手術方法が根本的に異なります。
レーシックは角膜にレーザーを当てて形を変える手術で、一度削った角膜は元に戻せません。対してフェイキックIOL(ICL)は角膜を削らず、水晶体も取り除かずにレンズを挿入するため、組織への影響が最小限で、可逆性があります。
特にフェイキックIOL(ICL)が有利なのは、強度近視(-6D以上)の方、角膜が薄くてレーシック不適応の方、軽度の円錐角膜をお持ちの方です。レーシックでは対応できない範囲の近視でも、フェイキックIOL(ICL)なら手術が可能なケースがあります。

IPCL(別のフェイキックIOL製品)との違い

フェイキックIOLの種類として、ICL以外に「IPCL(アイピーシーエル)」という製品があります。IPCLはインドのEyeOL社が製造するレンズで、ヨーロッパでCEマークを取得していますが、2026年時点では米国FDAおよび日本の厚生労働省の承認を受けていません。
日本でフェイキックIOL手術を受ける場合、厚生労働省承認済みのICLを選ぶことが安全性の観点から推奨されます。

フェイキックIOL(ICL)の対象となる方

フェイキックIOL(ICL)の手術を受けられる方の一般的な条件は以下の通りです。年齢は概ね20〜45歳(視力が安定している成人)、近視度数は-3.0D〜-18.0D程度(クリニックや度数により異なります)、角膜の状態や眼圧が手術に適していることが必要です。実際に適応かどうかは、精密術前検査で判断されます。

実際に受けた人の声:フェイキックIOL(ICL)体験談

フェイキックIOL(ICL)を実際に受けた方の声をご紹介します。
「手術前はフェイキックIOLという言葉すら知りませんでした。調べるとICLのことだとわかり、実際に受けてみると術後翌日には1.5の視力が出ていて感動しました。手術は想像より短く、痛みもほぼありませんでした」
— ICL体験記サイトより
「先生から『フェイキックIOLが適応です』と言われ、最初は聞き慣れない言葉で戸惑いました。でも丁寧に説明してもらい、ICLのことだとわかり安心しました。術後の生活が劇的に楽になりました」
— ICLクリニック利用者の体験記より
一方で、注意点についての声もあります。
「手術後しばらくはハロー・グレア(夜間の光の輪)が気になりました。3ヶ月ほどで慣れてきましたが、術前に医師からしっかり説明があったので焦らず対処できました」
— ICL術後体験記サイトより
フェイキックIOL(ICL)の満足度は非常に高い手術ですが、術後の光学的な変化(ハロー・グレア)についてはあらかじめ理解しておくことが大切です。

フェイキックIOL(ICL)の費用と医療費控除

日本でフェイキックIOL(ICL)手術を受ける場合の費用相場は、両眼で46〜80万円程度です。保険診療の対象外(自由診療)のため、全額自己負担となります。
ただし、ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になります。歯医者やお薬代など、その年の他の医療費と合算して申告することで、所得に応じて費用の10〜30%が戻ってきます。100万円近い手術費用の10〜30%は決して小さくない金額です。ぜひ活用してください。

【実体験】私がフェイキックIOL(ICL)を選んだ理由

私(しなちく)がICL手術を受けたのは2020年のことです。当時の視力は0.07(-5D)で、円錐角膜という角膜疾患があったためレーシックは受けられませんでした。医師から「フェイキックIOL(ICL)が適応です」と告げられ、初めてこの言葉を知りました。
手術を受けたのは先進会眼科です。医療従事者の利用率が高いことが決め手でした。リスクを正確に把握しているはずの医療のプロが選ぶクリニックというのは、素直に信頼できる根拠になります。術後翌日には視力が1.0まで回復し、2026年現在も何の不自由もなく快適に過ごしています。
「フェイキック」という難しそうな言葉に初めて出会った方でも、実体はICLという安全で実績のある手術です。まずは無料診察で、自分の目がフェイキックIOLに適しているかどうかを確認してみてください。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が3万円安くなります。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。

まとめ:フェイキックIOL(ICL)について理解できましたか?

「フェイキック」とは「有水晶体」という意味の医学用語で、「フェイキックIOL」とは水晶体を残したまま眼内にレンズを挿入する手術のことです。日本で普及しているフェイキックIOLのほぼすべてが「ICL(後房型フェイキックIOL)」であり、厚生労働省の承認を受けた安全性の高い手術です。
強度近視・角膜疾患・レーシック不適応の方にとって、フェイキックIOL(ICL)は最も有力な視力矯正の選択肢のひとつです。まずは無料診察でご自身の適応を確認してみることをお勧めします。

ICL手術するなら先進会眼科

私(しなちく)は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。術前視力0.07(-5D)から術後1.0への回復を経験し、2026年現在も快適な裸眼生活を送っています。先進会眼科を推薦する最大の理由は、医療従事者の利用率が高いという点です。リスクを正確に知っているはずの医療のプロが選ぶクリニックというのは、素直に信頼できます。また、お友達紹介制度により手術代が3万円割引になります。

ICLクリニックおすすめ3選

先進会眼科

医療従事者の利用率が高く、筆者(しなちく)自身が2020年に手術を受けたクリニックです。お友達紹介制度を利用すると手術代が3万円割引になります(紹介には個人情報の提供が必要なため、信頼できる方のみ向けです)。

品川近視クリニック

国内最大級の症例数を誇るクリニックです。全国に展開しており、アクセスしやすいのが特徴です。

アイクリニック東京

東京エリア特化のICL専門クリニックです。サピアタワーなど都内の主要拠点に展開しており、利便性が高いです。