ICL手術でレンズサイズが合わないとどうなる?検査の精度と再手術について徹底解説

この記事を読むと分かること
  • ICL手術におけるレンズサイズの重要性と精密検査でほぼ完全に不適合を防止できること
  • サイズが合わない場合のリスク(眼圧上昇、視力低下、回転など)と再手術の対応方法
  • 最新技術により、サイズ選定の精度が大幅に改善されていること

ICL手術でレンズサイズが合わないとどうなる?検査の精度と再手術について

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を検討している方の中には、「レンズサイズが合わなかったらどうなるの?」という不安を持っている方も多いでしょう。インターネット上では「サイズ不適合で再手術を受けた」という体験談を時々目にしますが、実際のところはどうなのでしょうか。
この記事では、ICLレンズサイズ不適合の実態、そのリスク、そして再手術について詳しく解説します。私自身の手術体験も交えながら、不安を解消するための情報をお伝えします。

ICLレンズサイズとは?正確な測定と選定の重要性

ICLレンズには複数のサイズが存在します。私たちの目の大きさが人それぞれ異なるように、ICLも目の形状に合わせたサイズを選定する必要があります。
現在、複数のサイズから最適なものを医師が選定し、あなたの目に合わせた個別対応が行われます。レンズのサイズは、12.1mm、12.6mm、13.2mm、13.7mmといった数種類があります。
これらのサイズは、前眼部OCTという精密検査機器を使用して、以下の項目を詳細に測定した上で決定されます。
レンズサイズ選定に使用される測定項目:
  • 眼球の横幅(水平角膜径)
  • 前房深度(角膜からレンズを挿入する空間の深さ)
  • 暗所での瞳孔径(ハロー・グレアのリスク評価)
これらの測定により、目の中でレンズが最適な位置に固定されることが保証されます。

サイズが合わないと何が生じる?

眼圧上昇のリスク

ICLレンズを目に対して誤ったサイズで選択してしまうと、目の中の房水(目を満たす液体)の流れが阻害されるリスクが生じます。特に大きすぎるレンズを選択した場合、「閉塞隅角緑内障」という緑内障の一種を発症するリスクが高まります。
正常な状態であれば、目の中の房水が常に適切に循環していますが、レンズが不適切に位置することで、この流れが遮断され、眼圧が急激に上昇する可能性があります。

視力低下や乱視の増加

レンズのサイズが合わないと、レンズが目の中で傾いたり、回転したりすることがあります。これにより、以下のような視覚的な問題が発生します。
主な症状:
  • 視力低下(期待していた視力が出ない)
  • 乱視の増加(特に術前の乱視がある場合)
  • 不同視(両眼の視力差が大きくなる)
  • ハロー・グレア現象の増加(光の輪が見える、光がギラギラして見える)
特に、乱視が強い場合には、レンズが少し傾いただけで乱視が大幅に増加し、見え方の質が大きく低下することがあります。

レンズの位置ズレ(Vault異常)

レンズが目の中でどの位置に固定されるかを「Vault(ボルト)」と呼びます。正常なVaultの範囲は、250~750マイクロメートルとされています。
High Vault(高すぎる位置): レンズが水晶体から離れすぎた場合、眼圧が上昇するリスクが高まります。
Low Vault(低すぎる位置): レンズが水晶体に接近しすぎた場合、水晶体に触れて白内障が進むリスクが生じます。

再手術が必要なケースについて

では、サイズ不適合が判明した場合、どのような対応が取られるのでしょうか。

6ヶ月以内の無料レンズ交換(保証制度)

ICL手術後6ヶ月以内に、医師がレンズのサイズが合わないと判断した場合、無料でレンズを交換できる保証制度があります。これは多くのクリニックが採用している重要な制度です。
具体的には、以下のような場合に適用されます。
無料交換の対象となるケース:
  • レンズが自然にずれた場合
  • 回転してしまった場合
  • 眼圧が異常に上昇した場合
  • 術前の予測と大きく異なる視力結果となった場合
この保証があるため、万が一サイズ不適合が起こっても、経済的負担なく対応できる仕組みになっています。

再手術の実施頻度

気になるのは、実際にどの程度の頻度でレンズ交換が必要になるのかという点です。医学統計によると、レンズ交換を含む再手術の実施率は0.5~1.0%程度とされています。つまり、200人中1~2人という極めて低い確率です。
この低い確率は、以下の要因による改善を反映しています。
再手術率が低い理由:
  • 前眼部OCTという高精度な検査機器の普及
  • NK formulaやKS formulaなどの数式による最適サイズの算出
  • 医師の経験と技術の向上
  • 手術技法の改善

再手術の費用負担

6ヶ月以内であれば、ほとんどのクリニックで無料交換が保証されています。ただし、6ヶ月を超えた後に交換が必要になった場合は、追加費用が発生することがあります。この点については、事前に受診クリニックと確認しておくことが重要です。
また、再手術時には、レンズを取り出す際に水晶体に傷がつくリスクもあるため、医師は慎重に対応します。可能な限り、初回手術でサイズを正確に選定することが望ましいのです。

精密検査でサイズ不適合を事前に防止

では、このようなリスクを確実に回避するためには、どうすればよいでしょうか。答えは、術前の精密検査にあります

前眼部OCTカシア2による高精度測定

現在、多くのICL対応クリニックで導入されている「前眼部OCTカシア2」という機器は、目の形状を3次元で正確に測定します。この機器を使用した検査により、サイズ不適合はほぼ完全に防止できるようになりました。
前眼部OCTで測定される項目:
  • 角膜厚さ(マイクロメートル単位での精密測定)
  • 前房深度(1/10mm単位での高精度測定)
  • 水平・垂直角膜径
  • レンズ光学部の位置予測
これらのデータを基に、NK formulaやKS formulaなどの専用の数式で、最適なICLサイズを算出します。

医療従事者による厳格な適応検査

先進会眼科をはじめとした信頼できるクリニックでは、医療従事者(医者、看護師)が自分たちもこのクリニックで手術を受けるかどうかを判断基準にしています。医療の専門家が信頼するクリニックであれば、検査と手術の質が確保されているという証拠です。

私の体験談:円錐角膜とICL手術

ここで、このブログの筆者「しなちく」の実体験をお話しします。
手術年:2020年
受診クリニック:先進会眼科
手術前の状況:円錐角膜のためレーシック不可。ICLに適合していたためICLを選択
術前視力:0.07(-5D)
術後視力:1.0
現在の状況:2026年時点も何の不自由もなく快適に過ごしており、視力は安定しています
私が先進会眼科を選んだ理由は、医療従事者の利用率が高いというデータが決め手でした。医療の専門家である医者や看護師が自分たちの眼科医療を信頼しているという事実は、何よりの証です。リスクを理解しているプロが選ぶクリニックだからこそ、安心して手術を任せられると判断しました。
手術から6年経った今も、視力は安定しており、何の問題も発生していません。円錐角膜でレーシックが不可能だった私にとって、ICLは人生を変える決断でした。

最新技術:ホール付きICLと光学部の進化

ICL手術の技術は日々進化しています。特に注目すべき改善は、以下の通りです。

ホール付きICL(EVO ICL)の登場

従来のICLと異なり、レンズに小さな穴(ホール)が開いたEVO ICLが登場しました。このホールにより、以下のメリットが生じます。
ホール付きICLのメリット:
  • 前房内の房水の流れが改善され、眼圧上昇リスクが大幅に低下
  • 術後の眼圧管理がより容易
  • YAGレーザーペリフェロトミー(虹彩周辺を切開する追加処置)が不要になる

光学部の大きさの拡大

新型のICLでは、光学部(実際に光を屈折させる部分)の径が大きくなっており、瞳孔が大きい人でもハロー・グレア現象が起こりにくくなりました。

ICL手術前に必ず確認すべき項目

サイズ不適合を避けるため、以下の項目を手術前に確認しましょう。
クリニック選びのチェックリスト:
  • 前眼部OCTカシア2などの精密検査機器が完備されているか
  • ICL認定医による手術が行われるか
  • 6ヶ月以内の無料レンズ交換保証があるか
  • 術後の定期検査体制が整備されているか
  • 医療従事者の信頼が厚いか(オンライン口コミで確認可能)

医療費控除の活用で実質費用を軽減

ICL手術は、医療費控除の対象となります。医療費控除により、税務申告時に還付金を受け取ることができます。
医療費控除の要件:
  • 1年間の医療費が10万円を超えた場合
  • ICL手術費用はその医療費に含まれる
  • 還付額は、支払った医療費に対して約10~30%
具体例:
70万円のICL手術を受けた場合、医療費控除により還付額は7万円~21万円となり、実質負担額を大幅に軽減できます。

友人紹介制度でさらにお得に

先進会眼科には、お友達紹介制度があります。既存患者からの紹介により、ICL手術代が3万円割引されます。
紹介制度の活用方法:
手術を検討中の方で、既にICL手術を受けた友人・知人がいれば、その方の紹介を受けることで割引が適用されます。
また、このブログの筆者「しなちく」の紹介を希望される場合は、以下のお友達紹介フォームからお申し込みください。

まとめ:サイズ不適合を過度に心配する必要はない

ICLレンズサイズが合わない場合のリスクについて、詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをおさらいします。
この記事の重要なポイント:
  • ICL手術におけるレンズサイズの正確な選定は、視力の質と安全性を決める最重要要素
  • 前眼部OCTなどの最新検査機器により、サイズ不適合の確率は0.5%以下に低下
  • 万が一サイズが合わない場合でも、6ヶ月以内であれば無料でレンズ交換可能
  • 医療従事者が信頼するクリニック選びが、リスク低減の鍵
サイズ不適合を回避するための最善の方法:
  • 前眼部OCTカシア2などの精密検査機器が完備されたクリニックを選ぶ
  • ICL認定医による適応検査を受ける
  • 医療従事者の利用率が高いクリニックを選ぶ(これが何よりの信頼の証)
  • 術後の定期検査を欠かさない
手術を検討中の方は、無料診察でプロの意見を聞いてみることをお勧めします。

ICL手術するなら先進会眼科

ICL手術を検討されている方は、まずは先進会眼科の無料診察で、あなたの目がICL適応かどうかを判定してもらいましょう。医療従事者が信頼するクリニックで、安心・安全な手術を受けてください。