ICLのデメリットは正直何?手術経験者が知っておくべきリスクと後悔しないためのポイントを解説
[!check] この記事を読むと分かること
- ICLのハロー・グレア現象は「消える」のではなく「慣れる」 — 術後数ヶ月の体験談と対処法
- 最新のホールICLで大幅に低減した「眼圧上昇」「白内障」リスクの現状
- ICLが向かない人の5つの条件と、適応検査で分かること
ICLの主なデメリット一覧
「ICLって良いことばかり書いてあるけど、デメリットは何?正直なところを教えてほしい」
そう思っているあなたの気持ち、よく分かります。ICLは視力矯正手術として非常に優れていますが、どんな医療行為にもメリットとデメリットの両面があります。「完璧な手術」なんて存在しません。
私は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。術前視力0.07(-5D)から術後1.0まで回復し、2026年現在も快適に過ごしています。でも手術を決める前には、デメリットやリスクについてかなり調べました。実際に手術を受けた立場から、ICLのデメリットを正直にお伝えします。
ICLのデメリットとして挙げられる主な項目は次のとおりです。後ほど一つひとつ詳しく解説します。ハロー・グレア現象(夜間の光のにじみ・ぎらつき)、眼圧上昇のリスク(最新レンズではほぼなし)、白内障リスク(最新レンズではほぼなし)、感染症リスク(ごく低確率)、老眼への対応不可(年齢とともに別途対応が必要)、術後の生活制限(1週間程度)、高額な費用(一度に60〜80万円)、適応外になる場合がある(眼の状態による)、効果が永続するわけではない可能性(視力変化の場合)です。
デメリットの数だけ見ると多く感じるかもしれません。でも重要なのは「各デメリットの深刻度と発生確率」です。これを正確に理解した上で判断することが大切です。
デメリット①:ハロー・グレア現象(最も多い副作用)
ICLのデメリットの中で最も頻度が高いのが「ハロー・グレア現象」です。夜間に光源(車のヘッドライト、街灯など)の周りに輪のようなものが見える(ハロー)、光が眩しく放射状に広がって見える(グレア)という現象です。
どれくらいの人に起きるか
ハロー・グレア現象はICL手術後にほぼ必発とされています。ただし「消える」のではなく「慣れる」という点が重要です。術後1ヶ月から数ヶ月で、ハロー・グレアがある見え方に慣れる人がほとんどです。脳が「これが通常の見え方だ」と認識するようになるため、気にならなくなる人が多いのです。
なぜ起きるのか
ICLのレンズ端と眼内の境界で光が散乱することで生じます。また、暗所では瞳孔が広がるため、光のにじみが強く感じられます。
暗所での瞳孔径が特に大きい方、乱視が残存している方、ドライアイが強い方は特に感じやすい傾向があります。
多くの方が術後数ヶ月で自然と気にならなくなります。ただし、完全になくなることはありません。夜間運転が多い方や、暗所での作業が多い方は、術前に担当医にこの点を相談しておくことをおすすめします。
私自身も手術直後は夜間のハロー・グレアを感じましたが、2〜3ヶ月後にはほとんど気にならなくなりました。今では全く意識せずに夜間の運転もできています。
デメリット②:眼圧上昇のリスク
ICLレンズが目の中に挿入されることで、房水(眼内を循環する液体)の流れが妨げられ、眼圧が上昇するリスクがありました。眼圧上昇は放置すると緑内障のリスクにつながります。
最新レンズでは大幅に改善
これは「過去のリスク」と言ってよいほど改善されています。現在主流の「ホールICL(EVO ICL)」はレンズの中央に小さな穴(マイクロポート)が開いており、房水が自然に循環できる設計になっています。そのため、眼圧上昇のリスクはほぼなくなりました。
クリニックで「EVO+ICL」や「ホールICL」という言葉が出てきたら、この最新タイプのレンズを指しています。現在ではほとんどのクリニックがこの最新タイプを使用しています。術前に、どのタイプのレンズを使用するかを必ず確認しましょう。
デメリット③:白内障リスク
開発初期のICLレンズでは、水晶体(眼の中の天然レンズ)との接触によって白内障が引き起こされるリスクがありました。当時は2〜3%の方に白内障が生じると報告されていました。
これも最新レンズで大幅に改善
現在のホールICLでは大幅に改善されています。レンズの設計が改良され、水晶体との接触を避ける構造になったため、白内障リスクはほぼゼロに近い水準になっています。
ただし、ICLを受けた後も白内障が年齢とともに自然発生する可能性は残ります(これはICLとは無関係で、老化の一環です)。万一、将来的に白内障手術が必要になった場合は、ICLレンズを取り出してから白内障手術を行うことができます。
デメリット④:感染症リスク
目の手術である以上、感染症のリスクはゼロにはなりません。ICL手術後の眼内炎(細菌感染による深刻な炎症)の発生率は約0.02%(1/5,000〜1/6,000程度)と報告されています。
非常に低い確率ですが、感染症が起きた場合は重篤になる可能性があります。術後の点眼薬(抗生物質)を処方された期間は必ず使い続けることが重要です。また、術後1〜2週間は目をこすること、水泳・温泉・プール、目の周りのメイク(アイシャドウ、マスカラ等)、コンタクトスポーツを避ける必要があります。
万一、術後に目の痛み・急激な視力低下・充血がひどい場合は、すぐにクリニックに連絡することが大切です。
デメリット⑤:老眼への対応不可
ICLは「今現在の近視・乱視」を矯正する手術です。老眼は近視とは別のメカニズム(水晶体の弾力性低下)で起こるため、ICLでは老眼を予防・治療することはできません。
つまり、ICLを受けても、年齢とともに老眼になる可能性は変わりません。遠くがよく見えるようになっても、40代以降に手元が見にくくなる老眼が訪れる場合があります。
老眼への対応としては、老眼鏡・リーディンググラスを使うのが最も一般的です。ICLレンズを遠近両用タイプに交換する(対応しているクリニックあり)、片目を近くが見えやすい度数に設定するモノビジョンという方法もあります。ICLを検討されている30代後半〜40代の方は、担当医に老眼への対応方針について相談しておくと安心です。
デメリット⑥:術後の生活制限(1週間程度)
ICLは日帰り手術ですが、術後しばらくは生活制限があります。術後1週間程度の主な制限として、保護メガネの着用(外出時)、就寝時の眼帯着用、洗髪・洗顔は目に水が入らないように(慎重に行う)、アイメイク禁止、水泳・温泉禁止などがあります。
この「術後1週間の制限生活」は、実際に手術を受けた方がよく「大変だった」と振り返る部分でもあります。
「先日ICLの手術受けました。術後1日目からめっちゃ見えるし、これから眼鏡もコンタクトも要らないという素晴らしい世界になったわけですが、術後1週間、・自分で髪洗えない ・メイクできない ・クソダサい保護メガネをかけて生活 ・もっとダサい眼帯を就寝時装着 が軽く拷問です。」
— Xより(ちんとも 氏)
この方は最終的に大変満足しているようですが、術後1週間の不便さはリアルな声です。手術のタイミングは、仕事や予定が少ない時期に合わせるとよいでしょう。
デメリット⑦:高額な費用
ICLは保険適用外の自由診療で、両眼の手術費用は乱視なしで約45〜65万円、乱視ありで約60〜80万円が相場です。この金額を一度に支払うことへの負担感はデメリットの一つです。
ただし長期的に見ればコンタクトレンズより安くなる可能性が高いこと、医療費控除で10〜30%が戻ってくること、分割払いも利用可能であることを合わせて検討してみてください。
ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になります。歯医者やお薬代など、その年の他の医療費と合算して申告することで、所得に応じて費用の10〜30%が戻ってきます。ぜひ活用してください。
デメリット⑧:適応外になる場合がある
ICLはすべての方に適応するわけではありません。年齢が21歳未満の場合は眼の度数がまだ安定していない可能性があるため、45〜50歳以上(クリニックによって異なる)は老眼・白内障リスクとの兼ね合いから適応外になることがあります。また近視が弱すぎる(-3.0D未満)場合は適応するレンズがなく、眼軸長(前房深度)が浅い場合はレンズを安全に挿入できません。緑内障・角膜疾患など特定の眼疾患がある場合や妊娠中・授乳中(ホルモンバランスの影響で度数が安定しない)も適応外となります。
実は私も最初はレーシックを考えていたのですが、円錐角膜(角膜の形状が特殊な状態)だったためレーシックは受けられませんでした。一方でICLには問題なく適合しました。このように「レーシックはダメだがICLはOK」という場合もあれば、「ICLも適応外」という場合もあります。無料適応検査で自分がICLを受けられるかどうかを確認することが、まず最初のステップです。
「後悔した」という声はなぜ生まれるのか
ICLに関する「後悔した」「失敗した」という声がインターネット上にあることも事実です。なぜそのような声が生まれるのかを正直に分析します。
後悔の理由1:期待値が高すぎた — 「ICLを受ければ完璧な視力が得られる」「術後すぐ快適になる」という過度な期待を持って手術を受けた場合、現実とのギャップが失望につながることがあります。ハロー・グレアが「慣れるまで数ヶ月かかる」こと、術後1週間は制限があることなど、事前に正確な情報を持っておくことが大切です。
後悔の理由2:クリニック選びのミス — 技術・経験の不足したクリニックや、丁寧な術前検査をしないクリニックで手術を受けた場合、度数設定のズレや合併症が生じやすくなります。「費用が安い」「予約が取りやすい」という理由だけでクリニックを選ぶのは危険です。
後悔の理由3:術後管理ができなかった — 点眼薬を怠った、術後の制限を守らなかった、といった場合に感染症や合併症が生じるリスクが高まります。術後のセルフケアは非常に重要です。
ICLが向いている人・向いていない人
ICLが特に向いている人
近視・乱視が強い(-3D〜-18D程度)、コンタクトレンズによる目の不調がある(乾き、充血、感染症歴)、レーシックの適応外と言われた(角膜が薄い、角膜形状の問題など)、アクティブなスポーツをする、裸眼で過ごせることへの強い動機がある、20〜40代の方が特にICLに向いています。
ICLが向いていない人
近視が-3D未満と弱い方、眼圧が高い・緑内障の方(相談は必要)、前房深度が浅い方(眼の構造的問題)、50代以上で老眼が進んでいる方、妊娠中・授乳中の方、角膜疾患がある方はICLが向いていない可能性があります。
ICLの副作用・合併症の発生率データ(まとめ)
ICLの主な副作用・合併症の発生率を医療情報に基づいてまとめます。
| 副作用・合併症 | 発生率の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ハロー・グレア | ほぼ全員(慣れる) | 数ヶ月で慣れる人が多数 |
| 眼圧上昇 | ほぼゼロ(最新レンズ) | 旧レンズでは数%程度 |
| 白内障 | ほぼゼロ(最新レンズ) | 旧レンズでは2〜3% |
| 感染症(眼内炎) | 約0.02%(1/5000〜6000) | 術後ケアで予防可能 |
| 度数ズレ(過矯正・低矯正) | 数%(再手術対応可) | 精度の高い術前検査で低減 |
| ドライアイの悪化 | まれ | レーシックと比較して少ない |
| レンズのズレ・回転 | まれ | 乱視用レンズで稀に発生 |
深刻な副作用の発生率は非常に低く、最新のレンズ・技術で対応できるものがほとんどです。
ICLを安全に受けるための5つのチェックポイント
ICLのデメリット・リスクを最小化するために、手術前に確認しておくべき5つのポイントを整理します。
クリニックの実績・症例数を確認すること(年間手術件数が多いクリニックほど技術が安定しています)、使用するレンズの種類を確認すること(「ホールICL(EVO ICL)」などの最新タイプを使用しているかどうか)、術前の検査が丁寧かどうかを見ること(前房深度・角膜内皮細胞数・眼圧など複数の検査をしっかり行ってくれるクリニックは信頼度が高いです)、費用に術後フォローが含まれているか確認すること(術後の定期検診が手術費用に含まれているかどうかを事前に確認しましょう)、不安な点を担当医に全部聞くこと(「ハロー・グレアはどれくらい続くか」「自分の眼の状態でリスクはどれくらいか」など、気になることは全部聞いてください)が重要です。
まとめ:デメリットを知った上で「自分に合った判断」を
ICLのデメリットを正直にまとめると、ハロー・グレアはほぼ必発だが数ヶ月で慣れる人がほとんど、眼圧上昇・白内障リスクは最新のホールICLでほぼ解消、感染症リスクは0.02%程度と低く術後ケアで予防できる、老眼への対応は別途必要、術後1週間の生活制限がある、費用は高いが長期的には元を取れる可能性が高い、適応外の場合は手術ができないというものです。
デメリットを踏まえた上でICLを選ぶかどうかは、あくまで個人の判断です。でも「デメリットが怖いから最初からあきらめる」より「デメリットを理解した上で無料診察を受けて専門家に相談する」という順番の方が、より正確な判断ができます。
ICLのデメリットの多くは、技術の進化によってすでに大幅に改善されています。私の場合、先進会眼科でのカウンセリングで丁寧に説明してもらえ、不安なく手術を受けられました。2026年現在も何の不自由もなく快適に過ごしています。
まずは無料適応検査を受けて、自分の目がICLに向いているかどうか、リスクはどれくらいかを担当医に直接聞いてみてください。それが一番の近道です。
ICL手術するなら先進会眼科
私(しなちく)は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。術前視力0.07(-5D)から術後1.0まで回復し、2026年現在も何の不自由もなく快適に過ごしています。
先進会眼科を選んだ理由の一つは、医療従事者の利用率が高いという点です。リスクを正確に把握しているプロが選ぶクリニックというのは、素直に信頼できる根拠になります。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が3万円安くなります。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。
ICLクリニックおすすめ3選
先進会眼科
医療従事者の利用率が高く、筆者自身が2020年に手術を受けたクリニックです。全国展開で安心の実績があります。友達紹介制度(3万円割引)も利用できます。
品川近視クリニック
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