ICLとは?仕組み・費用・リスク・レーシックとの違いを徹底解説【体験談あり】
この記事を読むと分かること
- ICLとはどんな手術なのか(仕組み・レーシックとの違い)
- ICLの費用相場と医療費控除を活用した実質コスト
- 実際に手術を受けた筆者が感じたメリット・デメリット
ICL(眼内コンタクトレンズ)とは?基本をわかりやすく解説
ICL(アイシーエル)とは、眼内コンタクトレンズ(Implantable Collamer Lens)の略称です。目の中にコンタクトレンズを永久的に埋め込む視力矯正手術で、近視・乱視・遠視に対応しています。
レーシックのように角膜を削るのではなく、眼球内にレンズを挿入するため、角膜へのダメージがありません。スイスのSTAAR Surgical社が開発したこのレンズは、世界中で100万件以上の手術実績を誇る安全性の高い術式です。
ICLの仕組み
手術の流れはシンプルです。局所麻酔(点眼麻酔)をした状態で、角膜に約3mmの小さな切開を行い、そこからロール状に丸めたレンズを挿入します。レンズは虹彩と水晶体の間(後房)に留置され、自然に広がって固定されます。手術時間は両眼で30〜60分程度。多くの方が日帰りで手術を受けられます。
レンズは永久的に眼内に留置されますが、必要に応じて取り出すことも可能(可逆性)というのが大きな特徴です。
ICLが注目される理由
近年、ICLが特に注目を集めているのには理由があります。スマートフォンの普及による若年層の近視増加、コンタクトレンズによるドライアイや眼のトラブル増加、そして視力矯正手術の安全性・精度の向上が背景にあります。
また、医療従事者の間でICLを選ぶ人が多いという事実も、ICLへの信頼性を裏付けています。眼科のリスクを熟知しているプロが自ら選ぶ手術というのは、それだけ安全性と効果が認められている証拠です。
ICLとレーシックの違い:どちらが向いている?
「ICLとレーシック、どちらがいいの?」という疑問は、視力矯正手術を検討する多くの方が最初に抱く疑問です。両者の違いを理解することで、自分に合った手術を選ぶことができます。
手術方法の根本的な違い
レーシックは、角膜の表面にフラップ(薄い蓋)を作り、その下の角膜組織をレーザーで削って形を変える手術です。一方ICLは、角膜を削らずに眼内にレンズを挿入する手術です。
この違いが、以下のような様々な特性の違いを生みます。
レーシックが向いている人:
- 角膜が十分な厚さがある方
- 軽度〜中等度の近視
- 費用を抑えたい方(ICLより安い場合が多い)
- 手術時間をできるだけ短くしたい方
ICLが向いている人:
- 強度近視(-6D以上)の方
- 角膜が薄い方(レーシック非適応)
- ドライアイが気になる方
- 円錐角膜の方(条件付きで適応可能)
- 手術の可逆性を求める方
- 夜間の見え方にこだわる方
可逆性という安心感
ICLの最大の特徴の一つが「可逆性」です。万が一、何か問題が起きた場合や、将来的に別の治療が必要になった場合でも、レンズを取り出すことができます。レーシックは角膜を削ってしまうため、元に戻すことができません。
この「取り出せる」という事実が、手術に不安を感じる方の心理的なハードルを大きく下げてくれます。
強度近視への対応力
レーシックが対応できる近視度数には限界があります(通常-8D〜-10D程度)。それ以上の強度近視では、角膜を削りすぎて角膜が薄くなりすぎるリスクがあるためです。
一方ICLは-1D〜-18Dという幅広い度数に対応しており、強度近視の方にとって唯一の視力矯正手術となるケースも少なくありません。
私自身(筆者・しなちく)も、円錐角膜という特殊な眼の状態でレーシックを断られましたが、ICLは適応していたため手術を受けることができました。
ICL手術の流れ:適応検査から術後ケアまで
ICLの手術は、いくつかのステップを経て行われます。「いきなり手術」ではなく、適応検査という重要なプロセスがあるため、安心して受けることができます。
ステップ1:無料の適応検査(事前診察)
多くのクリニックでは、ICL手術を受ける前に無料の適応検査を行っています。この検査では、あなたの眼がICL手術に適しているかどうかを詳しく調べます。
主な検査内容:
- 角膜の形状・厚さの測定
- 前房深度(レンズを入れる空間の深さ)の測定
- 角膜内皮細胞数の測定
- 眼圧・眼底の検査
- 屈折度数・視力の測定
この検査の結果、適応と判断された方のみが次のステップに進めます。「検査だけ受けてみる」「まずは話を聞きたい」という方でも気軽に受けられます。
ステップ2:術前検査と手術計画
適応検査の後、手術に向けた詳細な術前検査が行われます。ICLのサイズはオーダーメイドで製作されるため、精密な眼の計測が必要です。手術日はこの後に決定します。
ステップ3:手術当日
- 手術前:点眼薬の使用、散瞳処置
- 手術:局所麻酔(点眼麻酔)→ 切開(約3mm)→ レンズ挿入 → 切開部の自然閉鎖
- 所要時間:両眼で30〜60分程度
- 麻酔:点眼麻酔のみ(意識はあります)
手術後は数時間の安静後、帰宅が可能です(自分での運転は不可)。
ステップ4:術後ケア
術後1日目から裸眼で生活できる方が多いですが、以下の制限があります:
- 術後数日間:洗顔・シャワー制限
- 術後1〜2週間:目の化粧禁止、プール禁止
- 術後1ヶ月程度:点眼薬の使用継続
術後検診は1日後・1週間後・1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後が一般的です。
ICLを受けられる人・受けられない人
ICLの適応条件
- 年齢:18歳以上(視力が安定していること)
- 近視度数:-1D〜-18D程度
- 乱視:乱視用ICL(トーリックICL)があるため乱視がある方も対応可
- 前房深度:2.8mm以上(レンズを入れる空間が十分にあること)
- 角膜内皮細胞数:一定数以上あること
ICLを受けられない・慎重になるべき場合
- 目の活動性疾患がある場合(白内障、緑内障等の合併症)
- 角膜内皮細胞が少ない場合
- 前房が浅すぎる場合
- 妊娠中・授乳中の方
- 進行性の円錐角膜の場合
なお、軽度・安定した円錐角膜の方はICLを受けられる場合があります。私自身がそのケースです。一律に「円錐角膜だからダメ」ではなく、適応検査での医師の判断が重要です。
ICLのメリット:手術を受けてわかったこと
1. 裸眼生活の快適さは想像以上
手術の翌朝、目を開けてすぐに視界がクリアになっているという体験は、言葉では表しにくいほどの感動があります。毎朝のコンタクトの装着、乾燥したときの不快感、外す前のケア、旅行時の荷物の多さ…そういった日常の小さなストレスが、すべてなくなります。
2. 強度近視でも対応できる
レーシックでは対応できない強度近視でも、ICLなら視力回復が可能です。「自分はコンタクトか眼鏡しかない」と思っていた方にも、新たな選択肢を提示してくれます。
3. 夜間の見え方が改善することも
コンタクトレンズやレーシックで気になるハロー・グレア現象(街灯が滲む、光が広がるなど)が、ICL後に改善したという方もいます。個人差はありますが、視覚の質の向上を実感する方が多いです。
4. 医療費控除で実質負担を減らせる
ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になります。歯科治療費・薬代・その他の医療費と合算して確定申告をすることで、所得に応じて費用の10〜30%が還付されます。
例えば60万円の手術を受けた場合、所得によって6万〜18万円が戻ってくる計算になります。これを知らずに損をしている方は少なくありません。
5. 可逆性という安心感
「何かあっても取り出せる」というのは、精神的な安心感として非常に大きいです。レーシックのように「もう後戻りできない」という緊張感がなく、比較的安心して手術に臨めます。
ICLのデメリット・リスク:正直に伝えます
ICLを推薦する筆者ですが、デメリットも正直にお伝えします。どんな手術にもリスクはあり、それを理解した上で決断することが大切です。
1. 費用が高い
ICL手術は両眼で43万〜70万円程度が相場です。レーシックの20万〜40万円と比べると高額です。ただし、前述のように医療費控除を活用すると実質負担は減ります。
2. 術後にハロー・グレアが起こることがある
手術後しばらくの間、夜間に光が滲んで見える(ハロー)、光がギラついて見える(グレア)現象が出る方がいます。多くは数週間〜数ヶ月で慣れてきますが、体質によっては長引く場合もあります。
「術後3週間ほど、夜の運転で街灯が輪っかに見えて不安でした。でも2ヶ月経ったらほとんど気にならなくなりました」
— 各種口コミサイトより
3. 老眼には対応できない
ICLで近視や乱視を矯正しても、加齢による老眼は別の問題です。将来的に老眼になった場合は、老眼鏡の使用や遠近両用ICLへの交換が必要になります。
4. 白内障リスク(旧来のレンズ)
古いタイプのICLでは、水晶体との接触により白内障が起きやすいとされていました。ただし現在主流の「ホールICL(EVO+)」は、レンズ中央に小さな穴があいており、房水の循環が改善されたため、白内障リスクは大幅に減少しています。
5. 手術そのもののリスク(稀だが存在する)
どんな手術にも感染症・眼圧上昇・角膜内皮細胞の減少などのリスクはゼロではありません。ただし、適切なクリニックで適応検査を通過した方が手術を受ける場合、深刻な合併症の発生率は非常に低いとされています。
「ICL手術後に光がとても眩しく、しばらく外出が辛かったです。慣れるまでに1ヶ月かかりました」
— 各種口コミサイトより
このようなネガティブな経験談も存在します。手術を受ける前に、デメリットもしっかり理解しておくことが大切です。
ICLの費用相場と医療費控除を活用した実質コスト
費用相場(2025年現在)
大手クリニック3社の費用目安(乱視なし両眼)は品川近視クリニックが46万円前後、先進会眼科が43万円前後、アイクリニック東京が58万円前後となっています。乱視がある場合は10万円前後の追加が必要になるケースが多いです。
費用は変動しますので、各クリニックの公式サイトで最新情報をご確認ください。
医療費控除で実質コストを削減
ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になります。歯医者やお薬代など、その年の他の医療費と合算して申告することで、所得に応じて費用の10〜30%が戻ってきます。
ICL手術費用は医療費控除の対象です。他の医療費(歯医者・薬代等)と合算して確定申告すると、所得に応じて費用の10〜30%が還付されます。100万円近い手術費用の10〜30%は決して小さくない金額です。ぜひ活用してください。
申告方法は確定申告で「医療費控除」の欄に記入するだけ。ICL手術を受ける年は、他の医療費の領収書も忘れずに保管しておきましょう。
ICLの口コミ・体験談(ポジティブ・ネガティブ両方)
ICL手術を検討している方のために、実際に手術を受けた方の声を集めました。
ポジティブな体験談
「手術は30分で終わり、翌朝目を覚ましたら視界が鮮明で感動しました。コンタクトのドライアイで悩んでいたのが嘘みたいです」
— Xより
「円錐角膜でレーシックを断られ続けていましたが、ICLで視力が大幅に改善されました。もっと早く受ければよかったと思っています」
— 各種体験談サイトより
「医療従事者が多く利用するという評判で先進会眼科を選びました。説明が丁寧で、手術後の経過も順調です」
— Xより
「ICL手術を受けたんだけど元の視力が低すぎたのでその後の眼精疲労がすごくて長時間目を開けてられないので今日いっぱいお休みでおなしゃす( ´^°)良くなりすぎた視力に私がついていけてない(笑)」
— Xより(不知火フレア氏、2025年)
ネガティブな体験談
「術後1〜2ヶ月、夜の光がハロー・グレアになって不安でした。担当医に相談したら『慣れの問題』と言われましたが、実際に数ヶ月で落ち着きました」
— 各種口コミサイトより
「手術費用がかなり高かったです。医療費控除を申請しましたが、それでも家計への影響は大きかった。計画的に受けることをおすすめします」
— 各種体験談サイトより
ポジティブ・ネガティブ両方の声を参考に、自分の状況と照らし合わせて判断することが大切です。
筆者の実体験:円錐角膜でもICLで視力1.0に回復した話
ここで、筆者(しなちく)自身の体験をお話しします。
私は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。もともとはレーシックを検討していましたが、円錐角膜(角膜の形状が特殊な疾患)のために、どのクリニックでもレーシックを断られ続けていました。
「自分は一生コンタクトか眼鏡しかないのか」と半ば諦めていたとき、ICLという選択肢を知り、先進会眼科で適応検査を受けました。検査の結果、ICLには適合していることがわかり、手術に踏み切ることができました。
術前の状況:
- 視力:0.07(-5D)
- 円錐角膜のためレーシック不適応
手術後:
- 視力:1.0
- 現在(2026年時点)も何の不自由もなく快適に生活しています
先進会眼科を選んだ決め手の一つは、医療従事者の利用率が高いという点でした。医師や看護師など、眼のリスクを誰より知っているプロが自ら選ぶクリニックというのは、素直に信頼できます。
手術から6年以上が経った今も、「あの時決断してよかった」と心から思っています。コンタクトレンズの煩わしさから解放された生活は、想像以上に快適です。
筆者経由の先進会眼科紹介特典
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が3万円安くなります。筆者自身が先進会眼科で手術を受けた経験があるため、紹介が可能です。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。
ICLクリニックの選び方:後悔しないための3つのポイント
ポイント1: 症例数と実績
ICLは精密な手術であり、執刀医の経験と技術が結果に大きく影響します。「日本でICL手術を教える資格を持つインストラクター医師が在籍しているか」「年間の症例数はどのくらいか」を確認しましょう。
ポイント2: 術後サポートの充実度
手術後のケアや、万が一のトラブル時の対応が充実しているクリニックを選びましょう。術後保証の内容(期間・再手術の有無など)も必ず確認を。
ポイント3: 説明の丁寧さ
無料の適応検査・相談を受けてみて、「医師や担当者の説明が丁寧か」「疑問に正直に答えてくれるか」を確かめましょう。「絶対に安全」「100%大丈夫」という言葉を使うクリニックよりも、リスクも含めて誠実に説明してくれるクリニックの方が信頼できます。
まずは無料診察から始めてみましょう
「ICL手術を受けたい」と思っても、いきなり手術の予約をする必要はありません。まず無料の適応検査・相談を受けてみることをおすすめします。
検査は無料で受けられます。もし「自分はICLに適していない」という結果になっても、今後の眼の治療方針を考えるうえで有益な情報が得られます。逆に「適応あり」となれば、その後のステップをクリニックのスタッフが丁寧に説明してくれます。
「手術を受けるかどうかは、まず検査の後で考えよう」というスタンスで十分です。検査の予約だけで、何かを強制されることはありません。
ICL手術に少しでも興味があるなら、まずは無料診察の予約を取ってみてください。
医療従事者たちが選ぶ先進会眼科での無料診察で、プロの意見を聞いてみてはいかがでしょうか。
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