ICL術後に何年らかして視力が低下した場合、コンタクト装用は可能?

この記事を読むと分かること
  • ICL手術後に視力が低下する主な原因(加齢、白内障、予測誤差など)
  • 低下した視力に対してコンタクトレンズ装用が可能かどうかの医学的根拠
  • 視力低下時の対応方法(レンズ交換、遠近両用ICL、眼鏡併用など)

ICL術後に視力が低下したらどうする?コンタクト装用の可能性

ICL手術で高い視力回復を実現できるのは事実ですが、「手術から数年経たら視力が戻ってしまったらどうしよう」という不安を持つ方も多いのではないでしょうか。
特に「もし視力が低下したら、その上からコンタクトレンズを装用できるのか」という質問は、ICLを検討している方からよく聞かれます。
この記事では、ICL術後の視力低下について医学的な事実をお伝えし、もし視力が低下した場合の対応方法について、筆者の実体験と最新の医学情報に基づいて詳しく解説します。

ICL術後に視力が低下することはあるか:正確な事実

まず、最初に確認しておくべき重要な事実があります。
ICLは「近視の戻り」がほぼない
レーシックと異なり、ICLは角膜を削らない手術です。そのため、「近視が戻る」という現象がほぼ発生しません。術後に角膜が徐々に元の形状に戻ってしまう「近視戻り」は、レーシック特有のリスクであり、ICLではその心配はほとんどありません。
術後10年以上経過した患者様の多くが、依然として1.0以上の高い視力を保持していることが、多くのクリニックの臨床データでも確認されています。
ただし、視力が低下するケースは存在する
では、なぜ「ICL術後の視力低下」という質問が存在するのでしょうか。それは、「近視の戻り」とは異なる理由で、視力が低下することがあるからです。

ICL術後の視力低下の具体的な原因

では、近視の戻り以外に、どのような原因で術後に視力が低下することがあるのでしょうか。
原因1:術後初期の炎症や浮腫
手術直後には、目の組織が新しいレンズに適応するプロセスで、一時的な炎症や浮腫が生じることがあります。これにより、術後数週間~数ヶ月の間、視力が不安定に見えることがあります。
ただし、ほとんどのケースでは、時間とともに自然に改善され、数ヶ月後には落ち着きます。
原因2:術前検査の予測誤差
ICL手術前に行われる精密な眼球検査により、最適なレンズ度数が決定されます。しかし、検査の精度には限界があり、ごく稀に「予測していた度数と実際の屈折度数に若干のズレが生じる」ことがあります。
このような場合、手術後に「思ったほど視力が出ない」という状況が起こることがあります。ただし、この予測誤差は通常、許容範囲内であり、日常生活に支障をきたすほどのものではありません。
原因3:加齢による白内障の発生
ICLと直接の関連はありませんが、加齢に伴い、目の水晶体に濁りが生じて白内障が進行することがあります。これは、ICL装用者であってもなくても同じように起こり得る現象です。
白内障が進行すれば、当然視力は低下します。この場合の対応は、白内障の手術です。
原因4:老眼(調節力の低下)
ICL手術で遠距離の近視を完全に矯正すると、今まで自覚していなかった「近方視(近い距離)の見づらさ」に気づくようになります。これを老眼と呼びますが、実はICL手術によって老眼が進行したわけではなく、単に近視によって「無意識にカバーされていた老眼が顕在化した」だけなのです。
この場合、遠方視力は依然として1.0以上であり、「視力の低下」ではなく「視機能の変化」です。
原因5:ICL周辺での新しい近視の進行(特に若年層)
20代など若い時代にICL手術を受けた場合、手術後も目の成長が続き、レンズ周辺での近視が新たに進行することがあります。つまり、ICLで矯正した中央部の視力は安定していても、周辺部で新たに近視が進むというケースです。
ただし、このような進行は非常にゆっくりであり、多くのケースでは日常生活に支障をきたしません。

ICL術後に視力が低下した場合、コンタクトレンズは装用できるのか

それでは、本題の「視力が低下したらコンタクトレンズを装用できるのか」という質問にお答えします。
医学的には可能だが、実用的には推奨されない
理論的には、ICLが眼内に固定されているため、その上からコンタクトレンズを装用することは物理的に可能です。ICLは眼内(虹彩と水晶体の間)に位置しており、眼表面には直接接触していないため、眼表面にコンタクトレンズを装用すること自体は物理的には干渉しません。
ただし、実際には以下の理由から、「推奨されない」というのが医学的な見解です:
理由1:適応検査と処方の複雑さ
ICL術後にコンタクトレンズを装用する場合、通常のコンタクト処方よりも複雑な検査が必要になります。ICLの度数と新たなコンタクトレンズの度数の相互作用、眼内レンズの位置とコンタクトレンズの光学的相互作用など、多くの要因を考慮する必要があるためです。
理由2:医療施設の経験不足
一般的なコンタクトレンズ処方施設の中には、ICL装用者への対応経験が乏しい施設が多いです。適切な処方には、ICLに関する深い知識が必要となるため、通常の眼鏡・コンタクト店では対応が難しい場合があります。
理由3:衛生管理と合併症リスク
ICL装用者がコンタクトレンズも併用すると、衛生管理がより複雑になり、眼感染症などのリスクが増加する可能性があります。特に、ICL術後は眼の免疫機能が回復途中であり、感染症のリスクについては慎重に考慮する必要があります。

ICL術後の視力低下に対する現実的な対応方法

では、もしICL術後に視力が低下した場合、実際にはどのような対応をするのでしょうか。
対応1:レンズ交換手術
最も確実で医学的に推奨される対応は、ICLのレンズを交換することです。近視が進行していることが確認できれば、眼内のICLを新しい度数のレンズに交換する手術を受けることができます。
レンズ交換手術の流れ:
  • 眼科医による詳細な検査で、現在の屈折度数を測定
  • 最適な新しいレンズ度数を決定
  • 既存のICLを慎重に取り出す
  • 新しい度数のICLを眼内に挿入
レンズ交換手術の費用は、通常30~50万円程度です(クリニックにより異なります)。
対応2:眼鏡との併用
視力の低下が軽度な場合(-0.5D~-1.0D程度)、眼鏡を併用することで対応することができます。特に、室内での細かい作業や夜間運転時など、特定のシーンでのみ眼鏡が必要というケースもあります。
眼鏡併用のメリット:
  • 手術の必要がない
  • 費用が安い(眼鏡代のみ)
  • 視力の変化に応じて、度数を変更しやすい
対応3:遠近両用ICLへの交換
老眼が原因で「近方視が見づらい」という場合は、遠近両用のICL(多焦点IPCL)への交換が選択肢になります。最近、イギリスのEyeOL社が開発した遠近両用ICLが日本でも導入され、遠方と近方の両方を快適に見ることができるようになっています。
遠近両用ICLのメリット:
  • 遠方も近方も両方見える
  • 眼鏡不要で日常生活が快適
  • レンズ交換により、生活の質を向上させられる
ただし、すべての眼科で対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。

筆者の体験談と専門医の見解

筆者が2020年に先進会眼科でICL手術を受けてから、2026年現在で6年が経過しています。術後の視力は安定しており、目立った視力低下は見られません。むしろ、術後1ヶ月で1.0まで回復した視力が、そのまま維持されています。
手術前には「もし視力が戻ったらどうしよう」という不安がありましたが、実際には「近視の戻りはほぼない」という医師の説明が正確であることを実感しています。
先進会眼科の医師からは、「ICL手術後の視力は非常に安定していることが、臨床データで確認されている。もし視力低下が生じた場合でも、レンズ交換という確実な対応方法がある」という説明を受けました。

コンタクトレンズよりICLが優れている理由

実は、この質問自体が「ICLの優位性」を示唆しています。
コンタクトレンズの場合、毎日着脱の手間があり、ドライアイのリスク、タンパク汚れの蓄積など、多くの課題があります。一方、ICLは一度装用すれば、これらの課題から完全に解放されます。
もし「将来、視力が低下してコンタクトが必要になるかもしれない」という不安があるなら、むしろICLは「その不安を実質的に解消できる選択肢」です。なぜなら、視力低下時の対応は、眼鏡やレンズ交換など、複数の方法があり、コンタクトレンズを毎日管理する負担を背負う必要がないからです。

よくある質問への回答

Q:ICL術後のコンタクト装用について、クリニックの見解は統一されているのか
A:各クリニックの医師に相談する必要があります。先進会眼科やアイクリニック東京など大手クリニックの場合、「物理的には可能だが推奨しない」という立場が一般的です。ただし、特殊なケースについては、個別相談が必要です。
Q:視力が低下した場合、レンズ交換手術は何度でも可能か
A:原則として複数回の交換は可能です。ただし、毎回手術を受けることになるため、費用と時間の負担が発生します。レンズ交換が必要になる前に、眼科医と相談し、「今後の人生で視力がどう変化するか」を予測することが重要です。
Q:20代でICL手術を受けても、後々視力低下することはないのか
A:「ほぼない」というのが医学的見解です。ただし、非常に若い時代(20代前半)に手術を受けた場合、目の成長が続く可能性があり、稀に周辺部での軽微な近視進行が起こることはあります。ただし、これは通常、眼鏡で補正可能な程度です。

無料診察で将来の視力管理について相談しよう

ICL手術を検討している方が「視力低下時の対応」について不安を持つのは、当然のことです。この不安を解消するために、クリニックの無料診察を活用することをお勧めします。
先進会眼科では、手術前に詳細な眼球検査と、長期的な視力管理についての説明が行われます。特に、「もし視力が低下した場合、どのような対応ができるのか」という質問に対しては、医学的根拠に基づいた具体的な回答をもらうことができます。

ICL手術するなら先進会眼科

筆者自身が2020年に先進会眼科でICL手術を受け、術前視力0.07から術後1.0へと回復しました。6年が経った現在でも視力は安定しており、視力低下の心配はほぼありません。
ICL手術後に「もし視力が低下したらどうするか」という不安は、医学的には杞憂であることが、筆者の長期経過観察からも明らかです。先進会眼科を選んだ理由の一つは、医療従事者の利用率が高く、信頼性が高いクリニックであることです。
視力低下時の対応(レンズ交換、眼鏡併用、遠近両用ICL交換など)について、医学的に根拠のある説明を受けたい場合は、先進会眼科での無料診察をお勧めします。
また、筆者からのお友達紹介制度を利用すると、手術代が3万円割引になります。信頼できる方はぜひご活用ください。

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先進会眼科

先進会眼科は、医療従事者の利用率が高く、信頼性の高いICL専門クリニックです。筆者自身も先進会眼科での手術体験者であり、長期的な視力管理についての相談も丁寧に対応してもらえました。

品川近視クリニック

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アイクリニック東京

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