コラマーレンズとは?ICLの素材・安全性・寿命を眼科専門の視点から徹底解説
この記事を読むと分かること
- コラマーレンズの素材・構造と他の眼内レンズとの違い
- ICLレンズの安全性・寿命・長期使用のリアルな実態
- 筆者が実際にコラマーレンズを6年使い続けて感じていること
ICL手術を検討していると、「レンズの素材って安全なの?」「目の中にずっと入れていて大丈夫?」という疑問が浮かびますよね。
私も2020年に先進会眼科でICL手術を受ける前、目の中に入れるレンズがどんな素材でできているのか、とても気になりました。高額な手術ですし、一度入れたら基本的にはずっと目の中にあるわけですから、不安になるのは当然です。
この記事では、ICLに使われている「コラマー(Collamer)」というレンズ素材について、その特徴・安全性・寿命まで詳しく解説します。実際にコラマーレンズを6年間使い続けている筆者の実体験も交えてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
コラマーレンズとは?ICLの正式名称に隠された意味
ICLは「Implantable Collamer Lens」の略称です。つまり「埋め込み型コラマーレンズ」という意味で、レンズの素材名がそのまま手術の名前になっています。
コラマー(Collamer)とは、HEMA(ハイドロキシエチルメタクリレート)とコラーゲンを共重合させた特殊な素材です。簡単に言えば、ソフトコンタクトレンズの素材にコラーゲンを組み合わせたもの。この組み合わせにより、目の中に入れても異物として認識されにくい、非常に高い生体適合性を実現しています。
コラマーは米国のSTAAR Surgical社が開発・製造している独自素材で、30年以上の歴史があります。世界中で300万枚以上のICLレンズが使用されており、その実績が安全性の裏付けとなっています。
コラマーレンズの3つの特徴
生体適合性の高さ
コラマーに含まれるコラーゲンは、もともと人体にも存在する天然由来の成分です。このコラーゲンの効果により、レンズ表面がマイナスに荷電し、タンパク質などの粒子が付着しにくくなっています。つまり、目の中で汚れがたまりにくく、長期間にわたってクリアな状態を保てるということです。
通常のコンタクトレンズは毎日洗浄が必要ですが、コラマーレンズは目の中でメンテナンスフリー。目の組織と自然に共存できるよう設計されています。
紫外線カット機能
コラマーレンズには紫外線を90%以上カットする機能が備わっています。目の中にUVフィルターが常に入っているようなもので、水晶体や網膜を紫外線のダメージから守ってくれます。
サングラスをかけ忘れた日でも、レンズ自体が紫外線をブロックしてくれるのは地味に嬉しいポイントです。もちろん、強い日差しの下ではサングラスも併用した方が良いですが、ベースの保護機能があるというのは安心感があります。
ノングレア特性
コラマーの素材表面には光の反射を防ぐノングレア特性があります。これにより、レンズによる不要な光の反射が抑えられ、より自然な見え方を実現しています。
とはいえ、ICL手術後にハロー(光の周りに輪が見える現象)やグレア(光がギラつく現象)が全く起きないわけではありません。特に手術直後は夜間の光が気になることがあります。ただし、多くの方は数か月で慣れていきます。私自身も、術後しばらくは夜間の運転時に光が少し気になりましたが、今では全く問題ありません。
最新のEVO ICLとは?コラマーレンズの進化
現在主流のICLレンズは「EVO ICL」と呼ばれるモデルです。従来のICLレンズから大きく進化した点は、レンズ中央に小さな穴(KS-AquaPORT)が開いている設計になったことです。
この中央の穴により、目の中の房水(目を満たしている液体)が自然に循環できるようになりました。以前のモデルでは、手術前にレーザーで虹彩に穴を開ける「虹彩切開術」が必要でしたが、EVO ICLではこの前処置が不要になっています。
これにより手術の負担が軽減され、白内障や緑内障のリスクもさらに低減されました。STAAR Surgical社のデータによれば、EVO ICLを受けた患者の99.4%が「もう一度受けるとしても同じ手術を選ぶ」と回答しています。
また、2024年にはFDA(米国食品医薬品局)がEVO ICLの適応年齢を21〜60歳に拡大しました。以前は21〜45歳だったため、より多くの方がICL手術を受けられるようになっています。
コラマーレンズの寿命は?一生使えるのか
ICL手術を検討する際に最も気になる質問の一つが「レンズの寿命」でしょう。
結論として、コラマーレンズは半永久的に使用できるとされています。素材自体が劣化しにくく、目の中で変質することがないため、一度入れたレンズを交換する必要は基本的にありません。
私自身、2020年にICL手術を受けてから2026年現在まで6年が経過していますが、レンズに関するトラブルは一切ありません。見え方も手術直後と変わらず、快適そのものです。
ただし、以下の点は理解しておく必要があります。
加齢による老眼は別問題です。ICLで近視は矯正できますが、40代以降に進行する老眼はICLでは防げません。老眼が進んだ場合は、老眼鏡の使用やレンズの入れ替えが選択肢になります。
また、白内障が発症した場合はICLレンズを取り出す必要があります。コラマーレンズは目の組織に癒着しない設計のため、必要に応じて摘出できるのが大きなメリットです。レーシックのように角膜を削る手術と違い、「元に戻せる」という安心感はICLならではです。
コラマーレンズとIPCLの違い
最近では、STAAR Surgical社のコラマーレンズ(ICL)に加えて、IPCL(Implantable Phakic Contact Lens)という別の眼内レンズも注目されています。2025年にはIPCL V2.0が厚生労働省に医療機器として承認されました。
IPCLはハイブリッド親水性アクリル素材で作られており、コラマーとは異なる素材です。IPCLにも白内障や緑内障の発症予防に配慮した設計がされていますが、ICL(コラマーレンズ)の方が30年以上の臨床実績と300万枚以上の使用実績があり、長期的な安全性データが圧倒的に豊富です。
新しい技術に期待する気持ちはわかりますが、自分の目に入れるレンズですから、実績の豊富さは重要な判断材料になります。私が先進会眼科でICL手術を受けた際も、STAAR Surgical社のコラマーレンズが使用されました。
ICL手術を受けた人の声
実際にICL手術を受けた方々の声をご紹介します。
「コンタクトを埋め込んで半永久的に視力を上げるICL手術を受けた。費用60万、視力0.01⇒1.4に回復。満足してる」
— Xより(@eda_makoto 氏)
「念願のICLで視力1.5を手に入れた。初回検査では視力検査とレーシックとICLの適性を見極める確認も同時に行う」
— Xより(@sicgram 氏)
「ICLの手術を受けたんだけど元の視力が低すぎたのでその後の眼精疲労がすごくて長時間目を開けてられない。良くなりすぎた視力に私がついていけてない」
— Xより(@shiranuiflare 氏)
手術後すぐは見え方の変化に目が慣れず、眼精疲労を感じる方もいるようです。ただ、多くの場合は数週間〜数か月で慣れていきます。私も術後1週間ほどは「見えすぎる」感覚に少し戸惑いましたが、すぐに適応しました。
大切なのは、術前の検査でしっかり適性を確認してもらうことです。ICLは全員に向いている手術ではなく、目の状態によっては適応外と判断される場合もあります。
コラマーレンズのデメリット・リスク
メリットだけでなく、コラマーレンズのデメリットやリスクについても正直にお伝えします。
費用が高額
ICL手術は自由診療(保険適用外)のため、両眼で50万〜70万円程度の費用がかかります。コラマーレンズ自体がオーダーメイドで製造されるため、レンズ代が高いのが大きな理由です。
ただし、ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になります。歯医者やお薬代など、その年の他の医療費と合算して申告することで、所得に応じて費用の10〜30%が戻ってきます。100万円近い手術費用の10〜30%は決して小さくない金額です。ぜひ活用してください。
ハロー・グレアの可能性
コラマーレンズのノングレア特性により軽減はされていますが、夜間にハロー(光の輪)やグレア(光のギラつき)を感じる可能性があります。特に瞳孔が大きい方は症状が出やすいとされています。
感染症のリスク
どんな手術にも言えることですが、感染症のリスクはゼロではありません。ただし、ICL手術は切開創が3mm程度と非常に小さく、適切な術後管理を行えばリスクは極めて低いです。
レンズサイズの不適合
まれに、レンズのサイズが目の内部構造と合わないケースがあります。この場合はレンズの入れ替えが必要になりますが、コラマーレンズは摘出可能なので対応できます。
筆者がコラマーレンズを6年使って感じていること
私は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。実は元々レーシックを検討していたのですが、円錐角膜という角膜の形状が特殊な状態だったためレーシックは受けられず、ICLを勧められました。
術前の視力は0.07(-5D)でしたが、手術後は1.0まで回復。2026年現在も何の不自由もなく生活できています。
6年間コラマーレンズを使い続けて実感しているのは、「レンズの存在を全く感じない」ということです。目の中に異物が入っているはずなのに、違和感は一切ありません。これがコラマーの生体適合性の高さなのだと思います。
メガネもコンタクトも不要になり、朝起きた瞬間からクリアに見える生活は本当に快適です。特に、コンタクトレンズのケアや定期的な購入が不要になったことで、時間的にも金銭的にも大きなメリットを感じています。
先進会眼科を選んだ決め手の一つは、医療従事者の利用率が高いという点でした。リスクを正確に把握しているはずの医療のプロが選ぶクリニックというのは、素直に信頼できる根拠になります。
まずは無料診察で自分の目の状態を確認しよう
コラマーレンズの安全性や寿命について理解が深まったとしても、最終的に大切なのは「自分の目にICLが適しているかどうか」です。
目の状態は一人ひとり異なります。角膜の厚さ、前房深度、瞳孔径、近視の度数など、複数の要素を総合的に判断して初めてICLの適応が決まります。ネットの情報だけで判断するのではなく、まずは専門医に直接診てもらうことをおすすめします。
先進会眼科では無料で適応検査を受けることができます。検査を受けたからといって手術を強制されることはありませんし、費用もかかりません。「自分の目にICLが合うのかどうか」を知るだけでも、検討の大きな一歩になります。
ICL手術するなら先進会眼科
私自身が2020年にICL手術を受けたのが先進会眼科です。円錐角膜でレーシックを断られた私でも、ICLで視力0.07から1.0まで回復できました。
先進会眼科は医療従事者の利用率が高く、リスクを理解したプロが選ぶクリニックです。手術から6年経った今も快適な視力を維持できています。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が3万円安くなります。筆者自身が先進会眼科で手術を受けた経験があるため、紹介が可能です。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。
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