ノーリツ プログレのマルチグリルの使い方完全ガイド|12種の調理モードと活用法を徹底解説
この記事を読むと分かること
- ノーリツ プログレのマルチグリルが持つ12種の調理モードと付属調理器の使い方
- マルチグリルで得られるものと、割り切りが要る点
- プログレを使い続けるための注意点とコンロ交換時の正しい業者の選び方
ノーリツ プログレのマルチグリルとは?
「魚を焼くだけじゃもったいない」──そんな発想から生まれたのが、ノーリツのビルトインガスコンロ「プログレ(PROGRE)」に搭載されたマルチグリルです。
マルチグリルは、従来の魚焼きグリルの概念を大きく覆す調理システムです。グリルの庫内を「第2のコンロ」として活用することで、焼く・煮る・蒸す・低温調理・燻製・炊飯など、多彩な調理がコンロの火を使わずに実現できます。
プログレは、リンナイの「デリシア」と並ぶビルトインガスコンロのハイエンドモデルです。ノーリツのビルトインコンロでは最上位で、希望小売価格は375,540円〜(税抜341,400円〜)です(2026年9月6日にノーリツ公式で確認)。
注目してほしいのは、ノーリツのビルトインコンロでマルチグリルを搭載するのはプログレだけだという点です。下位のプラスドゥ(316,250円)やオルシェ(274,340円〜)は焼網グリルタイプです。つまりプログレを選ぶかどうかは、事実上「マルチグリルを使うかどうか」の判断になります。
ただし、自動制御を前提にした設計なので、手動で細かく火力をいじる使い方には向きません。このページでは、マルチグリルの使い方を基礎から丁寧に解説するとともに、向き・不向きと使いこなすコツも合わせてご紹介します。
マルチグリルの付属調理器と基本セット
プログレのマルチグリルには、以下の2種類の専用調理器が付属しています。
波型プレートパン(浅型)
底面に波型の溝が入ったプレート状の調理器です。主に「焼く」「ノンフライ」などの調理に使用します。食材をプレートに並べてグリルにセットするだけで、余分な油が波の溝に落ちて食材が油に浸からないため、ヘルシーな仕上がりになります。
フライや唐揚げなどを油で揚げることなく仕上げる「ノンフライ調理」にも対応しており、カロリーを抑えたい方にも人気です。
キャセロール(深型)
深型の鍋型調理器です。煮る・蒸す・炊飯・低温調理・燻製など、水分を使う調理全般に対応します。蓋付きで密閉性が高いため、グリル内の熱を効率よく活用できます。
専用の蒸し台をキャセロールの中に入れれば蒸し料理にも使え、一般的な蒸し器では難しいグリルの高温を活かした蒸し料理が楽しめます。
マルチグリルの12種の調理モード一覧
プログレのマルチグリルでは、12の調理モードが使えます(ノーリツ公式のプログレ性能表「調理モード(12モード)」。2026年9月10日再確認)。これとは別に、食材と仕上がりを選ぶだけのオートメニューが14メニュー用意されています。
なお、同じノーリツ公式でも、商品紹介の本文のほうは「専用容器を使い、14通りの調理モードに対応」と書いています。数え方が違うだけで、内訳を見るなら性能表の「調理モード12モード」「オートメニュー14メニュー」のほうを見てください。価格や操作性など、買う前に気になる点はノーリツ プログレのデメリットを正直に解説|購入前に知っておくべき5つの弱点と「後悔しない」ための業者選びに整理しています。
1. 焼く(オートグリル)
魚・肉・野菜などを焼くスタンダードな使い方です。火加減や時間を自動でコントロールしてくれる「オートグリル機能」が搭載されており、焼き加減を「弱・中・強」から選ぶだけで、あとは自動で焼き上げてくれます。
2. ノンフライ
波型プレートパンを使って、油なし・油少量でフライやから揚げのような仕上がりを実現します。食材の余分な脂が落ちてカリッとヘルシーに仕上がります。
3. 煮る
キャセロールを使って煮込み料理が作れます。グリル内の安定した火加減で鍋が均一に加熱されるため、焦げ付きにくい煮込みができます。
4. 蒸す
キャセロールと蒸し台を組み合わせた蒸し料理です。茶碗蒸し・プリン・シュウマイなど、火加減が難しい蒸し料理も安心して任せられます。
5. 低温調理
低めの温度を保ってじっくり加熱するモードです。ローストビーフやコンフィなど、高温では失敗しやすい料理を安定して仕上げられます。設定できる温度は機種と取扱説明書で決まっているので、購入前に確認してください。
ただし、マルチグリルの構造上、有効な高さに制限があるため、鶏の丸焼きのような背の高い食材は対応が難しいことがあります。
6. パン(発酵・焼き)
グリルを使ってパン生地を発酵させ、そのまま焼き上げることができます。オーブンがなくてもグリルでパン作りが完結するため、ホームベーカリーとしても活用できます。
7. 燻製
スモークチップをキャセロールに入れて燻製料理が作れます。燻製は本来、専用の燻製器が必要な料理ですが、プログレのマルチグリルがあればキッチンで手軽に楽しめます。ベーコンや燻製チーズを自宅で作れると好評で、特に料理好きのユーザーに評価が高い機能です。
8. 解凍焼き上げ
冷凍した食材を解凍しながら焼き上げるモードです。冷凍のままグリルに入れるだけで、解凍と加熱が同時に完了します。
9. 炊飯
キャセロールでご飯が炊けます。コンロのお鍋で炊くよりも安定した火加減で炊けると好評で、ふっくらとしたご飯が仕上がります。停電時などにもアウトドア的な活用ができます。
10. 無水調理
キャセロールの密閉性を活かして、水を加えずに野菜や肉の水分だけで調理します。
11. 冷凍食品
冷凍食品を解凍せず、そのまま焼き上げるモードです。
12. あたため
作りおきや冷めた料理の温め直しに使います。
アプリ「つなぐレシピ」との連携
プログレのマルチグリルは、ノーリツのアプリ「つなぐレシピ」と連携します(2026年9月10日・ノーリツ公式で名称を確認)。
公式の説明では、献立検索、コンロへのレシピ送信、コンロの状態表示、調理を記録する「レシピノート」が使えるアプリです。レシピを送ればプレートや調理モードの設定がコンロ側に渡るので、設定を覚えていなくても操作できます。収録レシピ数は公式に記載がないため、ここでは書きません。
また、ノーリツの公式サイト「毎日グリル部」では、マルチグリルを使ったレシピが豊富に公開されています。マルチグリルを購入したらまずアプリをダウンロードし、レシピを参考に少しずつ使い慣れていくのがおすすめです。
買う前に知っておきたい、向き・不向き
マルチグリルで得られるものと、割り切りが要るものは、はっきり分かれています。
得られるものは2つです。ひとつは、燻製・低温調理・パン発酵など、専用の器具がないと難しかった調理がグリルだけで完結すること。もうひとつは掃除で、焼網を使わず専用容器で調理する構造なので、従来の魚焼きグリルのように網と受け皿を洗う手間がありません。
割り切りが要るのも2つです。ひとつは、自動制御を前提にした設計であること。火力と時間をセンサーとバーナーの制御に任せる作りなので、「とろ火のまま長時間」のような手動の使い方には向きません。もうひとつは庫内の有効高さで、背の高い食材は入りません。買う前に、自分がグリルで作りたいものの高さを測っておくと確実です。
つまりマルチグリルは、「料理の幅を広げたい」「アプリのレシピを使いたい」方に向き、「従来どおり手動でシンプルに使いたい」方には機能過多になります。
マルチグリルを長持ちさせるためのお手入れ
マルチグリルを長く快適に使うためには、使用後の適切なお手入れが欠かせません。
使用後は毎回、波型プレートパンとキャセロールを取り外して洗います。どちらもフッ素コーティングが施されているため、柔らかいスポンジで洗う程度で汚れが落ちます。スチールたわしや研磨剤入りの洗剤はコーティングを傷めるため使用しないでください。
グリル庫内の汚れは、使用のたびに柔らかい布で軽く拭いておくと、頑固な汚れになりにくくなります。
グリル排気口は油汚れがたまりやすい部分です。定期的に歯ブラシや綿棒で汚れを取り除いておくと、つまりを防げます。
ガスコンロの交換なら東京ガスの機器交換がおすすめ
プログレのようなハイエンドコンロへの交換を検討している方や、古いコンロを新しくしたい方には、「東京ガスの機器交換」を最初の選択肢として検討することをおすすめします。
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まとめ
ノーリツ プログレのマルチグリルは、焼く・煮る・蒸す・低温調理・燻製・炊飯・パンなど12種類の調理モードを備えた、まさに「第2のコンロ」と呼べる高機能グリルです。
付属の波型プレートパン(浅型)とキャセロール(深型)を使い分けることで、幅広い料理に対応できます。アプリ「つなぐレシピ」からレシピを送れば、プレートや調理モードの設定がコンロ側に渡ります。
自動制御が強すぎると感じる方もいますが、マルチグリルの機能を活用すれば、今まで専用器具がないと難しかった燻製や低温調理が自宅で気軽に楽しめるようになります。
古いコンロからプログレへの交換を検討している方は、本体価格と基本工事費が先に見える東京ガスの機器交換を、見積もりを取る相手の一つとして確かめてみてください。
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